ITコンサルタントは、営業や販売職といった一般的な職種よりもハイクラスなキャリア形成が可能です。
そのため退職後には、今の職場よりも高年収でワークライフバランスを整えられる職場に転職できる可能性があります。
本記事では、ITコンサルタントを辞めたあとにおすすめの転職先を紹介します。
ITコンサルタントの仕事を続けるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
記事のもくじ
ITコンサルタントを辞めたくなる瞬間
ITコンサルタントを辞めたくなる瞬間は以下のとおりです。
ITコンサルタントの仕事に不満を感じている方は、自身の状況と合わせて確認してみてください。
激務で残業が多い
ITコンサルタントは成果主義のため、残業が多く激務です。
クライアント企業はシステム導入や要件定義などのプロジェクトにすぐ対応してもらいたいので、数か月と短い納期が設定されます。
そのため納期が近くなれば、残業をして対応することもあるでしょう。
月に80時間、多くて100時間を超えることも少なくありません。
近年では働き方改革の影響もあり以前と比べると残業は減ったようですが、1人で複数のプロジェクトを担当することもあるため常に納期に追われています。
ハードワークが苦手な方は、ITコンサルタントを辞めたいと感じるでしょう。
プレッシャーに耐えられない
ITコンサルタントは企業の経営に大きく関わる仕事です。
顧客が抱える経営の問題をヒアリングし、課題解決策を提案してクライアントの成果につなげる必要があります。
しかし成果が出せなければクライアント企業に迷惑がかかるだけではなく、自身のクビを切られる可能性もあるのがITコンサルタントの仕事です。
そのためプレッシャーに耐えきれず、辞めたいと考える方がいます。
IT技術の勉強が大変だった
ITコンサルタントは、クライアント企業のIT部門の責任者からヒアリングした内容をまとめて分析し、課題を洗い出すのが仕事です。
そのためまずは現場の責任者と話し合いができるほどに、ITに関する知識を身につけなければいけません。
IT業界は変化が激しいので、勉強を継続的におこなう必要があります。
IT技術には難しい内容もあり、未経験から転職した方は覚えることが多くて大変です。
ITに関していちから学ぶ必要のある方は「辞めたい」と感じるでしょう。
ITコンサルタントに向いている人の特徴
ITコンサルタントに向いている人の特徴は以下のとおりです。
ITコンサルタントを続けるか考えている方は、自身と照らし合わせてみてください。
問題解決能力が高い
ITコンサルタントは、クライアント企業の経営に関する問題を解決するのが仕事です。
高い論理的思考をもとに、問題解決を進めていく力が求められます。
顧客からのヒアリングを通して企業の問題点を明確にし、順序立てて物事を思考できる人は向いているでしょう。
すでにITコンサルタントとして働いている方は、優先順位を立てて業務遂行をできているか確認してみてください。
コミュニケーション能力が高い
ITコンサルタントには、顧客企業の責任者からヒアリングをする役割があります。
傾聴をしたり相手の意見を引き出したりするコミュニケーション能力が求められます。
またITコンサルタントは解決する課題を明確にしたら、仮説を立てて顧客に伝える力も重要です。
相手の話を聞いたり自分の意見を伝えたりするのが得意な方は、ITコンサルタントに向いているでしょう。
肉体的・精神的にタフ
ITコンサルタントは、残業が多く激務になりがちなので体力のいる仕事です。
肉体的なタフさはもちろん、顧客からの要望に答え続けるという精神的な強さも大切です。
体力に自信がない方は、周りに助けを求めながらプロジェクトを進めていく必要があります。
ただし上司や同僚も案件を抱えているため、毎回助けを求めるのは難しいでしょう。
そのためITコンサルタントは、体力のいる仕事です。
IT技術を学ぶのが好き
ITコンサルタントはクライアントに提案やアドバイスをするため、常にテクノロジー関連の情報を集め続ける必要があります。
企業の経営課題の解決につながるような資料を読み込み、調査をします。
海外企業を相手にしているなら、英語での情報収集も必要不可欠です。
テクノロジーについてあらゆる情報源から学び続けられる方は、ITコンサルタントに向いているでしょう。
分析が得意
ITコンサルタントは経営課題に対していくつかの仮説を立てて、それを実行していきます。
計画がうまくいっていない場合は、問題点を探り再び実行を繰り返していきます。
そのためITコンサルタントには高い分析能力が求められるでしょう。
データやエビデンスをもとに仕事を進めていくのが得意な方は、ITコンサルタントに向いています。
ITコンサルタントに向いていない人の特徴
ITコンサルタントに向いていない人の特徴は以下のとおりです。
ITコンサルタントを続けるか考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
プレッシャーに弱い
ITコンサルタントは成果・実力主義のため、プレッシャーに弱い方は向いていません。
クライアント企業の要望に答え続けて結果を出し続ける必要があります。
提案が成果につながっていない場合は、上司から強く詰められることもあるでしょう。
プレッシャーを感じやすい方は、ITコンサルタントではない道を探すのがおすすめです。
論理的思考が苦手
論理的思考が苦手な方は、ITコンサルタントに向いていないでしょう。
