40代でも海外に移住して働くことはできます。ただし、ワーキングホリデーは申請時18歳以上30歳以下(国によっては25歳以下)が対象なので使えず、会社に採用されて就労ビザを取るのが基本になります。国によっては年齢とともに就労ビザの給与条件が上がるため、40代は「これまでの経験を活かせる仕事」と「会社にビザを出してもらえる準備」をそろえることが、海外移住を実現するカギです。
この記事では、40代で海外移住して働くための方法、40代が海外で働きやすい仕事、海外求人・海外転職の探し方、「出稼ぎ」を考える人が気をつけること、出発前の日本の手続きを、2026年9月時点の公式情報をもとにまとめました。書いているのは、フィリピン・セブ島で英語とITを学べる留学を運営するKredo(クレド)の編集部です。ビザの条件は国ごとに違い、変わることもあるため、最新の情報は各国の大使館や移民局で確認してください。
- 40代でも海外で働けるが、ワーキングホリデー(申請時18〜30歳)は使えない
- 主な方法は「海外赴任」「現地採用」「リモートワーク」「留学から就職」の4つ
- 国によっては年齢で給与条件が上がる(例:シンガポールのEPは45歳以上で月S$10,700以上)
- 40代の強みは、マネジメント経験・業界知識・日本の取引先とのやりとり
- 出発前に、在留届・年金・住民票・家族のことを確認しておく
40代でも海外移住して働ける?まず押さえたい3つの条件

「40代 海外移住」と調べる人の多くは、「今からでも間に合うのか」を気にしています。答えは「間に合う。ただし20代とは準備の順番が違う」です。40代で海外に移住して働くには、次の3つがそろっている必要があります。
| 条件 | 内容 | 40代で気をつけること |
|---|---|---|
| 1. 仕事 | 現地で働く仕事、または日本の仕事をリモートで続ける | 「どんな経験を持つ人か」を説明できる仕事を選ぶ |
| 2. ビザ | 働くことが認められた滞在資格 | ワーホリは使えない。国によっては年齢で給与条件が上がる |
| 3. お金 | 引っ越し・住まい・保険・最初の数か月の生活費 | 家族の生活費、子どもの学費、老後資金も合わせて考える |
40代はワーキングホリデーが使えない
外務省によると、日本のワーキング・ホリデー制度は、査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下(オーストラリア・カナダ・韓国・アイルランドは基本18〜25歳)の人が対象です。「40代 ワーキングホリデー」で調べても、日本の制度としては利用できません。40代は、就労ビザや留学など、別の方法で海外に住むことになります。
年齢で給与の条件が上がる国もある
たとえばシンガポールでは、管理職・専門職向けの就労パス(EP)の最低給与が年齢とともに上がり、45歳以上は月S$10,700以上が必要です(2026年9月時点、金融業以外。2027年1月からの新規申請はS$11,500以上)。40代で海外転職するときは、自分の年齢で必要な給与を満たす求人かを確認することが大切です。
40代で海外移住して働く4つの方法
| 方法 | どういうものか | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 海外赴任(駐在) | 日本の会社に勤めたまま、海外の拠点で働く | 今の業界・職種で海外に行きたい人 | 行き先や時期を自分で選べないことが多い |
| 現地採用 | 現地の会社や日系企業の現地法人に直接雇われる | 自分で国と仕事を選びたい人 | 給与・待遇は会社ごとに違う。ビザの条件を確認する |
| リモートワーク | 日本の会社やお客さんの仕事を海外からオンラインで続ける | ITなど場所を選ばない仕事をしている人 | 住む国の滞在資格と税金のルールを確認する |
| 留学から就職 | 学生ビザで学び、卒業後に現地で仕事を探す | スキルを身につけてから働きたい人 | 学費と生活費が先にかかる。卒業後に働けるかは国の制度しだい |
「40代 転職 海外赴任」なら、海外拠点のある会社を選ぶ
ビザの手続きを会社が進めてくれるという点で、海外赴任は40代にとって現実的な方法の1つです。海外に拠点がある会社や、海外の取引先とのやりとりが多い職種に転職し、そこから海外赴任をめざす道があります。
リモートワークで移住する場合
日本の仕事をオンラインで続けながら海外に住む方法です。国によっては、リモートで働く人向けの滞在制度(いわゆるデジタルノマドビザ。たとえばマレーシアの「DE Rantau」)がありますが、年収などの条件は国ごとに違います。観光のビザなし滞在のまま長く住んで働くことはできないので、住む国の制度を公式ページで確認しましょう。
40代が海外で働きやすい仕事

