世の中はグローバル化が進み、海外で働きたいと考える人が増えています。
日本国内には数多くの仕事がありますが、世界に目を向けるとさらに多くの仕事があり、チャレンジしたい気持ちが湧いてくるのでしょう。
ただ、海外で働きたいとは考えていても、具体的に海外で働ける仕事が分からない人は多いのではないでしょうか。
今回は海外で働ける仕事や実際に働くためのロードマップ、おすすめの仕事をご紹介します。
記事のもくじ
海外で働ける代表的な仕事6選
海外で働ける仕事は数多くあり、例を挙げるとキリがありません。
そこで今回は海外で働ける仕事の中でも、代表的で理解してもらいたいものをピックアップしてご紹介します。
日本語講師
日本語教師は日本人である強みを活かした仕事で、海外の各種学校で日本語を教えます。
語学専門の学校はもちろん、様々なスクールで日本語教師として活躍する場があります。
主な仕事は日本語の指導ですが、細かな仕事内容は勤務先によって異なります。
単純に授業だけを実施する場合もあれば、生徒たちのためにカリキュラムを考えなければならない場合もあります。
また、教材も既存のものを利用することがあれば、カリキュラムに合わせて作成する場合もあります。
飲食関連
日本と同様に海外にも飲食関連の求人は多く、ホールで働く人もキッチンで働く人も幅広く求められています。
また、日本で働いている料理人が、海外へ行き現地の技を習得するケースも多々みられる仕事です。
例えば、フランスやイタリア料理を習得するために海外へ出向く人やパティシエとなるために海外を目指す人がいます。
海外で働ける代表的な選択肢ではありますが、どのような働き方をするかは、個人の状況やスキルによって大きく変化するのが特徴です。
なお、現地料理のお店で働くのではなく、現地の日本料理屋で働く選択肢もあります。
海外では日本料理が人気の地域も多数あるため、そのようなお店で働くのです。
例えば寿司やラーメンは海外で人気の高い日本食であり、現地のお店で働いたり自分で出店したりする選択肢があります。
旅行代理店の現地スタッフ
日本から観光などで訪問するお客様へ対応する、旅行代理店の仕事があります。
旅行代理店は日本企業の旅行代理店と現地企業の選択肢が考えられます。
日本企業の旅行代理店で働く場合は、日本で就職して海外へ転勤する場合が多いでしょう。
海外企業の旅行代理店ならば、海外で就職する方法も日本の支店から転勤する方法も考えられます。
旅行代理店の現地スタッフは、基本的に日本人を相手にするため、対応中は日本語が中心となる仕事です。
ただ、ツアーのプランを検討したり現地の担当者などと相談したりする必要はあり、スピーキング能力が求められます。
ツアーの途中でトラブルが起きる可能性もあるため、海外でも臨機応変に対応できる能力が必要となる仕事です。
商社
海外で働くといえば商社を思い浮かべる人も多いはずです。
日本国内で働く職種もありますが、世界を股にかけて活躍する人が多い仕事でもあります。
何かしら専門分野を作り世界中で働きたいならば、商社は希望を叶えてくれる職場でしょう。
取り扱いしている商品の内容によりますが、商社は日本と海外の行き来が多くあります。
海外だけで働くのではなく、必要に応じてロケーションを変更して働くのです。
そのため「気が済むまで海外で働きたい」と考えているならばやや適さない部分もあるかもしれません。
また、商社は実績を積んで昇進していく世界であるため、場合によっては国内に戻り管理職などに就く可能性があります。
ただ、基本的には世界中を股にかけて働く業界であり、数年間、日本に戻ってこない人も多く見られる仕事です。
医療系NPO・NGOスタッフや医療通訳
海外でも医療関連の仕事は多く求められ、例えばNPO・NGOのスタッフが挙げられます。
また、日本人医師が現地で活躍するのをサポートするために、医療通訳なども求められています。
国によって医療は異なるものの、根本的な考え方は共通であるため、日本でスキルを習得すれば基本的に海外でも働ける仕事です。
「現地でコミュニケーションが取れるか」「専門用語を説明したり理解したりできるか」が、海外で働けるかを左右するといっても過言ではありません。
なお、医療系のスキルを活かして海外で働きたいならば、医療英語のオンラインスクールを利用してみるとよいでしょう。
