「事務職として仕事に生かせる資格ってなんだろう?」「資格を取って就職や転職を有利にするためにはどうしたらいいんだろう…」と、悩んでいる人も多いと思います。
事務職はどの業界においても必要とされている職種で、多くの人に人気がある職種だからこそ、仕事を効率化するためや就職・転職のために「なにか資格を持っておきたい!」と感じますよね。
この記事ではそんな方々のために、なんのパソコンの資格を持っておくとよいのか、スキルを身につけてキャリアアップをするためにはなにをしたら良いのかを紹介します。
数多くの資格やスキルの中から厳選するので参考にしてみてください。
記事のもくじ
そもそもパソコンの資格を取ることでどんなメリットがあるの?
CMやネットなどを見ていると、「資格を取った方がいい!」というのをよく目にすると思いますが、資格を持つことで実際にどのようなメリットがあるかわからないと勉強する気になりませんよね。
そんな「学業やアルバイトで忙しい!」という大学生や、「資格のために勉強する時間なんてない!」という社会人の方のために、少しでも「勉強してみようかな」と思ってもらえるようなメリットを紹介します。
より有利に就職・転職活動を進められる
2022年12月12日に発表された「転職・求人サイトdoda転職求人倍率レポート」では、「事務・アシスタント」の転職希望者数の前年比が100.4%に増加しています。
これだけ人気のある職業だからこそ、企業はその大勢の志願者の中からより有力な人材を探しているのです。
ですので、パソコンの資格や専門的スキルを持ち自分の市場価値を高めることで、ほかの人との差別化になり、就職・転職活動を有利に進められます。
仕事の効率化につながる
実はパソコンの資格は持っていることに価値があるだけでなく、普段の業務の効率化にもつながるのです。
例えば、大学生でも社会人でも、WordやExcel、PowerPointといったマイクロソフト製品を使ったことがあると思います。
MOS資格(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格)では、それらのソフトの利用スキルについて客観的に証明できるのです。
普段の業務をもっと効率化するスキルを身につけられますし、この資格を持っていることで他人に利用方法を教えることもできます。
さらに、従業員の資格取得を推奨し、金銭的な補助や、資格保有に対する奨励金などの支援制度を設けている会社も少なくありません。
これから就職しようという企業がある場合、自分の業務で必要になる資格を持っていることで、どのような支援を受けられるか確認してみると良いでしょう。
「会社から支援してもらえるなら頑張ってみよう!」と、モチベーションアップにつながるかもしれません。
おすすめのパソコン資格5選
市場価値の高い事務職になりたいと考えていても、いったいどんな資格を取得すればよいかわかりませんよね。
世の中にはたくさんのパソコンの資格がありますが、職業や普段使用するソフトウェアによって必要となる資格が変わります。
そこで、資格の難易度や証明することのできるスキルを紹介するので、自分に合った資格を見つけていきましょう。
MOS
MOSとは、世界的企業であるマイクロソフト社公認のWordやExcelなどの使用技術の証明となる資格です。
正式名称は「Microsoft Office Specialist(マイクロオフィススペシャリスト)」といい、一般的にMOSとして知られています。
汎用性の高いパソコン技術の証明資格となり、かなり人気が高いのが特徴で、特に仕事でWordやExcelを使用する人にとって、必ず有利に働く資格といえるでしょう。
事務職において、Excelを用いた表計算やPowerPointを使用したプレゼンテーションや資料作成は、MOSで得た技術が効率化に直結するのでスキルアップにもつながります。
さらに、即戦力として企業に貢献できることをアピールできるので、就活や転職の際に強い武器になります。
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【全国一斉試験】
- 試験実施日時:毎月1~2回
- 試験会場:全国の一斉試験実施会場から選択
- 申し込み方法:試験日の約1~1.5か月前から申し込み開始(オンラインまたは郵送)
- 受験料:Associate9,800円・Expert11,800円
- 試験実施日時:各試験会場が認定
- 試験会場:全国の随時試験実施会場から選択
- 申し込み方法:試験会場ごとに申込方法・期間が異なる
- 受験料:Associate-9,800円・Expert-11,800円
【随時試験】
日商PC検定
日商PC検定もMOSと同様にオフィスで用いられるソフトウェアの技術証明になるスキルです。
MOSと比較すると知名度は高くありませんが、国に認められている公的資格です。
MOSでは、オフィスソフトの基礎技術を身につけられる特徴がありますが、日商PC検定では、それらのスキルを用いた、「文書作成(Word)」「データ活用(Excel)」「プレゼンテーション資料作成(PowerPoint)」などの実践的な技術を証明できます。
人気度や知名度を比較するとMOSに軍配が上がりますが、数あるパソコンの検定試験の中でも最難関の資格ともいえるのが日商PC検定です。
