セブ島は美しいビーチやリゾートが魅力の人気観光地で、親子旅行や親子留学の候補地としても注目されています。
しかし、親子で滞在するとなると「子どもと一緒でも治安は大丈夫?」と不安になる方も多いでしょう。
特に初めての親子での海外旅行、長期滞在の場合、安全面の情報を事前に把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、セブ島の治安状況を親子目線で解説するとともに、子連れでも安心な具体的なエリアやトラブル回避のポイント、安全対策まで詳しく紹介します。
記事のもくじ
セブ島の治安は子連れでも大丈夫?
結論から言うと、セブ島は適切な注意を払えば子連れでも十分安全に過ごせます。
セブ島の治安は、観光や留学で訪れるエリアに限れば比較的安定しているといわれています。
特にリゾート地や有名観光スポット、語学学校周辺では警備員の配置も多く、外国人が安心して過ごせる環境が整っています。
また、地元の人々も観光業に慣れており、親切に接してくれることが多いのも安心材料です。
一方で、都市部や人通りの少ない場所では注意が必要です。
特にショッピングモール周辺や大通りではスリや置き引きが発生しやすいので、スマートフォンを不用意に出したり、高額なアクセサリーを身につけたりするのは避けたほうがいいでしょう。
また、夜間の外出はトラブルに巻き込まれるリスクが高まるため、子連れの場合はできるだけ昼間に行動を済ませることが大切です。
子連れのセブ島旅行・留学で注意すべき犯罪やトラブル
セブ島は観光地として人気がありますが、子連れで旅行や留学をする際には、以下のような犯罪やトラブルに注意する必要があります。
スリ・置き引き
観光地やショッピングモール、交通機関ではスリや置き引きが発生することがあります。
特に子ども連れの場合、荷物から目を離しやすくなるため注意が必要です。
バッグは前に抱える、財布はポケットではなく体に密着させるなどの対策が有効です。
ぼったくり
一部のタクシーではぼったくりや遠回りをされることがあります。
公式タクシーや配車アプリを利用することでリスクを減らせます。
水難トラブル
セブ島のビーチは美しいですが、波が急に高くなる場所もあります。
小さな子どもを海に入れる際はライフジャケットを着用させるなど、安全対策が必須です。
また、遊泳禁止エリアには絶対に入らないようにしましょう。
食中毒・衛生トラブル
現地の水や十分に加熱されていない食事で食中毒を起こすことがあります。
子どもは特に免疫力が弱いため、衛生状態に注意し、清潔な飲料水や調理された食事を選ぶことが大切です。
水道水は絶対に飲まないようにしましょう。
詐欺・悪質な勧誘
観光客や留学生をターゲットにした詐欺や高額請求の勧誘も報告されています。
知らない人からの勧誘には応じないようにしましょう。
セブ島の子連れでも安心な治安のよいエリア
セブ島には観光客や留学生向けに整備された安全なエリアがあります。
子連れで滞在する場合は、こうした治安の良いエリアを選ぶと安心です。
マクタン島リゾートエリア
セブ国際空港のあるマクタン島には、多くのリゾートホテルや高級コンドミニアムが立ち並ぶエリアがあります。
敷地内の警備がしっかりしており、夜間でも比較的安全です。
ビーチやプールが充実しているため、子連れでも安心して遊べます。
ITパーク周辺(セブシティ)
セブシティ中心部のITパークは、オフィスやショッピングモールが集まる近代的なエリアです。
警備が整っており、夜でも人通りが多いため安全性が高いとされています。
カフェやレストランも多く、子連れでの食事や買い物にも便利です。
アヤラモール周辺(セブシティ)
アヤラモール周辺は高級住宅地や商業施設が集まる安全な地域です。
広い歩道や管理の行き届いた施設が多く、子どもと一緒でも安心して散策できます。
また、医療機関や薬局も近くにあるため、緊急時の対応もしやすいです。
セブ島の子連れで避けた方がいい治安の悪いエリア
セブ島には治安が不安定なエリアも存在します。
子連れでの旅行や留学の場合、こうした場所は避けるのが安全です。
