公務員は安定した職業であり、人気の職業のひとつでもあります。
安定性が高いことから、公務員に就職する人は多いでしょう。
ただ、意外にも30代で公務員を辞めたいと考える人も増えているのが現状です。
今回は30代で公務員を辞めたいと感じる理由やその時にやるべきこと、辞めるかどうかの判断ポイントなどを解説します。
記事のもくじ
30代が公務員を辞めたいと感じる5つの理由
公務員を辞めたいと感じる理由は多岐に渡りますが、代表的な理由は以下の5つです。
それぞれの理由について、以下に順番に解説します。
出世に限界がある
公務員はある程度順当に出世するため、30代でもそれなりの役職につくことが可能です。
いわゆる平社員的なポジションの人もいますが、30代になれば出世できている人も多くいます。
部下を持つようになる人も多く、仕事環境が少しずつ変化していく時代です。
ただ、ポジションに限りがあり居座っている人が多いことから、出世には限界があることを知ります。
また、そもそも国家公務員などは、出身大学などによって出世できるかどうかが決まってしまうこともあります。
自分の置かれている状況から、出世に限界があると知り、辞めたいと感じるようになります。
思うように収入が増えない
思うように収入が増えないことも、30代で公務員を辞めたいと感じる理由です。
公務員の収入は比較的安定していて、定期的な昇給もあります。
ただ、財政状況などによって公務員の収入は変化し、思うように収入がアップしないと感じるのです。
30代になれば、民間企業で働く友人などの収入が高まり、相対的に低く感じることもあるでしょう。
決して収入が低いわけではありませんが、思うように増えないことが課題です。
理不尽な仕事が多い
公務員は理不尽な仕事も多く、これが苦痛になり辞めたいと感じます。
30代は比較的若手に分類されるため、手間のかかる仕事を割り当てられやすいです。
また、地方ならば問い合わせの内容などが理不尽なことが多い部署に割り当てられてしまいます。
的を得ないクレームの対応など、憂鬱な仕事が多くなり、辞めたいと感じるのです。
「公務員だからその程度の仕事は我慢しなければならない」と考える人がいますが、精神的に病んでしまう可能性があり、辞めたほうが良いこともあります。
スキルアップできない
決まりきった仕事をこなすことが多く、スキルアップできない環境です。
そのため、自己研鑽に力を入れている30代は、辞めたいと感じるようになってきます。
公務員は積極的に変化を望まない環境で、昔ながらの手法や考え方が取り入れられています。
これらを変化させることがないため、スキルアップせずとも働ける環境なのです。
考え方によっては魅力的ですが、辞めたいと感じる大きな理由でもあります。
人間関係が面倒くさい
人間関係がめんどくさいことで、公務員を辞めたいと感じる場合もあります。
30代になると関わる人が増えるため、人付き合いが嫌になることも増えてくるのです。
特に、公務員は民間企業のように職を失うことがほとんどありません。
問題を起こさない限りは働き続けるため、コミュニケーションなどに問題がある人も残ってしまいます。
このような人物と同じ部署になると、人間関係がめんどくさくなってしまい、辞めたいと感じるようになります。
公務員を辞めたい30代が考えるべき7つのこと
上記で解説したとおり、公務員を辞めたいと考える30代は様々な理由を持っています。
何かしら理由があるならば、公務員を辞めることに差し支えはありません。
ただ、辞めたいと考える時には、事前に以下の要素も検討してみましょう。
辞めたい理由を考える
公務員を辞めたい理由を明確に考えるべきです。
上記で紹介した理由の例を含め、何かしら自分なりの理由があるか思い起こしてみましょう。
特に明確な理由がなく「公務員以外の仕事がしたい」程度の考えならば、再考しても良いかもしれません。
逆に明確な理由があるならば、今の仕事に何かしらの不満を抱えていることでしょう。
状況を変化させるために、公務員を辞めた方が良いと考えられます。
どのような仕事が適しているか検討する
自分にどのような仕事が適しているか検討すべきです。
公務員でも幅広い仕事があるため、異動によって解決できるかもしれません。
公務員を辞める必要があるか、公務員を続けるべきかの大きな判断ポイントです。
もし、民間企業が提供する仕事が適しているならば、公務員を辞めるしかないでしょう。
事前によく考えて、どの環境であれば自分を活かせるか結論を出すべきです。
後悔しないか熟考する
公務員を辞めることで後悔しないか熟考しておきましょう。
冒頭でも触れたとおり、公務員は安定している仕事だと考えられています。
そのような環境を捨ててしまうことは、後悔の原因になりかねないのです。
また、公務員を辞めたいと考えても、家族からの反対があるかもしれません。
安定した仕事を捨てることに反対されるケースは多く、総合的に後悔しないか考えてみましょう。
辞めたあとの生活をイメージする
辞めた後の生活をイメージすることも重要です。
何も考えずに辞めてしまうと、働いていた方が良かったという結論に陥るかもしれません。
辞めた後は、自分がどのような過ごし方になるかもイメージしておくことが重要です。
例えば、公務員を辞めて転職し、30代でバリバリ働くことが考えられます。
これは一例ですが、新しい生活をイメージしておかなければ、辞めてからの時間を無駄に過ごしかねません。
友人・知人に相談する
友人や知人に相談してみましょう。
自分が辞めたいと考えている状況では、どうしても視野が狭くなってしまいます。
別の人の意見を取り入れることで、見え方が変わってくるかもしれません。
ただ、この時に注意してもらいたいことは、仲の良い人を選択することです。
一般論として、公務員は安定しているため辞めない方が良いと考えられます。
自分のことを理解してない人に相談しても、このような結論に陥ってしまう可能性が高いでしょう。
自分の考え方などを理解している人に相談し、一般論ではなく個々のケースとして話を聞いてもらうべきです。