ITコンサルタントは日常的に論理的思考を使用し、問題解決に活かしていくのが仕事です。
論理的思考で物事を判断し、顧客の経営課題を解決していきます。
ITコンサルタントにとっての論理的思考は、料理人にとっての包丁のようなものです。
そのため論理的思考が苦手な方は、ITコンサルタントの仕事をするのは厳しいです。
ITに興味がない
ITに興味がなければITコンサルタントを続けるのをつらく感じてしまいます。
ITコンサルタントの業務の多くが、テクノロジーに関する情報収集だからです。
業界の情報や最先端の技術について体系的に学ぶ必要があるため、ITに関する興味が薄いとやりがいを感じづらいでしょう。
またテクノロジー関連の情報を地道に集められる人ではないと、ITコンサルタントを続けるのは大変です。
ITコンサルタントを辞めたいと思った方におすすめの転職先
ITコンサルタントのおすすめのキャリアパスは以下の4つです。
ITコンサルタントの職歴を活かせる仕事ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
ベンチャー企業
ITコンサルタントからベンチャー企業に転職するのはおすすめです。
ベンチャー企業は社員数が少ないため、裁量権を持って仕事にのぞめるからです。
責任感も伴いますがさまざまな仕事を任せられるので、短期間で成長できるでしょう。
また社長や幹部と距離感が近いのも、ベンチャー企業の特徴です。
経営層の考え方や事業策定を間近で学ぶことで、ITコンサルタントとして新たな経験ができます。
経営企画部門
ITコンサルタントを経験すれば、経営企画に転職することが可能です。
経営企画ではM&Aや新規事業の策定など、経営に関わるすべてのことを担います。
そのためコンサルタントの経験を存分に活かせるでしょう。
IT企業以外の経営企画に転職すれば、業界にいたらわからなかった知見やノウハウを身につけられます。
システム部門
ITコンサルタントを経てシステム部門に転職し、SE(システムエンジニア)やヘルプデスクで働く道があります。
ITコンサルタントの経験があれば、経営戦略に関わるシステム開発に携わることが可能です。
マネージャーやプロダクトマネージャーなどの上流工程へのキャリアパスも実現できます。
IT技術が好きな方は、システム部門でプログラミングを学んでみるのもおすすめです。
IT人材が必要とされている現代にプログラミングスキルを身につけておけば、就職や転職に困ることが少ないからです。
エンジニア需要が高まっており月収も平均80万円と高収入なので、今よりも市場価値を上げたい方はシステム部門でプログラミングを身につけてみてください。
コンサルティングファーム
ITコンサルタントは、コンサルティングファームに転職することも可能です。
近年では事業承継を考えている中小企業が増加し、コンサルティングファームの数は増えているので、一定の実績や成果を残していれば転職先に困ることはないでしょう。
自身でコンサルティングファームを設立し、独立する道も目指せます。
案件を獲得する営業力に自信のある方は、起業するのも検討してみてはどうでしょうか。
ITコンサルタントが転職を成功させる方法
ITコンサルタントが転職を成功させるには以下の方法があります。
これから転職活動をする方は、ぜひ参考にしてみてください。
リファラル採用
リファラル採用は、友人や知人の紹介で選考に応募する方法です。
知り合いから求人を紹介してもらえるので、ブラック企業や条件の合わない企業と出会いにくいメリットがあります。
「リファラル採用だから安心して受かる」と感じている方がときどきいますが、一般応募と同じ選考フローを通ります。
書類選考や面接の結果によっては、受からない可能性があることを覚えておきましょう。
転職エージェントを利用する
「自分で仕事を探すのは大変」と考えている方は、転職エージェントを利用してみてください。
転職エージェントは求職者とのヒアリングをしたうえで、希望条件に合う求人を紹介してくれます。
転職の方向性に迷っている方は、キャリアアドバイザーに相談することも可能です。
キャリアの棚卸しをしてもらい、理想としている転職先を見つけられるでしょう。
近年ではコンサルタントに特化した転職エージェントもあるので、ぜひ利用してみてください。
ITコンサルタントを辞めるならKredoがおすすめ!
ITコンサルタントを辞めて転職をするなら、Kredoオンラインキャンプがおすすめです。
Kredoはプログラミングと英語を学べるオンラインスクールです。
世界は急速にテクノロジー化が進んでいます。
そのなかでIT人材の需要は高まり、どの企業もエンジニアを求めています。
Kredoで学習をすれば、市場価値の高いプログラミングスキルだけではなく英語力も磨けるでしょう。
国内外で活躍できるIT人材になり、世界中どこでも自由に働けるスキルを獲得したい方は、Kredoの無料カウンセリングへお越しください。
まとめ:ITコンサルタントを辞めたいと思ったら次のキャリアに進もう!
ITコンサルタントを辞めたい理由や、おすすめの転職先を紹介しました。
ITコンサルタントは市場価値が高い職種なので、次のキャリアパスの選択肢が多く存在します。
目の前の仕事に興味を持てなくなっていたら、別のキャリアに進むのがおすすめです。
「仕事を辞めたいけど何をやればいいかわからない」と考えている方は、以下の記事を参考にしてみてください。
新しい仕事に就くまでの道のりや、具体的なキャリアチェンジの方法がわかります。