こんにちは。フィリピン・セブ島で留学を経験したあとに、そのまま現地の語学学校に就職した経験があるあこう(赤穂浩司)です。
今回の記事では、
「英語がそこまで話せないけど海外就職できるの?」
という疑問に答えていきたいと思います。
結論、英語がそこまで話せなくても海外就職はできてしまいます。
しかし、英語が話せない中で無理に海外就職してもあまりメリットがありません。
最低限の英語力があったほうがいいでしょう。
さらに英語以外でプラスアルファのスキルがあれば、そこまで英語力が高くなくても良い海外就職先に出会えるはず。
あなたがもし英語力に不安があっても、この記事を最後まで読んでいただければ、より良い海外就職に繋げることができるでしょう。
それでは本文へどうぞ!
記事のもくじ
英語がそこまで話せなくても海外就職はできる
結論、海外就職は英語力がそこまでなくてもできてしまいます。
ただ、当たり前ですが英語が話せるほうが、もちろん海外就職には有利です。
では、英語が話せない中で海外就職すると、どういったことが考えられるのでしょうか。
詳しく解説していきますね。
英語が話せなくても海外就職できるが職種や条件の幅が狭くなる
英語が話せなくても海外就職はできますが、いろいろ制限がかかってきます。
やはり英語がそこまで話せないとなると、選べる仕事の幅が狭くなってきますし、給料などの条件面にも大きく関わってくることが考えられますよね。
そもそも日本語しか話せないとなると、ほとんどの場合が日系の企業に就職することになるでしょう。
主に、以下のような職種があります。
・飲食店
・事務・経理
・日本語教師
僕自身もそこまで英語が得意ではなかったのですが、留学したおかげでなんとか仕事で使えるレベルまでにあげることができました。
そして残念ですが、英語は話せないけどどうしても海外就職したい、海外で働きたい人の足元を見てくる会社があるのも現状です。
ですので、英語が話せなくても海外就職はできますが、ある程度英語のスキルを身につけてから行くほうがいいかと考えます。
そもそも英語を使わずに海外就職をする意味があるのか考えよう
英語があまり話せなくても日系企業なら海外就職できると言いましたが、そもそも英語を使わずに仕事をするのであれば、わざわざ海外で就職する意味はないと思います。
というのも、海外就職のほとんどが『現地採用』という現地水準での就労条件になることが多く、はっきり言って日本ほど給料も待遇もよくありません。
ただでさえ慣れない環境で生活をしなければならない中で、さらに就労条件が悪いのにも関わらずわざわざ海外まで来て日本語で仕事をする意味ってあるのでしょうか。
もちろん、現地でしかできない経験や仕事もあるとは思います。
でも、せっかくだったら英語を使える環境で海外就職したほうがいいですよね。
よく「海外で就職するのに憧れているんです」といった話も聞きますが、やっぱり英語を使いながら活躍したいところですね。
英語が話せないなら留学してから海外就職しよう
では、英語が話せないけど海外就職したい人にとってはどうしたらいいのでしょうか。
はっきり言って、留学をするのが一番早いですしおすすめします。
僕も含め、留学経験者や海外就職したことがある人に聞いてみると帰ってくる答えはひとつ。
「現地に行ってしまうのが一番早い」
となると、やはり一番誰でも行けてしまうのが留学となってきます。
しかし留学と言っても、英語圏の四年制大学に留学するというよりは、数週間から数か月単位で英語を学ぶことができる、現地の語学学校に短期で留学することを指しています。
そもそも、海外就職をするにあたってTOEICのスコアはそこまで役に立つことはありませんし、極論、中学レベルの文法力、語彙力でも、英語でコミュニケーションを取ることに慣れていれば案外なんとかなるものです。
TOEICのスコアが高くても現地で役立つ英語が話せるとは限らない
日本での就職活動では、TOEICのスコアで英語力があるかどうかの判断をされることが多いです。
確かにひとつの目安となりますが、TOEICのスコアが高いからと言って海外で通用するとは限りません。
なぜかというと、TOEICはあくまで話すことに特化した試験ではないからです。
