【にゃも】
1985年生まれ東京出身。青山学院大学卒業後、株式会社RICOHへ就職。その後ホスト、オーストラリアの現地企業、世界一周、Amazon Japan勤務、カナダ現地企業を経験の上、台湾に移住。現在はフリーランス兼起業家。
あなたの周りに、「海外で働きたい!」「世界一周したい!」と思ってる人はいませんか?
今回、国内外で様々なキャリアを歩み、世界一周も経験されたにゃもさんに密着取材してきました。
この記事を読んで、海外で働くという選択肢もあるんだ!ということを知ってもらえたら幸いです。
海外で起業!インフルエンサーになったきっかけは?
マナブ
本日はお忙しい中、ありがとうございます!
それでは、よろしくお願いします!
にゃもさん
マナブ
にゃもさんは現在、台湾に移住してお仕事をされているんですよね!
具体的にはどういったことをされてるんですか?
にゃもさん
現在は、インフルエンサーの活動の他に、起業して台湾の日系企業のWebマーケやIT製品導入のコンサル、留学斡旋事業などをしています。
あとは、フリーランスとして台湾の会社から翻訳の仕事をもらってディレクションなどもしています。
マナブ
にゃもさん
はい。最初は農業や英語教室の起業をしていました。
でもそれは1年でたたみましたね。
マナブ
にゃもさん
農業はかなり需要あると思ったんですよ。
というのも、台湾の田舎にはまだまだ農業機械が普及してないんです。
当然日本にあるような農具も全然ないので、輸入だけでビジネスとして成功できると思ったんです。
しかし、台湾人とゴタゴタを起こしてやめましたね。
英語塾の場合は…小学生に教えてたら子守みたくなったのと、実際に使える英語を教えたいという僕の希望と学校の英語の点数でいい点数が取らせたいという親との教育観のギャップが原因ですね!
マナブ
そうだったんですね!
その後、なぜインフルエンサーをすることになったんですか?
にゃもさん
今後何しよう、って考えた時に、そういえば中国とかではインフルエンサーを使ってモノを売っているなって思ったんです。
当時、海外で就職して発信している人があまりいなかったので、インフルエンサーをやってみようと思いました。
実際に活動を始めたのは、2018年5月頃からです。
マナブ
インフルエンサーを始めてまだ1年ほどなんですね!
すごいご活躍です!
まさかの元ホストNo.1
マナブ
にゃもさん
はい!
新卒入社のRICOHで3年 → 歌舞伎町ホストで7ヶ月 → オーストラリアでワーホリ1年 → 世界一周 → Amazon Japan就職 → カナダでワーホリ → 台湾移住
こんな感じですね!
マナブ
かなり濃いですね!
ちなみに、なぜホストを選択したんですか?
にゃもさん
ホストを始めた理由は2つあります。
1つ目は、海外に行くお金を貯めたかったから。
2つ目は、学歴も何もないところで純売上を争ってどこまで上に行けるか知りたかったからです!
マナブ
なるほど!
海外に行くことは、前から決めていたんですか?
にゃもさん
はい!
大学生の時から、新卒の会社は3年で辞めて、世界一周をしようと決めていました。
マナブ
そうだったんですね!
ホストをやってみた結果はどうでしたか?
にゃもさん
3ヶ月で店舗No.1になりました。
この時の平均月収は80万円~90万円でしたね。
マナブ
す、すごい…!
新卒でRICOHを選んだ理由は何だったんですか?
にゃもさん
大学時代はプログラミングをやっていたので、IT系に興味がありました。
ITやプログラミングって、世の中を便利にするためにあるので、その業界で働きたいなと。
RICOHは、複合機を使ったITソリューションで日本のオフィスを便利にするということをやっていて、面白そうだと思ったんです。
マナブ
そうだったんですね!
やはりITは人々の生活に直結するので、やりがいがありますよね。
オーストラリアから世界一周の旅へ
マナブ
ホストを辞めていよいよ世界一周を始められたんですね!
最初はどこの国に行ったんですか?
にゃもさん
マナブ
にゃもさん
世界一周の前にオーストラリア一周で多少英語を身に付けておきたかったのと、サーフィンがしたかったからです!