業界特有の英語力が求められるため、専用のスクールに通うことが、習得への近道です。
エンジニア・ブリッジSE
エンジニアやブリッジSEなど、IT業界も海外で働ける仕事です。
すべての職種において海外で働けるとは限りませんが、働く場所を選ばない職業となっています。
IT系で海外で働くならば選択肢は多くあり、「日本企業の海外支店」「フリーランスで海外移住」「現地で仕事を獲得」などが考えられます。
最近はIT企業も海外進出が増えているため、そのような企業に属していれば海外で働ける可能性があるでしょう。
また、フリーランス向けの案件には、勤務地を問わないものが多数存在します。
そのような案件を選択すると、海外に住みながら日本の案件をこなすことが可能です。
他にも、IT業界の知識は世界共通であるため、海外で仕事を探す選択肢もあります。
海外の企業に就職したり海外でフリーランスとして活躍したりすることで、海外で働ける仕事となるのです。
海外で働ける仕事に就くまでのロードマップ
ここまで海外で働ける仕事をご紹介しました。
続いては上記でご紹介した仕事の中でも、飲食や旅行関連、IT業界で働きたい場合のロードマップをご説明します。
飲食・旅行関連
最初に飲食や旅行関連のロードマップをご説明します。
専門知識を取得する
飲食でも旅行関連でも、専門知識なしに海外で仕事を見るのは難しいでしょう。
まずは、海外で求められるだけのスキルを習得しておかなければなりません。
例えば、飲食ならば「シェフとしてホテルで修行を積む」「パティシエとしてお店でケーキを提供する」などの経験とスキルが必要です。
また、旅行関連ならば「ツアー添乗員として日本から海外へ何度も出向いている」「語学が堪能で現地の担当者とやり取りしたことがある」などの経験とスキルが求められます。
どの程度のスキルが必要となるかは、海外でどのような仕事に就きたいかによって異なるため、思い描く仕事に適したスキルを習得しておきましょう。
海外で働くための仕事を探す
スキルが習得できれば、それを活かして海外で働くために求人を探しましょう。
求人の探し方はいくつかの選択肢があり「海外への転職サイトなどで探す」「勤務地を紹介してもらう」「現地に出向いてから仕事を見つける」などが考えられます。
飲食の場合はレストランやパティスリーなどを紹介してもらえる場合があるため、何かしらツテがあるならば活かしてみるとよいでしょう。
特にそのようなツテがないならば基本的に海外への転職サイトで探すことになりますが、スキルさえあれば単身、海外へ出向いてから仕事を見つける選択肢もあります。
現地での活躍
飲食や旅行関連はすでにスキルがある状態で海外へ出向くケースが多いため、仕事に就いた段階である程度は活躍できるはずです。
日本で習得したスキルを活用して、現地でも引き続き頑張ってきましょう。
なお、シェフやパティシエなどとして海外へ出向く場合は、語学力が低くとも専門的なスキルだけである程度は仕事ができるかもしれません。
ただ、仕事でのコミュニケーションや日々の生活で障壁が増えてしまうため、できる限り語学力も高めてから出国すべきです。
エンジニア・ブリッジSE
続いてはエンジニアやブリッジSEなどIT業界で働く場合のロードマップをご説明します。
プログラミングを身につける
まずはIT業界で働くためにプログラミングを習得します。
IT業界のすべての人がプログラミングを使いこなせるわけではないものの、海外で働くためには取得しておきましょう。
必要なレベルは目指す職種により異なり、目安としては以下のとおりです。
- エンジニア:実践レベル
- ブリッジSE:仕組みを理解できるレベル
なお、プログラミングを習得する方法に縛りはありません。
企業で働き業務の中で習得する方法もあれば、業務とは別に独学で習得する方法もあります。
また、オンラインの講習やプログラミングスクールでスキルアップすることも可能です。
どのような方法が適しているかは個人によって異なるため、自分に適した方法でまずはプログラミングを習得しましょう。
英語スキルを身につける
英語を利用しない地域もありますが、トータルで考えると最初に習得すべき言語は英語でしょう。
現時点で十分な英語力があり、海外で働ける仕事を探しているならば語学力の心配はありません。
