こんにちは!Kredo編集部です。
現在デザイナーとして働いている方や、デザイナーへの就職・転職を考えている方のなかには、スキルアップや知識の証明のために「なにか資格を取りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
- デザイナー全般
- WEBデザイナー
- プロダクトデザイナー
- 空間デザイナー
上記4つのカテゴリに分類して、おすすめの資格を全部で8つ紹介します。
独学・未経験でも取得できる資格も紹介しているので、これからデザイナーを目指している方も必見です。
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記事のもくじ
そもそもデザイナーになるのに資格は必要なの?
まず前提として、デザイナーとして働くために、資格は必要なものなのでしょうか?
結論から言うと、資格を持っていないとデザイナーの仕事ができないというわけではありません。
ただ、資格を持っていることで、スキルや知識の証明になることは事実です。
特に就職活動をしている方や、未経験からデザイナーへの転職を考えている方は、資格を持っていることで、自己PRや志望動機に説得力を持たせることができるでしょう。
また、現役でデザイナーとして働いている方にとっては、資格の勉強・取得をすることでご自身のスキルを客観的に把握できたり、新たな知識を身に付けるきっかけになったりもします。
デザイナー希望の方全般におすすめの資格2選
ひとことでデザイナーといっても、Webデザイナーから空間デザイナーまで、その仕事の内容は様々です。
ここでは最初に、デザインに携わるすべての方におすすめの資格を紹介します。
- 色彩検定
- カラーデザイン検定
それぞれ詳しく見ていきましょう。
色彩検定
公式サイト:https://www.aft.or.jp/
色彩検定は、属性や心理効果など、身の回りにあふれる「色」について学ぶことができる、文部科学省後援の検定です。
はじめて色について学ぶ方にぴったりの3級から、色彩とビジネス・文化など、色彩に関わる周辺知識を網羅的に問われる1級、公共・福祉の側面からみた色彩を学ぶことができるUC(ユニバーサル)級の、全4つのレベルが設けられています。
カラーコーディネーター、グラフィック・WEBデザイナーの方はもちろん、景観担当者・美容師・アパレル販売の方にもおすすめの資格です。
レベル | 受験料 | 試験時間 | 合格基準 |
1級 | 1,5000円
※1次免除者も同様 |
1次:90分
2次:90分 |
満点の70%前後
※問題の難易度により多少変動あり |
2級 | 10,000円 | 80分 | |
3級 | 7,000円 | 70分 | |
UC級 | 6,000円 | 60分 |
カラーデザイン検定
公式サイト:http://icd-color.com/
カラーデザイン検定は、カラーシステムをはじめとした色彩知識からマーケティングの基礎知識、ビジネスにおける色の有用性を学び、「色の戦略家」として活躍するための知識を身に付けることができる検定です。
過去の受験者のデータによると3級は専門学生をはじめとした学生が、1級になるにつれて主婦の方が多く取得していることが分かります。
受験理由としては、「就活・転職に活かせそう」という理由で受験している方が多いようですよ。
1級合格者には国際カラーデザイン協会から認定証を発行してもらうことができ、その後、講習会を受講することで「カラーデザインマスター」となることもできます。
公式サイトでは、3級の体験版試験を受験できるので、検定の雰囲気を知りたい方は、試しにチャレンジしてみては?