マナブ
サーフィン、いいですね!!
オーストラリアでは1年間ワーホリもされたんですよね?
にゃもさん
はい。
オーストラリアはバカンスの予定だったんですけど、「海外で就職したらどこまでいけるのか?」という気持ちになったんですよね。
そんな時、知り合いの社長に誘われて、日系の人材系の会社でワーホリを始めました。
マナブ
ワーホリといったら、日本人ってファームで働いてるイメージがありました!
これ、日本からワーホリきてる方達に教えたいですね!
にゃもさん
そうなんです。
日本人はなぜかワーホリ=ファームのイメージがありますよね。
これからワーホリを目指している人にも、ファーム以外に選択肢があることを知ってもらいたいです!
マナブ
そうですね!!
会社ではどんなことをされていたんですか?
にゃもさん
会社の事業内容は韓国人・日本人・香港人・台湾人を飲食店に紹介することで、私はその日本人担当をしていました!英語は当時全然話せませんでした。
マナブ
そうだったんですね!
ちなみに給料はいくらぐらいだったんですか?
にゃもさん
マナブ
インドで詐欺に遭い全財産を失くす。それでもインドが好き!
マナブ
にゃもさん
オーストラリア一周の後は、シンガポール・マレーシアなどアジアを回って、ヨーロッパに行きました。
マナブ
ちなみに、世界一周をしてみて、いくらかかりましたか?
にゃもさん
約100万円かかりました。
でも、ヨーロッパで海外治験をして100万円もらったので実質タダでした!
マナブ
えー!そんな方法もあるんですね!(笑)
海外にずっといて危険な目に遭ったことはないんですか?
にゃもさん
一度、インドへ行った時に仲良くなった家族に睡眠薬を入れられて、自分の荷物を全部盗まれました(笑)
マナブ
え!?
めちゃめちゃ大変じゃないですか!
パスポートはどうしたんですか?
にゃもさん
インドの大使館までパスポートを再発行しに行きました。
お金もなかったので、駅員に頼んで無料で電車に乗せてもらって大使館に行きましたね!
ちなみに、パスポート発行はたった1日しかかかりませんでした。
マナブ
意外と早いですね!
お金なくなってどうやって生活したんですか?
にゃもさん
現地でいろいろな人に話しかけたら、何とかホテルで働かせてもらえました。
マナブ
すごいですね!
かなりガッツが強いですね!
ちなみに、今まで色々な国に訪れてみて、もう一度旅行したい国はどこですか?
にゃもさん
マナブ
にゃもさん
はい!
僕はインドにきて価値観がかなり変わりました。
人って、何もなくても生きていけるんだなって。
お金がなくても幸せそうに過ごしてる方々を見て、そう感じました。
マナブ
確かにフィリピンでも、ストリートチルドレンと言われる子供達も、楽しそうに生活していますよね。
新たな価値観に出会えるのも、世界一周のメリットですね!
ひとつでもミスを犯したらクビになるAmazon時代
マナブ
一度日本に帰国してAmazonに就職されたんですよね!
Amazon時代はどうでしたか?
にゃもさん
Amazonでは、アマゾンビデオカンファレンスの機器選定や社内のヘルプデスク担当でした。
マナブ
にゃもさん
はい。
全世界テレビ会議というスーパー重要な会議があって、もしそこで1つでもミスを起こしたらクビになります。
マナブ
にゃもさん
というのも、Amazonのエクゼクティブの時間を奪うことになってしまうからです。
例えば、CEOのジョフ・ベゾスさんは1分1秒が貴重ですよね。
マナブ
ジェフ・ベゾスって世界で一番資産を持ってる方ですよね!
1秒の無駄が大きな損失になるということですね。
にゃもさん
はい!
なので、事前に海外の人たちと何時間もかけて世界会議の調節はします。
スピーチとパワーポイントの表示が少しでもずれてたら大惨事です!!
マナブ
国際結婚はお互いの価値観を尊重すべし!
マナブ
にゃもさん
Amazonを辞めた理由は、妻(当時は彼女)のビザが日本で通らなかったからです。
カナダで妻と一緒に暮らしたいがために辞めました!
