こんにちは、Kredo Blog編集部です!
高卒からプログラマーになることは可能です。大企業の採用や初任給には学歴による差がありますが、IT業界は作品やスキルで評価される場面が多く、準備次第で道は十分に開けます。
「高卒でプログラマーは厳しいと聞いた」「学歴がなくても採用してもらえるのか不安」という人もいると思います。この記事では、厳しいと言われる理由と実際のデータ、高卒から目指せるルート、学歴に関係なく採用されるための準備までをまとめます。
この記事でわかること
- 高卒でプログラマーを目指すのが向く人・厳しい人
- 「厳しい」と言われる理由と、公的データで見る初任給の差
- 高卒から目指せる5つのルートの比較
- 学歴に関係なく採用されるための準備5つ
- スクールを使うときの選び方と、入社後のキャリアの広げ方
高卒でプログラマーは本当に厳しい?

高卒でプログラマーとして働いている人はたくさんいます。プログラマーの仕事は「何を作れるか」「どう問題を解決できるか」が成果に直結するため、学歴より実力が見られやすい職種です。

一方で、応募条件に「大卒以上」と書いている企業もあり、最初の就職先の選択肢は大卒より狭くなりやすいのも事実です。自分がどちらに近いか、まず判断表で確認してみましょう。
| 向いている人 | 厳しくなりやすい人 |
|---|---|
| 自分で調べて手を動かすのが好き | 決まった答えを覚えるだけの勉強が好き |
| 新しい技術を学び続けられる | 一度覚えたら学ぶのをやめたい |
| 最初の数年は経験を積む期間と考えられる | すぐに高い収入を得たい |
| 作品を作って見せる準備ができる | 学歴の代わりになる材料を用意していない |
| チームで相談しながら進められる | 人と話すことを極端に避けたい |
右側に当てはまる項目があっても、意識して準備すれば変えられるものがほとんどです。次の章から、厳しいと言われる理由と、その乗り越え方を具体的に見ていきます。
高卒プログラマーが厳しいと言われる3つの理由

1. 大企業の採用では学歴を条件にすることがある
知名度の高い企業には応募が集中するため、書類選考の段階で学歴を条件にすることがあります。そのため、最初から大企業を目指すと選択肢が限られやすくなります。高卒からのスタートでは、まず開発経験を積める会社に入り、経験を積んでから転職でステップアップする考え方が現実的です。
2. 初任給には学歴による差がある
公的な統計でも、学歴によって初任給には差があります。厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年10月時点で確認)の新規学卒者の初任給(男女計)は次のとおりです。
| 学歴 | 初任給(男女計) | 前年比 |
|---|---|---|
| 高校 | 207.3千円 | 5.0%増 |
| 専門学校 | 230.7千円 | 3.5%増 |
| 高専・短大 | 235.5千円 | 5.2%増 |
| 大学 | 262.3千円 | 5.6%増 |
| 大学院 | 299.0千円 | 4.0%増 |
これは全産業の平均で、プログラマーに限った数字ではありません。また、入社後の給与はスキルや経験、担当する仕事によって変わっていきます。最初の差を「ずっと続く差」と考えず、経験を積んで伸ばしていく前提で計画を立てましょう。
3. 「未経験可」でもスキルを求められる
未経験から育てる求人は人気が高く、応募者の中で比べられることになります。「未経験可」と書かれていても、基礎の学習や作品を求められることが多いため、何も準備せずに応募すると通りにくくなります。
高卒でもプログラマーとしてのチャンスがある理由


実力が評価されやすい仕事である
プログラマーは、作ったものや書いたコードを見ればスキルがある程度わかる仕事です。そのため、学歴よりも「何を作れるか」で判断されやすく、経験を積めば大卒の人と同じ土俵で評価されるようになります。
若いうちから学び始められる
高校を卒業してすぐに学び始めれば、大学に通う4年間を実務経験やスキルの習得にあてることもできます。同じ年齢の大卒者より数年早く現場の経験を積めるのは、高卒からスタートする人の強みです。
IT人材を求める企業が多い
デジタル化が進み、IT人材を必要とする企業は増えています。高卒の採用を行っている企業や、学歴を問わない求人もあるので、条件をよく見て応募先を探しましょう。
高卒プログラマーがきつく感じる人・向いている人