ただ、海外で働けるだけのスキルが無いならば、プログラミングの習得と並行して対応しましょう。
具体的には留学したり英会話スクールに通ったりすることで英語スキルが習得できます。
海外で働くことを考えるならば、可能な限りスピーキングでアウトプットする練習をしましょう。
会話ができなければ働きにくいケースが多々あるため、安定した会話ができるだけのスキルを目指すのです。
東南アジアなどのオフショア開発企業に応募
最初から有名企業で働くのは難しいため、初めての海外就職は東南アジアがおすすめです。
英語レベルも比較的やさしい環境であり、働きながら自分自身のスキルアップも期待できます。
開発企業を探す方法はいくつかありますが、Googleなどで「国名 + 職種 + 転職サイト」などと検索してみるのが無難です。
「カモメエイジア」「リクルート」などがヒットするため、それらを参考にするとよいでしょう。
現地でインターン or 正社員として勤務開始
無事に仕事が見つかれば、現地でインターンをしたり正社員として雇用されたりして勤務を開始します。
現地の文化など、日本とは大きく異なる部分もあると考えられるため、それらに慣れながら仕事をしていきましょう。
プログラミングや英語のスキルを習得していても、現地に出向かなければ分からないことは数多くあります。
最初はメンタル面で大変な日々を過ごすかもしれませんが、強い心で仕事に向き合いましょう。
経験を積み英語力もついてきたら行きたい国へ就職も
海外での仕事に慣れ、プログラミングも英語もスキルアップできたならば、目指す国への就職を考えましょう。
例えばアメリカに行きたいならば、この段階で転職を考えるのです。
「アメリカに行きたい」と最初から大きな目標を立てると挫折する可能性があるため、段階を踏み、大きな市場で活躍できるスキルになってから転職します。
エンジニア・ブリッジSEは海外で働ける仕事でおすすめの職種
エンジニアやブリッジSEは海外就職でおすすめな職種です。
続いてはその理由について5つのポイントからご説明します。
海外の職種でも比較的年収が高い
IT系の職種は海外で働ける仕事の中でも比較的年収が高くなっています。
地域により物価の差があるため一概には言えませんが、日本よりも高い年収が期待できるでしょう。
海外では日本よりもスキルが評価されるため、高いスキルを持てば日本よりもはるかに稼げるかもしれません。
コロナなどの世界情勢に影響されにくい
IT系の職種は世界中で需要があり、発展が日々続いています。
そのような状況を踏まえると、これからも高い需要が続くでしょう。
つまり、新型コロナウイルスのような、予期せぬ世界情勢に影響されにくい仕事なのです。
新型コロナウイルスを例に取ると、飲食業界や旅行業界は壊滅的なダメージを受けています。
もし、海外でこれらの仕事に就いていたならば、職を失い日本に帰ってきているかもしれません。
しかし、IT業界はこのような影響をあまり受けず、今までと同じような働き方ができています。
まったく影響がないとは言い切れませんが、比較的同じ働き方を続けられるのは魅力的です。
在宅勤務などの広がりで働く場所を選ばない
世界的に在宅勤務などが認められ、仕事環境が良くなりました。
上記では悪い意味での影響はないと説明しましたが、良い意味では影響がありトレンドを取り入れています。
在宅勤務で働く場所を選ばなくなったため、好きな場所で好きな地域の仕事ができるようになりました。
現在では海外に移住しながら、日本企業の仕事を受けている人もいるぐらいです。
海外で仕事をするといえば海外企業の仕事を引き受けるイメージかもしれませんが、IT業界は異なります。
海外はIT系案件の需要が多く働き口が多い
日本でもIT関連の案件は数多くあり、自分の受注したい仕事を選べる環境です。
加えて、海外に目を向けるとさらに多くの案件があり、自分のスキルを活かし好きなように働ける状況となっています。
特に海外ではITに投資する企業が多くあり、日本よりも多くの求人や案件が見られます。
また、働き口が多いということは、仕事に困らないと言い換えられるでしょう。
「海外へ行ったが仕事がなく帰国せざるを得ない」という状況をIT業界なら避けられるのです。
日系企業で現地エンジニアとの架け橋になる働き方も
