こんにちは、Kredo Blog編集部です!
マレーシアの国語はマレー語ですが、英語も広く使われており、首都クアラルンプールなどの都市部では観光や日常生活の多くの場面で英語が通じます。この記事では、マレーシアが何語の国なのか、英語がどこまで通じるのか、マレーシア英語のなまりや特徴を解説します。
言語や民族構成の情報は、外務省の「マレーシア基礎データ」(2026年10月時点)で確認したものです。留学や移住を考えている方は、必要な英語力の目安もあわせて参考にしてください。
この記事でわかること
- マレーシアの公用語(国語)と、使われている言語
- マレーシアで英語が通じる場面・通じにくい場面
- マレーシア英語(マングリッシュ)の特徴とよく聞く表現
- マレーシア英語の発音・なまり、つづりの違い
- マレーシア留学・移住で必要な英語力と、慣れるための準備
マレーシアは何語?公用語と使われている言語


マレーシアの国語はマレー語です。外務省の「マレーシア基礎データ」では、言語は「マレー語(国語)、中国語、タミール語及び英語」と紹介されています。いくつもの民族が暮らす多民族国家で、家庭や地域によって使う言葉が異なります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 首都 | クアラルンプール |
| 人口 | 約3,440万人(2026年マレーシア統計局) |
| 言語 | マレー語(国語)、中国語、タミール語及び英語 |
| 民族 | マレー系約71%(先住民約12%を含む)、中華系約22%、インド系約7%(2026年マレーシア統計局) |
出典:外務省「マレーシア基礎データ」(2026年10月時点)
マレー系の人の多くはマレー語、中華系の人は中国語(地域によって広東語や福建語など)、インド系の人はタミル語を母国語として話すことが多く、異なる民族どうしの共通語として英語が使われる場面があるのがマレーシアの特徴です。そのため、英語を母国語としない人どうしでも、英語で会話が成り立つ場面が多くあります。
「公用語」と「国語」の違い
「マレーシアの公用語は何語か」と調べると、マレー語と英語の両方が挙がることがあります。外務省の基礎データではマレー語が「国語」と書かれており、英語は国語ではありません。ただし、ビジネスや観光、都市部の生活では英語が広く使われているため、旅行者や外国人居住者にとっては「英語で暮らしやすい国」と感じられることが多いでしょう。
マレーシアで英語は通じる?場面別の通じやすさ

マレーシアで英語が通じるかどうかは、場所と場面によって変わります。目安を表にまとめました。
| 場面 | 通じやすさ | ポイント |
|---|---|---|
| 空港・ホテル・観光地 | 通じやすい | 外国人の利用が多く、英語での対応に慣れている |
| 都市部のショッピングモール・レストラン | 通じやすい | 表示やメニューに英語が併記されていることが多い |
| 電車・バスなどの交通機関 | おおむね通じる | 駅の案内はマレー語と英語の併記が多い |
| 地元の食堂・市場 | 簡単な英語なら通じることが多い | 短い単語やジェスチャーを交えると伝わりやすい |
| 役所・公的な手続き | マレー語が中心 | 書類や案内がマレー語のことがあり、事前準備が必要 |
| 地方の町・郊外 | 地域による | マレー語や中国語が中心の地域もある |
英語が通じやすい場面
クアラルンプールやペナンなどの都市部では、観光や買い物、食事の多くを英語で済ませられることが多いです。ショッピングモールや駅の案内表示には英語が併記されていることが多く、配車アプリやネット通販なども英語の画面で利用できます。
英語が通じにくい場面
一方で、役所での手続きや公的な書類はマレー語が中心です。長く住む場合は、必要に応じてマレー語がわかる人に同行してもらうなどの準備をしておくと安心です。地方の町では英語を話す人が少ない地域もあるため、あいさつや数字、「ありがとう(Terima kasih)」など、簡単なマレー語を知っておくと役に立ちます。
マレーシア英語「マングリッシュ」の特徴


