これからプログラミングを始める方は、Progateとドットインストールのどちらかで学習しようと考えているでしょう。
しかし情報がたくさんあり、どちらの教材がわかりやすくプログラミングを学べるか判断しづらいですよね。
本記事ではProgateとドットインストールの特徴を解説し、初心者の方にオススメの教材をお伝えします。
これからプログラミングを学びたい方は、Progateとドットインストールのどちらが向いているかがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
記事のもくじ
Progateについて
Progateとはプログラミング言語をパソコンやスマートフォンで学ぶことができるサービスです。
対応している言語は幅広く、HTMLやJavaScriptのようなフロントエンドから、RubyやPHPのようなバックエンドのプログラミング言語が学べます。
まだまだ対応する言語は拡大しています。
最近では今トレンドのPythonや世界中で人気のあるReactも登場しました。
それだけではなくソースコードを管理するためのGitや、環境構築に必要なComand Lineがあり、より実際の現場で使用する言語が学べるアプリとなっています。
無料版で学べる範囲
Progateが無料で学べる範囲は、各プログラミング言語の基礎的な部分です。
たとえばHTML&CSSの無料版では、
- ヘッダー
- フッター
- お問い合わせページ
などを含めたWebページをひとつ作ることができます。
JavaScriptやRubyなどのプログラミング言語は、while文やfor文などの基本構文を覚えられます。
有料版(月額1,078円)で学べること
有料版は中級レベルのスキルが学べます。
HTML&CSSを例に出すと、有料版は実際に仕様書を使ってWebページを作成する項目があります。
JavaScriptでは、配列やオブジェクトについて学べます。
そのため、プログラミング言語を本格的に学んでいきたい方には有料版がいいでしょう。
また最近ではHTMLやNode.jpを含めた4言語が学べるWeb開発コースや、Ruby on Railsを使用したWeb開発コースも登場しました。
一つの作品を作りながら学べるコースだけでなく、言語別で選べるコースもあるので学習の目的や用途に合わせて使うことができます。
学習方法
Progateの学習方法はスライド形式です。
スライドの文章を読みながら進めていくのが基本です。
まずスライドでこれから何をしていくのかを確認し、それを実現するためのコードを解説してくれています。
スライドを読み終わると、実際にコードを入力する疑似のエディタ画面に移ります。
正解コードの選択肢が用意されているので、穴埋めになっている箇所にコードを入力し、正解したら次の講義が見られる仕組みです。
Progateはゲーム感覚でプログラミング言語が学べるアプリです。
難易度
Progateは初心者やプログラミングに興味のある方向けのサービスなので、むずかしく作られてはいません。
穴埋め問題になっている部分は、スライドを読み込めば正解できるためです。
しかし演習問題やプログラミング言語のレベルが上がるとヒントはあるものの、仕様書を見ながらのコード入力や使用する言語が合わないなどでむずかしく感じる方もいるでしょう。
わからない場合は一度終了した章に戻りスライドを確認することも可能なので、再度読み直して進めていくのがオススメです。
ドットインストールについて
ドットインストールは、短い講義動画でプログラミングを学べるオンライン講座サービスです。
一つの動画が3分程度なので、スキマ時間や仕事から帰ってきた後の時間でも学べます。
ドットインストールは、短い動画でもホームページ制作やWebサービスの開発などを段階的に学べるようになっています。
本格的なプログラミング言語を効率的に学びたい方には、オススメのオンライン講座です。
無料で学べる範囲
ドットインストールにもProgateと同じく2種類の教材があります。
ひとつは何かを作りながら学べるコースです。
主なコースは以下のとおりです。
- Webサイトの作り方
- Webサービス開発
- Webサービスに動きをつける方法
ひとつのコースを学ぶことで、複数のプログラミング言語が学べます。
もうひとつは、個別にプログラミング言語を学んでいく方法です。
HTMLやCSSをはじめRubyやPHPなどの、サーバーサイド言語や近年ゲーム開発でよく使われているUnityなどのレッスン動画があります。
作りながら学べるコースの無料範囲は、PC上でプログラミング言語が使えるようにする環境構築までです。
RubyやPythonなど個別のプログラミング言語の無料範囲は、講座の説明や概要部分のみです。
有料版(1,080円)で学べること
