グローバル化が進む今の時代、「海外に移住して仕事をしたい」と考える人が増えています。
一時期は海外移住に制限がありましたが、現在は状況が改善し、40代でも海外移住を目指せる状況になりました。
何歳でも海外移住は目指せますが、40代ではいくつか意識すべきポイントがあるため、今回は海外移住して仕事をしたい人に向けての知識を解説します。
記事のもくじ
40代でも海外に移住できる
まず、結論としては40代でも海外に移住して仕事ができます。
「若くないと海外への移住が難しい・不可能ではないか」とのイメージは持たれがちですが、実際にはそうではありません。
まずは40代でも海外に移住して仕事ができる事実について説明していきます。
40代での移住は計画が重要
40代で海外に移住して仕事したいと考えるならば、移住にあたっての計画を丁寧に考えなければなりません。
これは海外には移住できるものの、20代のようにワーキングホリデーなどの制度は利用できないからです。
優遇される制度を利用して移住するわけではないため、事前に計画を立て、その計画に沿って海外移住を進めなければなりません。
もちろん、計画を立てて準備しても、40代の海外移住が必ず成功するとは言い切れません。
40代であるかどうかにかかわらず、海外で仕事をすることには様々なハードルがあります。
問題なく移住できたとしても、自分のイメージしていた仕事につけるとは限りません。
とはいえ、無計画に海外へ向かうと仕事が見つからなかったり移住に失敗したりするため、可能な限り計画を立ててその通りに動くようにしましょう。
40代の海外移住はビザが課題となりやすい
40代でも海外に移住したい場合、課題になりやすいのはビザの取得です。
上記でも説明したとおり40代はワーキングホリデーなどの制度が利用できないため、類似する制度を含めビザの発行が容易ではありません。
若いうちは優遇制度を利用して比較的簡単にビザが発行されるため海外で仕事がしやすいですが、40代になるとそうではないのです。
海外に移住して仕事をするならば、基本的にはビザを取得する必要があり、それ以外には永住権の取得などが必要となります。
永住権の取得はビザよりもはるかにハードルが高い話であるため、40代が海外に移住して仕事をするためにはビザが鍵になると理解しておきましょう。
なお、ビザは日本企業に雇用されて海外で働くか、海外の企業に雇用されて働くかなどで求められるものが異なってきます。
仕事で移住するか留学で移住するか
40代が海外に移住する際は、留学を利用する選択肢もあります。
留学もワーキングホリデーなどと同様に「若い人が利用する制度」とのイメージがあるかもしれませんが、40代でもコースを選択すれば留学できます。
このような留学制度を利用して海外へ出向けば、仕事でビザを取得するよりも「ビザ問題」は解決しやすくなります。
留学先によって異なりますが就労できるビザが提供される場合もあり、英語力を高めながら現地で仕事をすることが可能です。
留学しながらでも海外で仕事ができれば、その人脈や経験を活かして海外で就職できる可能性があり、海外移住へとつなげられます。
海外に移住するといえば最初から仕事で移住するイメージが強いようですが、留学から卒業後に就職する選択肢もあるのです。
40代で海外移住しても働ける4つの仕事
40代で海外に移住するならば働きやすい仕事に就くことが重要です。
以下では40代でも働ける仕事を4種類ピックアップしてご紹介します。
貿易・商社関連
貿易や商社関連の仕事は年齢を問わず海外で働けるものです。
現地に移住して長期間に渡るプロジェクトを担当するケースもあり、日本よりも海外が仕事領域となることは多々あります。
働き方によりますが、貿易や商社の場合は日本の企業に雇用されながら海外に移住するケースが多いです。
海外の企業に転籍して海外で雇用されるケースもあるようですが、日本に在籍しながら海外に移住するパターンであると認識しておきましょう。
日本語通訳・翻訳
海外で日本語の通訳や翻訳を担当する仕事は年齢を問わず必要とされています。
日系企業での打ち合わせを通訳でサポートしたり、文章を日本語や現地語に翻訳したりする仕事などです。
通訳や翻訳の仕事は数多く求められているため、働き方にはいくつもの種類があります。
例えば、日本で雇用されて海外へ出向くこともあれば、移住して海外支社で仕事をすることもあるのです。
また、移住して現地で雇用されたりフリーランスで仕事を受注したりする選択肢もあります。
40代で海外に移住する場合は、ビザを取得する都合から、どのような働き方をしたいのか事前に検討するようにしておきましょう。