僕の友人でも、TOEICのスコアが600〜800点ぐらいの人がたくさんいますが、全員が流暢に英会話できるかというとそんなことはありません。
英語がネイティヴ並みに話せる帰国子女でも、実際にTOEICの試験を受けてみると800点ぐらいしか取れなかったなんてこともよくある話です。
また、TEDで英語のスピーチをよく聞いているとか、英語のテキストを買って独学で勉強している人もたくさんいます。
しかし、やはり勉強するだけでは英語を話すことが得意にはなりません。
結局、海外で出会ういろんな日本人に聞いてみても、みんな口を揃えて「現地で学ぶほうが効率がいい」と言います。
結論、TOEICのスコアはあくまで目安ですし、いくら日本で教科書やTEDで勉強したところで、現地に行って実際に使いながら学ぶことに勝るものはないのです。
中学レベルの英語でもいいので話すことに慣れておこう
では、日本の中学レベルの英語力でも海外に行ってしまっても大丈夫なのか。
結論、なんとでもなります。
留学などで現地に行ってしまえばなんとでもなるし、とにかく話すことが大事です。
むしろ、海外就職するなら中学レベルでもいいので、留学などで英語を話すことに慣れておかないと厳しいでしょう。
同僚や上司は、あなたの綺麗で完璧な英語を聞きたい訳ではなく、どういった考えで何を話すかを求めています。
ちなみに僕自身を例に挙げますと、留学当初はbe動詞もわからないぐらいに英語ができませんでした。
とりあえず授業ではひたすら話すこと(アウトプット)にフォーカスして、放課後に復習(インプット)を繰り返しました。
すると、最終的に中学レベルの語彙力や文法しかわからなくても、なんとか意思疎通が取れるようになったのです。
とにかく海外就職先で使える英語を話したいのなら、座学ばかりやるのではなく、短期でもいいので留学に行ってしまうほうが圧倒的にレベルアップしますよ。
いま海外で注目されている職種「ブリッジSE」とは?
近年では、やはりITのスキルがあったほうが、日本だけではなく世界でも重宝される存在になれます。
その中でも英語とITのスキルを使える海外就職の中で、近年人気なのが『ブリッジSE』という職種です。
ブリッジSEとは、クライアントが人件費の安い国にシステム開発やウェブ制作などのシステムエンジニアに発注する際に、両者の架け橋の役割をする人材のこと。
英語がそこまでできなくても、プログラミングのスキルが一定レベルあればブリッジSEの職種に就くことができます。
IT人材は世界中で枯渇しているので、教育ありきで雇ってくれる会社も多くありますので、ぜひ英語とITのスキルを身につけて世界中では活躍できる人材になりましょう。
英語が得意でない人でも、中学レベルの英語力でなんとかなるとは言いましたが、結論、それ以上を目指すのであれば英語力を伸ばすだけではなく、プラスアルファのスキルが求められます。
なぜかというと、英語だけ話せる人だったらわざわざ日本人を雇う必要はなくなるからです。
やっぱりそうなりますよね。もっと人件費の安い国のネイティヴスピーカーで事足りてしまいます。
やはりより良い海外就職をしたいなら、その人にしかできないようなプラスアルファのスキルを身につけていくことも視野に入れておきましょう。
まとめ:せっかく海外就職するなら英語が話せないままではもったいないよ
それでは今回の記事をまとめますね。
・英語がほとんど話せなくても日系企業を中心に海外就職先はある
・しかし、英語を使わずに海外就職する意味があるのかは考えるべき
・完璧で流暢な英語を話すというよりはどんな内容を話すかを求められる
・英語だけ話せる人は海外に山ほどいるので英語プラスアルファのスキルを身につけることが求められる
・人気の職種はプログラミングスキルと英語力を同時に必要とされる『ブリッジSE』
もう一度言いますが、とりあえず海外就職したいのなら留学に行くことを検討しましょう。
案外現地に行ってしまえばなんとでもなるし、想像もしなかった選択肢が増える場合もあります。
考えすぎて動けなくなるぐらいなら、まずは留学に行ってみてから考えてみてもいいでしょう。
海外就職したいのなら、留学はしておくべきだと考えます。