セブシティ南部(バランバン、トゥバン地区など)
セブシティの南部にはバランバンやトゥバン地区など、貧困層が多く住む地域があります。
夜間の治安が不安定で、かつ街灯が少なく暗い場所が多いため、スリや強盗、路上犯罪が発生しやすいです。
そのため、子連れでの立ち入りはしないようにしましょう。
薄暗い路地や裏通り(カルボンマーケット周辺、セブシティ中心部の路地)
観光地でも、カルボンマーケット周辺やセブシティ中心部の狭い路地など、主要道路から離れた薄暗い裏通りはスリや置き引きの危険があります。
特に子どもと一緒に移動する場合は、人通りの多い道を選び、手をつないで歩くなどの安全対策を徹底しましょう。
ローカルマーケットの一部エリア(カルボンマーケット、タランバンマーケット)
活気のあるローカルマーケットは文化体験として楽しい反面、混雑してスリや詐欺の被害が起きやすい場所もあります。
子どもを連れて行く場合は目を離さず、貴重品は肌身離さず持つようにしましょう。
子連れで安全にセブ島を楽しむための工夫
親子で安心してセブ島を楽しむための具体的な工夫を紹介します。
移動はGrabやホテル送迎を利用する
セブ島では流しのタクシーは料金交渉が必要な場合が多く、観光客は高額請求されることもあります。
子連れの場合は、車内でのトラブルも避けたいところです。
移動の際は配車アプリ「Grab」や、滞在先のホテルが提供する送迎サービスを利用するのがおすすめです。
料金が明確で安心でき、親子で快適に移動できます。
持ち物の管理を徹底する
スリや置き引きはセブ島でよくあるトラブルです。
観光中は財布やスマホをリュックの外ポケットに入れず、リュックは前に抱えるように持つと安心です。
また、必要以上の現金は持ち歩かず、クレジットカードやキャッシュレス決済を活用すると安全性が高まります。
子どもにも「知らない人から物をもらわない」「少しでも不安を感じたらすぐ親に伝える」ことを教えておきましょう。
食事や飲み水に注意する
セブ島では水道水は飲料に適していません。
必ずボトル入りのミネラルウォーターを購入しましょう。
食事も、衛生管理が徹底されているレストランやホテルのレストランを選ぶと安心です。
屋台やローカル食堂は魅力的ですが、食材によく火が通っていないこともあり、食あたりしやすいため控えめにしましょう。
万一に備えて、整腸剤や下痢止めを持参しておくと安心です。
子どもの体調管理を意識する
セブ島は1年中暑い気候なので、熱中症や脱水症状に注意が必要です。
外出時は帽子や日焼け止めを使用し、こまめに水分補給をしましょう。
また、蚊が媒介する病気(デング熱など)もあるため、虫よけスプレーは必需品です。
子どもの常備薬、日本から持参した解熱剤や体温計もあると安心です。
夜間の外出は最小限にする
夜になると街の明るさが減り、人通りの少ない場所も増えます。
観光や買い物は昼間に済ませ、夜はホテル内や信頼できる施設で過ごすのが安心です。
どうしても夜に外出する場合は、必ずGrabや送迎車を利用し、人通りのある明るい場所を選びましょう。
病院や緊急連絡先を確認する
子どもは急に体調を崩すこともあります。
セブ島には日本語対応可能な病院や国際病院があるので、滞在前に場所と連絡先を控えておきましょう。
また、海外旅行保険のサポート窓口もあわせて確認しておくと、トラブル時にスムーズに対応できます。
【参考】セブ島親子留学におすすめの語学学校5選
セブ島親子留学におすすめの語学学校をランキング形式で5校紹介します。
1位:QQ English
セブ島留学でも特に知名度の高い語学学校の1つで、ITパーク校とシーフロント校の2つのキャンパスがあります(親子留学はシーフロント校のみ)。
講師全員がオフィス勤務の正社員で、国際英語教授資格「TESOL」を保有しており、550時間の厳しい研修をクリアしています。
子どもを教えるトレーニングも行い、評価制度が導入されているので、講師の質はNo 1。
校舎は治安の良いマクタンニュータウン内に位置し、校舎すぐ横のSavoyホテルに滞在します。
校舎にはプール、ジム、カフェ、キッチンスペースなど、子どもも楽しめる施設が充実しています。
