JavaScriptを使って就職するには実力を示す必要があり、『CIW JavaScript スペシャリスト』や『HTML5プロフェッショナル認定試験』といった資格があると便利です。
しかし、資格よりも重視されるのは『そのスキルを使って何ができるのか』ということ。
- ゼロからサービスを生み出せるようになる
- プログラミングに掛け合わせるスキルを持つ
以上2点を達成しなければ、資格があってもエンジニアとして稼いでいくことはできないのです。
本記事では、JavaScriptの資格を紹介した上で、稼げるエンジニアになるために必要なことを解説します。
JavaScriptを使って企業に引っ張りだこのエンジニアになりたい方は必見です!
記事のもくじ
JavaScriptの資格はどう役に立つか
JavaScriptの資格があることで得られるメリットは、自分の実力を明確に示せるということです。
同じ実力がある人同士でも、資格がある人とない人なら資格がある人の方が就職や転職でも有利になります。
しかし、あくまで資格よりも重要なのはそのスキルを使って何ができるのかということ。
実力を証明するにはJavaScriptで作った作品を実際に見せるのが1番早いということは覚えておきましょう。
JavaScriptの資格を生かして目指すべきこと
JavaScriptの資格を取る時は、資格の先にある『就職・転職を成功させる』というゴールを忘れてはいけません。
就職・転職を成功させるには、以下の2つの要素が必要不可欠です。
- ゼロからサービスを生み出せるようになる
- プログラミングに掛け合わせるスキルを持つ
詳しく解説していきます!
ゼロからサービスを生み出せるようになる
JavaScriptを使えるエンジニアに求められるのは、以下のように動きがあって見やすいWebサイトやアプリを作ること。
▼JavaScriptで作成されたインフォグラフィック
(参考例:京都大学のWEBサイト)
いくら資格があっても、実際にユーザーが「使いやすい」「見やすい」と思えるサービスを作れなければ、資格がない人に負ける可能性さえあります。
就職や転職の際には、資格とあわせて自分が作ったオリジナルの作品を提示して、誰よりも実力が飛び抜けていることを証明しましょう。
プログラミングに掛け合わせるスキルを持つ
2020年時点で技術系(IT・通信)の求人倍率は6.64倍に上っており、ITエンジニアは現在超売り手市場です。
(引用:doda)※オレンジが技術系(IT・通信)
しかし、その状況を受けてプログラミングスクールも急増しており、未経験エンジニアの競争が激化しています。
▼プログラミング教室数推移
(引用:CNET Japan)
つまり、ただJavaScriptが書けるだけのエンジニアは今やいくらでもいるということ。
企業から求められるには、+αのスキルが必要なのです。
中でも重要なのは英語力。
プログラミングは英語の方が圧倒的に情報量が多く、リサーチが7割とも言われるエンジニアの実力は英語力に左右されると言っても過言ではありません。
近年ではメルカリも新卒の9割に外国人エンジニアを採用するなど、国内企業でも英語力のあるエンジニアが重宝されます。
(引用:ダイヤモンドオンライン)
英語とプログラミングを同時習得できる『Kredo オンラインキャンプ』でも、転職サポートを利用した生徒の87%が以下の大企業などに就職しています。
激化するエンジニアの競争を勝ち抜きたい方には、JavaScriptの資格だけではなく、英語も必須なのです。
『Kredo オンラインキャンプ』では、TOEIC380点の初心者でもエンジニアになれるカリキュラムで、英語とプログラミングを同時習得できます。
英語・プログラミング初心者でも転職市場で無双したいという方は、Webサイトをチェック!
JavaScriptの資格の一覧
JavaScriptの資格には、以下の2つがあります。
- CIW JavaScript スペシャリスト
- HTML5プロフェッショナル認定試験
それぞれ役割や学習方法が大きく異なるので、自分の望むキャリアに合った資格を取得しましょう。
CIW JavaScript Specialist
(引用:CIW)
『CIW JavaScript Specialist』 は、JavaScriptの習熟度を測る世界的な資格です。
中級以上のJavaScript習熟度が求められる上、世界的な資格なので英語での出題に対応する必要があります。
受験資格は特になく、150米ドル(日本円で約15,000円)で受験可能です。
海外でも通用する資格なので、JavaScriptを使って海外で働いてみたい方には強みとなるでしょう。
HTML5プロフェッショナル認定試験
(引用:HTML5プロフェッショナル認定試験)
『HTML5プロフェッショナル認定試験』は、HTML5やJavaScriptなどに関する知識を測る認定制度です。
レベル1ではWebコンテンツ制作の基礎力を測り、レベル2ではWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発能力を測ります。
受験料は15,000円で、誰でも受験できます。
学習方法については公式HPで詳しく解説しているので、興味がある方は確認してみましょう。
JavaScriptの資格の学習法
JavaScriptの資格はあくまで実力を証明するためのもので、肝心のJavaScriptスキルが伸びていなかったら意味がありません。
資格の公式教材のほか、本や学習サービスなどを利用して、JavaScriptスキルを伸ばしていきましょう。
本で学ぶ
本は知識を体系的に学べるので、プログラミング初心者は参考書代わりの本を1冊持っておくと役立ちます。
こちらではJavaScript学習に人気の本を2冊紹介します。
ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩
(引用:amazon)
『ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩』は、JavaScriptの開発環境構築からHTML、CSSなど、JavaScriptの基礎を学べる1冊です。
JavaScriptのライブラリであるjQueryについても学ぶことができ、JavaScriptに必要な知識は一通り習得できます。
確かな力が身につくJavaScript「超」入門
(引用:amazon)
『確かな力が身につくJavaScript「超」入門』は、手を動かしながらJavaScriptを学べる1冊です。
インプットだけでなくアウトプットもすることで、JavaScriptの基礎を確実に身につけることができます。
オンラインで学ぶ
ネットには、無料もしくは1,000円前後で利用できるオンライン学習サービスがいくつかあります。
オンライン学習は、概要を学んだらすぐに手を動かして練習できるのが特徴です。
Progate
『Progate』は無料でプログラミングが学べるオンライン学習サービスです。
有料版もありますが、無料版でもJavaScriptの基礎知識の大部分を習得できます。
オリジナルサービスを開発するスキルは身につきませんが、JavaScriptの動作イメージを掴みたい方には最適です。
ドットインストール
『ドットインストール』は3分の解説動画を見ながらプログラミングを学べるオンライン学習サービスです。
ほとんどの動画を無料で見られるほか、月額1,080円で有料会員になるとプレミアム動画やソースコードの閲覧なども可能になります。
Progateでは触れていないコードの書き方なども紹介しているので、併用して使うのもおすすめです。
まとめ:JavaScriptの資格をとって市場価値を上げよう
JavaScriptは世界中で人気かつ今後もエンジニアの需要が多く見込まれるプログラミング言語です。
資格があると周りと差別化ができますが、1番大事なのはそのスキルで何を作れるかということです。
自分がどんなキャリアを送りたいか、もしくはどんなものを開発したいかをイメージして、JavaScript学習を進めていきましょう。