日本では新卒ブランドが重視されていることから、20代で仕事を辞めたいと考えることに否定的な人が見受けられます。
少なくとも30歳まで働き、一人前になってから判断するべきであるとの考え方が根付いているのです。
ただ、実際には仕事に疲れたならば、20代でも辞めてしまった方が良いケースがあります。
20代で仕事に疲れた時、辞めるべきかどうすれば良いかについて解説します。
記事のもくじ
20代で仕事を辞めたい人は一定数いる
意外にも20代で仕事を辞めたいと考える人は多くいるため、まずは公的な機関から発表されている資料を参照してみましょう。
20代の離職率
厚生労働省の「令和2年雇用動向調査結果の概要」のデータを参考にすると、20歳から24歳の離職率は29%程度です。
この数字を多いと捉えるかどうかは人によりますが、想像よりも多くの人が20代前半で離職しているのではないでしょうか。
25歳から29歳も20%弱であり、こちらもある程度の人が離職しています。
このような離職の実態を鑑みると、20代で仕事を辞めたいと考えることは不思議ではありません。
職場との相性などいろいろな要素があるとは考えられますが、辞めること自体は珍しくなくなっているのです。
就職後の離職率
厚生労働省による「学歴別就職後3年以内離職率の推移」と呼ばれる資料では、学校を卒業し就職してから、どの程度の期間で離職したかが示されています。
こちらの資料を参考にすると、20代に該当する短大卒や大学卒では、15%程度が離職している状況です。
離職率は就職して1年目が最も高く、3年目にかけるにつれて徐々に減少しています。
仕事に疲れたことが原因かどうかの判断はできませんが、就職してすぐに辞めてしまう人も一定数いるのです。
転職をポジティブに考える人も多い
現在は若い年代での転職をポジティブに考える人も増えています.
そもそも、以前のように同じ会社での終身雇用を前提としていないため、必要があるならば転職した方が良いと考えられているのです。
また、昔よりもワークライフバランスの重要性が叫ばれるようになりました。
働きづらい職場ではワークライフバランスが崩壊してしまうため、これを防ぐためにも辞めることが選択肢に入っています。
仕事に疲れたならば20代でも辞める選択肢がある
仕事に疲れたならば、20代でも辞める選択肢はあります。
そのように考える正当な理由があるため、こちらについて理解しておきましょう。
不調になると再起に時間を要する
仕事に疲れて無理をすると、何かしら心身に不調をきたす可能性があります。
例えば、上司との関係に疲れた状態で働き続けると、鬱になるかもしれません。
内容によっては、復帰するまでに時間を要してしまい、大きな問題が生じてしまうのです。
特に20代は働き盛りであり、積極的にスキルを習得するタイミングでもあります。
このようなタイミングで、心身に支障をきたすと、その影響は計り知れません。
中長期的な問題に発展する可能性もあることから、無理しないためにも、疲れたならば辞めることも選択肢です。
環境を変化させると多くのことが変わる
仕事の環境を変化させると、それに伴い多くのことが変化します。
例えば、転職して気分が晴れれば、毎日疲れたと感じる状況から解放されるかもしれません。
また、仕事を辞めたいと悩むこともなくなるでしょう。
20代は積極的に行動できるタイミングであるため、不都合があるならば環境を変化させるべきです。
年齢を重ねると、仕事に疲れたと感じても辞めにくくなるため、20代で変化させられるならば思い切ってみましょう。
20代で仕事を辞めたい6つの理由
20代で仕事に疲れたと辞めたくなる理由は多岐に渡ります。
今回はそれらの中でも、特に多い理由をピックアップして紹介します。
人間関係の負担
仕事中の人間関係に疲れたため、辞めたいとの意見が多く見られます。
20代は若手に分類されるため、理不尽を被ることも多く、人間関係に疲れてしまうのです。
例えば、上司との人間関係に疲れてしまい、辞めたいと考える人がいます。
また、意外にも同期との関係性が悪く、辞めたいとの結論に至る人も多いのです。
同じ環境での人間関係は、大きく変化するものではないため、疲れてしまうとなかなか改善されません。
状況を打破するためには、辞めるという選択肢しかない状況が見受けられます。
やりがいの無さ
仕事にやりがいを感じられないことで、辞めたいと考えるケースがあります。
特に、20代は活発に業務に取り組む時期であるため、やりがいがないと不満がたまりがちです。
例えば、ルーティンワークなどやりがいが少ない仕事だと、必要以上に疲れてしまうでしょう。
もちろん、やりがいの基準は人それぞれで、明確な指標はありません。
自分なりに満足できなければ、それが疲れにつながり、辞めることにもつながってしまいます。
将来への不安
業界や業種、会社自体に不安を感じることで、辞めたいと考えることがあります。
例えば会社として成長していなければ、将来への不安を感じ、辞める選択肢を持つのです。
基本的に、成長していない企業は、この先淘汰されてしまう可能性があります。
20代の貴重な時間をそのような会社で過ごすことは、望ましくないのです。
自分自身の成長なども視野に入れ、できるだけ早く行動に移すために、辞めることを考えます。
給料の低さ
給料の低さという、重大な問題が発生している場合があります。
生活に直結する部分であるため、給料が低いと辞めざるを得ません。
そもそも、20代は若手であることから、給料が低くなりがちです。
