英語が全くできないと感じていると、「自分には無理かもしれない」と不安になることも多いでしょう。
しかし、英語は特別な才能がなくても、正しい学習ステップと心構えさえ持てば、必ず身につけられるものです。
そこで本記事では、英語が全くできない状態からスタートする人のために、
- インプット・アウトプット・環境づくりの学習ステップ
- 学習を続けるために必要な心構え
- 1年後に目指せる現実的な目標
をわかりやすく解説します。
これを読めば、今日から少しずつ英語を話せる自分に近づくための具体的な道筋が見えてきます。
記事のもくじ
英語が全くできない人の学習ステップ1:インプット
英語が全くできない人が最初に取り組むべきなのは「インプット」、つまり英語を聞く・読むことで知識を体に染み込ませることです。
基礎がない状態でいきなり英会話に挑戦しても、聞き取れずに挫折してしまうことが多いので、まずは耳と目を英語に慣らすことから始めましょう。
本で学習する
英語を喋れるようになりたいと思っていきなり話そうとしても、単語力や文法の知識がないと、なかなか話せるようになりません。
まずは本で基礎を固めることが効果的です。
特に中学レベルの文法や基本的な会話フレーズがまとまった参考書は、会話力の土台を作るのに役立ちます。
単語帳も自分に合うものを選び、1冊をしっかり覚えましょう。
その際、例文を声に出して音読したり、暗記したフレーズを実際の会話で使ってみたりすることが大切です。
アプリを活用する
英語学習アプリは、スキマ時間を有効活用したい人におすすめです。
通勤・通学の移動時間や休憩中に、単語やフレーズをクイズ形式で学べたり、AI相手に会話練習ができるものもあります。
特に初心者は「楽しく続けられるかどうか」が重要なので、ゲーム感覚で取り組めるアプリは習慣化の大きな助けになります。
英語の映画やドラマを観る
英語を楽しく学びたい人には、映画やドラマの視聴がおすすめです。
実際にネイティブが使う表現や発音、会話のスピードをそのまま学べるからです。
最初は日本語字幕付きで観て、内容を理解しながら進めるとよいでしょう。
慣れてきたら英語字幕に切り替えると、耳と目の両方から英語を吸収できます。
セリフを真似して声に出す「シャドーイング」を取り入れると、リスニング力だけでなくスピーキング力の向上にもつながります。
資格試験に挑戦する
TOEICや英検などの資格試験を目標にすると、学習のモチベーションが大きく高まります。
試験勉強をとおして語彙力やリスニング力が強化されるため、会話の基盤作りに役立ちます。
英語が全くできない人はまずは英検3級や準2級を目指すといいでしょう。
数値として成長を実感できると、継続の励みになります。
英語が全くできない人の学習ステップ2:アウトプット
インプットで英語の音や単語に慣れてきたら、次は「アウトプット」、つまり実際に自分の口から英語を出すステップです。
最初はたどたどしくてもかまいません。
むしろ「間違えながら使う」ことで、学んだ英語が自分のものになっていきます。
オンライン英会話を活用する
学んだ知識を実際に使う場として、オンライン英会話は効果的です。
お手頃な価格で自宅から好きな時間に外国人講師と会話できるため、忙しい社会人や学生でも続けやすいです。
最初は自己紹介や簡単な日常会話から始めれば十分で、少しずつ慣れていくうちに自然と会話の幅が広がっていきます。
教材やカリキュラムの選択肢が多くあるので、自分の興味のある内容、レベルに合った内容の学習ができるのも魅力です。
国際交流イベントに参加する
学んだ英語を実際に使う場として、国際交流イベントや英会話カフェへの参加はとても効果的です。
実際に外国人と話すことで、自分の英語がどこまで通じるのかを実感でき、また学習のモチベーションにもつながります。
完璧な英語を話そうとする必要はなく、「伝えたい」という気持ちが最も大切です。
Meetupなどのアプリや自治体のホームページから国際交流イベントを探せます。
ボランティアに参加する
ボランティア活動に参加するのは、英語を使う機会を増やすのに効果的な方法のひとつです。
例えば、地域の国際交流イベントや観光案内、子どもへの英語学習サポートなど、外国人と接する機会が多い活動に関わることで、実践的な英語を使う場が広がります。
また、ボランティアは「勉強しなければならない」というプレッシャーが少なく、リラックスした状態で英語を使えるのも魅力です。
失敗を恐れずにコミュニケーションを取ることで、表現力やリスニング力が自然と向上していきます。
英語をとおして人から感謝される喜びも得られるので、実践の場としてボランティアはおすすめです。
英語が全くできない人の学習ステップ3:環境を変える