プログラマーは、学歴に関係なく「きつい」と感じて辞めてしまう人もいる職業です。どんな人がきつく感じやすいのかを知っておくと、準備の方向が見えてきます。
| きつく感じやすい人 | 理由 | 向いている人の考え方 |
|---|---|---|
| すぐに高収入を得たい人 | 経験と実績を積むまで収入が伸びにくい | 最初の数年は経験を積む期間と考える |
| 学び続けるのが苦手な人 | 技術の移り変わりが速い | 新しい技術を試すことを楽しむ |
| 人と話すのを避けたい人 | チーム開発や依頼者との確認が多い | わからないことを早めに相談する |
プログラマーは一人で黙々と作業するイメージがありますが、実際にはチームで分担し、依頼した人の要望を聞き取りながら作ることがほとんどです。自分に向いているかを確かめたい人は、プログラミングのセンスとは?向いている人・向いていない人の特徴と確かめ方も読んでみてください。
高卒からプログラマーを目指す5つのルート

高卒からプログラマーを目指す方法はいくつかあります。それぞれの特徴を比べてみましょう。
| ルート | 向いている人 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 高校卒業後すぐにIT企業へ就職 | 早く現場に出たい人 | 研修があるか、開発に関われるかを確認する |
| 専門学校で学んでから就職 | 2年ほどかけて基礎から学びたい人 | 学費と期間がかかる |
| 働きながら独学して転職 | 費用を抑えたい人、自分で計画できる人 | 質問できる人がいないと止まりやすい |
| スクールで学んで就職・転職 | 短い期間で学びたい人、質問できる環境がほしい人 | 費用と支援の内容をよく比べる |
| IT留学で英語とITを学ぶ | 英語も一緒に身につけたい人 | 費用と期間、帰国後の動き方を計画する |

どのルートでも、最終的に見られるのは「何を学び、何を作れるか」です。独学から始める場合は、プログラミングの勉強の順番は?独学で何から始めるかを6ステップで解説の順番で進めると迷いにくくなります。
学歴なしで採用されるための準備5つ

学歴を補うには、「この人なら任せられる」と思ってもらえる材料をそろえることが大切です。
- 人に見せられる作品(ポートフォリオ)を作って公開する
- 書いたコードをGitHubなどで見られるようにしておく
- 基本情報技術者試験などでITの基礎知識を示す
- 学習の過程と、つまずいたときの解決方法を説明できるようにする
- やりたい分野(Web・アプリ・ゲーム・組込みなど)を決めて応募先を絞る
作品とコードは「見られる状態」にする
作品は公開してURLで見られるようにし、コードもGitHubなどにまとめておくと、面接官があなたのスキルを確かめやすくなります。作品の数より、「なぜ作ったのか」「どこを工夫したのか」を自分の言葉で説明できることが大切です。
資格はITの基礎を示す材料になる
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施する国家試験の基本情報技術者試験は、プログラミングだけでなくシステムの設計や運用の基礎も問われる試験です。学歴の代わりに「体系的に学んだこと」を示す材料として役立ちます。
やりたい分野を決める
プログラマーといっても、Web系、スマホアプリ、ゲーム、家電や機械を動かす組込み系、金融などの大きなシステムを扱う分野など、仕事の内容はさまざまです。分野によって使う言語や働き方が違うので、興味のある分野を決めてから学ぶと効率よく準備できます。
面接で伝えたいこと
面接では、学歴について聞かれることもあります。そのときは引け目を感じる必要はなく、「その分、何をしてきたか」を具体的に話せば大丈夫です。伝える内容の例を表にまとめました。
| 聞かれやすいこと | 伝え方の例 |
|---|---|
| なぜプログラマーになりたいのか | きっかけになった体験と、作ってみて楽しかったこと |
| どうやって学んできたか | 使った教材、学習時間、つまずいたところと解決した方法 |
| 作品について | 作った理由、工夫した点、次に直したい点 |
| 入社後にやりたいこと | 担当したい分野と、そのために学びたい技術 |
アルバイトや部活動などで、決められた時間を守って続けたことや、周りと協力して取り組んだ経験も立派なアピール材料です。プログラミングの仕事はチームで進めることが多いので、「最後までやり切る力」や「相談しながら進める力」が伝わる話を一つ用意しておきましょう。
プログラミングスクールを使うときの選び方

