こんにちは!
Kredoオンラインキャンプを3か月受講したのち、未経験でIT企業へ転職したさおりです!
いま多くのプログラミングスクールで取り入れられている「転職保証制度」。
ほぼ確実に転職ができ、転職できなければ授業料を全額返金してくれる一方で、デメリットも存在します。
今回はそんなプログラミングスクールの転職保証制度について、SNSの実際の口コミを元にリアルな情報を調査しました。
これから転職保証制度を利用してプログラミングスクールに通うことを検討されている方はぜひご覧ください!
記事のもくじ
プログラミングスクールの転職保証とは?
まずは転職保証とはどのようなものなのか確認しましょう。
就職支援と転職保証の違い
プログラミングスクールの案内の中には「就職支援」と「転職保証」という2つの言葉がありますが、この2つの言葉の意味は大きく違います。
面談の実施やエージェントの紹介、求人サイトの提供などをとおして、転職活動をサポートしてくれること。
支援内容はスクールにより異なり、転職を保証するものではなく、情報提供、アシストをしてくれるというイメージ。
通常のコースに付いているサービス。
提携しているエージェントや企業とつなぎ、転職を保証してくれる制度。
授業料は割高になるが、スクールの受講条件や転職保証条件をクリアし、転職できなかった場合には受講料を返金してくれる。
転職保証の付いた特別なコースとして用意されている。
今回は特別なコースとして用意されている転職保証についてお伝えします。
プログラミングスクールの転職保証の内容
転職保証の付いたプログラミングスクールは、授業料が高額な分、手厚いサポートを受けられます。
主な保証内容(サポート内容)は以下のとおりです。
・学習の質問、キャリア相談が無制限
・書類添削、面接対策などのサポート
・企業紹介
・就職できなかった場合の返金保証
※スクールによって異なります。
転職保証付きプログラミングスクールのメリット
転職保証が付いているというだけあって、サービスの内容に一定のメリットはあります。
ほぼ確実に転職できる
スクールのサポートを受けてほぼ確実に転職できます。
ほとんどのスクールが転職成功率98%をうたってます。
何が何でも確実に転職したいと思っている人にとっては安心材料になりますね。
転職できなければ全額返金してくれる
様々な条件がありますが、条件通りに転職活動をしても期間内に転職できなかった場合に全額返金してくれます。
万が一の時、損した気分にならないですね。
スクール側も返金することにならないように、必死でサポートして転職成功に導いてくれます。
学習のモチベーションを保てる
決められた期間内に決められた授業内容を修了しなければ転職保証の対象にならず、転職できなくても返金してもらえません。
プログラミング学習は難しく、途中挫折しそうになりますが、何としてでも授業や課題をクリアしようと必死になれます。
転職保証が強制力になってモチベーションを保てるということです。
また転職保証付きの場合、専属のメンターが付いたり、質問・相談し放題だったりするので、そういう部分でも常に励まされてモチベーションを保てます。
転職保証付きプログラミングスクールのデメリット
いいように聞こえる転職保証ですが、危険性の部分であるデメリットもあります。
授業料が高額
転職保証付きとなると、とにかく授業料が高額です。
通常のコースの倍くらいになるところもあります。
その分手厚いサポートが付いていますが、果たしてそこまでの価値があるかというとそうでもありません。
紹介される企業への転職しかできないこともある
スクールが紹介している企業の面接を受けなければ、転職保証から外れてしまうことがあり、その場合基本紹介されるがままに受けることになります。
かえって選択肢が狭くなりますし、紹介された企業が条件の悪いブラック企業ばかりということも多いのです。
自分の進みたい方向の企業がなかったら最悪です。
保証の条件が細かく設けられている
転職保証を受けるためには条件が細かく設けられています。
例えば
・決められた期間にカリキュラムを修了し、課題や提出物をきちんと出す
・スクールが指定したルートで転職活動をする
・東京での勤務が可能
・転職期間はコース修了後半年間
といった感じです。
「転職期間はコース修了後半年間」というのは、卒業後半年間転職活動を続けて、それでもだめだったらやっと保証の対象になるという意味です。
「コース修了後半年後に転職できた」としても果たしてこれは転職成功と言えるのか?と思いますよね……。