自己分析に力を入れる
自己分析にも力を入れてみましょう。
自分の状況を見つめてみることで、30代から何ができるかが把握できます。
公務員として習得してきたスキルの中には、別の仕事でも活かせるものがあるはずです。
そのようなものが揃っているかを考え、今後どのような道に進めば良いかの判断基準とするのです。
十分なスキルが備わっていれば、公務員を辞めても自分らしく働けるでしょう。
辞めたいと考えた時点で、どのようなスキルがあるかは非常に重要です。
新しいスキルを習得する
新しいスキルの習得にも力を入れておきます。
特に公務員を辞めて民間企業で働くならば、即戦力となるスキルが必要です。
必要に応じて習得してから転職する流れとなるため、スキル習得のモチベーションを保てるか考えましょう。
公務員として働いていると、必要以上のスキルを習得しなくて良いケースが多いため、改めてやる気を出せるかは非常に重要です。
30代で公務員を辞めるか判断するポイント
公務員を辞めたいと考えた時に、意識してもらいたい判断ポイントがあります。
特に30代は重要な時期であるため、以下を意識するようにしてください。
定年まで安定して働きたいか
定年まで安定して働きたいかが非常に重要なポイントです。
基本的に公務員として働いていれば、定年まで職を失うことがないでしょう。
日本の状況によっては、何かしらの変化があるかもしれませんが、民間企業よりは安定しています。
60歳や65歳まで働き続けたいならば、公務員を辞めない方が良いかもしれません。
やりたい仕事があるか
自分がやりたい仕事があるかどうかも重要なポイントです。
30代まで働いていると、自分なりに得意な仕事ややりたい仕事が見つかるでしょう。
これが公務員で実現できないならば、辞めた方が良いと考えられます。
逆に、明確にやりたい仕事がなく漠然と辞めたいならば、考え直す余地があるはずです。
やりたい仕事が明確でなければ、今すぐに公務員を辞めることをおすすめしません。
仕事内容に変化を求めるか
仕事内容に変化を求めるかどうかが重要です。
例えば、近年はITを活用したDXの考え方が普及するようになってきました。
このような変化を、自分自身の職場に取り入れてほしいかを考えるのです。
残念ながら、公務員の仕事環境は、このような変化に順応していません。
昔ながらの働き方に嫌気がさすならば、公務員を辞めることも検討しましょう。
公務員を辞めるときにやるべき3つのこと
公務員は何も考えずに辞めてしまうと後悔します。
事前の準備が必要となるため、以下3つのことを順番に進めていきましょう。
情報収集
最初に情報収集に努めなければなりません。
公務員の職場環境と民間企業の職場環境は大きく異なります。
自分が働きたい仕事内容を踏まえ、適切な業界や企業についての情報を収集しましょう。
近年は、転職サイトなどに情報が多くまとめられているため、これらの活用をおすすめします。
情報収集が不足すると、辞めてから失敗する原因となるため、30代は特に力を入れるべきです。
スキルアップ
転職に備えて、スキルアップに励まなければなりません。
十分なスキルがなければ、公務員からの転職を受け入れてもらえない可能性があります。
辞めたいと考えても、30代に見合ったスキルがないならば、公務員を続けながらスキルアップが必要です。
ここで重要となるのは、転職を希望する業界で、30代がどの程度のスキルを有しているかです。
このスキルが基準となるため、事前に情報収集してそれに合わせます。
転職活動
情報収集やスキルアップが完了すれば、実際に転職活動に励みます。
公務員からの転職を支援してくれるサービスもあるため、活用してみると良いでしょう。
辞めたいと考えた段階で、必要なサービスに登録しておくことで、情報収集からサポートしてくれる可能性もあります。
公務員を辞めるならばプログラマーがおすすめ
公務員を辞めたいならば、プログラマーへの転職がおすすめです。
IT業界は伸び盛りであるため、プログラマーへ転職することで、長く活躍できます。
最後に、未経験からでもプログラマーを目指せるKredoオンラインキャンプを紹介します
未経験でもプログラマーへジョブチェンジ
プログラミングを習得することによって、公務員からプログラマーへジョブチェンジできます。
IT業界は人材が不足しているため、Kredoでスキルを習得すれば、第一線での活躍を目指すことが可能です。
ただ、皆さんの中には「プログラミングなど経験したことがないから心配だ」という人が多いでしょう。
しかし、特に心配はなく、Kredoへ通う人の85%程度はプログラミング未経験です。
そのような方々でも、実践的なスキルが習得できるカリキュラムであり、初心者でも安心です。
より実践的なスキルを習得するために、Kredoは授業数が多くなっています。
負担は多くなりますが、それを乗り切ることで確実にスキルアップできるようになっているのです。
英語だけの環境で語学力アップ
プログラミングスクールではありますが、英語だけで授業が実施されます。
授業以外のコミュニケーションも英語で、必然的に語学力がアップする環境です。
英語についても「公務員としては英語を利用しなかった」という人も多いでしょう。
しかし、Kredoは80%程度の人が英語初級者で、英語力を高める授業も用意されています。
語学力も鍛えられるため、英語に苦手意識のある30代でもなんら心配はいりません。
まとめ:30代で公務員を辞めるならばKredoでプログラミングを習得しよう
30代で公務員を辞めたいと考えるケースについて解説しました。
人間関係などが影響して、公務員を辞めたいと考える人は一定数います。
ただ、公務員は安定した職業であることから、辞めるかどうかの検討は重要です。
なお、公務員を辞めたいと考えるならば、転職先としてはIT業界をおすすめします。
成長中の業界であるため、これから転職を考えるならば、Kredoの無料カウンセリングへお越しください。