英語を学ぶために留学したいけど「費用が高そうで不安…」と感じる方は多いのではないでしょうか。
実は、英語圏の中でも学費や生活費を抑えて留学に行ける国は意外とたくさんあります。
物価の安い国を選び、留学時期やコースの選び方を工夫することで、予算を抑えながら質の高い留学を実現することが可能です。
そこで本記事では、英語留学が安くできる国の特徴と具体的なおすすめの国、さらに費用を安くするためのポイントをわかりやすく解説します。
これから留学を考えている人はぜひ参考にしてください。
英語留学が安い国の特徴
英語留学で費用を抑えたい場合、国選びの段階でいくつかのポイントを押さえることが重要です。
学費や生活費、渡航費は国によって大きく異なるため、どこで学ぶかによって留学の総費用が大きく変わります。
安く留学できる国には次のような特徴があります。
生活費が安い
物価が低く、食費・交通費・宿泊費を抑えられる国は、総費用の節約に直結します。
アジア諸国や南半球の国々では、日本や欧米諸国に比べて生活費が半分以下になることもあります。
食事や交通手段が安くても生活の質が極端に落ちるわけではなく、現地の物価に合わせた快適な暮らしが可能です。
学費が安い
語学学校の授業料がリーズナブルで、特にマンツーマン授業や少人数クラスが多い国は、短期間でも効率的に学べます。
学費が安いと、長期滞在や複数コースの受講もしやすく、費用を抑えつつ総合的な英語力を伸ばせます。
アクセスが良く渡航費が安い
日本からの航空券が安く手に入る国は、留学全体の費用を大幅に抑えられます。
LCC(格安航空会社)が運航している国は、渡航費が低く済み、短期間の留学でもコスパが高くなります。
渡航費は留学の総額に占める割合が大きいため、早めに計画を立てることが大切です。
短期集中で学べるプログラムが多い
短期間で効率よく学べるプログラムが揃っている国は、滞在費や学費を節約しつつ成果を得やすいです。
マンツーマン授業や少人数クラスが多い国では、講師から直接指導を受けられるため、初心者でも短期間で会話力を伸ばすことが可能です。
留学期間が短くても、実践的な英語力を身につけられる環境が整っているかどうかも、国を選ぶ上での重要なポイントです。
英語留学が安いおすすめの国
英語留学が安い国の、留学全体でかかる費用の目安と特徴、おすすめポイントをまとめました。
フィリピン
- 費用目安:1か月あたり約25〜45万円
- 特徴:マンツーマン授業が中心で、初心者でも安心して学べる環境。物価も安く、日本からのアクセスも良好。
- おすすめポイント:短期間でスピーキング力を伸ばせる。リゾート地や語学学校が多く、留学生活を楽しみやすい。
フィジー
- 費用目安:1か月あたり約35〜50万円
- 特徴:自然豊かな環境で学べる。落ち着いた雰囲気でフレンドリーな国民性。
- おすすめポイント:リラックスした環境で学習できる。観光やアクティビティも充実しており、学習と旅行を両立できる。
マルタ
- 費用目安:1か月あたり約35〜55万円
- 特徴:ヨーロッパ圏で比較的安く留学できる国。ヨーロッパ圏の学生が多く、多国籍な環境で英語を学べる。
- おすすめポイント:欧州文化を体験しながら英語を学べる。治安が比較的良く、地中海に面したリゾート地で観光も楽しめる。
インドネシア
- 費用目安:1か月あたり約30〜45万円
- 特徴:物価が安く、留学費用を抑えられる。バリ島などの観光地に語学学校が多い。
- おすすめポイント:費用を抑えながらリゾート気分で学べる。初めての英語留学や、旅行と組み合わせて楽しみたい人に向いている。
マレーシア
- 費用目安:1か月あたり約30〜45万円
- 特徴:英語が公用語で物価も安め。多文化環境で学べるため、国際感覚も身につきやすい。
- おすすめポイント:コスパが高く、ビジネス英語の習得にも向いている。都市部では交通や生活インフラも整っており、留学生活が快適。
インド
- 費用目安:1か月あたり約25〜40万円