2位:CROSS×ROAD
「ヴィレッジ」と呼ばれる閑静な高級住宅街の中にある、親子留学に特化した語学学校です。
親は完全オーダーメイドのマンツーマンレッスンを受講、子どもは朝8時から夕方3時まで、グループレッスンかマンツーマンレッスンを受講できます。
子どものグループレッスンでは、歌やダンス、工作、アートといった校内でのアクティビティの他に、実際に街に出て買い物をするといった校外でのアクティビティも用意されています。
掃除、食事、洗濯付きで、生後6か月から3歳未満の子どもがいる場合には、常駐しているベビーシッターに預けることができるので、家事育児から解放されながら、親も英語学習に集中できるのが魅力。
現地の幼稚園や小学校に通うためのサポートを加えたコースもあります。
3位:SMEAG Global Education
セブ島で最大級の規模を誇る日系語学学校で、TOEIC、TOEFL、IELTS、ケンブリッジの公式試験会場にも認定されています。
ファミリーコースは、2歳~5歳を対象にしたBusy Bee(託児所)と6歳~12歳を対象としたプログラムの2種類あり、2歳~5歳の子どもは、託児所でお絵かき、ダンス、読み聞かせなど、英語学習の入り口となる活動を、6歳~12歳の子どもはレベル別に、実用的なコミュニケーションが図れるようリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を強化します。
授業内でダンスや水泳のアクティビティも行います。
親子共に45分×6コマのマンツーマン・グループレッスン、80分の早朝授業、90分の夜間授業を受けられ、英語学習にみっちり取り組めるのが特徴。
ほとんどが日本人留学生という学校も多い中、SMEAGは、留学生のおよそ30%が日本人、70%は外国人という国籍比率なので、授業以外の時間も日常的に英語力を伸ばしたり多文化に触れたりできます。
4位:GLC
寮が併設されたキャンパスには、プールやフィットネスジム、卓球、ゲームルームなどが備わっており、国際色豊かな留学生が在籍しています。
毎週学内でヨガ、映画、料理などのアクティビティ、月2回土曜日に市内観光やジンベイザメと泳ぐオスロブツアー、ボランティアなどの外部でのアクティビティを実施しているので、親子で多くの学生との交流、様々な体験の機会をもてます。
5歳〜11歳までの子どもはKIDS ENGLISHコース、12歳〜14歳までの子どもはJunior Power Speakingコースというマンツーマン特化のコースを受けられます。
また、マンツーマンレッスンの数を親子間でシェアできるファミリーパッケージもあります。
5位:SGC
追い詰められたギリギリの場面を作り出し、その状況を努力して乗り越える「崖っぷち」を意味する「クリフエッジプログラム」が特徴で、金曜日には講師からの丁寧な評価を受けられるプレゼンテーション、Reviewテスト、Writingテスト、Speakingテストが実施されるため、週末に自分自身の成長を知ることができます。
小学生が対象のKids’ English Courseでは、クラスのみんなの前で自分の好きなものを見せながらそれについて話す「Show & Tell」が実施され、金曜日には保護者の前で発表します。
英語をコミュニケーションツールとして使いながら工作も行います。
セブ島の治安は子連れでも大丈夫?のまとめ
セブ島は子どもと一緒でも楽しめる魅力的な観光地で、白い砂浜や青い海、家族向けのリゾートやアクティビティも豊富です。
しかし、子連れで安心して過ごすためには、治安情報やエリア選び、基本的な防犯対策を事前に把握しておくことが欠かせません。
たとえば、滞在先は治安の良いリゾートエリアやセブシティ中心部の安全な地区を選び、移動時には配車アプリやホテルの送迎車を活用するなどの工夫が大事です。
また、子どもから目を離さず、貴重品は肌身離さず持つなどの基本的な注意も重要です。
こうしたポイントを押さえておけば、親子で安心して観光や留学を楽しむことができ、セブ島での時間はより思い出深く、快適なものになるでしょう。