ご説明したとおり日系企業も海外へ進出しているため、日系企業の海外オフィスで働けます。
エンジニアとして働けば、現地で採用されたエンジニアと共にシステム開発などに取り組むのです。
ただ、そのような働き方だけではなく、現地エンジニアとの架け橋になる働き方もあります。
「日本語」「英語」「プログラミング」のすべてが理解できる人材として、やり取りを仲介するのです。
意外にも、日本企業の海外オフィスで働く人の中には、英語が堪能ではない人が多く含まれます。
そのような環境ではシステム開発における意思疎通がスムーズにできません。
そのような「溝」を埋めるための働き方がIT業界でも可能です。
海外で働けるエンジニア・ブリッジSEを目指すならKredo
ご説明したような海外で働けるエンジニアやブリッジSEを目指すならば、プログラミングと英語のスキルが必要です。
続いてはこれらを同時に習得できるKredoオンラインキャンプをご紹介します。
英語の授業で海外並みのスキルを習得
プログラミングスクールの中でも、すべての授業が英語で行われる特徴があります。
基本的にプログラミングスクールの授業は日本語ですが、Kredoならば英語で授業が受けられるのです。
海外で働くならばプログラミングに関する知識も英語で習得すべきであり、Kredoならば海外で学ぶのと同等のスキルを手に入れられます。
中には「英語でプログラミングを学ぶなどハードルが高すぎる」と考える人がいるかもしれません。
プログラミングは専門知識であるため、このような不安を持つのは不思議なことではありません。
ただ、実際にKredoへ通う人は英語初級者やプログラミング未経験者が大半を占めています。
そのような方々でもKredoならば海外並みのスキルが習得可能なカリキュラムが組まれているのです。
高密度でモチベーションを保った授業
プログラミングスクールの中でも短期間で高密度な授業を受けられます。
例えば他社のプログラミングスクールでは「6ヶ月で24レッスン」と授業回数が少ない物がありますが、Kredoでは「平日毎日4時間×3ヶ月」です。
比較してもらうと一目瞭然で、Kredoならば短期間で多くの授業を受講できます。
集中して授業を受けられるため、挫折してしまったりやる気がそがれたりする可能性が低く、モチベーションを保ったまま取り込むことが可能です。
もちろん、授業が高密度であるということは、学習に負担がかかってしまいます。
日々、新しいスキルを習得する必要があり、復習と授業で忙しい日々を過ごすでしょう。
ただ、高密度環境が人間を成長させるという考え方もあります。
「大変そう」と捉えるのではなく「成長するチャンス」と捉えて取り組むようにしましょう。
海外就職もサポート
プロのキャリアカウンセラーが在籍しているため、海外就職のサポートが可能です。
「海外で仕事をしたいが自分で調べるの難しそう」という人でも心配は要りません。
上記のロードマップでご説明したとおり、自分一人でも準備をすれば海外で働けます。
ただ、段階を踏む必要があったり自分のスキルに適した案件を探したりすることが求められ、負担がかかってしまいます。
しかし、Kredoならば皆さんがスクールで学んだ内容を踏まえ、適切な海外就職をサポート可能です。
皆さんからスキルについてお伺いしなくてもカリキュラムや受講内容から状況がわかるため、お伺いに必要な時間を圧縮できます。
単純にITと英語のスキルを習得するだけではなく、海外就職もサポートできるのがKredoの魅力です。
まとめ:海外で働ける仕事の選択肢は多いが、IT系を目指してみよう!
皆さんのイメージどおり海外で働ける仕事は数多くあり、選択肢は無数にあるといえます。
今回は代表的なものをご紹介しましたが、それ以外にも海外で働ける仕事があるため、幅広い視野で探すと良いでしょう。
ただ、世界情勢や市場の成長度合いを踏まえると、海外で働ける仕事としてIT業界がおすすめです。
特にエンジニアやブリッジSEは日本のみならず世界中で求められているため、今からでもチャレンジする価値が十分にあります。
なお、海外でエンジニアやブリッジSEを目指すならば、英語とプログラミングのスキルが必須です。
Kredoならばこれらを同時に習得できるため、将来的に海外で働きたいと考えるならば、是非ご検討ください。