仕事を辞めたいと思っていても次が決まっていないと不安に感じるでしょう。
とくに年齢を重ねていると、面接する企業のイメージにもいい影響を与えないので、慎重に行動したいと考えている方もいるかと思います。
そこで本記事では、次がないけど仕事を辞めた方がいい人の特徴を解説します。
また仕事を辞める前の準備や仕事を辞めるときの注意点も解説するので、すぐに行動に移せるでしょう。
「会社を辞めたいけどどのように準備すればいいかわからない」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
記事のもくじ
次がないけど仕事を辞めた方がいい人の特徴
一般的には、次の仕事が決まっていない状態で仕事を辞めるのはよくないことだと言われています。
しかしこれから解説する内容に該当する方は、今すぐ会社を辞めるのをおすすめします。
そのまま続けていたら、心身ともに疲れ、仕事が出来なくなってしまう場合があるからです。
「自分はどうだろうか」と考えながら読んでみてください。
ハラスメントがひどい
ハラスメントがひどい職場は今すぐ辞めましょう。
ハラスメントによって精神的に傷ついてしまうと、立ち直るまでに時間がかかるからです。
その間転職活動が出来ないので、貴重な時間を損失してしまいます。
上司からひどい口調で叱られたりセクハラに近いことをされていたりしたら、いち早くその職場を辞めるのがおすすめです。
残業時間が長い
残業時間が長い職場は辞めるべきです。
体がきついだけでなく、自分が有意義に感じる出来事に時間が使えなくなり、心も疲弊してしまうからです。
残業の多い企業は上司が仕事をしている間は帰れなかったり、余計な仕事まで振られてしまったりすることがあります。
自分のスキルや経験を伸ばすために一時的に仕事量が多くなり、残業が増えてしまうケースは仕方ありませんが、時間を浪費するだけの残業は危険です。
新しい職場を見つけることを視野に入れましょう。
もう疲れた…仕事を辞めたいけど次がない人が抱えてる悩み
仕事には疲れてもう行きたくないけど辞められない人は以下のような悩みを抱えています。
それぞれ具体的にみていきましょう。
お金の不安
仕事を辞めたいけど辞められない不安の一つにお金の悩みがあります。
「お金がなくなって生活できなくなるのは怖い」と思うでしょう。
貯金を多くできていないと、さらに不安に感じますよね。
少しずつでもいいので貯金を始めておくと「仕事を辞めたい」と思ったときにすぐ行動できます。
なるべく退職前から準備をしておきましょう。
転職の不安
次の仕事を決めずに辞めてしまい、転職先が決まらないといった不安もありますよね。
そうならないためにも、仕事を辞める前に転職活動をしておくのがおすすめです。
気になる企業に応募するのもいいですが、転職エージェントに市場状況を聞いたり現状のスキルではどのくらいの給料やポジションにつけるのかを相談したりするのもいいでしょう。
ビジネスパーソンとしての現状を把握することで、どのように進んでいけば目的地に着けるのかが明確になります。
周りからの不安
次の転職先を決めずに仕事を辞めることを友人や知人に話すと、反対されることがあります。
周りから「あの人はちょっと休みたいだけ」や「早く就職しないのか」といった声が挙がるでしょう。
そのようなプレッシャーでなかなか仕事を辞められない人もいます。
本気で心配してくれている方もいますが、基本的にこのような意見には耳を傾けないのがベストです。
「そうは言っても気にしてしまう」という方もいるでしょう。
たしかに周りの意見に耳を傾けるのは大切ですが、就職するのは自分自身です。
時間をかけていい職場に就くほうが仕事に対する満足度も上がります。
周りの意見は参考程度に聞きつつ、自分の考えや行動に目を向けましょう。
仕事をやめたいけど次がない人の対策
「仕事を辞めたい」と感じたときにする対策を解説します。
対策をしておくことで、退職という選択がすぐにできます。
ぜひ参考にしてみてください。
国の制度を利用する
働く意志がある方は、失業保険を利用するのがおすすめです。
失業保険は、失業中でもお金の不安なく安心して求職活動に望むための制度です。
ハローワークで必要書類を提出し、手続きをすることで2〜3ヶ月以降から受給できます。
その期間中は転職活動だけではなく、教育訓練を受けて働く技能を磨くことも可能です。
年金の支払いの免除や猶予
求職中は、一定期間収入がなくなるため、年金の支払いを免除したり猶予したりするのも検討しましょう。
必要書類を市区町村に申請をすることで、失業中の場合は保険料の納付が免除され、前年所得から一定以下の所得になっている場合は猶予されます。
就職が決まったあとに免除や猶予されていた期間の保険料を払うことは可能なのでご安心ください。
今の仕事の何が嫌なのかを確認する
今の仕事の気に入らない部分を紙などに書き出してみましょう。
漠然と「今の仕事がいやだ」と思っていても答えは見つかりません。
- 上司の態度が嫌だ
- 言うことの聞かない部下がいる
- 仕事内容が合わない
など何でもいいので書き出してみてください。
人によっては転職が最善の選択ではないこともあります。
仕事に対して自分がモヤっとしていることを知ることは大切です。
次にやりたいことを明確にする
どのようなキャリアプランを進んでいきたいかを考えるのも重要です。
- 管理職として働きたいのか
- 別業種に挑戦したいのか
- 副業や独立をしてみたいのか
現時点では不可能かもしれませんが、自分が理想とするキャリアプランを描いてみてください。
