ITエンジニアは人気の職業ではありますが「エンジニアはきつい」といわれるケースが多々あります。
これは誤った情報ではなく、確かにITエンジニアとして働いてるときつい部分はあるのです。
今回はITエンジニアがきついと言われる理由とその状況を乗り越えるためにはどうすれば良いのかを説明します
記事のもくじ
ITエンジニアはきつい仕事なのか
そもそもITエンジニアがきつい仕事であるのかどうかについてですが、きつい部分があるのは事実です。
まずはどのような背景からITエンジニアがきついと言われるのかについて説明します。
時期によってはきつい場合もある
ITエンジニアは常時きつい仕事ではなく、時期によってきつい場合もある仕事です。
開発や構築に携わるエンジニアの場合は本番稼働などの締め切りがあるため、締め切りに間に合わせるためにきつい状況を乗り越える場合があります。
また、システムを運用しているとトラブルが発生する可能性があり、このようなトラブル対応できつい仕事を求められるのです。
場合によっては深夜や土日にも対応しなければならず、このような仕事がITエンジニアはきついといわれる背景になっています。
仕事がきついのはITエンジニアに限らない
ITエンジニアの仕事はきついと言われがちですが、仕事がきつい時があるのはITエンジニアに限った話ではありません。
どのような仕事でも締め切りが近くなってくるときつい状況になりますし、トラブルが発生すると残業や土日勤務が発生する可能性があります。
ITエンジニアだけがきつい仕事にあるとの印象を持たれがちですが、ITエンジニアだけが特筆してきついわけではないのです。
ITエンジニアがきついといわれる理由7つ
ITエンジニアがきついといわれる理由には背景があり、今回は最低限知っておいてもらいたい理由を以下の7種類に絞って説明します。
常に高いレベルが求められる
ITエンジニアとして活躍するためにはテクニカルなスキルを高めておかなければなりません。
業界や業種によっては現場で働きながらスキルアップを続け、スキルが高まれば一人前と認められる場合があります。
それに対して、ITエンジニアはある程度のスキルがなければ仕事が務まらず、なかなか評価されない傾向にあるのです。
仕事を受ける段階で高いレベルに達していなければ「スキル不足のエンジニア」と評価されやすいため、このような環境がエンジニアはきついといわれる所以と考えられます。
スキルアップを続ける必要がある
常に十分なスキルがなければエンジニアとして活躍するのが難しくなってしまい、このような環境がITエンジニアはきついといわれる理由となっています。
IT業界はスキルの進化が早いため、エンジニアとして働きながらスキルアップするのはハードルが高い状況です。
また、最新のスキルは海外で開発されることも多く、英語力が必要などの負担からもきつさが増しています。
どのような業界でも働きながら自己研鑽に励むのは負担がかかりますが、IT業界は特に厳しいと考えられ、きつい環境を強いられているのです。
業務量が多く負担がかかりやすい
世の中的にITエンジニアが不足している傾向にあり、一人ひとりのエンジニアには多くの業務が割り当てられます。
担当する業務が増えれば増えるほど個人の負担も増えるのはいうまでもなく、仕事の多さからITエンジニアはきついといわれるのです。
ただ、ITエンジニアの数は増加傾向にあり、これからもさらに増加すると考えられます。
需要と供給のバランスが改善されれば、ITエンジニアがきつい状況も改善されるでしょう。
クライアント先への常駐で精神的に疲れる
ITエンジニアの中にはクライアント先に常駐して作業する業務があり、会社に所属していると自分の意志とは関係なく常駐作業が割り当てられる可能性があります。
業務の都合上、常駐はやむを得ない働き方ですが、クライアント先で働くことは精神的な負担が大きくきついものです。
日頃の勤務環境と異なる場所で勤務すると、慣れていないため負担がかかってしまいます。
それに加えてクライアント先になると、粗相なども起こせなくなってしまい、より一層負担がかかってしまうのです。
環境によっては収入が少ない
ITエンジニアは忙しく拘束時間が長い割に収入が少ないことできついといわれる場合があります。
確かにこのような事例は存在しますが、収入については働く環境によりけりです。
すべてのITエンジニアが薄給なわけではなく、一般的な勤務時間で多くの収入を得ている人はいます。
いわゆるブラック企業の印象が強いIT業界ですが、必ずしもきついとはいえず、むしろ収入面では良い企業もあるぐらいです。
年齢を重ねると働きづらい
繁忙期などは残業や休日出勤などの対応が必要となり、ITエンジニアは体力が求められる傾向にあります。
そのような背景があり、歳を重ねて体力が減少すると働くのがきつくなるといわれがちです。
一般的には若いほど体力が多いため、比較的若い人が求められる傾向があります。
