美容師は他の業界と比べ離職率が高い傾向にあります。
就職して3年目で56%、約半分以上の人が美容師を辞めているというデーターがあり、40代以降も美容師を続けている人は6%程しかいません。
本記事では、今まさに美容師を辞めたいと悩んでいる人に向けて、どの様な選択をするべきか解説します。
記事のもくじ
美容師を辞める人が多い理由
なぜ美容師はこのように離職率が高いのでしょうか?
主な理由は以下の4つです。
拘束時間が長い
美容師の勤労時間は他の職種に比べて圧倒的に長いです。
お客さんを相手にするサービス業なので、仕事時間が予約状況に左右されてしまいます。
特にアシスタント時代は、
- オープン前準備
- クローズ後の片付け
- 営業時間外の技術練習
- サロン定休日のメーカー研修・スキルアップ研修
- モデル探し
- 営業時間外のSNS運用
など営業時間外の仕事が山積みです。
また美容師の年間休日は90日前後といわれており、平均を20日下回っている現状や希望の有給が取りにくいなど、時間的制約が多い職業です。
年収が低い
美容師は拘束時間が長いにも関わらず、給料も低めです。
令和2年度の美容師平均給料は269,400円で、アシスタントの月収は平均13~18万円程です。
厚生労働省が行った調査では、全体で5番目に基本給が低い職業と発表されています。
福利厚生も充実しておらず、社会保険、退職金、ボーナスがないサロンも多いです。
またハサミ、くし、マネキンなどの仕事道具は実費で支払うことも多く、最終的に手元に残るお金が少なくなってしまいます。
人間関係がめんどくさい
美容師はサービス業なので人と接している時間が主です。
忙しい時でもお客さんのことを第一に気遣う必要があり、施術中のトークやクレームにも真摯に向き合わなければなりません。
1日中、愛想よく気を張っていなければならないので、予想以上にストレスがかかります。
また美容師はランク・役割が意外にはっきりしていることや、同年代の同僚が多いことも人間関係で悩む人が多い一因と言えます。
将来が不安
美容師は40歳をピークに給料が下がる傾向があり、美容師業界では40代定年説がささやかれています。
特に家族を持つ美容師さんは、長時間労働と見合わない賃金から将来に不安を感じる傾向があります。
美容師アシスタントが辞めるタイミング
アシスタント期間は3年前後といわれています。
業務内容もハードで下積み期間も長いため、一度は辞めたいと感じる人が多いはずです。
アシスタントの人が退職するおすすめのタイミングを紹介します。
入社半年目
多くの人が入社後、華やかな美容師のイメージと、実際の過酷な労働業務にギャップを感じます。
シャンプーや掃除などの業務はアシスタントから昇格すれば担当する機会も少なくなりますが、その他の業務は基本的に一生変わりません。
「思ったより地道な作業だった」
「目指していたやりがいを感じられない」
など仕事内容に不満を感じる場合は、過酷な下積み期間に時間を無駄にせず、いち早く退職して新たにやりたいことを見つけましょう。
また使用する薬剤によって身体に影響が出てしまう場合や接客業で精神的につらいと感じる場合も、早期退職をおすすめします。
入社2年目
入社2年目は、ひたすらの繰り返し作業ゆえに辞めたい人が増える時期です。
休みの有無、給与などの待遇、上司との関係性、客層など、サロン自体に不満を感じる場合は他の美容室への転職も考慮に入れて良いと思います。
他のサロンへ転職した場合、基本的に一からのスタートになってしまうことは覚悟しておきましょう。
また美容師は実力次第で将来の可能性が明確に決まってしまいます。
経験に技術が伴わなかったり、周りと比べ「美容師に向いていないな」と感じる場合は若いうちに違う職種に挑戦することも一つの手です。
最低2ヶ月前までには伝える
美容師を辞めると決めた場合は、いち早く退職したい意思を上司に伝えましょう!
美容業界は思っているよりも狭く、悪い噂はすぐ広まってしまいます。
今後も美容師として働く可能性があるのであれば、円満退職を心掛けましょう。
30代美容師が辞めるタイミング
つらいアシスタント時代を乗り越えた30代美容師も、様々な理由から退職する人が多いです。
またキャリアを見つめなおす重要な時期で、転職などを考慮している場合40代以降の転職は難易度が一気に増してしまいます。
今後の人生を考えるべき年代だからこそ、辞職するべきタイミングを紹介します。
昇任のチャンスがない
美容師が昇任するステップは以下の通りです。
- アシスタント
- Jrスタイリスト
- スタイリスト
- トップスタイリスト
- 店長
- オーナー
先述した通り、美容師の年収は他職業に比べかなり低いことが現実です。
30代でスタイリストどまりであれば、今から転職したほうが確実に年収がアップの可能性が高いでしょう。
トップスタイリストである場合も、歳を重ねるにつれ担当客数が減少する傾向にあるので、30代で店長・オーナを目指したいところです。
上司が上のポジションを任せてくれない場合や、同世代のスタイリストがすでに店長以降のポジションにいる場合は美容師の辞め時かもしれません。
家族ができた
美容師の休日は一般的に平日が多く、土日休みは取りづらいです。
子供の行事に参加できないことや家族で過ごす時間が少なくなりやすい労働環境であることから家族ができたことをきっかけに、ワークライフバランスが整った職業に転職する人も多くいます。
体力的にきつくなってきた
美容師の仕事は重労働です。
30代の美容師は、ハサミの長時間使用による腱鞘炎や、中腰の作業が多いことから腰痛を抱える人などが多くなってきます。
体力面に大きな不安要素があることは、40代以降の美容師が6%程しかいない理由の一つです。
もし、現在30代で「体力的にきびしいな」と感じ始めている人は、今後の為にも退職をし長く続けられる仕事を探すのも一つの策です。