英語が全くできない状態から脱出するためには、学習する環境を整えることも非常に重要です。
どれだけ意欲があっても、身の回りに英語に触れる機会がなければ成長は遅くなってしまいます。
環境を工夫することで、自然と英語に触れる習慣を作り、学習を継続しやすくなります。
国際交流シェアハウスに住む
生活そのものを英語環境に変えてしまう方法です。
外国人と一緒に暮らすことで、日常的に英語を使わざるを得なくなり、自然に会話力が鍛えられます。
料理や掃除といった生活の中の会話から学べるので、よりリアルな英語が身につきます。
短期間で一気に英語力を伸ばしたい人にとっては、大きな効果が期待できる環境です。
英語を使う仕事に就く
仕事で英語を使う機会があると、学んだ知識をすぐに実践に移せるため、成長スピードが速まります。
例えば接客業や観光業、外資系企業などでは、日常的に英語を使う環境があります。
最初は大変に感じるかもしれませんが、業務をこなす中で実用的なフレーズや表現が自然と身につきます。
環境に自分を追い込むことで、学習意欲も高まりやすいので、アルバイトからでもスタートしてみるのはおすすめです。
留学に行く
英語力を高める最も強力な方法の1つが留学です。
日常生活すべてが英語環境になるため、強制的に英語を使う状況に置かれます。
短期留学でも、現地での実践的な経験は大きな効果を生みます。
英語初心者にとっては、机上で学んだことをリアルな会話で試せる絶好の機会です。
現地で出会う人々との交流を通じて、英語だけでなく異文化理解も深まります。
英語が全くできない人に必要な心構え
英語が全くできないと感じると、多くの人は「自分には才能がないのではないか」「もう大人になってからでは遅いのでは」と不安になります。
しかし実際には、英語を学ぶのに年齢や特別な才能は必要ありません。
必要なのは「正しい考え方」と「前向きな姿勢」です。
心構えひとつで、学習の成果や継続力が大きく変わります。
完璧を求めすぎない
最初から「文法を間違えてはいけない」「発音をネイティブのようにしなければ」と考えると、一言も口に出せなくなってしまいます。
英語は「伝わればOK」という気持ちで使い始めることが大切です。
間違えることは学習のチャンスです。
恥ずかしさよりも「間違えてもいいから話してみる」姿勢を持ちましょう。
小さな成長を積み重ねる
英語学習の上達は一朝一夕ではなく、日々の積み重ねで実感できるものです。
例えば、昨日知らなかった単語を今日は覚えられた、自己紹介を一文言えるようになった、英語で店員さんに話しかけられた――こうした小さな成功体験を意識して喜ぶことで、自信が育ちます。
モチベーションを保つためにも「昨日より少し成長できた」と感じる工夫が必要です。
継続を最優先にする
「毎日2時間勉強しなければ」と意気込むよりも、最初は1日10分でも十分です。
大切なのは学習を生活習慣の一部にすること。
短い時間でも継続すれば、必ず力はついていきます。
逆に数日やって諦めることが一番の失敗につながります。
「完璧にやる」より「続けること」を最優先にしましょう。
自分を信じる気持ち
英語が全くできない状態からでも、正しい方法で続ければ必ず「聞き取れる」「話せる」瞬間が訪れます。
多くの人がゼロから学んで成果を出していることを思い出し、「自分もできる」と信じる気持ちを持ち続けることが大切です。
英語学習はスタート地点がどこであっても構いません。
大事なのは「できるようになる過程を楽しむ」心構えです。
英語が全くできない人の1年後の目標
英語が全くできない状態からでも、1年間しっかりと学習を続ければ「できるようになること」は確実に増えていきます。
ただし、いきなり難しい英会話や長文読解を完璧にできるようになることを目指すと挫折の原因になります。
大切なのは「現実的で達成可能な目標」を立てて、それを積み重ねていくことです。
1〜3か月後:基礎の土台を作る
- 基本的な発音が身につく
- 中学レベルの単語や文法を少しずつ理解できる
- 短い自己紹介や簡単なフレーズを暗記して使える
最初の数か月は「勉強に慣れる」「基礎を固める」ことがゴールです。
ここで無理をしないことが大切です。
4〜6か月後:シンプルな会話に挑戦
- 日常会話でよく使うフレーズを聞き取れるようになる
- 簡単な質問に短く答えられる
- 海外旅行で必要なやりとり(注文・買い物・道案内など)ができる
基礎が固まってくると、実際に声に出して英語を使うことが可能になります。
完璧でなくても「通じた!」という経験が自信につながります。
7〜12か月後:実用的に英語を使えるようになる
- 簡単な会話なら自分から話題をふれるようになる
- ネイティブの話す内容の一部を聞き取れる
- 短い英語メールやメッセージを自分で書ける