HP上には公開されていない条件があり、無料カウンセリングで一気に説明されてよくわからないまま契約させられるケースもあるので気をつけましょう。
転職保証が受けられるプログラミングスクールの例―保証内容と保証条件
転職保証、またはそれに近い制度のあるプログラミングスクールは多数ありますが、今回は4例を紹介します。
テックアカデミー
出典:テックアカデミー公式
テックキャンプ
出典:テックキャンプ公式
侍エンジニア
出典:侍エンジニア公式
DMM WEBCAMP
出典:DMM WEBCAMP公式
転職保証付きプログラミングスクールは危険!?SNSの口コミからみえてきた理由
Twitterの口コミから、転職保証付きプログラミングスクールには落とし穴がいっぱいだという事実がみえてきました。
転職保証付きプログラミングスクールが悪いわけではありませんが、スクールへの入会の際は、口コミを調べて客観的に判断した上で、自身に合った選択をしていただきたいなと思います。
紹介されるのはSESなどの下請け開発企業・ブラック企業が多い
プログラミングスクールの『転職保証』なんて大体が3.4次受け以下のSES企業への就職支援だし自社サービスへの転職案件などほぼないに等しいのでそれを期待してスクールに入るのは悪手ですよ
— 佐藤律希(低カロ西村) | AilaB inc. (@teicalo_nishi) January 4, 2021
通ってたプログラミングスクールでは、転職保証がついてました。Rubyを学んだので、Web・オープン系の企業が紹介されると思っていました。ですが、紹介される企業の多くはJavaがメインの業務システムを扱っているSES企業。少しだけ、web系もありましたが、、、
— ジャン (@Je6_aN) September 5, 2019
駆け出しプログラマーくん
人生逆転のため、会社員を辞め80万を借金して未経験からプログラミングスクールに入学。転職保証制度を受けるため週200件の応募を繰り返す。内定が出るも4次請けの零細SES。結局転職先はSNS経由のウェッブ系企業。未経験を理由に買い叩かれ月給18万で生活費と利息でカツカツ
— 心がポッキー(6億円) (@lawliteqed) March 23, 2021
転職保証付きプログラミングスクールで紹介される企業は、条件が悪く、常に人材不足になっているブラック企業が多いのが現状です。
SESの形態をとっていて3次請け、4次請けの案件しかもっていない企業をどんどん紹介されます。
しかもそういう企業の給料は学歴や年齢は考慮されず、都道府県の最低賃金しかもらえません。
(SESが悪いわけではなく、優良なSESの企業に就職できればよい案件に巡り合え、勉強にもなります。)
SESの企業は未経験者歓迎とうたっていることが多いので受かりやすいですが、入社してもいつまでもプログラミングを使う現場に行けず、プログラミングは勤務外で自分で勉強してね、とおっ放されることもあります。
このような受かりやすいブラック企業の紹介が多いから転職成功率98%になるわけですよね……。
紹介される企業が決まっており将来の幅を狭めてしまう
これは9月発売予定の本でも書きますが、プログラミングスクールさんの「転職保証」や「全額返金制度」とかには一切期待しない方が賢明。
自社開発企業さんへの転職保証は不可能ですし、返金されなくなってしまうからみたいな理由でスクール外での転職活動を控えるという判断は完全に論外ですね〜😅
— 勝又健太|エンジニア系YouTuber|雑食系エンジニア|「Web系エンジニアになろう」著者 (@poly_soft) June 23, 2020
プログラミングスクールで「転職保証」や「内定獲得までサポート」という言葉は重要ではありません。応募する企業の内容を問わなければ、だれでも内定はでます。
表向きの保証よりも、転職というチャンレジをどのように支援してくれるのか?のほうが重要ですよ😄 #プログラミング初心者
— こばやしよしのり🍎iOSエンジニア転職・オリジナルアプリ開発スクール運営 (@yoshiii514) January 23, 2022
転職成功率を上げるため、返金対象者をつくらないために、紹介される企業のパターンが決まっていることが多いようです。
紹介された企業の面接を受けないと返金保証の対象から外れてしまうこともあります。
「高い授業料を払ったのに就職できるのは給料の低いブラック企業」という結果が目に見えますし、外部の転職サイトやエージェントを使用できないとなると、将来の幅を狭めてしまいます。
そもそも自分で転職活動するので十分!