ただ、どの程度の体力があるのかは人それぞれであり、体力に余裕があれば年齢を重ねてもそれほどきつくはないでしょう。
未経験でエンジニアになり学習量が多い
未経験からエンジニアを目指した場合は多くのことを学ぶ必要があります。
基本から応用、実践的なことまで学ばなければならず、学習量の多さからきついと言われるのです。
特にITエンジニアは幅広いスキルの習得が求められるため、他の業種と比較してもきついと言われる傾向にあります。
ただ、未経験から何かしらにチャレンジする際には学習することを避けられず、ITエンジニアだけがきついわけではありません。
ITエンジニアはきついながらも魅力的な職種
ITエンジニアはきついながらも魅力的な仕事であるため、どのような点でおすすめであるのかも説明します。
ITエンジニアは需要が高く職に困らない
ITエンジニアは非常に需要が高い状況で仕事に困らないとまで言われています。
実際、経済産業省の試算ではITエンジニアの不足が問題視されていて、2030年に向けて今以上にITエンジニアが必要になると考えられているのです。
現時点で需要が高いにも関わらずそれ以上の需要があれば、ITエンジニアとして職に困ることはないでしょう。
皆さんの中には「きつい仕事ならばITエンジニアを避けよう」と考えた人がいるかもしれませんが、非常に需要が安定しています。
多少なりともきつい部分はありますが、長い目で見るとITエンジニアを目指すことは悪くありません。
手に職を付けると一生働ける
ITエンジニアの基本的なスキルは大きく変化しないため、一度習得しておくと一生働けます。
スキルの進化が激しいため定期的なスキルアップは必要になりますが、基本が身に付いていれば素早く習得できるでしょう。
特にITエンジニアとしてきつい環境を乗り越えておけば、多くのスキルが習得可能です。
年齢面できつくなることはあり得ますが、一度選択したスキルは無駄になりません。
キャリアプランの選択肢が広がる
ITエンジニアとしての経験を積んでおけば、さまざまなキャリアプランが選択できます。
エンジニアとして働くことがきつい状況になれば、経験を活かして違う職種で活躍可能です。
例えば、システム開発の経験を活かして、ITコンサルタントへと進む道があります。
「どのようなシステムが必要か」など、上流工程をサポートする仕事です。
また、英語力を身に付けてブリッジSEとして活躍する選択肢もあります。
海外のエンジニアとの架け橋になる立場であり、一般的なエンジニアのようにきつい働き方にはなりません。
ITエンジニアはスキルさえあればきつい仕事ではない
ITエンジニアはきつい側面のある仕事ですが、スキルを高めておけばきつさを軽減できます。
続いてはITエンジニアとしてのスキルを高められるプログラミングスクールのKredoを紹介します。
プログラムなどITスキルを高めるとスムーズにタスクをこなせる
ITエンジニアはきつい仕事ではありますが、自身のITスキルを高めておくとそのような状況を打破しやすくなります。
スキルが高ければスムーズにタスクをこなせるようになるため、負荷が強くかかりきつい状況に陥りにくくなるのです。
Kredoでは基本的なITスキルから基礎プログラミング、実践的なシステム開発まで幅広く習得できます。
つまり、ITエンジニアとしてのスキルを十分に高められ、きつい状況を回避することが可能です。
しかも、KredoのカリキュラムはIT初心者でもスキルアップできる内容で、在学中は課題などがきつい場面もありますが、多くの人がスキルを習得できるように考えられています。
英語も習得しておくと海外とのやりとりや情報収集もきつくない
Kredoの大きな特徴として、すべての授業が英語で実施されるようになっています。
日本には数多くのプログラミングスクールがありますが、Kredoのようにすべての授業が英語で実施されるスクールはほとんどありません。
ITスキルを習得できるだけではなく、英語のスキルも併せて取得できるような環境なのです。
ただ、皆さんの中には「すべて英語の授業では内容が理解できないのではないか」と心配する人がいるかもしれません。
しかし、このような心配は無用でKredoに通う人のうち8割程度は英語初心者です。
そのような人でも英語とITの両面からスキルアップできるカリキュラムを用意しています。
まとめ:ITエンジニアはきついといわれるがスキルがあれば負担は少ない
ITエンジニアはきつい仕事といわれていますが、そのようにいわれる理由は多岐に渡ります。
多くのエンジニアに当てはまることもあれば一部のエンジニアにのみ当てはまることもあり、どのような意味合いできついのかは人それぞれです。
例えば、自分のスキル不足でタスクの処理に時間を要してしまいきつくなっている人が見受けられます。
ただ、ITエンジニアにきつい部分があるのは事実ですが、自分自身のスキルを高めておけばある程度は状況を打破できます。
まずは少し時間をかけてでもスキルアップして、タスクをスムーズにこなせるようになってみましょう。