プログラマーは人気の職業ではありますが「プログラマーはきつい仕事」といわれる傾向にあります。
確かにプログラマーは負担のかかる仕事であるため、状況によってはきつい仕事となってしまうのです。
今回は一般的に「きつい」とイメージされるプログラマーがどのような理由でそういわれているのか具体的な理由を解説します。
記事のもくじ
プログラマーがきついと言われる9つの理由
プログラマーがきついと言われる理由は複数ありますが、その中でも代表的な9つをピックアップして説明します。
作業が多く労働時間が長い
プログラマーは基本的にプログラミングを担当しますが、それ以外の作業を担当することもあり、作業が多くなる傾向にあります。
作業が多くなるとそれだけ労働時間が長くなるため、他の職業と比較してプログラマーはきついとのイメージを持たれている状況です。
これは事実であり、プログラマーは作業が多く労働時間が長くなってしまう可能性があります。
ただ、近年は労働基準法を遵守するとの観点から、作業量が多くても残業などを減らす取り組みが多く見られます。
そのため、一昔前は労働時間が長くきつい職業でしたが、現在は大きく改善されてきていると考えて差し支えありません。
労働時間に対して所得が少ない
プログラマーは労働時間が長いのに対して所得が少ないため、きつい職業だとの印象を持たれやすい状況です。
これは状況によりけりですが、IT業界の多重下請け構造に起因する部分があります。
IT業界は元請けと下請けの構造が階層化されていて、プログラマーは下請けになりやすい状況です。
一般的に下請けは元請けほど多くの売り上げを得られないため、賃金が安くなってしまい所得も少なくなってしまいます。
必ずしも所得が少ないとは言い切れないものの、下請けとして働くプログラマーは労働時間に対して所得が少なくなりがちです。
グローバル化に伴い何かと英語が必要になる
近年はIT業界でも英語が積極的に活用されるようになってきています。
海外企業や海外拠点とやり取りすることが多く、少なくとも英語で文章が書けなければコミュニケーションが取りにくい状況です。
ここ数年で急激に英語が必要となってきたため、今まであまり英語に触れてこなかったプログラマーにはきつい状況が続いています。
ただ、このようにグローバル化の波が押し寄せているのはプログラマーだけではありません。
「プログラマーにも英語が必要となりきつい」と考える人が多く見られますが、プログラマーに限らず多くの業界でいえることなのです。
顧客先に常駐する業務が多々存在する
案件によりますがプログラマーが顧客先に常駐して開発する案件が多数存在します。
これは開発するコンピューターや環境の都合であり、プログラマーにとってはやむを得ないものです。
ただ、日頃から慣れている環境ではなく顧客先で仕事をするのは精神的に大きな負担になりやすく、プログラマーの仕事がきついといわれる原因になっています。
近年は在宅勤務などが広がっているものの、情報を保護する観点などから顧客先に常駐しなければならないケースは多々あり、きつい状況はなかなか改善されません。
スキルアップに際限がない
プログラマーは常に新しいスキルが必要となり、スキルアップに際限がない状況です。
日々の業務をこなしながらスキルアップを続けなければならず、インプットとアウトプットの多さからきついと考えられています。
実際、プログラマーは最新のスキルを取り扱うことも多く、スキルアップしていなければ案件が獲得できないケースが存在します。
そのため、体力的にきつくともスキルアップに励むしかない状況であり、年齢を重ねているプログラマーには特に大きな負担です。
業務範囲が不明確で増えやすい
上記でも説明したとおりプログラマーは多くの作業を担当し、そもそも業務量が多くきつい状況です。
それに加えてプログラマーの業務範囲が不明確な場合があり、顧客から追加の仕事を依頼されてさらに業務が増えてしまいます。
そもそもきつい状況でさらに作業範囲が増えてしまうため、よりきつい状況に陥ってしまうのです。
もちろん、契約時に業務範囲を明確にしていれば、プログラマーの作業範囲が唐突に増えるようなことはありません。
しかし、業務範囲が不明確な契約を結んでいるケースが多く、営業ではなくプログラマーが尻拭いをする形できつくなっています。
プログラマー不足により仕事を増やされがち
プログラマーは人気の職業ではあるものの、まだまだ需要に対して供給が不足している状況です。
人数が不足しているために仕事のできるプログラマーに仕事が偏りがちで、多くの仕事を割り振られてきつくなっています。
プログラマーに限った話ではありませんが、人手が不足しているとどうしても仕事ができる人に仕事が集中してしまいがちなのです。
これからプログラマーの人数がさらに増えれば、需要と供給のバランスは現在よりも整うと考えられます。
そうなるとプログラマー不足による仕事の偏りが解決すると考えられ、プログラマーの働き方がきつい状況は改善されるはずです。
トラブル対応でプライベートに影響が出る
何かしらシステムトラブルになるとプログラマーはトラブル対応をしなければなりません。
場合によっては土日や深夜に対応しなければならず、プライベートに影響が出てしまう可能性があります。
多少であればやむを得ないとも考えられますが、プログラマーは比較的トラブル対応が多い職業であるため、きついと言われる原因となっています。
トラブル対応でプライベートに影響が出るのは事実ですが、トラブルは定期的に発生するようなものではありません。
何かしら運が悪い場合にトラブルに巻き込まれてしまうものであり、トラブル対応があるからプログラマーはきつい職業だとは考えなくても良いでしょう。
体力の低下により年々きつく感じるようになる