レベル | 受験料 | 試験時間 | 合格基準 |
1級 | 一般受験;14,000円(税込)
団体受験:10,000円(税込) |
理論:60分
実技:120分 |
満点の70%前後
※ただし問題の難易度により変動あり |
2級 | 一般受験;5,500円(税込)
団体受験:4,800円(税込) |
80分 | |
3級 | 個人:4,800円(税込)
団体:4,000円(税込) |
60分 | 正解率70%以上 |
WEBデザイナー希望の方におすすめの資格2選
デザイナー全般の方におすすめの資格を見てきたところで、次にWEBデザイナーを目指す方におすすめの資格を紹介します。
WEBデザイン関連の資格はかなり種類が豊富にありますが、今回ご紹介するのは下記の2つです。
- ウェブデザイン技能検定
- WEBクリエイター能力認定試験
なお、WEBデザイナーの方におすすめの資格は、下記の記事でより詳しく紹介しています。
WEBデザイナーの方、WEBデザイナーを目指している方は、下記記事もぜひチェックしてください。
ウェブデザイン技能検定
公式サイト:https://www.webdesign.gr.jp/
ウェブデザイン技能検定は、ウェブデザインの実務能力も問われる、代表的な国家資格の1つです。
3級はウェブ制作・運営に従事することを目指している方であれば未経験者でも受験できますが、1級・2級の受験には、実務経験や指定の大学を卒業した証明が必要になります。
なお、公式サイトで一部の過去問題が公開されているので、問題のレベルが気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ウェブデザイン技能検定は、試験の実施予定地域が試験の開催日程によって異なります。
かなり限られた地域でしか開催されない級もあるので、ご自身の地域で開催されるのはいつなのか、事前に確認しておきましょう。
ちなみに、ウェブデザイン技能検定の資格を取得するメリット・勉強法については下記記事で詳しく紹介しています。 検定受験を考えている方は合わせてチェックしてください。
WEBクリエイター能力認定試験
公式サイト:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/ ウェブデザイン技能検定のような国家資格ではないものの、WEB業界で最も多い受験者を誇る標準資格が、このWEBクリエイター能力認定試験です。
エキスパート・スタンダードどちらでも学歴・年齢に制限はなく、誰でも受験できます。
スタンダードでは主にHTML・CSSの知識に限定されて問題が出題されるのに対し、エキスパートでは、JavaScriptを含むWEBサイト全般の知識が問われるようになっています。
WEBクリエイター能力認定試験も、公式サイトでサンプル問題が公開されているので、気になる方はダウンロードをしてチャレンジしてみては?
レベル | 受験料 | 試験時間 | 合格基準 |
エキスパート | 7,500円(税込) | 知識問題:20分
実技問題:テキストエディタ―使用110分/Webページ作成ソフト使用90分 |
知識と実技の合計得点率65%以上 |
スタンダード | 5,900円(税込) | 実技問題:テキストエディタ―使用70分/Webページ作成ソフト使用60分 | 得点率65%以上 |
プロダクトデザイナー希望の方におすすめの資格2選
次に、製品のデザインを担当する、プロダクトデザイナーの方におすすめの資格を紹介します。
- CGクリエイター検定
- プロダクトデザイン検定
CGクリエイター検定
公式サイト:https://www.webdesign.gr.jp/ CGクリエイター検定は、名前そのままの通り、CGを扱うデザイナー・クリエイターの方におすすめの資格です。
実はこのCGクリエイター検定、グラフィックスからWebデザインまで幅広く取り扱っている総合誌「MdN」と、NPO実務能力認定機構ACPAから、認定を獲得している検定なんです。
CGクリエイター検定を開催しているCG-ARTSの教育内容を推奨している企業が複数あることからも、就職・転職に役立つ検定と言えるのではないでしょうか。
この検定にはベーシック・エキスパートの2段階のレベルがあり、ベーシックではCGそのものについての知識から3次元CGの制作方法について、エキスパートでは写真・動画の表現方法やファイルの形式・規格の知識など、CGだけではない、周辺知識についても問われるようになっています。
ベーシック・エキスパートともに受験資格は特に設けられていないだけなく、年2回開催とチャンスも多いので、CGに興味のある方は受験してみてはいかがでしょうか。
レベル | 受験料 | 試験時間 | 合格基準 |
ベーシック | 5,600円 | 60分 | 70点(100点満点)
※ただし、難易度により前後する |
エキスパート | 6,700円 | 80分 |