サービスを作りながら学ぶコースの有料版は、制作物が完成するまでです。
サービスを作り終えると、複数の言語が習得できる流れになっています。
個別のプログラミング言語の有料範囲は、変数や構文などの重要な部分です。
ドットインストールでの学習は、無料で学べる範囲が少ないので有料版は必須です。
全478レッスンを1,080円で観られるのは、非常にコストパフォーマンスがいいサービスでしょう。
学習方法
学習方法は3分程度の動画を観て、解説しているコードをあなたのエディタに入力しながら模写をするかたちです。
有料会員になると動画の文字起こしも見られるので、音が出せない環境でも学習できます。
繰り返しになりますが、何か作りながら学ぶタイプと個別でプログラミング言語を学ぶ2種類の動画があるので、興味のある方を選んでみてください。
初心者の方には興味のあるプログラミング言語を学んでから、何か作るタイプの学習に移行するのがオススメです。
「まずは始めてみたい」と考えている方は、HTML&CSSが学べる「Webサイトを作れるようになろう」というコースがいいでしょう。
難易度
ドットインストールはProgateと違い、動画で説明してくれるため学ぶうえでの難易度は低いでしょう。
動作するコードを解説しているので、まずはそのままエディタに模写をしてみてください。
さらに476レッスンの中からあなたが今学びたいプログラミング言語が選べるため、難易度はコントロールできます。
ドットインストールもProgateと同じく、初心者向けに作られた学習教材なので、基本的にはわかりやすくまとめてくれています。
Progateとドットインストール、無料版と有料版ならどっちがいい?
結論からいうとProgateもドットインストールも、無料版を使ったあとに有料版を使うのがオススメです。
とくにProgateの場合は、無料版でWebサイト作成に必要な初歩的な技術はほぼすべて学べます。
Progateのスライド形式のレッスンでWebサイトを作ることができたら、有料版で本格的にプログラミングをはじめるのがいいでしょう。
ドットインストールは、無料部分がプログラミング言語の解説や講座の概要が多めです。
そのため教材の質を理解してから有料版に移行するのはむずかしいでしょう。
判断材料が少ないので不安かもしれませんが、いくつか無料部分の動画を観て説明が「わかりやすい」と感じたら有料にするのがオススメです。
Progateとドットインストール、オススメなのはどっち?
Progateとドットインストールの学習方法や難易度を解説してきました。
ではどちらが初心者の方にオススメなのでしょうか?
Progateはテキストが中心で、ドットインストールは動画が中心で質問環境があります。
それぞれの特徴を解説し「このような方にオススメしたい」ということを書いているので、あなたが当てはまっている方の教材を使用してみてください。
わからないことは調べながら進めたい方はProgate
Progateには質問できる環境がありません。
そのため自分自身でわからないことを調べながら進められる人は、Progateに向いています。
スライドの情報は詳細に説明されていて画像も挿入されているのでわかりやすいです。
しかし初心者がプログラミングを学んでいると、何をどう調べればいいのかわからないときがあります。
そのときのために、詳しく解説してくれている動画や記事を見つけておきましょう。
オススメはQiitaです。
Qiitaはエンジニア自身が過去にぶつかった疑問点などの解決策を投稿しているサイトです。
あなたが今悩んでいる問題点を検索すれば、過去に似たような疑問を抱えていた方が記事で解決してくれていることがあるので、調べてみましょう。
質問をしたい方はドットインストール
質問をして解決していきたい方はドットインストールがオススメです。
ドットインストールには、メールで質問できる環境が整っています。
有料会員になると、月に5回まで質問できます。
「メールで質問すると時間がかかりそう」と思われるかもしれませんが、回答は2〜3時間以内に返ってきます。
さらにコードをコピーできるので、文章では伝えにくいような内容もレビューしてもらえます。
プログラミングを始めたばかりの方や、わからないことは質問したいと考えている方はドットインストールがオススメです。
まとめ:Progateとドットインストールはどちらも質の高いプログラミングが学べる
Progateとドットインストールの特徴を解説しました。
利用者によって向き不向きはありますが、Progateもドットインストールも質の高いプログラミング教材です。
スライド中心で学んでいきたい方はProgateがオススメで、動画で学びながらメールで質問したい方はドットインストールがいいでしょう。
今回ご紹介した内容を元に、どちらを利用して学習していくか考えてみてください。