こんにちは、Kredo Blog編集部です!
海外就職するには、国と職種を決め、英語+専門スキルをそろえたうえで、英文の書類づくり→応募→面接→ビザの手続きの順に進めます。日本の就職活動とは評価のされ方が違うため、その違いを知ってから準備を始めることが大切です。
「いつか海外の企業で働いてみたいけれど、何から準備すればいいかわからない」という人も多いと思います。この記事では、日本と海外の就職活動の違い、準備から内定までの5つのステップ、国と職種の選び方、求人の探し方、海外就職の主なルートをまとめます。
この記事でわかること
- 海外就職の準備から内定までの5つのステップ
- 日本と海外の就職活動の違い
- 国選びの3つのポイントと、職種ごとに必要な経験・語学
- 海外求人の探し方5つと、面接・ビザの注意点
- 駐在・現地採用・海外企業・留学からの就職の4つのルート
海外就職するには?結論と5つのステップ


外務省の「海外在留邦人数調査統計」によると、2025年10月1日現在、海外に住む日本人は1,298,170人で、そのうち長期滞在者は709,684人です。地域別ではアジアに347,333人が住んでいます(2026年10月時点で確認)。仕事で海外に暮らす日本人は多く、海外就職は特別な人だけのものではありません。
海外就職の準備は、次の5つのステップで進めます。
| ステップ | やること | 目安の時期 |
|---|---|---|
| 1. 国と職種を決める | 生活環境・ビザ・言語を調べ、働きたい国と職種を絞る | 応募の1年以上前 |
| 2. 英語と専門スキルをそろえる | 仕事で使える英語と、即戦力になるスキル・経験をつくる | 半年〜1年以上前 |
| 3. 書類を準備する | 英文の履歴書、卒業証明書、推薦状などを用意する | 応募の1〜2か月前 |
| 4. 求人を探して応募する | 複数の探し方を組み合わせて応募する | 求人が出たら随時 |
| 5. 面接・内定・ビザ | 面接を受け、内定後に雇用主とビザの手続きを進める | 内定から渡航まで数か月 |
期間はあくまで目安で、国や職種、今のスキルによって大きく変わります。特に時間がかかるのは、ステップ2のスキルと経験づくりです。早めに始めるほど選択肢が広がります。
日本と海外の就職活動の違い


海外就職でつまずく人の多くは、日本の就職活動と同じ感覚で進めてしまいます。主な違いを表で整理しました。
| 項目 | 日本の就職活動 | 海外の就職活動 |
|---|---|---|
| 評価のされ方 | 人柄や伸びしろ(ポテンシャル)を重視 | 今できること(即戦力)を重視 |
| 採用の時期 | 新卒は一括採用で、時期がそろっている | 空いたポジションごとの通年採用が多い |
| 見られる経歴 | 大学名や会社名も見られる | 専攻・職務経歴・実績・スキルが具体的に見られる |
| 入社後の育成 | 研修でじっくり育てる会社が多い | 入社してすぐ仕事を任されることが多い |
| 評価と給与 | 勤続年数も評価に入りやすい | 成果によって評価や給与が変わりやすい |
即戦力が見られる
海外の企業は、応募した仕事を入社後すぐにこなせるかを見ます。学生の場合も、大学で何を専攻し、どんな成績や経験があるかが選考の対象になります。インターンを通じて、在学中から仕事のスキルを磨く学生も多くいます。
採用の時期は人によって違う
海外では、欠員が出たときや事業を広げるときに、その都度募集が行われるのが一般的です。決まった時期がない分、自分から情報を集めて動かないと、良い求人を見逃してしまいます。長期休暇の時期は採用が止まりやすいなど、国ごとの傾向も調べておきましょう。
成果で評価されやすい
成果によって評価や給与が変わる会社が多く、若くても実力を示せばチャンスが広がります。一方、成果が出ないと評価に直結しやすい点は、日本との大きな違いです。
ステップ1:働きたい国と職種を決める


