パソコンスキルは就職や転職の際に役立ちます。
しかし何から手をつければいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、パソコンスキルを身につけるために必要なスキルや資格を紹介します。
具体的に身につけるべきスキルや、勉強方法がわかるので無駄な時間をかけずにパソコンスキルを身につけられます。
「どのようにパソコンを学べばいいのかわからない」「パソコンを学ぶうえで必要なスキルを知りたい」と考えている方は、ぜひご確認ください。
記事のもくじ
「パソコンができる」と言える7つのスキル
パソコンを使用する際にあると便利なスキルは以下の7つです。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
ブラインドタッチができる
ブラインドタッチとは手元を見ずにキーボードを打つスキルです。
パソコンを打つ際に手元を見てしまうと、入力に時間がかかってしまいます。
ブラインドタッチができればパソコンの画面だけを見ながら操作できるので、作業効率が上がります。
ブランドタッチはパソコンのスキルを上げる際の基礎的なスキルです。
Wordで文章作成ができる
WordとはMicrosoftが開発・販売している文章作成ソフトです。
文章作成ができるだけでなく、装飾をしたり校閲をしたりできる機能があります。
社内のパソコンで文章を作成する際は、Wordを利用する機会が多くなるでしょう。
事務職でパソコンを使用する方はマスターするべきスキルです。
Excelで計算ができる
ExcelはMicrosoftが開発・販売している表計算ソフトです。
シートに羅列されている数字を計算できます。
たとえばクラスの点数の平均や、各店舗の売上など多くの計算をすぐに行えます。
また、Excelは計算した答えを図形やグラフに変換することも可能です。
集めたデータをわかりやすく伝えるためにも、Excelの能力は必要です。
PowerPointでプレゼンの資料が作れる
PowerPointはMicrosoftが開発・販売している資料作成ソフトです。
会社ではプレゼンやセミナーを行う際に、パソコンを使用して説明する機会があります。
そのため、PowerPointが使用できると理解しやすいスライドや表の作成がスムーズにできます。
社内で資料を作成して発表する機会が多い方は、身につけるべきスキルです。
検索して自分で解決できる
わからないことを検索して自分で解決する能力も必要です。
現代は多くの情報に触れられるので、常に取捨選択をしなくてはいけません。
そのためにも自分自身で検索をして、解決するスキルを身につける必要があります。
メールやチャットが使用できる
テレワークが加速したことにより、メールやチャットを使用してコミュニケーションする機会が増えました。
使用するツールも会社によって異なるため、操作方法は覚えておく必要があります。
また、テキストコミュニケーションの特徴を意識していきましょう。
ビジネスメールでは結論から伝えたり、内容を簡潔にまとめたりする能力が求められます。
敬語や送信先となる「CC」や「BC」の使い分けなども覚えておくのがおすすめです。
ファイルの管理ができる
ファイルやフォルダごとに情報を管理できるようにしましょう。
パソコンで資料などを管理する際は、フォルダを新規作成したり名前をつけて保存をしたりする必要があります。
ファイル管理ができないと、必要な資料を探すのに時間がかかり仕事の生産性も落ちてしまいます。
セキュリティの面でも危険なので、ぜひ覚えておきましょう。
無料でできるパソコンのスキルを身につける4つの方法
無料でできるパソコンのスキルを身につける4つの方法は以下のとおりです。
具体的に解説します。
ブラインドタッチの練習サイトを活用する
ブラインドタッチをマスターするには、インターネット上にある無料ソフトを使用するのがおすすめです。
キーボードの手の置く位置が示されていたり、ゲーム感覚でトレーニングできたりとさまざまな種類があります。
おすすめは以下の2つです。
e-typingはキーボードの配列が表示されていて、初心者でもブラインドタッチを練習できます。
スコア制になっているので楽しく続けられるでしょう。
初心者はスコア250前後を目指すと、仕事に支障なくブラインドタッチが行えます。
寿司打はネタが流れてくる間に表示されている文章を打ち、ブラインドタッチをトレーニングするソフトです。
楽しみながら練習したい方にはおすすめです。
ショートカットキーを覚える
ショートカットキーとは、動作をキーボードで操作することです。
たとえばショートカットキーを使用しないで文章を消す際は「×」や「BackSpace」を押さなければいけません。
しかしショートカットキーを使用すれば、決められたキーボードを押すことで文字を消したりコピペできたりします。
キーボードから手を動かすことが少なくなるので、効率よく作業を進められます。
職業訓練校に通う
退職中であれば、職業訓練を受けてパソコンの操作を覚える方法もあります。
職業訓練校では無料でパソコンのスキルを学べます。
WordやExcelなどの基礎的なパソコンスキルから、Webデザインやプログラミングなどの専門スキルまで学ぶことが可能です。
申し込み方法は市区町村のハローワークで申請できます。
地域によって受講できる講座も異なるので、気になる方は一度問い合わせてみましょう。
YouTubeで学習する
パソコンのスキルをYouTubeで学習することも可能です。
YouTubeではパソコンに詳しい方が情報を無料で提供しています。
動画なので視覚でイメージでき、すばやくインプットできるでしょう。
独学で学び進められる方にはおすすめです。
有料でできるパソコンのスキルを身につける2つの方法
有料でできるパソコンのスキルを身につける方法は以下の2つです。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