プログラマーは体力勝負の仕事だと考えられているため、体力の低下によってきつくなる職業ではあります。
例えば開発が遅延している場合は残業や休日出勤でリカバリーする必要があり、体力勝負でプログラミングをしなければなりません。
このような働き方は歳を重ねるにつれて難しくなり、また「体力勝負のプログラマーはきつい職業だ」とのイメージを持たれる所以でもあります。
どうしてもプログラマーは「バグ」「設計ミス」など予期せぬトラブルが起きてしまう職業です。
このようなトラブルには体力で対応するしかない場合があり、体力が減ってくると年々きつく感じてしまうでしょう。
プログラマーが「きつい」と感じる事例3選
上記ではプログラマーがきついと感じる理由について説明したため、以下では実際にきついと感じるような事例について紹介します。
トラブル対応で残業・休日出勤が続く
繰り返しの説明となりますが、ブラグラマーでトラブル対応が発生すると、残業や休日出勤が続いてしまいます。
本来はプライベートの時間に仕事が入ってしまうため、休息できる時間が短くなってしまい体力的にきついと感じてしまうのです。
なお、プログラマーは常にトラブル対応しているイメージを持たれがちですが、実際にはそのようなことはありません。
トラブルに巻き込まれてしまった場合のみきつくなると考えておきましょう。
顧客先に常駐していることで緊張感から精神的に疲れる
顧客先の常駐によって精神的に疲れてしまい、きつくなるケースが多く見られます。
基本的に「顧客先=発注主」であるため、顧客先では粗相などを起こさないように常に気を遣わなければなりません。
単純に仕事するだけでも負担がかかるにも関わらず、顧客のことも考える必要があるのです。
考えることが増えてしまい精神的な圧迫感を感じ、プログラマーとして働くのがきついと感じてしまいます。
英語が必要となり見積もり以上の工数を要す
英語が必要な時代となってきているため、プログラマーにも英語が求められ言語の壁できつくなる傾向があります。
翻訳ツールなどを利用すれば英語でメールの本文などが作成できますが、どうしても時間がかかってしまいきつくなってしまうのです。
ただ、この部分に関してはこれから避けられない課題であり、プログラマーは英語を習得しなければなりません。
きついからといって英語を避けるような働き方をするのではなく、英語と共存するような働き方をしていく必要があります。
きつい状況でもプログラマーになる3つのメリット
プログラマーはきつい仕事ではあるものの、以下のとおりメリットがあるためそれぞれ説明します。
手に職をつけられる
プログラマーは専門知識が必要な仕事であるため、習得しておくことで手に職をつけられます。
これからの時代は多くの場所でシステムが必要とされるため、プログラマーの需要がなくなってしまうことは考えにくい状況です。
一度プログラミングのスキルを習得しておけば長く活躍可能であり、一生もののスキルといっても過言ではないぐらいです。
ITキャリアへの基礎を築ける
IT系のキャリアを築きたいと考えているのであれば、プログラマーは基本的なスキルを習得するのに適しています。
必ずしもプログラマーを経由する必要はないものの、プログラマーにはITの基礎が必要となるため、プログラマーを経由すればキャリアの基礎を築けるのです。
在宅ワーク・リモートワークがしやすい
IT業界は在宅ワークやリモートワークに取り組む企業が多く見られます。
プログラマーは顧客先に常駐しなければならないこともありますが、そのような案件でなければ在宅で仕事ができるチャンスがあるのです。
近年は働き方の見直しによってプログラマーの在宅ワークが増えているため、この点はプログラマーとして働くメリットです。
プログラマーとしてのスキルを高めればきつい環境は打破しやすい
プログラマーはきつい部分もある職業ですが、スキルを高めておけばきつい環境を打破しやすいため、スキルアップに役立つKredoを紹介します。
ITスキルの向上で余裕を持った仕事がしやすくなる
Kredoは高密度な授業で一気にプログラミングを学べるプログラミングスクールです。
他のプログラミングスクールとは異なり毎週多くの授業を実施していて、インプットとアウトプットを繰り返しながらスキルアップが可能です。
プログラマーとしてスキルアップするためには、インプットするだけではなく定期的なアウトプットとフィードバックが重要となります。
高密度な授業は負担のかかってしまうものではありますが、その壁を乗り越えることで大きなスキルアップを実現できるのです。
英語の習得で海外とのやりとりやドキュメント理解が負担なしに
プログラミングスクールの中でもすべての授業が英語で行われるスクールです。
日本国内ですべての授業が英語で実施されるスクールは限られているため、英語力を高めるためにはKredoが適しています。
中には「英語の授業など自分にはハードルが高い」と感じる人がいるかもしれませんが、Kredoに通う人の大半が英語初級者です。
英語に苦手意識があっても克服できるカリキュラムとなっていて、最終的には海外とのやり取りができる程度の英語力を目指せます。
まとめ:プログラマーはきついと言われるがスキルがあればその状況は打破できる
プログラマーは仕事の特性上からきついといわれる部分があります。
自分自身では打破できない部分も多くあり、きつい状況を受け入れなければならないのは事実です。
ただ、課題の内容によっては自分のスキルを高めておくことで解決できる可能性があります。
プログラミングや英語のスキル不足で「きつい」と感じるならば、Kredoで解決できる可能性があるため、一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。