自身のパソコンスキルのみならず、経営や国語力、倫理的思考力なども試されるので、社会人としてのポータブルスキルを養えるのも大きなメリットです。
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【1級】
- 試験実施日時:年2回(2月・10月)
- 試験会場:各地商工会議所及びPCスクール、教育機関、職業訓練校など全国2000以上の試験会場
- 申し込み方法:試験日の2ヵ月前を目安に、受験希望地の商工会議所に受験申込方法を確認
- 受験料:10,480円
- 試験実施日時:随時実施
- 試験会場:2級―各地商工会議所及びPCスクール、教育機関、職業訓練校など全国2000以上の試験会場/3級―商工会議所認定「商工会議所ネット試験施行機関」のうち、本試験に対応したソフトウェアが導入されている機関試験会場
- 申し込み方法:試験日の2ヵ月前を目安に、受験希望地の商工会議所に受験申込方法を確認
- 受験料:2級-7,330円・3級-5,240円
【2級・3級】
Excel表計算処理技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験は、Excel内でのグラフや関数などの機能を使いこなし、実用的な知識と技能の高さが試される試験となっています。
データや数値などを多く扱う事務職の人は、社会人としての事務処理能力を磨くためになくてはならないスキルを養えます。
単純に関数やマクロ、グラフの知識だけでは突破することは難しく、実際にExcelを使用した実技問題も出題されることから、知識に基づいた応用力が求められます。
試験は、3級から1級と難易度が分かれており、段階的にスキルの向上を目指せるので、自分のレベルに合わせた受験が可能です。
Excel表計算処理技能認定試験は、平成20年度から公開試験を本格的に実施しています。
歴史が浅い資格ではあるものの、認定された試験会場は全国で1,500団体をこえるので、社会的信用度や市場価値の高い資格だと言えるでしょう。
- 試験実施日時:随時開催
- 試験会場:全国の認定試験会場
- 申し込み方法:「資格受付オンライン」のアカウント登録(無料)
- 1級-8,100円・2級-7,000円・3級-5,900円
ITパスポート
ITパスポートは、一般的にiパスと呼ばれることも多く、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
ITパスポート試験を実施している独立行政法人であるIPAによると、
ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験である
と紹介されています。
AI、ビッグデータ、IoTなどの最先端技術、アジャイルなどの新しい手法に関する知識から経営全般の知識まで、幅広い知識が問われる試験です。
ITパスポートを持っている顧客対応事務職の場合、説得力や世の中に対する理解力のアピールになるので、実績や市場価値の向上につながります。
さらに、包括的に理解していることが証明されるこの国家資格は、就職や転職の際にも非常に強い武器になります。
VBAエキスパート
最後に紹介するのは、VBAと呼ばれるMicrosoftオフィスのExcelで使用されるプログラミング言語の技術資格であるVBAエキスパートです。
このプログラミング言語スキルを身につけることによって、ビッグデータなどと呼ばれる膨大なデータの中から指定した情報だけを抜き出したり、Excelにそれらの情報をまとめたりすることができます。
普段の業務で売り上げや進捗、データの数値などをExcelで管理している人にとって、業務の自動化は稼業効率の上昇につながるでしょう。
さらに、マクロやVBAを使いこなす技術を持つ事務職の数は少ないので転職や就職に有利になります。
- 試験実施日時:随時試験
- 試験会場:「Odyssey CBT」会場試験システム「Odyssey CBT」で試験を実施する会場
- 申し込み方法:試験会場への申し込み
- 受験料:Excel・Access VBAベーシック-13,200円/Excel・Access VBAスタンダード-14,850円
キャリアアップにつながるプラスアルファのスキル
これまでのセクションでは、事務職への就職や転職に有利になる資格を紹介しましたが、企業によってはプラスアルファとなる専門的なスキルを求められることもあります。
さらに、実用的な資格はもちろんのこと、専門性のあるスキルを身につけておくことで市場価値の高い人材になることができます。
「もっと市場価値を高めて就職や転職活動を有利に進めたい!」と考えているひとは是非参考にしてみてください。
英語能力
はじめに紹介するのは、英語能力です。
外資系の企業やグローバルに事業を展開している企業で英語能力を求められるのはもちろんですが、日本国内で事業展開している企業でも、英語能力は高く評価されます。
「なんで英語ができるといいの?」そのように考える人も少なくないと思います。
実は、英語ができることで業務の効率化にもつながるのです。
例えば、自分が英語ができなかった場合、英語で問い合わせが来たらどのように対処しますか?