マレーシアで日常的に話されるくだけた英語は、マングリッシュ(Manglish)と呼ばれることがあります。Malaysian(マレーシアの)とEnglish(英語)を組み合わせた呼び方で、マレー語や中国語の影響を受けた言い回しが特徴です。仕事や学校で使う英語とは別に、友人どうしや店先などのくだけた会話でよく聞かれます。
| よく聞く表現 | 意味 | 解説 |
|---|---|---|
| Okay lah. | いいよ/わかったよ | 文末のlahは口調をやわらげたり、強めたりする言葉 |
| Can. | できるよ/いいよ | Yes, I can.やThat’s fine.を一言で言うイメージ |
| Cannot. | できない/ダメ | No, I can’t.を一言で言うイメージ |
| Can or not? | できる?できない? | Is that possible?のくだけた聞き方 |
| I eat already. | もう食べたよ | alreadyを文末に置いて「もう〜した」を表す |
| This one very nice. | これ、すごくいいよ | be動詞が省かれることがある |
| Makan already? | もうごはん食べた? | makanはマレー語で「食べる」。あいさつ代わりにも使われる |
| Wait ah. | ちょっと待ってね | 文末のahも口調をやわらげる言葉 |
マングリッシュは、あくまでくだけた場面での話し方です。ビジネスや学校、公的な場面では、いわゆる標準的な英語が使われることが一般的です。旅行者や留学生が無理にまねる必要はありませんが、聞いて意味がわかるようにしておくと、現地の人との会話がぐっと楽になります。
マレーシア英語の発音・なまり

マレーシア英語の発音やなまりは、人によってかなり違います。英語で教育を受けた人や海外で学んだ人は、聞き取りやすい発音で話すことも多い一方、日常会話では母国語の影響を受けたリズムやアクセントが出ることがあります。
- 話すスピードが速く、語尾が短く切れるように聞こえることがある
- 単語の最後の子音(t、dなど)が弱く、聞き取りにくいことがある
- 文末にlah、ah、lorなどの言葉が付くことがある
- 文の一部が省略され、短い言い方で話されることがある
日本の英語教材の多くはアメリカ英語やイギリス英語の発音なので、最初は聞き取りにくく感じるかもしれません。ただ、マレーシアの人の多くは英語を母国語としない人と話すことに慣れています。わからないときは、Sorry, could you say that again?(もう一度言ってもらえますか?)やCould you speak a bit more slowly?(もう少しゆっくり話してもらえますか?)と伝えれば、言い直してもらえることがほとんどです。
日本人の英語はマレーシアで通じる?
日本人の発音でも、ゆっくりはっきり話せば通じることが多いです。完璧な発音を目指すより、短い文で要点を伝えることを意識しましょう。数字や金額は聞き間違いが起きやすいので、紙やスマホの画面で見せ合うと確実です。
つづり・単語の違いに注意

マレーシアはかつてイギリスの統治下にあった歴史があり、看板や文書ではcolour(色)やcentre(中心)のような、イギリス式のつづりを見かけることがあります。アメリカ式のcolorやcenterに慣れていると違和感があるかもしれませんが、意味は同じです。
また、日常会話や看板では、英語の中にマレー語の単語が混ざることもあります。よく目にする単語を知っておくと便利です。
| 単語(マレー語など) | 意味 | 見かける場面 |
|---|---|---|
| makan | 食べる | 飲食店の名前や会話 |
| teh tarik | 甘いミルクティー | 食堂やカフェのメニュー |
| tapau | 持ち帰り | 食堂で持ち帰りを頼むとき |
| keluar | 出口 | 駅や建物の案内表示 |
| masuk | 入口 | 駅や建物の案内表示 |
| Terima kasih | ありがとう | お店や日常のあいさつ |
マレーシア留学・移住で必要な英語力

マレーシアで留学や移住をする場合、どのくらいの英語力が必要かは、目的によって変わります。
| 目的 | 必要な英語力の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 旅行・短期滞在 | あいさつや買い物ができる程度 | 都市部なら簡単な英語で過ごせる場面が多い |
| 語学留学 | 初心者からでも始められる | 学校のレベル分けやサポート体制を確認する |
| 大学・専門的な留学 | 授業を理解できる英語力 | 入学条件として英語試験のスコアを求められることがある |
| 移住・長期滞在 | 日常会話と手続きのやりとりができる程度 | 住まい探しや契約、病院などで英語を使う |
| 現地で働く | 仕事で会議やメールができる程度 | 職場の共通語が英語のことも多い |
マレーシアは、多くの場面で英語が通じる一方、「ネイティブ英語だけを聞いて育つ環境」とは少し違います。いろいろななまりの英語に触れられるのは、国際的な場で働くうえでの練習にもなります。移住を考えている方は、生活面の注意点をマレーシア移住で後悔する人は?悲惨と言われる現実【2026年】で、ほかの国との比較を東南アジア移住のおすすめ4か国|住みやすい国とビザ【2026年】で確認してみてください。
ビザや入学条件は公式情報で確認を
留学や就労、長期滞在のビザの条件は変わることがあります。手続きを進める前に、在日マレーシア大使館や入学予定の学校など、公式の情報で最新の条件を確認してください。
マレーシアの英語に慣れるための準備