パソコンスクールに通う
パソコンスクールの場合はカリキュラムに沿った指導が行われます。
そのため、基礎から応用まで学習したい方や専門的なスキルを身につけたい方にはおすすめです。
また、どうしても一人では学び続けるモチベーションを保てない場合があります。
しかしパソコンスクールで同じ目的を持った仲間と学ぶことで、やる気を維持しながら学習を進めていけます。
パソコンスクールでは同じ方向性を見て頑張れる仲間と出会えるのも大きなメリットと言えます。
書籍や動画の教材で学ぶ
独学が得意な方は書籍や動画などの教材で学ぶのもいいでしょう。
書籍や動画の教材は買い切り型の商品が多いので、一度購入すれば好きなタイミングで学習できます。
仕事や家事・育児で忙しい方でもスキマ時間を活用してインプットができます。
また、初心者から経験者までに対応しているコンテンツがあるので、どの段階でも学習が可能です。
ひとつの講座で必要なスキルを学習できるので、コストパフォーマンスは高いでしょう。
パソコンのスキルを身につけるのに必要な資格7選
パソコンのスキルアップにつながる資格は7つあります。
事務職を目指している方やパソコンを専門的に学びたい方などにおすすめの資格を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
MOS(マイクロソフトスペシャリスト)
MOS(マイクロソフトスペシャリスト)は、WordやExcelなどMicrosoft製のツールを扱えることを証明できる資格です。
受験資格に学歴や年齢は関係ありません。
Microsoftが認定している国家資格となっているため、就職や転職をする際に受験される方が多いです。
受験方法は2通りあります。
ひとつは、全国一斉試験を受ける方法です。
MOSの公式サイトで必要項目を入力し受験します。
もうひとつは、随時試験といって会場に足を運んで受験する方法です。
各会場によって申し込み方法や日程が異なるため、MOSの公式サイトで確認しておきましょう。
VBAエキスパート
VBA(Visual Basic for Applications)とは、Microsoftが提供しているソフトの動作を拡張できるプログラミング言語です。
受験資格に学歴や年齢は関係ありません。
VBAが使用できると、WordやExcelなどMicrosoftが提供しているソフトの動作を一部自動化できます。
Excelの入力作業を自動化したりPowerPointでの資料作成がスムーズにできたりします。
「VBAエキスパート」とはVBAのスキルを証明するための資格です。
仕事のなかで業務効率化を任されている方は取得するのがおすすめです。
日商PC検定
日商PC検定は、WordやExcelなどMicrosoftの製品の使用スキルを証明する資格です。
受験資格に学歴や年齢は関係ありません。
MOSと似ている点がありますが異なります。
MOSはWordやExcelなどの基本的な操作能力を測る試験に対して、日商PC検定は実践に近い知識やスキルが求められる資格です。
MOSを取得した後に日商PC検定を受験する方もいます。
職場でも応用できるパソコンスキルを身につけたい方は、ぜひ取得してみてください。
Word文書処理技能検定試験
Word文書処理技能検定試験は、MicrosoftのWordを使用して文書作成スキルを測ったり実務で使用する知識が出題されたりする試験です。
受験資格に学歴や年齢は関係ありません。
1級〜基礎級までに分かれており、検定ごとにビジネス文書の作成スキルや表計算など出題範囲が異なります。
会社員としての必要能力を身につけたいのであれば、企業で実践的に使用されているITやネットワークスキルが出題される2級か3級を受験するのがおすすめです。
Excel文書処理技能検定試験
Excel文書処理技能検定試験は、Excelの実践的なスキルを測ります。
受験資格に学歴や年齢は関係ありません。
Excelに関する知識問題だけでなく、表計算やグラフ作成などの実技試験もあります。
事務職を目指す方はぜひ取得しておきたいスキルです。
サーティファイPowerPointプレゼンテーション技能認定試験
サーティファイPowerPointプレゼンテーション技能認定試験は、PowerPointを使用して、効果的なプレゼンテーションや資料作成の能力を測ります。
受験資格に学歴や年齢は関係ありません。
初級は実技試験のみですが、上級は知識問題と実技試験があります。
実技試験はスライドを指示通りに作成していく試験です。
社内でプレゼンテーションをする機会が多い方や、資料作成をする方は取得を検討してみてください。
Accessビジネスデータベース技能認定試験
Accessはデータ管理を得意とするMicrosoftのソフトです。
商品情報や顧客のデータ・売上などを管理できます。
Accessビジネスデータベース技能認定試験は、Accessのスキルを測るテストです。
データベースの作成や技能知識に関する問題が出題され、1〜3級に分かれています。
受験資格に学歴や年齢は関係ありません。
エンジニアやプログラマーを目指す方は、ぜひ取得してみてください。
パソコンスキルを高めるにはKredoオンラインキャンプがおすすめ!
パソコンスキルを高めるにはKredoオンラインキャンプがおすすめです。
Kredoでは英語でプログラミングのスキルやWebデザインのスキルを磨けます。
ITスキルを身につけるのは難しいと考えている方もいますが、レベルや目的に合わせたクラスを用意しています。
初心者の方でも安心して始められるので、ぜひKredoの利用を検討してみてください。
まとめ:パソコンスキルを身につけるには目的が大事
パソコンスキルや資格は何から学べばいいか悩んでしまうので、ひとつの目的があるといいでしょう。
- 事務職に就職したい
- プレゼン資料を作れるようになりたい
- プログラミングを学びたい
到達したい目的を決めたうえで、紹介したスキルや資格を磨いてみてください。