海外就職の準備は、国と職種を決めるところから始まります。国によってビザの条件も、求められるスキルも違うためです。
国選びの3つのポイント
| ポイント | 確認すること |
|---|---|
| 生活環境 | 治安、気候、食事、医療、物価。国全体だけでなく、住む地域ごとに確認する |
| 就労ビザの取りやすさ | 学歴・職歴の条件、雇用主のスポンサーが必要か、条件が変わっていないか |
| 使う言葉 | 公用語が英語か、現地の言葉が必要か。職場で使う言葉は何か |
治安の情報は外務省の海外安全ホームページ、ビザの条件はその国の大使館や移民局の公式サイトで、最新の情報を確認しましょう。可能であれば、旅行や短期滞在で実際に現地を訪れ、暮らしの雰囲気を体感しておくと安心です。
職種ごとに必要な経験と語学
| 職種 | 求められやすい経験・スキル | 語学の目安 |
|---|---|---|
| 営業 | 営業の経験 | 英語や現地語があると有利。取引先が日系企業だけなら日本語中心のことも |
| 生産管理 | 製造業での管理・マネジメントの経験 | 現地スタッフと話すための英語や現地語 |
| 貿易関係 | 貿易実務の経験 | やり取りや書類のための語学力 |
| ITエンジニア | プログラミングのスキル・開発経験 | 技術の資料を読むための英語。職場によっては会話も |
| 日本食の料理人 | 日本食の調理経験 | 店のオーナーが日本人なら日本語中心のことも |
| 日本語教師 | 日本語を教えるスキルや資格 | 生活には英語や現地語が必要 |
| 通訳・翻訳 | 通訳・翻訳の経験 | 高い語学力が必須 |
日本で職歴がある人は、同じ業界・職種を狙うのが基本です。経験があるほど就労ビザの条件を満たしやすく、給与の交渉もしやすくなり、キャリアにも一貫性が出ます。職種ごとの英語力の目安は海外に行ける仕事一覧でも紹介しています。
ステップ2:英語と専門スキルをそろえる


海外就職では、学歴そのものより「英語+αのスキル」が見られます。英語だけでは現地の人との差がつきにくいため、仕事に直結する専門スキルを組み合わせることが大切です。
スキルや経験がない場合は
「まだ働いたことがない」「違う業界に行きたい」「これといったスキルがない」という人は、海外で需要のある職種に関連したスキルを、これから身につける必要があります。中でもITのスキルは国を問わず需要があり、プログラミング言語は世界共通で使われています。
ITエンジニアこそ英語が必要
プログラミング言語はほとんどが英語をもとにしていて、調べものやエラーメッセージも英語で出てきます。英語がわからないと、エラーへの対応や情報収集に時間がかかってしまいます。ITと英語は、セットで身につけると強みになります。
| 学び方 | よい点 | 注意点 |
|---|---|---|
| 独学 | 費用を抑えられ、自分のペースで進められる | つまずいたときに聞ける人がいない。会話の練習が不足しやすい |
| 日本で英会話・ITの教室に通う | 仕事や学業と並行できる | 2つの教室に通うと時間と費用がかさむ |
| 英語とITを学べる留学 | 短期間に集中でき、海外生活も同時に体験できる | 仕事や学業を一時的に離れる必要がある |
Kredoは、フィリピン・セブ島のITパークで英語とITを学ぶ留学です。2016年に開講し、卒業生・参加者は3,000名以上。受講生の92%は英語もITも未経験から始めています。1日8時間(英語マンツーマン4時間+ITグループ4時間)で、ITレッスンはすべて英語です。卒業後は、面接対策、履歴書・職務経歴書の添削、求人情報、企業紹介といったキャリア支援を受けられます。費用や1日の流れはIT留学とは?費用・国別比較・1日の流れと選び方で紹介しています。
ステップ3:英文の履歴書と書類を準備する


国や企業によっては、履歴書とは別に次のような書類を求められることがあります。
- 英文の履歴書(レジュメ)と職務経歴
- 卒業証明書・成績証明書(英文)
- 在職証明書・退職証明書
- リファレンスレター(前の職場や教授からの推薦状)
証明書は日本でしか発行できないものもあるため、海外にいながら就職活動をする場合は、必要な書類を早めに確認して用意しましょう。
英文の履歴書は、決まった用紙に書き込む日本の履歴書と違い、自分で一から作るのが一般的です。担当した仕事、使えるスキル、成果を具体的に書きます。書き上げたら、英語の先生や人材紹介会社などに添削してもらいましょう。単語の使い方や文章の誤りは、それだけで印象を下げてしまいます。
ステップ4:求人を探して応募する