- 英語の映画や動画を字幕付きで楽しめる
1年後には「まったくできない」状態から「英語を使ってやりとりできる」レベルに変化します。
この成長を実感できれば、さらに学習を続けていくモチベーションにもなります。
「生活や旅行で困らない」「簡単な会話を楽しめる」レベルを目指すことが現実的です。
英語が全くできない人にはセブ島留学がおすすめ
英語ができるようになるためには、机上の勉強をある程度やった後、留学で英語を使う環境に身を置くことがとても効果的です。
特に留学先として人気の高いセブ島はマンツーマン授業を中心に実践的な英語を学べる環境が整っており、短期間でも効率的に英語力を伸ばせるので、英語が全くできない人でも安心です。
費用も比較的リーズナブルで、日本からのアクセスもいいため、初めての留学先としてもおすすめです。
ここでは、英語を喋れるようになるのに特におすすめのセブ島語学学校を5つ紹介します。
QQ English
セブ島留学でも特に知名度の高い語学学校の1つで、ITパーク校とシーフロント校の2つのキャンパスがあります。
講師全員がオフィス勤務の正社員で、国際英語教授資格「TESOL」を保有しており、550時間の厳しい研修をクリアしています。
評価制度を導入して日々授業の改善をしているので、講師の質はNo 1。
世界的に評価の高い「カランメソッド」を正式導入しており、この授業を選択すると、速いテンポで反復する形式で「話す力」と「リスニング力」を同時強化できます。
入学のタイミング、留学日数を自由に選択でき、忙しい社会人でも柔軟にスケジュールを組めるのも魅力です。
SMEAG Global Education
セブ島で最大級の規模を誇る日系語学学校で、TOEIC、TOEFL、IELTS、ケンブリッジの公式試験会場に認定されています。
すべてのコースを受講可能で、スパルタクラスを提供しているキャピタルキャンパスと、開講コースは限られるもののジムやプールなどの施設が充実し、新しくきれいな施設のエンカントキャンパスの2つから選べます。
ほとんどが日本人留学生という学校も多い中、SMEAGは、留学生のおよそ30%が日本人、70%は外国人という国籍比率なので、授業以外の時間も日常的に英語力を伸ばしたり多文化に触れたりできます。
Brilliant CEBU English Academy
セブ島中心部に位置する大型ショッピングモール「ガレリアセブ」と一体となった宿泊ホテル、校舎で学習できます。
ショップが充実しているのはもちろん、同じ建物内にプール、ジム、両替所、ランドリーショップもあるので、外出することなく便利に生活できるのが魅力です。
利便性抜群のロケーションに加え、留学生の受け入れ定員は最大40名、祝日も授業が行われるといったきめ細やかな環境があるるので、短期留学でも最大限効果を発揮できるでしょう。
Brilliant CEBU English Academy公式ページ
GLC
寮が併設されたキャンパスには、プールやフィットネスジム、卓球、ゲームルームなどが備わっており、国際色豊かな留学生が在籍しています。
一般英語コースの他、資格試験対策コース、インターンシップやボランティアができるコース、子ども向けのコースなど、個々の目的に応じてコースを選択できるのが魅力。
毎週学内でヨガ、映画、料理などのアクティビティ、月2回土曜日に市内観光やジンベイザメと泳ぐオスロブツアー、ボランティアなどの外部でのアクティビティを実施しているので、多くの学生との交流、様々な体験の機会をもてます。
CAEA
日本資本のホテル「ホテルASIA」と一体化した語学学校で、ウォシュレット付きトイレ、バスタブ(スタンダードルーム以上)、デスク、電気ケトルなどの設備や無料の洗濯サービス、部屋の掃除、シーツ交換といった衛生面のサポートが充実しています。
授業はすべてマンツーマンレッスンで、ペアコース、付き添いコース、友人家族3名1室コースといったコースもあり、親子、カップル、友人との留学も可能。
授業内容や宿泊施設のサービスが充実しているわりにお手頃な費用で留学できるのが魅力です。
英語が全くできない人の学習ステップと心構え、1年後の目標のまとめ
英語が全くできない状態からのスタートでも、正しい心構えを持ち、インプット・アウトプット・環境づくりの学習ステップをコツコツ積み重ねれば、1年後には「少しずつ英語を使える自分」に出会えます。
大切なのは、完璧を求めることではなく、小さな成長を喜びながら継続することです。
今日からできることを一歩ずつ実践していけば、1年後には旅行や日常会話、簡単なメールのやり取りができるレベルに到達できるでしょう。
英語はゼロからでも必ず習得できるので、焦らず楽しみながら続けていきましょう。