でも結局、カナダで入った会社が倒産危機に陥って、妻の地元の台湾に住むことになりました。
マナブ
奥さんの存在が大きかったんですね!
にゃもさんって言ったら国際結婚だと思うんですけど、結婚生活はどうですか?
にゃもさん
普段は楽しいですけど、苦労する部分ももちろんあります。
例えば、僕の妻は家事が全くできないんですよ!
台湾では、女性より男性が家事をやることがよくあるらしいです。
マナブ
そうなんですね!
それでは、女性はどのようなポジションなんですか?
にゃもさん
台湾では、共働きが普通です。
そのため、女性は働きにでます。
あと、女性は割と男勝りですね!
マナブ
そうなんですね!
いろいろカルチャーの違いもあるんですね!
にゃもさん
僕も初めて会った時、なぜかこっぴどく叱られた経験ありますね(笑)
懐かしいです(笑)
マナブ
まさに男勝りですね!
僕、フィリピンにきて個人的に思うんですけど、日本人ってかなりドライですよね!
にゃもさん
すごいドライですね!
昔は、全然ドライじゃなかったんですよ!
文明開化で西洋の真似してたらドライになったんですよ!
マナブ
確かにそれは言えてますね!
ありがとうございます!
海外就職で必要なスキルは?
マナブ
にゃもさん
環境適応スキルと、コミュニケーション能力です。
適応スキルに関しては、食事や水が合わないとか、虫がやだとか、治安、民度とか、そういうのに適応することです。
どこでも生きていける、というスタンスの方が良いですね。
マナブ
なるほど!
コミュニケーション能力についてはいかがですか?
にゃもさん
海外の会社の中でもスムーズにコミュニケーションが取れるように、国民性を認め、現地の人に合ったコミュニケーションを取ることが必要です。
また、会話できるレベルの英語力も必要です。
マナブ
そうなんですね!
ちなみに、にゃもさんはどんな方法で英語を習得したんですか?
にゃもさん
1万時間くらい勉強しました。
もともと英語は全然できなくて、Amazon時代に周りがみんなネイティブで、やばい!と思って。
そこから本格的に勉強を始めました。
マナブ
にゃもさん
はい。
英語の勉強は、聞く・喋る・書く・読むの4技能を使うことと、アウトプットが大切です。
留学をする場合は、事前に中学レベルの文法と、高校生レベルの単語はやっておいた方がいいです。
それを留学先でやるのはもったいないです!
マナブ
にゃもさん
あとは、英語を使う環境を作ったら勝ちですね。
ネイティブの友達を作るとか、パートナーを作るとか。
私の妻も英語を使うんですけど、最初は全然何言ってるのかわからなかったです(笑)
でも、その中にいたから喋れるようになりました。
マナブ
たしかに、環境って大きいですよね!
モチベーション管理ってどうしてましたか?
にゃもさん
自分がいるステージごとに目標設定してました。
オーストラリアでは世界一周で困らないように、Amazonでは社内で問題なくコミュニケーション取れるようにみたいな感じで。
他にも、洋画・洋書を見たり読んだりしたい、ネイティブとたくさん喋りたいっていう気持ちもモチベーションになってましたね。
マナブ
なるほど!
しっかりと目標を立てるのも、英語学習のコツですね。
今のうちに海外就職することがオススメ
にゃもさん
日本の企業はいつでも働けます。
ぶっちゃけ、海外就職したほうがいい経験できますよ。
マナブ
にゃもさん
例えば、「海外で働けますか?」と誰かに質問されるじゃないですか。それに対して、ほとんどの人が「分からないです」と答えると思います。
逆に、「日本の企業で働けますか?」の回答に対しては、「働けます!」と答えると思うんですよ!
これって結構危険だと思うんです!
マナブ
にゃもさん
だって、これからの日本は少子高齢化の時代じゃないですか?
もし仮に、人口が減っていったら、自ずと仕事も減っていくと思うんですよ!
そのため、今のうちに海外進出すべきだと思います。
マナブ
そう考えると確かに…。
海外で働くには、どうすればいいですか?