- 特徴:英語は準公用語として広く使われており、大学やビジネスの場でも英語が主流。実践的な英語環境に触れられる。
- おすすめポイント:物価が安いため長期滞在がしやすく、費用をかけずに「英語漬け」の環境を体験できる。IT留学も盛ん。
南アフリカ
- 費用目安:1か月あたり約40〜60万円
- 特徴:公用語のひとつとして英語が使われており、ネイティブスピーカーから学ぶことも可能。多文化社会で国際感覚を養える。
- おすすめポイント:自然や観光資源も豊富で、サファリや大自然を満喫しながら学べるユニークな留学先。
安い英語留学を実現するためのポイント
英語留学をできるだけ安く抑えたいなら、学費や生活費だけでなく、航空券や滞在先の選び方も工夫することが大切です。
ここでは、安く留学するための具体的なポイントを紹介します。
航空券を早めに手配する
留学の中で、航空券は大きなコストになります。
航空券は出発日が近づくほど値段が高くなる傾向があるため、できるだけ早めに予約することが重要です。
また、直行便だけでなく乗り継ぎ便を検討することで、さらに費用を抑えられる場合があります。
オフシーズンを狙う
留学費用や滞在費は、現地の繁忙期に比べてオフシーズンのほうが安くなることが多いです。
例えば、欧米や東南アジアでは夏休みや年末年始がピークシーズンなので、その前後の時期を狙うと学費や宿泊費を節約できます。
オフシーズンは授業の予約も取りやすく、ゆったりと学べるメリットもあります。
学校のプロモーションを利用する
語学学校によっては、早割や長期割引、期間限定の割引などのキャンペーンを定期的に実施しています。
公式サイトや留学エージェントの情報をこまめにチェックし、割引を活用することで学費を節約できます。
また、紹介制度や口コミ割引を利用できる場合もあるので、あわせて確認しましょう。
滞在先は学生寮やシェアハウスを選ぶ
宿泊費を抑えるなら、ホテルやコンドミニアムよりも学生寮やシェアハウスがおすすめです。
学校が提供する学生寮は安全性が高く、同じ留学生と交流できるメリットもあります。
シェアハウスなら現地の人と共同生活することで、生活費を抑えながら英語を実践的に学ぶ環境をつくることも可能です。
授業のコマ数を少なくする
語学学校によっては、1日あたりの授業数を自分で選べます。
授業数が多ければその分学費は高くなりますが、コマ数を少なくすれば費用を抑えられます。
特に、初めての留学や短期留学の場合は「みっちり授業漬け」よりも、自習や現地の人と交流する時間を増やす方が効果的なケースもあります。
自分の学習スタイルや目的に合わせてコマ数を調整し、コスパの高い留学を実現しましょう。
英語留学が安い国での留学の注意点
費用をできるだけ抑えて英語を学べるのは魅力的ですが、安い国での留学には注意しておくべき点があります。
ここでは、安い英語留学先を検討する際に確認しておきたい注意点を紹介します。
治安や生活環境
物価が安い国では、地域やエリアによって治安の差が大きい場合があります。
都市部の中心は比較的安全でも、少し外れるとスリや置き引きが多発するエリアも少なくありません。
夜間の一人歩きや、人気のない路地に入ることは避け、タクシーや配車アプリを利用するなど、安全面に配慮することが必要です。
また、電気・水道・インターネット環境が日本の水準と比べて安定していない国もあるため、生活面の不便さを理解しておくと安心です。
教育の質
授業料が安い分、語学学校によって教育の質に差が出ることがあります。
講師の経験や資格、授業スタイルは学校によって大きく異なり、「安いから」という理由だけで選ぶと、期待していた学習効果を得られない場合もあります。
学校を選ぶ際は、公式サイトの情報だけでなく、口コミや留学経験者の体験談、SNSでのレビューなどを確認し、信頼できる学校を選ぶことが大切です。
医療体制
慣れない土地で生活する以上、病気やケガのリスクはゼロではありません。
安い留学先の中には、医療体制が十分に整っていない国もあります。
日本のようにすぐに質の高い医療を受けられない場合があるため、事前に現地の医療事情を調べておきましょう。