スクールは学歴や年齢を問わず通えるところが多く、高卒の人でも受講できます。選ぶときは、次の点を比べましょう。
| 比べる点 | 確認したいこと |
|---|---|
| 費用 | 総額と、何が含まれているか。高額な場合はそれに見合う支援があるか |
| 学習時間 | 授業の時間帯と課題の量が、今の生活と両立できるか |
| 初心者へのサポート | カリキュラムがわかりやすいか、すぐに質問できるか |
| 就職・転職の支援 | 面接対策や書類の添削、求人の紹介があるか |
| 目的との一致 | 趣味で学びたいのか、就職したいのかに合ったコースか |
スクールに通っても、自分で手を動かす時間がなければスキルは身につきません。受講中も、講師やメンターに作品の相談や働き方の質問をするなど、積極的に使うことが大切です。
英語も一緒に身につけたい人には、IT留学という選択肢もあります。KredoのIT留学は、フィリピン・セブ島のITパークで1日8時間(英語マンツーマン4時間+ITグループ4時間)学ぶ形式で、ITレッスンはすべて英語です。受講生の92%が英語もITも未経験で、面接対策や履歴書・職務経歴書の添削、求人情報、企業紹介などのキャリア支援もあります。費用やコースの違いはIT留学とは?費用・国別比較・1日の流れと選び方【2026年】で確認できます。
入社後のキャリアの広げ方


最初の就職先で開発経験を積んだあとは、次のような方向にキャリアを広げられます。
| 方向 | 内容 | 準備しておきたいこと |
|---|---|---|
| システムエンジニア | 要件を整理し、システムを設計する | 依頼者の話を聞いてまとめる経験 |
| 経験を活かした転職 | より条件のよい会社や、やりたい分野の会社へ移る | 担当した仕事と成果を説明できる実績 |
| フリーランス | 案件ごとに仕事を受けて働く | 十分な実績と、仕事を得る人脈や営業力 |
| 海外で働く | 海外の企業や日系企業の海外拠点で働く | 英語力と実務経験 |
いきなりフリーランスを目指すより、まずは会社で経験を積んでから独立を考える方が安定しやすいとされています。海外で働くことにも興味がある人は、高卒で海外で働くには?海外就職の準備と3つの注意点を解説も参考にしてください。
よくある質問
Q. 高卒でもプログラマーとして就職できますか?
A. できます。応募条件に学歴を設けていない企業や、高卒の採用を行っている企業があります。作品や基礎知識を示す準備をしておくと、選考で評価されやすくなります。
Q. 高卒プログラマーの給料は大卒より低いですか?
A. 厚生労働省の令和7年調査では、初任給(全産業・男女計)は高校207.3千円、大学262.3千円で差があります。ただし入社後はスキルや経験、担当する仕事によって変わっていきます。
Q. 高卒でもプログラミングスクールに通えますか?
A. 多くのスクールは学歴を条件にしていないため通えます。費用、学習時間、初心者へのサポート、就職支援、目的との一致を比べて選びましょう。
Q. 高卒プログラマーはシステムエンジニアになれますか?
A. 開発経験を積み、要件の整理や設計に関わるようになれば、システムエンジニアとして働く道もあります。学歴より、担当してきた仕事の実績が見られます。
まとめ
高卒でプログラマーを目指すのは「無理」ではありません。最初の選択肢や初任給には差がありますが、作品とスキルで評価される場面が多い仕事です。
- 厳しいと言われる理由は、学歴条件・初任給の差・未経験求人の競争
- 令和7年の初任給は高校207.3千円、大学262.3千円(全産業・男女計)
- 高卒から目指すルートは、就職・専門学校・独学・スクール・IT留学の5つ
- 作品、コードの公開、資格、学習の説明、分野の絞り込みで学歴を補う
- まず会社で経験を積み、その後のキャリアを広げていく
まずは学びたい分野を決め、小さな作品を1つ作るところから始めてみてください。積み重ねた経験は、学歴に関係なくあなたの強みになります。
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