にゃもさん
まず、生きている過程の中で自分のスキルを磨いていくことです。
その都度自分に与えられたミッションをこなすことが大事だと思います。
そして、自分の培ってきたスキルを生かせるところを探すのがいいと思います!
マナブ
なるほど!
自分を生かせる場所を見つけることが大事なんですね!
にゃもさん
はい!僕の今の仕事も、RICOHやAmazonで培ったIT知識が役に立っていたり、営業経験があったから色んな人から仕事がもらえたりしているんです。
今までのキャリア全てが血肉となっています。
マナブ
にゃもさん
あとは、横のつながりもすごく大事です。
例えばフリーランスって、実は一人でできることはすごく限られています。
なので、それぞれの力を生かして相互協力すれば、もっと生産性が上がると思っています。
今自分の「ゼロイチサロン」で、それを目的としたコミュニティを作ろうと思っています。
そういう場が、今後も増えていくのではないかと思ってます。
マナブ
なるほど!
一人で生きていくというより、お互い協力していこうという考え方が大切なんですね。
最後に、にゃもさんの今後の目標を教えてください!
にゃもさん
はい!
今後の短期的な目標は、ゲストハウスやコワーキングスペースを台湾に持ち、海外ノマドの人たちへ憩いの場を作ること。
中期的な目標は、台湾留学の生みの親になること。セブ島留学くらい認知させたいです。
そして長期的な目標は、いろいろな国に住みつつ一年ごとに住む場所を変えたいです!
マナブ
素敵ですね!これからもにゃもさんのご活躍を応援しています!
本日はお時間とっていただき、誠にありがとうございました!
にゃもさん
取材を終えて
今回、にゃもさんを取材してみて、僕自身、かなり焦りを感じました。
なぜかというと、日本で働くという選択肢が僕の中で当たり前になってたからです。
にゃもさんが「海外で働いたほうがいい経験ができる」と言うように、海外で働くと言う選択肢も必要だなと感じさせられた取材でした。
この記事を読んで、海外就職に興味を持ってもらえると幸いです。
〈取材・文=エガシラマナブ(@malibumanabu)/撮影=Maureen Ann(@maureen.exe)/編集=横浜 海斗(@hubig628)・阿部 沙耶子〉
「Kredo」でプログラミング×英語スキルを身につけ海外就職
セブ島 IT×英語留学の「Kredo」は、セブ島でIT / プログラミングを英語で学べる日系で唯一のフィリピン政府公認校で、海外就職に必要なプログラミングと英語のスキルを同時に身につけることができます。
また、Kredoの卒業生は、有名IT企業、グローバル外資系企業への就職、海外就職、起業、フリーランスなど、さまざまな道で活躍しています。
これからは、プログラミングと英語が必須となる時代。
あなたもKredoでプログラミングと英語のスキルを身につけ、海外就職を目指しましょう!
「これからの時代、プログラミングと英語が必要そう…」
それは、間違いではありません。
あと10〜20年の間に、人間が行う仕事の約半分が機械に奪われると言われています。
そのような未来がきたとき、自分自身、そしてあなたの大切な人を守れますか?
セブ島 IT×英語留学の「Kredo」では、
政府公認ITカリキュラム
大学教授レベルのフィリピン人IT教員
スピーキングに特化した英語クラス
日本人スタッフによる学習サポート
などによって、
これからの時代に必要なIT×英語のスキルが
初心者からでも最短で身につきます。
KredoのIT留学で人生を変えてみませんか?
\プログラミングと英語が同時に身につく!/KredoのIT留学について詳しくみる
英語でプログラミングを学べるKredo
英語×プログラミングのスキルを身につけてグローバルに活躍しませんか?
当メディアを運営しているKredoは、英語×プログラミングをオンラインで学ぶ「Kredoオンラインキャンプ」と、フィリピンのセブ島で学ぶ「KredoIT留学」を提供しています。これまでの卒業生は2,000名を超え、卒業生の多くが、国内外のIT企業への転職、フリーランスなどへのキャリアチェンジを実現しています。これからの時代に必要な英語×プログラミングのスキルを身につけてグローバルに活躍しませんか?