自衛隊を辞めたいと考えている方はいるでしょう。
しかし、辞め方の流れや転職先への不安があり、なかなか一歩を踏み出すのがむずかしいですよね。
そこで本記事では、自衛隊を辞めたい人の特徴を解説します。
また自衛隊を辞める流れや自衛隊を辞めた後のオススメ転職先を紹介するので、自衛隊からの転職を迷わず行えるでしょう。
「自衛隊を辞めたいけど何から始めればいいかわからない」や「自衛隊を辞めた後が不安」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
記事のもくじ
こんな人は辞めるべき!自衛隊を辞めたほうがいい人の特徴
自衛隊は一般的なサラリーマンのような働き方とは大きく違います。
そのため、自衛隊の働き方が合わない方もいるでしょう。
そこでここからは、自衛隊を辞めるべき人の特徴を解説します。
これから入隊を希望している方やすでに働いている方は、確認してみてください。
仕事が合わない
仕事が合わないと自衛隊を辞めたいと思う方もいます。
自衛隊に入隊したとしても、希望していた配属先や業務内容に就けるかはわかりません。
配属先が希望通りでなかったり自分に合わなかったりすると自衛隊を辞めたいなと感じるでしょう。
また常に集団行動が求められるので、そのような生活が苦手な方は自衛隊に向いていないかもしれません。
心身ともに疲弊している
自衛隊の仕事は一般企業とは違い、心身の負荷が高い仕事です。
厳しい訓練を毎日繰り返したり、災害の現場の応援に行ったりします。
辛い環境や危険と隣り合わせの状況で、心身ともに疲れてしまうこともあるでしょう。
自衛隊になるには、身体的にも精神的にもタフな気持ちが必要です。
上下関係がきつい
自衛隊は上下の規律が固く厳しいです。
基本的に先輩隊員や上官の命令は絶対です。
そのため、新人隊員は先輩からの指示などに萎縮してしまう方もいるでしょう。
上下関係の厳しさを感じて自衛隊を辞めたくなるのも退職理由の一つです。
プライベートと仕事を分けたい
プライベートと仕事を分けたい方は、自衛隊には向かないでしょう。
自衛隊員は基本的に、駐屯地内の寮で生活します。
部屋も複数人で生活するので、プライベートな時間は限られています。
1日のスケジュールも朝から晩までしっかり管理されているので、自分の時間をゆっくり過ごしたいと考えている方は自衛隊を辞めたいと感じるでしょう。
自衛隊を辞めるまでの流れ
自衛隊を辞めるまでの期間は面談をして上申手続きが終了した30日後となっています。
ここからは、これらのステップの間に取り組むべき退職準備を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
上司と相談
自衛隊を辞める前にまずは上司に相談をします。
上司との面談を通して退職の意思を表明し、許可を得ます。
退職をする上で明確な理由がないと、許可は得られないので自分の考えをまとめておきましょう。
上司からの正式な承認が得られれば、上申手続きが可能となります。
必要な手続きをする
直属の上司に承認を得たら、次に1階級上の上司との面談になります。
1階級上の上司が部隊長に話を通すまで、面談は繰り返されます。
さらに上の階級である師団長には部隊長が話を通すので、そこから退職届などの必要書類を書いていく流れです。
すでに内定が決まっている場合は、自衛隊法65条の3の「防衛省と利害関係のある企業に自己情報を提供してはならない」に則り、転職先の情報も開示しましょう。
支給品や身分証を返納
退職日が訪れるまでに、支給品の返却など退職までの準備を進めていきます。
上申申請後30日間は在籍していることになるので、その間に身の回りの整理をしましょう。
そして退職日が訪れたら、部隊のメンバーや隊長に挨拶をして自衛隊の身分証を返納し自衛隊を退職します。
自衛隊員が転職する方法
自衛隊員を退職後、転職する際に利用するといいオススメのサービスは以下のとおりです。
どのような点が自衛隊退職者にオススメなのかを具体的に解説します。
自衛官向けの再就職支援サービスを利用
自衛官向けの再就職支援サービスを利用しましょう。
自衛隊援護協会とは、自衛隊を退職した方や任期満了の方の転職支援をしている非営利団体です。
防衛省や自衛隊には職業紹介の権限がないため、代わりに転職の斡旋を行っています。
主な求人は以下のとおりです。
- 工場勤務
- 介護職
- サービス業
- 運転手
自衛隊時代に取得した資格を活かせる仕事だけでなく、他業種の職業もあります。
ただデメリットとしては、求人の数が少ないことです。
またやや求人が偏っている傾向があるので、実際の市場価値とは異なった就職先が多い印象です。
そのため、複数の転職サイトを活用する中の1つだと思っておくのが良いでしょう。
転職エージェントを活用
一般的な転職エージェントを活用するのも1つの手段です。