マレーシアに行く前に、次のような準備をしておくと、現地での英語に早く慣れることができます。
- アメリカ英語・イギリス英語以外のなまりの英語も聞いておく
- 聞き返しや、ゆっくり話してもらう英語フレーズを覚えておく
- 買い物・食事・移動など、よく使う場面の英語を練習しておく
- あいさつや数字など、簡単なマレー語をいくつか覚えておく
- 短い文でゆっくり話す練習をしておく
マレーシアで役立つ英語フレーズ
現地でよく使う場面の英語を、あらかじめ言えるようにしておきましょう。どれも短く、マレーシアでもそのまま通じる標準的な表現です。
| 英語 | 日本語訳 | 使う場面 |
|---|---|---|
| Could you speak a bit more slowly? | もう少しゆっくり話してもらえますか? | 聞き取れないとき |
| Is this spicy? | これは辛いですか? | 食堂やレストランで |
| Less sugar, please. | 砂糖少なめでお願いします | 飲み物を注文するとき |
| Can I have this to take away? | 持ち帰りにできますか? | 食堂で(現地ではtapauとも言う) |
| How much is this? | これはいくらですか? | 市場や屋台で |
| Which platform do I need for KL Sentral? | KLセントラル行きは何番線ですか? | 駅で行き先を確かめるとき |
| Could you write it down, please? | 書いてもらえますか? | 住所や金額を確認したいとき |
甘さを控えたいときは、注文のときにLess sugar, please.と一言添えてみましょう。店員さんの返事が「Can.」の一言だけでも、「いいですよ」という意味です。
英語を話すこと自体に不安がある方は、英語を話せるようになるには?独学で喋れるようになる5ステップも参考にしてください。出発までに何をどの順番で勉強するか迷ったら、英語学習ロードマップで確認できます。
よくある質問
Q. マレーシアの公用語は英語ですか?
A. マレーシアの国語はマレー語です。外務省の基礎データでは、言語は「マレー語(国語)、中国語、タミール語及び英語」とされています。英語は国語ではありませんが、ビジネスや観光、都市部の生活で広く使われています。
Q. マレーシアでは英語だけで生活できますか?
A. クアラルンプールなどの都市部では、買い物や食事、交通機関の利用など、多くの場面を英語で済ませられることが多いです。ただし、役所の手続きや地方の町ではマレー語が中心になることがあるため、必要に応じてサポートを受けられるようにしておくと安心です。
Q. マレーシア英語のなまりは強いですか?
A. 人によって大きく異なります。聞き取りやすい英語を話す人も多い一方、くだけた会話ではマングリッシュと呼ばれる独特の言い回しやリズムが出ることがあります。何度か聞き返しているうちに慣れていく人が多いです。
Q. マレーシアで英語を学ぶのはおすすめですか?
A. 英語を使って生活する経験を積みたい人や、いろいろななまりの英語に慣れたい人には、英語を使う機会が多い環境と言えます。一方で、どのような英語を身につけたいか、学校のサポート体制や費用なども含めて、ほかの国と比べて判断するのがおすすめです。
まとめ
マレーシアで英語が通じるのか、マレーシア英語の特徴とあわせて解説しました。
- マレーシアの国語はマレー語。外務省の基礎データでは言語は「マレー語(国語)、中国語、タミール語及び英語」
- 都市部の観光・買い物・交通では英語が通じやすく、役所や地方ではマレー語が中心になることがある
- くだけた会話ではマングリッシュと呼ばれる独特の英語が聞かれる(lah、can、alreadyなど)
- 発音やなまりは人によって違い、聞き返せば言い直してもらえることが多い
- 留学・移住で必要な英語力は目的によって変わるので、公式情報もあわせて確認する
マレーシアは、いろいろな英語に触れながら、英語を「使う」経験を積みやすい国です。出発前に聞き返しのフレーズと簡単なマレー語を準備して、現地の英語を楽しんでみてください。
英語でIT・AIを学べるKredo
英語×IT・AIのスキルを身につけてグローバルに活躍しませんか?
当メディアを運営しているKredoは、英語×ITをオンラインで学ぶ「Kredoオンラインキャンプ」と、フィリピンのセブ島で英語とIT・AIを学ぶ「KredoIT留学」「KredoAI留学」を提供しています。これまでの卒業生は3,000名以上。卒業生の多くが、国内外のIT企業への転職、フリーランスなどへのキャリアチェンジを実現しています。これからの時代に必要な英語×IT・AIのスキルを身につけてグローバルに活躍しませんか?










