日本では正社員の人気が高く、辞めたいということに対して否定的な意見が多くみられます。
ただ、仮に正社員であっても、何かしら辞めたい理由があるならばそうした方が良いでしょう。
今回は正社員を辞めたいと考えてる人に向けて、他の人はどう考えているかや具体的にどうすべきかを解説します。
記事のもくじ
正社員でも辞めたい人は意外にも多い
正社員を辞めたいと考える人は少ないように思うかもしれませんが、実際には辞めたい人が一定数います。
まずは他の人がどのような状況であるのか理解していきましょう。
正社員の離職率
厚生労働省が発表した「令和3年雇用動向調査結果の概況」を参照すると、正社員の離職率は13%から15%程度です。
年齢や性別によって左右される部分はありますが、概ねこの程度だと考えましょう。
つまり、正社員を辞める人は少ないわけではなく、一定数は辞めている状況なのです。
皆さんの中には「正社員だから辞めない方がいいだろう」と考える人がいるかもしれません。
そのような考えも一理ありますが、世の中の動向を踏まえると、必ずしもそうとは言い切れないのです。
20代など若手のキャリアアップも見受けられる
正社員を辞めたい理由は多岐に渡りますが、キャリアアップによって辞めるケースも見受けられます。
教育制度が整っている会社もありますが、自分で新しいキャリアへと進むために、現時点の会社を辞めるのです。
このような理由による退職も一定数あることで、若手の離職率は若干高まっています。
正社員を辞めたいという気持ちと正社員として働きたくないという気持ちは、別物であると考えられるのです。
正社員で辞めたいと感じる6つの理由
今の会社で正社員を辞めたいと考える理由は人それぞれです。
例えばどのような理由があるのか、以下のとおり解説します。
待遇への不満が大きい
現在の職場に不満があり、辞めたいと考えるケースが多くあります。
正社員は、比較的良い働き方ではありますが、勤務先に左右されるのも事実です。
自分として満足できないならば、辞めたいと考えてしまうでしょう。
なお、これには単純な給料はもちろんのこと、福利厚生なども含まれます。
総合的な観点で、処遇への不満から辞めたいとの結論に至るのです。
勤務地が遠い
勤務地が遠いことで、正社員でも辞めたいと考える人がいます。
特に、リモートワークが導入されていない場合は、このような考えが強まるようです。
近年は、多くの会社でリモートワークが導入されています。
働き方改革も進められている時代であり、遠い勤務地まで出社するモチベーションが下がってしまうのです。
実際、通勤にかかる時間が長くなると、それだけプライベートの時間が短くなります。
ワークライフバランスが悪化してしまうため、正社員でも辞めたいと考えることはやむを得ないのです。
リモートワークが終了した
上記に関連する部分ですが、リモートワークが終了したことも理由に挙げられます。
新型コロナウイルスの影響でリモートワークが導入されたものの、これが廃止されたケースです。
一度リモートワークが導入されると、積極的に出社するモチベーションはなくなってしまいます。
それにも関わらず、会社から一方的にリモートワークを廃止されると、辞めたいと考えてしまうわけです。
責任が重い
一般的に、正社員は責任のある働き方です。
派遣社員やアルバイトと比較すると、多くの責任を負わなければなりません。
その分、収入が高まりやすい仕事ではありますが、それでも不満があると辞めたくなるのです。
また、収入と責任のバランスが悪い会社もあり、これも辞めたい要因になりえます。
責任から逃げることに否定的な人はいますが、過度な責任は鬱などを引き起こすため、必要に応じて辞めても良いでしょう。
人間関係が悪い
人間関係が悪いことから、正社員でも辞めたい人は多くいます。
仕事に対しての不満があるのではなく、上司や同僚に対しての不満があるケースです。
人間関係についても、悪化すると精神的な負担が大きくなってしまうため、辞めることも視野に入れたほうが良いでしょう。
ただ、短期的には辞めたいと考えていても、異動などのチャンスが回ってくるかもしれません。
辞める以外の選択肢で解決できるならば、それを採用することもひとつの手段です。
キャリアアップ
キャリアアップのために辞めるケースも十分に考えられます。
正社員として、今の会社で十分にスキルアップできたならば、次の会社でさらなるスキルアップを目指すのです。
ただ、キャリアアップを意識する場合は、転職先を十分に検討することが求められます。
選択を誤ると、キャリアアップできずに終わってしまいかねません。
正社員を辞めたいときはメリット・デメリットの理解が重要
正社員を辞めたいと考えているならば、メリットとデメリットをそれぞれ理解することが重要です。
それぞれ、どのような内容であるのか解説します。
メリット:仕事の負担から開放される
正社員は仕事を辞めることで、多くの負担から解放されます。
仕事している以上は、さまざまな責任が発生し負担が生じますが、辞めてしまえばこれがなくなります。
精神的な苦痛によって、うつ病になるような状況を防げるようになるのです。
内容によっては、取り返しのつかないことになるため、その点では大きなメリットだといえます。
メリット:転職すれば収入アップなどが期待できる
一度仕事を辞めて、新しい環境を見つけることで、収入アップなどに繋がる可能性があります。
正社員だからといって同じ職場に固執するのではなく、他の職場も視野に入れると良いでしょう。
日本では正社員へのこだわりが強く、同じ職場で昇給を待つ傾向があります。