加えて、万が一に備えて海外旅行保険に加入することをおすすめします。
保険があれば、治療費や通訳サポートがカバーされ、安心して留学生活を送ることができます。
文化や食生活の違い
食事や生活習慣が日本と大きく異なることも、留学先を選ぶ上での注意点です。
例えば、辛い料理や油の多い料理が中心の国では、体調を崩してしまう人もいます。
また、宗教や文化的な理由で食べられるもの・飲めるものが制限される場合もあるため、事前に現地の食文化を調べておくと安心です。
さらに、時間の感覚や人との距離感など、日常的な価値観の違いに戸惑うこともありますが、これを「異文化体験」として前向きに受け止められるかどうかが留学を楽しめるかのポイントになります。
留学費用が安いおすすめの英語語学学校
参考までに、留学費用が安いおすすめの語学学校を紹介します。
QQ English(フィリピン)
セブ島留学でも特に知名度の高い語学学校の1つで、ITパーク校とシーフロント校の2つのキャンパスがあります。
講師全員がオフィス勤務の正社員で、国際英語教授資格「TESOL」を保有しており、550時間の厳しい研修をクリアしています。
評価制度を導入して日々授業の改善をしているので、講師の質はNo 1。
世界的に評価の高い「カランメソッド」を正式導入しており、この授業を選択すると、速いテンポで反復する形式で「話す力」と「リスニング力」を同時強化できます。
入学のタイミング、留学日数を自由に選択でき、忙しい社会人でも柔軟にスケジュールを組めるのも魅力です。
GLC(フィリピン)
寮が併設されたキャンパスには、プールやフィットネスジム、卓球、ゲームルームなどが備わっており、国際色豊かな留学生が在籍しています。
一般英語コースの他、資格試験対策コース、インターンシップやボランティアができるコースなど、個々の目的に応じてコースを選択できるのが魅力。
毎週学内でヨガ、映画、料理などのアクティビティ、月2回土曜日に市内観光やジンベイザメと泳ぐオスロブツアー、ボランティアなどの外部でのアクティビティを実施しているので、多くの学生との交流、様々な体験の機会をもてます。
フリーバード(フィジー)
国際空港があるフィジー第三の都市ナンディと、南太平洋最大の貿易港があるフィジー第二の都市ラウトカの2つの都市に校舎があります。
授業はレベル別の少人数グループレッスンで、校舎内ではEOP(English Only Policy)のルールがあり、日本人の学生同士でも英語で会話をします。
普段の授業ではディスカッションやプレゼン、ディベートなど実践的に話す機会が多く、学校全体で課外授業や現地の料理を食べるイベントなども行われるため、お互い切磋琢磨しながらクラスメイトとも他のクラスの学生とも仲良くなれます。
また、フィジー人はお金が無くても人とのつながりを大事に生活をしているので、幸せに生きるために大切なことも学べます。
SIKIBALI(インドネシア)
英語やインドネシア語の語学レッスンに加えて、日本語教師コース、IT留学コース、ホームステイコースなど様々な体験ができるコースが用意されています。
エステ留学で有名なバリ島ですが、SIKIBALIにも5日間の講習でバリニーズマッサージのスキルを身につけ、政府から発行される認定証を受け取れるスパスクールコースもあります。
リゾート感たっぷりの設備の整ったアパートやシェアハウスに宿泊できるので、快適な滞在を楽しめるでしょう。
英語留学が安い国のまとめ
英語留学と聞くと高額な費用がかかるイメージがありますが、物価や授業料が安い国を選ぶことで、生活の負担を減らしつつ、集中的に英語を学べる環境を整えられます。
さらに、航空券を早めに手配したり、オフシーズンを狙ったりすることで、コストをさらに抑えられます。
安い国だからこそ得られる現地ならではの経験や出会いも多く、語学力だけでなく人生の視野も大きく広がるはずです。
自分の目的や予算に合った国を選び、無理のない計画で留学を実現してみてください。