英語ができる人を探したり、自分で英語を調べて頑張ってなにを言っているか考えてみたり、その場で努力をしますよね。
しかし、毎回そのために時間を使うのはもったいなく、なにより「自分が英語できればな…」と思う時が来ると思います。
英語は勉強してしまえば、その後の英語を使う仕事では時間を無駄にしませんし、仕事に対する満足度も高くなります。
就活の際にアピールできるTOEICスコアの目安は、およそ600点以上です。
これは、上場企業が一般社員に求める平均点数が600点であるため、履歴書に書くことでアピールにもつながりますし、キャビンアテンダントやホテルスタッフの採用条件となっているケースも多いです。
さらに、800点以上のスコアになると、「英語が強みです!」と自信を持って言えるレベルになります。
外資系企業や楽天などの社内公用語を英語にしている会社でも、800点以上のスコアを保有していれば足切りされることはほとんどないと考えてよいでしょう。
プログラミングスキル
次に紹介するプラスアルファのスキルはプログラミングです。
最近は、IT人材の需要が高まっており、プログラミングスキルを持っていると就活が有利になると言われており、就職・転職支援サイトや求人ページでも保有スキルとして尋ねられることも多くなりました。
しかし、なぜ有利なのでしょうか。
まず1つ目は、深刻なIT人材不足にあります。
経済産業省が発表した、IT人材の需要推移によると、2020年に約36万人不足していたIT人材は、2030年に最大約78.9万人まで増加すると考えられています。
その結果、業界や職種問わずIT化の進む未来を担う人材として、プログラミングスキルが重宝されているのです。
2つ目は、文系卒業者でもプログラミングスキルを身につけられるということです。
「プログラミングって難しそう…」と思う人が多いですが、なんとなく難しそうなだけで、使われる言葉さえ理解してしまえば抵抗なく学習できることがほとんどです。
私も、文系学生でプログラミングは全くの初心者だったものの、単語の意味を理解すれば、あとはパズルのように組み合わせていく感覚で非常に楽しく学習できました。
スキルを身につけて市場価値を高めたいならKredoオンラインキャンプがおすすめ
現在学生で学校生活が忙しい人はもちろん、すでに社会人で事務職としてキャリアップをしたい、事務職に有利な資格を探しているという人が共通して思っていることは「資格勉強の時間なんてないよ…」ということです。
資格や新たなスキルを身につけようと思っても、勉強時間がないとモチベーションにもつながらないですし、独学で勉強しても継続できるかが心配ですよね。
そこで、オンラインでプログラミングと英語を両方学習できるKredoオンラインキャンプがおすすめです。
Kredoオンラインキャンプとは
Kredoオンラインキャンプは「人生をよりよくするため」に「プログラミング×英語」によって、グローバル化の進む世界で活躍できる人材の育成に力を入れており、英語でプログラミングを学習できます。
「英語でプログラミングなんて自分には無理…」と思う人がほとんどだと思います。
しかし、Kredoオンラインキャンプでは、プログラミング学習の前に英語を勉強できるため、英語初学者でも安心して授業を受けることができます。
なぜKredoがおすすめなのか
もちろんパソコン技術を証明する資格も重要ですが、それらはあくまで日常で使う作業の学習なので、独学のハードルが比較的低いです。
しかし、「英語」や「プログラミング」は反復練習が必要で、独学のハードルが非常に高いです。
Kredoオンラインキャンプの手厚い生徒サポートのもとで学習することによって、学習した英語を授業で即実践することが可能になります。
さらに、英語で構成されているプログラミングを理解できるようになるので、効率的に2つのスキルを養えるのです。
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まずは、手厚いカウンセリングを受けることで、自分が事務職としてどのようなスキルを身につけたいか、どのようなキャリアプランを描いているかなどについて話してみることで、自分にとって何のスキルを身につけることが重要なのかがはっきりすると思います。
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まとめ:時代に合ったスキルを身につけて、市場価値の高い人材になろう!
少し前から、グローバル化によって英語能力の高い人材の需要が高まっていましたが、近年ではIT技術の進化によって、プログラミングができるIT人材の需要も高まっています。
このように時代によってスキルのニーズが変化していきます。
おすすめの資格で紹介したパソコン資格が社会人基礎力として見られる時代が来るかもしれないので、常に人材としての市場価値を意識したスキルの習得をしていきましょう。