それに加えて、周りよりも給料が低いと、精神的に疲れてしまうでしょう。
30代で給料が一気に伸びることもありますが、あまり変わらないケースも多く、早々に辞めたいと考える要因になっています。
勤務地の距離・リモートワーク
勤務地との距離感によって「通勤が疲れた」と考える人が増えています。
特にリモートワークが廃止されてしまった会社では、20代で辞めたい人が多い状況です。
働き方改革が推し進められていることもあり、日本でもリモートワークが普及しています。
ただ、適切に運用できず、リモートワークを廃止する企業もある状況です。
リモートワークを前提として、通勤するには遠い会社を選んだ人が、辞めたいと考えています。
キャリアアップ
キャリアアップなど、前向きな理由から、辞めたいと考える人がいます。
20代で会社を辞めることは、後ろ向きな要因だと思われがちですが、前向きな要因も一定数あるのです。
皆さんの中には「20代でキャリアアップを考えるのは早いのではないか」という人がいるかもしれません。
しかし、キャリアプランを考えるタイミングは人それぞれです。
自分なりに考えることがあるならば、思い切って今の仕事を辞め、キャリアを見直しても良いでしょう。
20代で仕事に疲れたとき意識したいこと
20代で仕事に疲れて辞めたいならば、以下のことを意識しておきましょう。
辞めることへの後悔
仕事を辞めることに対する後悔がないか考えなければなりません。
何かしら辞めたいと考える理由はあるはずですが、それに後悔が勝るならば、総合的には辞めない方が良いでしょう。
例えば、就職活動が長引いてやっと就職先が決まったのであれば、辞めることで後悔してしまうかもしれません。
また、仕事には疲れてしまうものの、職場で良好な人間関係が築けているならば、これも後悔に繋がる可能性があります。
幅広い観点から後悔しないか考え、最終的な決断を下さなければなりません。
自分の市場価値
自分の市場価値を考えてから辞めるようにしなければなりません。
20代で仕事に疲れたからと仕事を辞めてしまうと、次の仕事が見つからない可能性があります。
例えば、現在の職場で何かしらのスキルを習得できたのか考えてみなければなりません。
もし、転職に際してアピールできるようなスキルがないのであれば、辞めることを再検討した方が良いでしょう。
仕事を辞めたいと考えることは簡単ですが、市場価値を踏まえて現実的な判断が求められます。
やりたいこと・目標
現時点でやりたいことがあるかどうかも重要です。
何も目標がない状態で辞めてしまうと、フリーターやニートになってしまうかもしれません。
このような状況が一概に悪いとは言い切れませんが、意図せずこれらの状況に陥ることは避けた方が良いでしょう。
もし、やりたいことも目標もないならば、仕事を続けることも一つの選択肢です。
「辞めたい」という気持ちは強いと思われますが、20代のうちにスキルアップしておくことで、30歳になる頃には考えが変わるかもしれません。
今後のキャリアプラン
仕事を辞めたいならば、今後のキャリアプランを考えるべきです。
上記で触れた、やりたいことや目標を確認しておくのと似ていると考えましょう。
例えば、仕事を辞めたいと考えても、働かなければ収入が不足するケースがあります。
このような状況では、何かしら仕事するしかないため、働くことを前提としたプランを考えなければなりません。
また、スキルアップしてから新しい仕事に就きたいと考えることもあるでしょう。
この時は、いつまでにどのようなスキルが必要となるのか、明確にしておくことが大切です。
20代で新しい仕事にチャレンジしたいならばKredoでプログラミング
20代で新しいことにチャレンジしたいならば、プログラマーをおすすめします。
続いては、未経験からでもプログラマーになれる、プログラミングスクールのKredoオンラインキャンプを紹介します。
基礎から学べるプログラミングカリキュラム
Kredoオンラインキャンプは、基礎から学べるカリキュラムが整ったプログラミングスクールです。
現時点で仕事を辞めたい人は「プログラミングなど学習に負担がかかる」と考えるかもしれませんが、取り組んでみると意外と楽しめるでしょう。
何かしらのモノ作りに励むことは、人生のモチベーションにつながります。
また、プログラミングなど経験したことがなく、自分には無理だと考える人もいるはずです。
しかし、Kredoに通う人の85%程度はプログラミング未経験であり、そのような人でも学べるカリキュラムが整っています。
今までにプログラミングを経験しているかどうかは、特に意識する必要がありません。
英語だけの授業で活躍できる若手へ
プログラミングスクールですが、すべての授業は英語で実施されます。
そのため、必然的に英語力が高まる環境です。
これからの時代は今まで以上に英語力が求められるため、強制される環境をおすすめします。
英語についても「苦手意識が強い」という人が多いと思われますが、80%程度の人は初級者です。
基本的な英語から習得できるようになっているため、英語力についても心配しないようにしてください。
まとめ:仕事に疲れた20代は辞める前にプログラミングスキルを習得してみよう
仕事に疲れたと感じ、仕事を辞めたい20代について解説しました。
統計からも意外と仕事を辞める人は多く、辞めたいと考えることは不思議ではありません。
もし、今の仕事に疲れて新しいキャリアを目指すならば、ぜひともKredoでプログラマーを目指してみましょう。