プロダクトデザイン(PD)検定
公式サイト:http://pdken.jida.or.jp/ CGに限らず、商品開発に関わるすべての方におすすめなのが、こちらのプロダクトデザイン検定です。 特に2級はプロダクトデザイナーの勉強の第1歩としてもおすすめで、プロダクトデザインに関わる仕事をする上での必要となる基本的な知識をこの級の勉強を通して学ぶことができます。
公式サイトからは問題集が販売されているので、勉強のためのツール探しにも困りません。
1級・2級ともに受験資格は設けられておらず、いつもでテストセンターで受験ができるのが、この資格の手軽なポイント。
受験後はすぐに合否が分かるので、「とにかく手っ取り早く資格を取りたい」という方にもおすすめです。
レベル | 受験料 | 試験時間 | 合格基準 |
1級 | 本体10,000円(税別) | 90分 | 総合得点おおむね70%以上
※ただし問題の難易度によって変動する |
2級 | 本体10,000円(税別) | 90分 | 総合得点おおむね60%以上
※ただし問題の難易度によって変動する |
空間デザイナー希望の方におすすめの資格2選
WEBデザイン・プロダクトデザインにおすすめの資格を紹介してきたところで、最後に空間デザインの勉強におすすめの資格を2つ紹介します。
- 空間ディスプレイデザイナー認定試験
- インテリアコーディネーター
空間デザインの知識は、仕事だけではなく、私たちのプライベートな生活でも活かしやすい魅力的なものです。
ぜひ興味のある方は、この機会に勉強をスタートしてみてはいかがでしょうか。
空間ディスプレイデザイナー認定試験
公式サイト:https://www.designshikaku.net/interia/kukan/ 空間デザイナーとしての活躍を希望している方にはもちろん、未経験から空間デザインの仕事への転職を目指している方にもおすすめなのが、この空間ディスプレイデザイナー認定試験です。
資格勉強を通して陳列の知識、色彩演出技術などを学ぶことができ、2級ではディスプレイデザインの基礎・応用知識について、1級は2級の基礎・応用技術に加え、表現の技術の知識について、しっかりと知識を身に付けられているかを確認することができます。
1回の受験可能期間が長いだけでなく、2ヶ月間隔で試験が開催されているので、自分のスケジュールに合うときに受験がしやすいのが魅力的。 また、在宅受験できるのも、この資格ならではの特徴です。
レベル | 受験料 | 合格基準 |
1級 | 10,000円(税込) | 70%以上 |
2級 | 10,000円(税込み) | 70%以上 |
インテリアコーディネーター資格試験
公式サイト:https://www.interior.or.jp/ インテリアコーディネーター資格試験は、内装・家具・照明器具など、インテリア全般に関係する知識を身に付けることができる資格です。
2019年度(第37回)の試験合格率が25.1%と、難易度は高めなので、しっかりと対策をして挑むことをおすすめします。
資格取得には1次試験と2次試験の両方に合格する必要がありますが、過去3年以内に1次試験を合格している方は、1次試験免除で二次試験にのみ挑戦することが可能です。
なお、受験日は1次試験・2次試験ともに1年に1日のみ。
受験地が限られてしまっているので、申込の際には近くに受験場所があるかをまず確認するようにしてください。
レベル | 受験料 | 試験時間 |
1次試験 | 基本タイプ(1次試験と2次試験の両方を受験):14,859円(税込)
1次試験のみ:11,550円(税込) |
事前説明:15分
実施時間:160分 |
2次試験 | 基本タイプは同上
1次試験免除:11,550円(税込) |
事前説明:15分
実施時間:180分 |
デザイナーの資格は独学でも取得できる?
今回紹介した資格は、実務経験が必要となる資格以外は、基本的に独学でも取得できます。
ほとんどの資格では専用のテキスト・過去問などが販売されているので、公式から販売されているものを中心に勉強を進めていくのがよいでしょう。
なかには通信講座を開講している資格もあるので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
まとめ:デザイン資格の勉強を通して、知識の獲得・振り返りを
今回は、デザイン関連のおすすめ資格を
- デザイナー全般
- WEBデザイナー
- プロダクトデザイナー
- 空間デザイナー
上記4つのカテゴリに分類して紹介しました。
デザイナーとして働く上で、資格は必須なものではありませんが、資格勉強をしたり実際に受験をしたりすることで、ご自身が今持っているスキルの整理や、就活・転職をする上での知識の証明に役立ちます。
既にデザイナーとして働いている方も、デザイン関連の仕事を目指している方も、今回の記事を参考に、なにか1つ資格の勉強をはじめてみてはいかがでしょうか。