近年は「リスキリング」と呼ばれるキーワードが注目されています。
改めてスキルを習得する行為を指し、レベルアップとは異なる考え方です。
そして、リスキリングにあたっては「何を学ぶか」ということを考えなければなりません。
今回は新しくスキルを習得するリスキリングとは何かと、何を学ぶべきかを解説します。
この度、KredoIT留学とKredoオンラインキャンプは、経済産業省認定の 「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に採択されました。
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記事のもくじ
リスキリングとは何か
最初にリスキリングとは何であるかについて理解を深めておきましょう。
リスキリングの概要
リスキリングとは、既存のスキルをアップデートして、新しい技術や業界の変化に対応するための取り組みです。
具体的には、新しいスキルを身につけることで、自分自身や企業の競争力を高めることを目的としています。
現代のビジネス環境は今までと大きく変化しているため、従来のスキルだけでは対応できない場合が増えてきました。
そのため、リスキリングによって、新しい技術や職種に対応することが求められているのです。
なお、リスキリングに取り組めば、自分自身や企業の成長につなげることができます。
また、リスキリングによって新しいキャリアパスを見つけられることもあり、自己成長のための活動とも考えることが可能です。
日本におけるリスキリングの状況
厚生労働省のWebサイトに掲載されている情報によると、日本の企業でリスキリングを実施している企業は約2割程度です。
すべての従業員に対してリスキリングを推奨する制度が増加しています。
とはいえ、大企業が大半であり、実態としては日本でリスキリングがそこまで普及していないと考えざるを得ません。
リスキリングが注目される背景
リスキリングが注目される背景は多岐にわたるため、続いてはこれらについて解説します。
技術の急速な進化
新しい技術や環境に対応するために、既存のスキルや知識を更新したり、新たなスキルや知識を身につけたりすることが重要視されている状況です。
これには「技術的失業」と呼ばれる、今までの仕事がデジタル化や自動化によって消失する問題があります。
つまり、「時代遅れの人材」を避けるためにリスキリングが注目されています。
労働環境の変化
働き方改革や新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務やオンラインコミュニケーションなど、新しい働き方が増えてきました。
このように労働環境が変化したことで、従業員側はデジタルスキルやコラボレーションスキルなど「IT化」に対応することが求められているのです。
対応できない人は今まで通りに働くことが難しいため、新たなスキルの習得が半強制的に求められています。
労働人口の高齢化
長寿化に伴って、労働人口の高齢化が進み、定年を70歳に延長する動きが見られてきました。
このような状況では、年齢を問わず新しい技術や業務に適応することが必須であり、リスキリングによってスキルを習得するしかありません。
若い世代と親しいスキルで働き続けるために、リスキリングが注目されています。
グローバル化
グローバル化によって、近年は猛スピードで市場や消費者のニーズが変化しています。
そのため、今までのスキルや知識だけではニーズに応えられなくなり、新しいスキルや知識を身につけることが重要視されているのです。
また、外国語や異文化コミュニケーションのスキルも必要になります。
リスキリングによって、これらのスキルを身につけることができます。
リスキリングで何を学ぶべきか5つを解説
リスキリングで学ぶべきものはいくつもの考えがありますが、今回は5つを解説します。
プログラミング
プログラミングは現代において特に重要と考えられているスキルです。
これからの時代、プログラミングができれば、ITツールの開発や改善に貢献でき、自分のアイデアをシステム化することもできます。
また、プログラミングは多くの人に求められているスキルで、調査では習得したいスキルの上位に君臨するものです。
加えて、現時点でも発展を続けている分野であるため、新しいスキルを習得できれば第一線で活躍できます。
データ分析
データ分析は、ビジネスや社会の課題を解決するために必要なスキルだと考えられています。
例えば、数値やテキストなどのデータを収集・整理・分析・可視化して、企業経営に必要なアクションプランを検討することです。
データ分析ができれば、業務効率の向上や顧客満足度の向上などが期待でき、新しい価値やサービスの創造にもつなげられるでしょう。
また、データ分析は2020年頃から求められているスキルであり、データ活用も含めてリスキリングしておければ、需要に応えられる人材になるはずです。
マーケティング
マーケティングに関するリスキリングとは、顧客のニーズや行動を理解し、商品やサービスなどの提供に関する一連のスキル習得を指します。
売上や利益の向上やブランドの強化などにつながるもので、単純に商品やサービスを販売するスキルではありません。
なお、現代はITの活用が当たり前になっているため、オンライン上で顧客とコミュニケーションを取る「デジタルマーケティング」のスキルが求められています。
リスキリングではマーケティング全体のスキルが注目されていますが、その中でも特にデジタルマーケティングがおすすめです。
情報セキュリティ
情報セキュリティは、企業の重要な資産である情報を保護するために必要なスキルです。
管理部門などの人材が習得することで、企業の信頼性や競争力の向上、法令遵守などはもちろん、事業継続や危機管理などの対策にもつながります。
実際、近年は定期的に情報流出などのトラブルが多くのメディアで紹介されている状況です。
もし、何かしらの問題が起きると社会的信用力の低下は避けられず、そのような状況に陥らないためにリスキリングが求められています。
英語