これで昇給するならば良いですが、実際には昇給しない企業も多い状況です。
つまり、同じ職場に正社員として在籍し続ける意味は、昔よりも薄れています。
仕事を辞めることで、新しい世界が見えるようになることはメリットです。
デメリット:次の仕事が見つかるとは限らない
仕事を辞めたいからといって辞めてしまうと、次の仕事が見つからない可能性があります。
日本の法律では、正社員を簡単に解雇できないため、自分からリスクを背負うことはデメリットです。
正社員を続けていれば、安定した収入を得られますが、辞めてしまうと一寸先は闇になってしまいます。
もし、仕事を続けたいと考えている場合は、転職先が決まってから辞めるようにしなければなりません。
ただ、スキルアップなどに時間を必要とするケースもあるため、デメリットを理解してから行動することが大切です。
デメリット:社会的信用力が下がりやすい
正社員を辞めてしまうと、社会的信用力が下がることがデメリットです。
場合によっては、生活に支障が出るかもしれません。
例えば、正社員を辞めてしまうと、ローンなどを組みにくくなります。
安定した収入がないと判断されてしまうため、このような扱いとなるのです。
社会的信用力の低下は、何かと不便を被ってしまうことが多く、デメリットとして認識しなければなりません。
正社員を辞めたいときの行動プラン例
正社員を辞めたい場合は、いくつかのプランが考えられます。
今回は一例として、どのような流れが考えられるのか紹介します。
辞める理由の再考
最初に、正社員を辞めたいと思った理由を再考しましょう。
引き止めるわけではありませんが、日本では明らかに正社員が優遇されています。
明確な理由なく、正社員を辞めたいと考えているならば、再考の余地があるかもしれません。
逆に明確な理由があるならば、次へと進むようにしてください。
今後のキャリアプランを検討
正社員を辞めるに際して、今後のキャリアプランを検討しなければなりません。
何も考えずに仕事を辞めてしまうと、辞めてから困ってしまいます。
これを避けるためにも、最低限「再就職」「スキルアップ」「独立」など、方向性は決定しておかなければなりません。
基本的な方向性が決まっていれば、自分自身は何をやるべきであるか明確になるはずです。
必要に応じてスキルアップ
キャリアプランの内容によって、スキルアップに励みます。
現在のスキルで希望が叶わないならば、まずはここからやるべきです。
スキルアップのタイミングは複数あり、主に「正社員として働きながら」と「正社員を辞めてから」のどちらかが考えられます。
今後のキャリアプランなども加味して、タイミングを決定することが重要です。
なお、正社員として働きながらキャリアアップするならば、業務に支障が出ないように考慮しなければなりません。
転職活動
正社員を辞めたい理由が、キャリアアップや収入アップならば、転職活動が必要です。
退職前に新しい職場を見つけておいた方が、精神的な負担は少なくて済みます。
転職活動に励むならば、転職サイトやエージェントに登録しなければなりません。
自力で求人を探すことは負担がかかるため、基本的には避けるようにしましょう。
なお、転職活動に励む場合も、日頃の業務に影響が出ないようにすべきです。
退職
必要な準備が整えば、退職手続きへと進みましょう。
一般的に、正社員は退職の1ヶ月ほど前に退職を申し出ます。
会社ごとにルールがあるため、それを確認しておくことが大切です。
なお、人手不足などを理由として、退職が受け入れられないケースがあります。
これは労働基準法に違反するため、しっかり申し入れなければなりません。
正社員を辞めたいならばKredoでプログラミングを習得
正社員を辞めて新しいキャリアを進みたいならば、伸び盛りのIT業界がおすすめです。
続いてはプログラミングを習得できる、Kredoオンラインキャンプを紹介します。
実践的なプログラミングの習得でフリーランスも視野
Kredoオンラインキャンプは、初心者でも基礎から学べるプログラミングスクールです。
プログラミングは難しいイメージを持たれがちですが、基本から習得すれば理解できます。
実際、85%程度の生徒はプログラミング未経験からスタートし、実践的なスキルを習得できている状況です。
基本から確実に身につけることで、新しいキャリアを切り開くための武器となります。
また、短時間で確実なスキルを習得するために、Kredoは他のプログラミングスクールよりも授業数が多いことが特徴です。
短期間で学ぶため、どうしても負担がかかってしまいますが、いち早く次のキャリアへと進めます。
英語もできる人材でより活躍できる
プログラミングスクールではあるものの、すべての授業が英語で行われることが特徴です。
基本的な解説から、実践的なプログラミングまで、英語で対応しなければなりません。
英語の授業だと説明すると「英語に苦手意識があり理解できるか不安だ」という人が一定数見受けられます。
このような不安がある方は多いと思いますが、Kredoに通う生徒の80%程度は英語初心者です。
基本的な英語から復習するための授業も用意されているため、特に心配する必要はありません。
まとめ:正社員を辞めたいときはプログラマーとしてフリーランスを目指してみよう
正社員を辞めたい状況について解説しました。
日本は法律の仕組みから、正社員が特に優遇されています。
そのため、一般的には正社員として働いた方がいいといえるはずです。
ただ、何かしらの理由で辞めたいと感じることは不思議ではないため、新しいキャリアを開拓したい場合は、Kredoでプログラマーを目指してみましょう。