IT業界は転職が多く、入れ替わりが激しいのが当たり前なので、今回の転職先がよくない企業だったとしてもまたすぐに転職活動をすればいいのです。
現場での経験を積めばその分価値が上がるので、より条件のいい企業に転職したり、現場で知り合った人のコネでその人の会社に転職したりといったことが頻繁にあります。
「せめて3年くらいは続けなきゃ」といった概念がある人も多いと思いますが、IT業界は、短期でその企業から離れることに対して「悪」という雰囲気は全くなく、個々のスキルアップのために多くの人が転職を繰り返しています。
なのでわざわざ高いお金を払って転職保証付きプログラミングスクールに入らなくても、自分で転職サイトから未経験OKの企業を探し、気楽に転職すればいいのです。
「自分で探して転職にありつけたが、ブラック企業だった」という結果になるかもしれませんが、先述したとおり、スクールから紹介される企業もどっちみちブラック企業が多いので、自分で探すのと同じ結果になります。
転職保証付きのコースに入会すればいい企業に転職できるというわけではありません。
未経験での転職はけっこう厳しいので、最初から条件が完璧な企業に就職しようと思わず、まずは下積みだと思ってどこかの企業に入るという考えも大事です。
もちろん、最初から理想の企業に転職できることが一番ですが。
普通のコースで学びたい言語を学び、スクールの就職支援を活用して情報を得ながら自分で転職活動をすることをおすすめします。
Kredoオンラインキャンプなら安心の就職支援を受けられる
Kredoオンラインキャンプは転職保証はやっていません。
その変わり、親切で充実した就職支援を提供しています。
国内・海外の就職についてのリアルな情報提供
面談とエージェントへの引き渡しがKredoの就職支援の主な内容です。
- 就職支援を受けたいという要望を伝える
- 履歴書と職務経歴書を提出し、面談日程を調整
- KredoスタッフとZoomで面談
- 各エージェントにて、面接対策、履歴書添削、企業紹介を受ける
Kredoの面談では、提出した履歴書と職務経歴書をもとにヒアリングが行われ、具体的な方向や今後やるべきことを教えてくれます。
そして、希望条件や現在のスキルに応じてその人に合ったエージェントにつないでくれるので、その後は各エージェントとのやりとりになります。
現地にいるスタッフからフィリピン企業の就職・転職の現状も聞けるのでとても参考になりますよ。
私は海外就職も考えていたので、海外就職のことも質問しました。
そしたら、当時コロナ禍といいうことで
「普段は紹介できる企業があるが、今は渡航自体が厳しい状況で、英語力がTOEIC800点以上ある、プログラミングスキルがあるといった人でないと採用はない。なのでまずは日本で就職してスキルを身につけ、後々海外就職を検討した方がよい。」
ということを正直に伝えてくれました。
そして国内転職に向けてリクルートにつないでくれて、リクルートの担当者さんとやり取りをしながら転職活動を始めました。
Kredoは転職におけるマイナス面や現状を正直に伝えてくれるので信頼できます。
人材紹介のプロと提携
Kredoはリクルート社、パーソル社、エンライズ社、灯火社の4社と提携しており、プロのサポートが受けられます。
エージェントの担当者は、こちらがKredoで学んでスキルを得ているということをわかってくれているので、安心して相談できます。
まとめ:転職保証付きのプログラミングスクールに入会しない方が無難に転職できる
転職保証付きのプログラミングスクールに入会たら、紹介してもらえる企業がブラック企業ばかりで自分の行きたい企業がない、なのに強制的に面接を受けさせられるといったことになりかねません。
保証条件も細かく設定され、スクール側の都合のいいように操られる危険性があります。
思ったように転職ができなかった上に保証条件から外れて返金もされないとなったら最悪ですよね。
高い授業料を払って転職保証を付ける必要はないように思います。
自分で転職活動をした方が広い選択肢の中から受ける企業を選べるので、転職保証付きのプログラミングスクールに入会しない方が無難に転職できます。
正しく情報収集をして自分の力で転職成功をつかみとりましょう。