最低3ヶ月~半年前までには伝える
仕事を辞める意を決めた場合、遅くても3ヶ月~半年前にはサロンに伝えるようにしましょう。
30代の美容師はアシスタントとは違い、責任や役割を担っている場合が多いので引き継ぎが必要になります。
1年前に退職の意を伝えてほしいというサロンが多いようですが、それ程前に辞める意思が決まっていることは少ないですし、30代の1年は重要なので「辞めたい」と思ったら3ヶ月前に会社に伝えれば大丈夫です。
美容師を辞めたいと思ったら転職を!よくある転職先
退職した美容師のよくある就職先3選を紹介します。
美容部員
美容の知識を活かせることはもちろん、美容師として培った接客力を活かせることが特徴です。
ネット販売もある現在、実際の店舗に商品を買いに来るお客さんは、商品を試してみたい人や第三者からのアドバイスをもらいたい人がほとんどなので美容の悩みに寄り添い、アドバイスをしながら販売をする美容部員は、美容師経験が活きる職業といえます。
ただし美容部員は厳しいノルマが課せられる場合が多いので、自分の働き方に合っているか確認が必要です。
美容メーカー
化粧品やスタイリング剤、ヘアケア商品など、美容師時代に取り扱ったことがあるメーカで働くことは一つの選択肢として有効です。
商品の深い理解などを転職の面接時に活かすことができます。
また接客経験から、お客さんのニーズなどを把握できていると、商品開発などマーケテイング職にもつける可能性があります。
ブライダル
新郎新婦の着付けやヘアメイクを施すブライダルの職業は、美容師の転職先として非常に人気です。
特にお客さんの要望を汲み取り、なりたいヘアスタイルを提供するという美容師の提案力は、人生の節目を任されるブライダルという職業には重宝されます。
ただし、仕事時間が不規則なことや土日祝日を中心とする職業なので、週末に休みたい人には不向きな職業です。
美容師を辞めたいと思ったらずばりプログラミング学習がおすすめ!
「プログラミング学習って難しそう」、「自分には向いてない」
などプログラミング学習にあまり魅力を感じない人もいると思います。
なぜ美容師を辞めたい人がプログラミング学習をすべきか解説します。
IT転職ができる
IT転職先は比較的年収も高く、福利厚生も充実している場合が多いです。
また「IT転職」ときいてサラリーマンをイメージし、働き方に抵抗を感じる人も多いかもしれません。
実際、IT業界は若い年代が多く上下関係があまり厳しくないことや、約70%の会社がリモートワークを実施するなど、どの業界よりも働きやすい環境です。
ヘアカタログアプリの開発やサロンの予約システムの開発などで元美容師の経験を生かすことも十分可能です。
スキルが身に付き美容師に復帰しやすくなる
現在、美容院が顧客を得る方法として主流なのがホットペッパービューティーなどの美容室予約サイトに掲載してもらう方法です。
しかし予約サイトの戦略の一つで、このような予約サイト経由のお客さんはリピート客になりづらい仕組みになっています。
美容院の数が年々増加しコンビニや信号機の数を上回るなど、美容院が飽和している現在、リピーター客を増やすためテクノロジーを使った集客が鍵になります。
スキルが高い美容師はたくさんいますが、プログラミングスキルを持ち合わせ、運営にも貢献できる美容師は現在そういません!
サロン側から「希少価値が高い人材」と評価されるので、美容師として復帰、または昇任の可能性が高くなるでしょう。
将来が安心
プログラミングスキルは一度身につけたら一生モノです!
会社に属していなくても在宅でできる副業案件などがたくさんあるので、自分が稼ぎたいタイミングで稼げるようになります。
特に家族がいる場合年収・働き方ともに安定しているのでおすすめです。
美容師を辞めたいと思ってもKredo受講で安心
プログラミング学習は難しそうですが、Kredoなら3ヶ月で十分なスキルを獲得することができます。
アシスタントで下積みを積むより圧倒的に早く、簡単です!
Kredoオンラインキャンプとは
Kredoは英語でプログラミングを学べるオンラインスクールです。
セブ島で「ITを英語で学べる日系で唯一の政府公認校」として注目を浴びています。
Kredoの生徒のほとんどが英語・プログラミング初心者ですが、実績のあるフィリピン人講師から質の高いレッスンを受けることができるので、多くの卒業生が大手IT企業などに就職・転職をはたしています。
Kredoの受講がおすすめな理由
数あるプログラミング教室の中でもKredoがおすすめな理由は3つです。
英語で学べる
プログラミング言語は英語由来のものが多いです。
わざわざ日本語に翻訳して学ぶのではなく、英語でプログラミングを学ぶことで効率的に2つのスキルを身につけられます!
疑似留学ができる
フィリピン人の先生から英語で学ぶことで疑似留学を体験できます。
日本にいながら英語も取得できますし、海外で働ける可能性が大いに広がります。
転職サポートがしっかりしている
Kredoは手厚い転職サポートを提供しています。
海外転職にも対応しており、実際に就職支援を受けた人の87%は、転職・就職に成功しています。
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仕事を辞めたいと悩んでいる方や、何かに挑戦してみたい方は、一度無料のカウンセリングで話を聞いてみてください!
可能性を知るだけでも、今後の人生を考える良いきっかけになると思います!
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まとめ:美容師を辞めるのはもったいなくない!行動して楽しい人生を手に入れましょう!
一度美容師に就職したとしても、美容師だけがあなたの人生ではありません。
仕事は人生の1/3の時間を共にします。
本当にやりたいことを見つけ、行動をして楽しい人生を手に入れましょう!