転職エージェントはキャリアコンサルティングの支援も行っています。
キャリアコンサルティングとは、今後のキャリアプランの相談ができる専門家です。
自衛隊から一般企業への転職は業務内容や社会人としての慣習の違いが多く、戸惑ってしまいます。
そのためキャリアコンサルタントに一度相談し、今後の転職活動の方向性を明確にするのがオススメです。
自衛隊から転職しやすい仕事
自衛隊を退職後、オススメの転職先は以下の4つです。
次の職探しのヒントにしてみてください。
警備員
警備員は自衛隊退職後にはオススメの職業です。
警備員は、屋内外での安全な誘導が必要な場所に配置される人材です。
警備の仕事は4つに分かれています。
- 1号警備
- 2号警備
- 3号警備
- 4号警備
施設内の巡回を警備するのが1号警備と呼ばれています。
2号警備は交通誘導などの安全な誘導を担う仕事です。
3号警備は、現金輸送車などの運搬警備を担当します。
4号警備は、住宅や人の警備を担当する身辺警備を行います。
元自衛隊の方は格闘技を習得している方が多いので、強い肉体が活かせる3号警備や4号警備の仕事が向いているでしょう。
営業職
自衛隊から営業職に転向する方もいます。
自衛隊時代に培った精神力やタフな体力は、営業職に向いているからです。
営業先のお客さんに文句を言われることもありますが、自衛隊時代の厳しい訓練や規律を想像すれば耐えられる方もいるでしょう。
ノルマを達成するために多くの営業先を回る必要がありますが、自衛隊時代の体力が役立ちます。
心身ともに体力に自信がある方は営業職をはじめてみてください。
スポーツインストラクター
ハードなトレーニングに鍛えてきた自衛隊経験者は、スポーツインストラクターの仕事もオススメです。
一般人が経験できないような筋肉トレーニングを知っているので、その知識を活かして指導をすることができます。
トレーナーの経験を順調に積めば、個人で開業してオーナーにもなれます。
トレーニングを教えるのが好きという方は、検討してみてはいかがでしょうか。
システムエンジニア
システムエンジニアとは、コンピューターに指令を出すプログラミング言語を使い、アプリケーションや工場のシステムなどのさまざまなシステムを設計する仕事のことです。
自衛隊の情報科などにいた方は、コンピュータープログラムに関する知見があるので、システムエンジニアは向いているでしょう。
もちろん他の部隊に所属していた方もシステムエンジニアが向いていないわけではありません。
最近では自衛隊からシステムエンジニアに転身する方も増えており、普通科に所属していた隊員もエンジニアに転身しているケースがあります。
プログラム言語の習得は9割挫折すると言われるほど大変なので、自衛隊時代に培ってきた我慢強さを活かすこともできるでしょう。
システムエンジニアを目指すならKredoへ
システムエンジニアを目指す方にはKredoオンラインキャンプがオススメです。
Kredoは初心者からでも英語が学べるプログラミングスクール。
Kredoを利用するメリットは2つあります。
それぞれ具体的に解説するので、システムエンジニアを目指す方はご検討ください。
プログラミングと英語を学べる
Kredoは英語でプログラミングを学べる数少ないスクールです。
英語とプログラミングを両方学ぶのはメリットがあります。
1つは、プログラミング言語は英語で作られているので、記述されているコードをすぐに理解できるようになります。
つまり、プログラミング言語の習熟度を高めるためにも英語は効果的です。
もう1つは、市場価値の高い人材になれます。
IT人材の不足によりプログラミングの市場ニーズは高いですが、英語を話せる方はまだ少ないです。
近年ではオフショア開発といって、海外にシステム開発を委託している企業が増えてきており、日本の企業でも海外の会社とのやり取りができる人材が求められています。
英語が話せることで海外勤務も可能となり、日本よりも高収入の企業に勤めることもできるでしょう。
転職支援が充実している
KredoはIT企業への就職経験がない方でも転職できるようなシステムが整っています。
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職場は国内のIT企業だけでなく、外資系や海外への転職を決めています。
スキルを身につけてIT業界に転職したい方や、将来海外で自由に働きたいと考えている方にはおすすめです。
まとめ:自衛隊で培ったコミュニケーション能力を活かしましょう!
自衛隊では体力や精神力が養われると考えられますが、上下関係の規律が厳しいので、コミュニケーション能力も培われます。
自衛隊で得たコミュニケーション能力は他職種でも顧客や上司とのやり取りに役立ちます。
ぜひ、自衛隊での経験を次の転職先に活かしていきましょう。