プログラマー
プログラマーは世界中で需要が高く、日本のみならず海外でも働きやすい仕事です。
国によって多少働き方に違いはありますが、40代で海外に移住しても日本と同じように仕事ができるものに分類されます。
海外に移住する方法はいくつもあり、日本国内の企業で転勤したり海外の求人に応募したりする選択肢があります。
また、プログラマーの仕事はSNSなどでも幅広く募集されていて、そのようなものをきっかけに仕事を見つけて移住することも可能です。
なお、国によってはフリーランスのプログラマーが活躍しているため、40代でまずは海外に移住してしまい、ここからプログラマーの仕事を探す選択肢も考えられます。
ブリッジSE
ブリッジSEは日本と海外拠点のやり取りを仲介するエンジニアです。
近年はオフショア開発など海外拠点を利用した開発が増えているため、日本メンバーと海外の現地メンバーのやり取りを仲介するエンジニアが求められています。
特にエンジニアやプロジェクトマネージャーの中には英語に苦手意識を持つ人がいるため、そのような人に代わりブリッジSEが情報共有をするのです。
ブリッジSEは多くの企業で求められているため、40代を過ぎても安心して働ける仕事です。
また、エンジニアとしてのスキルだけではなく、コミュニケーション能力やマネジメント能力が必要となるため年齢を重ねていても優遇されます。
なお、日本企業で海外に移住することもあれば、40代を過ぎてから海外で雇用されることもあるなど、仕事の見つけ方にはいろいろな手法があります。
40代で海外に移住できる仕事を探す4つの方法
続いては40代で海外移住を見据えた仕事を見つける方法を4つ紹介します。
日本のエージェントに登録する
日本の転職エージェントには海外転職に対応しているものが存在します。
そのような転職エージェントに登録して、海外移住を見据えた求人を紹介してもらうと良いでしょう。
エージェントは適切な求人を見つけるプロであるため、エージェントに依頼すればミスなく仕事を見つけてもらいやすくなります。
また、エージェントに登録しておくことによって、40代でも応募できる仕事も探し出してもらうことが可能です。
企業によっては応募者の年齢制限を設けている場合があり、40代では申し込みができない場合があります。
しかし、転職エージェントはそのような対象外の求人を最初から省いてくれるため、仕事を探すにあたって時間の無駄を省くことが可能です。
現地の人材紹介会社を利用する
海外へ移住する目処が付いているならば、現地の人材紹介会社を利用すると良いでしょう。
他の国には転職エージェントのようなものが存在するため、そのような会社に登録することで仕事を見つけられます。
ただ、このようなサービスを利用するためには、自分で海外に移住しておかなければなりません。
事前にビザの問題などは解決しておく必要があるため、海外に移住できることを前提とした仕事の見つけ方です。
SNSで公開されている求人に応募する
海外ではSNSで求人が公開されているケースが多々存在するため、それらの求人に応募して海外で働ける仕事を見つける手段があります。
スキルさえあれば仕事を見つけられる世界にあるため、運が良ければ海外移住に適した仕事がみつかるかもしれません。
ただ、日本から海外に移住するつもりならば、仕事が見つかったとしても海外に移住するためのビザを発行してもらう必要があります。
日系企業の海外支店へ異動する
海外に移住して仕事をしたいならば、無難なのは日系企業の海外支社に異動することです。
海外支店への異動ならばビザの発行が基本的に許可されますし、仕事が見つかっている状況で移住できます。
ただ、これは現在の会社が海外に拠点を構えている場合に限られてしまいます。
40代では転職先が限られてくるため、現時点で在籍している会社に海外拠点がなければ実現は難しいでしょう。
40代で海外移住したいなら、英語でプログラミングを学べるKredoIT留学へ
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まとめ:40代で海外移住したいならIT系の仕事を選ぼう
40代でも計画を練れば海外に移住して仕事ができることをご説明しました。
若い世代のようにワーキングホリデーなどは利用できませんが、ビザのハードルさえ乗り越えれば海外に移住して仕事ができます。
海外での仕事にはいくつもの選択肢がありますが、世界中で需要が増しているIT業界が特におすすめです。
プログラマーやブリッジSEとして仕事を見つければ、海外に移住しても安定した生活が期待できます。