英語を使いこなせると海外とのコミュニケーションや海外の情報収集に役立てられます。
現在はグローバル化が進み、英語が多くの企業に求められているため、リスキリングでももちろん注目されているのです。
英語スキルを高めておくことで、海外市場への進出や競争力強化などの前線で活躍できるかもしれません。
リスキリングには資格が役立つ
リスキリングには資格の取得が役立つため、具体的にどのような資格がおすすめであるのか解説します。
IT系の資格
リスキリングに役立つIT系の資格はたくさんあり、目的やレベルによって選ぶべきものが異なります。
- ITパスポート:ITに関する基礎知識を証明できる
- VBAエキスパート:ExcelやWordなどで利用されるVBAのスキルを証明できる
- プロジェクトマネージャー試験:ITプロジェクトの管理や推進に必要な知識や技能を証明できる
マネジメント系の資格
リスキリングに役立つマネジメント系の資格はプロジェクトやチームの管理や推進に必要な知識や技能を証明するものが該当します。
- プロジェクトマネージャー試験:ITプロジェクトの管理、推進に必要な知識や技能を証明できる
- PMP:国際的に認められたプロジェクトマネージャーの資格
- 人事総務検定:人事管理業務に関する基礎から応用までの知識を証明できる
マーケティング系の資格
リスキリングに役立つマーケティング系の資格は、デジタル分野に対するマーケティング戦略や分析力を証明するものがおすすめです。
- マーケティング検定:マーケティングの基礎から応用までの知識を証明できる
- ウェブ解析士:WebサイトやSNSなどのデジタルメディアの効果測定や改善に必要な知識を証明できる
リスキリングに向けた無料・有料の学習方法
リスキリングを実現するためには学習が必要となるため、無料・有用の学習方法を解説します。
動画学習
YouTubeなどの無料動画サイトや有料コンテンツなど、動画による学習でもリスキリングが可能です。
ただ、初学の分野については動画での独学ではなく、先輩や講師などからサポートを受けて学ぶことが望ましいでしょう。
とはいえ、動画であれば場所をあまり選ばず自分のペースで学習できるというメリットがあります。
また、静止画や文字だけのものと比較すると、情報量が多く、理解を深めやすいという点もメリットです。
セミナー受講
無料・有料を問わずセミナー受講も有効な方法です。
内部でリスキリングするのではなく、外部セミナーを活用することで、専門的な知識や技術を習得できます。
無料のセミナーについては講師のレベルに不安を感じることがありますが、大手企業の有料セミナーであれば高品質でリスキリングに役立ちやすいです。
オンラインスクール
オンラインスクールを活用すれば、社内での指導が難しくともリスキリングを実現できます。
また、最近はオンラインスクールにもいくつもの分野があり、上記で解説した分野であれば大半を習得可能です。
一般的にオンラインスクールは双方向の学習が可能であるため、一方通行の授業が中心のセミナー受講より、深いスキルの習得が期待できます。
メンターシップ
メンターシップを活用してもリスキリングが可能です。
具体的には、自分に必要なスキルを社内の経験豊富な人から学び、それを自分の強みや目標とするのです。
まったく同じスキルを習得するのではなく、自分の強みや良さを活かして軌道修正することも良いでしょう。
また、メンターシップでのリスキリングであれば定期的なフィードバックやアドバイスを受けられるため「挫折しにくい」「無駄な学習を続けなくて済む」などのメリットも生み出します。
オンラインでリスキリングするならばKredo
リスキリングの中でも特におすすめしたい方法はオンラインスクールです。
続いては、初心者でもオンラインでプログラミングを習得できるKredoオンラインキャンプを解説します。
初心者でもオンラインでプログラミングを学べる
Kredoオンラインキャンプはオンラインだけでプログラミングを学べるプログラミングスクールです。
昔は実際にスクールに通ってプログラミングを学んでいましたが、今では初心者でもオンラインで完結できます。
学習の環境がオンラインに移っているため、誰でもリスキリングに活用しやすい状況です。
上記でITスキルの重要性について解説しましたが、皆さんの中には「プログラミングなど難しそうで学習できない」と感じる人がいるでしょう。
このように感じてしまうことは不思議ではなく、多くの人が同様の印象や感想を持っています。
ただ、Kredoは初心者でもスムーズに理解できるようなカリキュラムが用意されていて、事実として85%の人はプログラミング初心者からスキルアップしているのです。
リスキリングにプログラミングを選択したい人は、ぜひともKredoオンラインキャンプをご検討ください。
英語だけの環境で英語力も高まる
プログラミングスクールの中でも、英語だけで学べる学習環境であることが特徴です。
リスキリングでは英語も重要視されているため、同時に学べる環境はリスキリングにもってこいです。
授業中は、質問などでも日本語は使用せず、英語だけでやり取りします。
英語についてもプログラミングと同様に「今まで経験がないためついていけないのではないか」と考える人がいるでしょう。
心配するのは不思議ではありませんが、英語についても初心者から丁寧に学べるカリキュラムが整っています。
Kredoに通う80%の人は英語の初級者からスキルアップしているため、英語が苦手な状態からのリスキリングでも心配はありません。
まとめ:リスキリングで何を学ぶか悩んだ際はプログラミングに挑戦!
リスキリングでは「何を学んだら良いのか」という部分が大きな課題となってきます。
学ぶ内容を間違えてしまうと、リスキリングの意味が薄れてしまいます。
学んでもらいたい内容は幅広くありますが、活かせる環境があるならばIT系のスキルをおすすめします。
IT人材は世界中で求められているため、リスキリングでスキルを習得していれば活躍の幅が広がるからです。
なお、これからリスキリングでプログラミングを学びたいと考えるならば、ぜひKredoの無料カウンセリングへお越しください。