海外求人の探し方は1つではありません。見つかる求人の種類が違うため、いくつかを組み合わせて使いましょう。
| 探し方 | 見つかりやすい求人 | ポイント |
|---|---|---|
| 企業の採用ページに直接応募 | 行きたい企業の求人 | 欠員や事業拡大のときに告知されるので、こまめに確認する |
| 現地の人材紹介会社 | その国の日系企業・現地企業の求人 | 「国名+求人」で探し、強い分野の違う会社に複数登録する |
| 日本の転職サービス(海外求人) | 日系企業の海外勤務・駐在の求人 | 日本語で情報を得られ、手続きの支援を受けられることも |
| ビジネス向けのSNS | 海外企業・外資系企業の求人 | 英語のプロフィールに経験とスキルを具体的に書く |
| 知人・卒業生の紹介 | 公開されていない求人 | 現地で働く人とつながり、情報をもらう |
英語が苦手な人の働き方は英語が話せなくても海外で働ける?未経験からの仕事と年代別の現実でも紹介しています。
ステップ5:面接・内定・ビザの手続き


面接は少ない回数で決まることも
海外企業の面接は、日本より回数が少なく、1回で決まることもあります。アピールの機会が限られるため、事前の準備が大切です。
- 今までの仕事や学んだことを、英語で1〜2分で説明できるようにする
- 応募した仕事に、自分の経験やスキルがどう役立つかを具体的に話す
- その国・その会社で働きたい理由を準備する
- オンライン面接では、カメラ・音声・通信環境を事前に確認する
オンライン面接も多くなっていますが、可能であれば現地を訪れて対面で話すと、企業や人材紹介会社から声をかけてもらいやすくなります。
内定の返事は早めに
面接の結果はすぐに出ることが多く、返事を長く待ってもらえないこともあります。ほかの企業の選考状況も踏まえ、返事の期限を確認しておきましょう。
ビザの手続きは雇用主と進める
内定が出たら、雇用主と一緒に就労ビザの手続きを進めます。必要な書類や期間は国ごとに違うため、渡航の時期は手続きの見通しが立ってから決めましょう。
海外就職の4つのルート


5つのステップのほかに、どのルートで海外就職を目指すかも決めておきましょう。
| ルート | 特徴 | 向く人 |
|---|---|---|
| 駐在員として日系企業から赴任 | 待遇は手厚いが、社内で実績と語学力が求められ、枠が少ない | 今の会社でキャリアを積みたい人 |
| 日本でキャリアを積んで現地採用・転職 | 日本での経験と英語を活かせる仕事を探す | 職歴とスキルがある人 |
| 海外の大学を卒業して現地就職 | 現地の情報は得やすいが、学費と語学の負担が大きい | 学生のうちから海外進学を考えられる人 |
| スキルを身につけてから海外就職 | 英語+ITなどのスキルを先につくり、未経験から目指す | スキルや経験がまだない人 |
どのルートが難しいのか、年齢や英語力別の現実は海外就職は難しい?年齢・英語力・職種別の現実とメリット・デメリットで詳しく解説しています。どのルートが合うか迷ったら、無料カウンセリングで相談することもできます。
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よくある質問
Q. 海外就職の準備にはどのくらいの期間がかかりますか?
A. 今のスキルや職歴によって大きく変わります。経験のある職種で応募するなら数か月で進むこともありますが、スキルを一から身につける場合は1年以上かかることもあります。
Q. 学歴がなくても海外就職できますか?
A. 職種や国によって違います。就労ビザで学歴が条件になる国もあるため、行きたい国の条件を確認しましょう。そのうえで、学歴より英語と専門スキル、実務経験が重視される場面も多くあります。
Q. 海外就職に人気の国はどこですか?
A. 日系企業が多く進出しているアジアの国は、日本人向けの求人が見つかりやすい傾向があります。外務省の統計では、2025年10月1日現在、アジアに住む日本人は347,333人です。ただし、ビザの条件や生活環境は国ごとに違うため、自分の目的に合うかで選びましょう。
Q. 海外就職で失敗しないためには?
A. 国と職種を決めずに動き始めないこと、給与・保険・ビザの条件を事前に確認すること、海外の生活が自分に合うかを短期滞在や留学で試しておくことが大切です。
まとめ
海外就職は、国と職種を決め、英語+専門スキルをそろえてから、書類・応募・面接・ビザの順に進めます。
- 海外は即戦力・通年採用・成果主義で、日本の就職活動と違う
- 国は生活環境・ビザ・言語の3つで選ぶ
- 英語だけでなく、ITなどの専門スキルを組み合わせる
- 英文の書類は添削してもらい、求人は複数の探し方で見つける
- 面接は少ない回数で決まることもあるので、英語で説明する準備をしておく
まずは働きたい国と職種を1つずつ決め、その国の就労ビザの条件を調べるところから始めてみてください。やるべき準備の順番が見えてきます。
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