そうすることで、転職エージェントに希望職種や希望年収を聞かれても迷いなく答えられて、転職活動がスムーズにいくでしょう。
キャリアコンサルティングを受ける
「どんなキャリアプランを進みたいのかわからない」と思う方は、キャリアコンサルティングを受けてみてください。
キャリアコンサルタントとは、あなたの職業選択や職業能力に関する悩みを聞き、助言したり指導したりする仕事のことです。
「自分には何ができるのかわからない」と考えている方にとってはサポーター的な存在になるでしょう。
転職活動をしておく
転職活動をするのは自由です。
実際に面接に行かなくても、求人サイトを見たり転職エージェントに相談したりすることはできます。
辞めたくなったときのために、すぐに行動できるように準備しておきましょう。
副業をはじめる
副業を始めておくのもおすすめです。
会社以外の収入源があることで、安心して本業を辞められるからです。
また副業を通してビジネススキルが上がり、本業でも成功してしまうケースは珍しくありません。
いつでも会社を辞めるためにも、本業で成果を出すためにも副業は効果的です。
次が決まってないけど仕事を辞めるときの注意点
次が決まっていない状態で仕事を辞めるときには以下を意識してみましょう。
焦る気持ちがあるかもしれませんが、自分のリズムで転職活動を進めていくのが大切です。
焦って転職した結果、いい職場に出会えずに転職を繰り返してしまう場合があるからです。
そのような事態を防ぐためにもこれから紹介する内容を参考にしてみてください。
期間を設ける
あえて次の就職までに期間を設けましょう。
その期間でやりたいことを考えたり、新しい体験をしたりすることで次のキャリア選択が見えてくることがあります。
仕事で忙しくて後回しにしていた楽しみなことなどをやってみてください。
転職を焦らない
急いで転職をしてしまうと、就職先の情報をほとんど見ないまま選んでしまうことになり、「想像とは違う」と思うことになるでしょう。
そして再び転職をするという悪循環に陥ってしまいます。
次の転職先をすぐに決めたい気持ちはわかりますが、焦らずに情報を収集していきましょう。
周りの意見に流されない
仕事を辞めたことを伝えると、家族や友人が色々と意見を言ってくることもあります。
なかにはいい意見もありますが、転職のアドバイスを受け入れるのはプロのアドバイザーからのみで十分です。
家族や友人の意見も参考にしつつ、自分のペースで転職活動を進めていきましょう。
次が決まってないけど仕事を辞めるメリット
次が決まっていない状態で仕事を辞めることにはメリットがあります。
ここで紹介している内容を理解し、ご自身の転職活動に活かしてみてください。
転職活動に力を入れられる
仕事をしながらの転職活動は限られた時間でやらないといけないので大変です。
しかし、仕事を辞めた状態での転職活動はスケジュール調整も容易ですし、気になる企業を調べる時間もあります。
素早く動けて企業選定にも力を入れられるので、理想とする転職先を見つけやすいでしょう。
休んでから次の仕事を決められる
自分と向き合う時間をとり、転職活動をしてみるのもいいでしょう。
キャリアコンサルタントの指導やキャリアコーチングを受けて自己分析を徹底的に行うのもおすすめです。
キャリアコーチングとは、個別にキャリアの相談や生活・人生の相談ができるサービスです。
キャリアコンサルタントは、その人の職業能力や職業選択に焦点を当てますが、キャリアコーチングは、あなたが歩んできた人生に焦点を当ててキャリア設計をしていきます。
自分を見つめ直してから転職活動をしたいと考えている方はぜひご利用ください。
スキル習得や学習に時間を使える
スキル習得や学習に時間を使えるのもメリットです。
日本の就職システムでは新卒で入社して企業に勤め始めると、退職するまでまとまった時間を取るのはむずかしくなります。
しかしそれでは、新しいスキルを習得する時間が取れません。
そこで近年では仕事を辞めてから興味のあるスキルや学習をする動きが活発化しています。
たとえば英語を学ぶために留学をしたり、デザインのスキルを磨くために専門学校に通ったりする方が増えてきています。
仕事につながる学習を進めることもいいですが、興味のあることを学んでいた結果仕事につながることもあるので、一定期間学びに時間を使うのもいいのではないでしょうか。
会社を辞めてプログラミングスキルを磨きたい方はKredoへ
今の仕事を辞めてプログラミングを学びたいと考えている方にはKredoオンラインキャンプがおすすめです。
Kredoは、英語とプログラミングが学べるスクールです。
英語を教える講師は、厳正な審査基準に合格した人材を採用しており、プログラミングについては、エンジニア経験者や情報学部出身の優秀なエンジニアが指導します。
オンラインレッスンなので、全国どこにいても学ぶことが可能です。
また、毎日の授業中はもちろん、Slack上でも質問でき、わからないことをすぐに解決できる環境が整っています。
英語とプログラミングができる人材はまだ多くないので、市場価値を一気に高めるチャンスです。
気になる方は、ぜひ一度Webサイトをご覧ください。
まとめ:次がないけど会社を辞めるときは会社の環境が大きく影響する
次がない状態で会社を辞めるには準備が必要です。
しかし今いる会社の残業が多かったり転職に保守的な会社であったりすると、うまく転職活動が進まないでしょう。
ですので、いい会社を選ぶためにも一度退職をしてから職場探しをするほうが、理想的な働き方を実現できる企業と出会える可能性はあります。
今回の内容を参考に、仕事を辞めて転職活動をするという選択肢も考えてみてください。