40代の強みは、20代にはない実務の経験、マネジメント経験、業界の知識、日本の取引先とのやりとりです。これらを活かせる仕事を選ぶと、海外の求人でも評価されやすくなります。
| 仕事 | 活かせる経験 | あると強いスキル |
|---|---|---|
| 日系企業の現地法人の管理職・営業 | マネジメント、営業、業界知識 | 英語、現地の商習慣への理解 |
| 貿易・商社・メーカーの海外担当 | 取引先とのやりとり、調達・生産管理 | 英語、交渉力 |
| ブリッジSE・ITエンジニア | プロジェクト管理、日本側の要望の整理 | IT、英語 |
| 通訳・翻訳・日本語を使う仕事 | 日本語の文章力、業界の専門用語 | 高い英語力(または現地語) |
| リモートでできる仕事(Web制作・ライティングなど) | これまでの専門分野 | IT、自分で仕事を取る力 |
ブリッジSEは40代の経験を活かしやすい

ブリッジSEは、日本の会社と海外の開発チームの間に立って、要望を伝えたり進み具合を管理したりするエンジニアです。技術の知識に加えて、日本のお客さんの要望を整理する力や、チームをまとめる力が求められるため、社会人経験の長い40代の経験が活きやすい仕事です。フィリピンやベトナムなど、日本向けのシステム開発(オフショア開発)をしている国に仕事があります。
通訳・翻訳・日本語を使う仕事

日系企業が多い国では、日本語と英語(または現地語)を使う仕事があります。業界の専門用語がわかる人は、その分野の通訳・翻訳で経験を活かせます。ただし、通訳は高い語学力が前提です。
40代の海外転職|求人の探し方と進め方

「40代 海外 転職」「海外 転職 40代」で調べる人が知りたいのは、40代でも海外の求人に採用されるのか、何から始めればよいのか、という点です。40代の海外転職は、20代のように「ポテンシャル」で採用されることは少なく、これまでの経験で何ができるかを、具体的に示せるかどうかで決まります。
40代の海外転職で見られること
| 見られること | 採用する側が知りたいこと | 準備のしかた |
|---|---|---|
| 専門性・実績 | どの分野で、どんな成果を出してきたか | 数字や事例で説明できる実績を3つ書き出す |
| マネジメント経験 | 何人のチームを、どのようにまとめてきたか | 現地のスタッフと働く場面を想定して話せるようにする |
| 語学力 | 英語(または現地の言葉)で会議やメールができるか | 仕事で使う場面にしぼって練習する |
| ビザの条件 | 年齢に応じた給与条件などを満たせるか | 働きたい国の就労ビザの条件を先に調べる |
| 家族・生活 | 長く働き続けられるか | 家族の予定や住まい、子どもの学校の考えを整理する |
40代の海外転職の進め方(5ステップ)
- 働く方法を決める:現地採用・海外赴任・リモートのどれを目指すかを決める
- 国を絞る:日系企業が多い国か、英語で働ける国か、ビザの条件を満たせる国かで比べる
- 英文の職務経歴書(CV)をつくる:役職名だけでなく、担当した仕事と成果を英語で書く
- 求人を探して応募する:下の表の方法を組み合わせて、条件に合う求人を探す
- 条件を書面で確認する:給与、ビザの手続きの支援、住まいの補助、家族の帯同、帰任や契約の期間を確認する
40代の海外求人の探し方
| 探し方 | 40代のポイント |
|---|---|
| 海外求人を扱う転職エージェント | 職歴を見て、年齢や条件に合う求人を紹介してもらえる。管理職・専門職の求人を探しやすい |
| 海外求人サイト | 「アジア 求人 40代」など、国と職種で絞って相場を知る。給与がビザの条件を満たすか確認する |
| 現地の人材紹介会社 | 行きたい国が決まっているなら、現地の求人を紹介してもらえる。英語でのやりとりが多い |
| ビジネス向けのSNS | 職歴・実績・スキルを英語で書いておくと、採用担当者から声がかかることがある |
| 今の会社・業界のつながり | 海外拠点への異動、取引先からの誘いなど、40代ならではの道 |
「海外 求人 未経験 語学 不問 40代」のような条件で探すと求人は限られます。未経験の分野に挑戦するなら、先にスキルを身につけて「できる仕事」を1つつくってから応募するほうが、選べる求人が増えます。アジアの国ごとの違いは東南アジアで働くには?求人・転職の探し方と6か国の事情で、シンガポールの条件はシンガポール就職は難しい?転職・求人の探し方とビザ条件でくわしくまとめています。
「海外 出稼ぎ 40代」を考える人が気をつけること
「海外で稼ぎたい」という理由で海外を考える40代もいます。そのときに気をつけたいのは次の点です。
- 観光のビザなし滞在で働かない:働くことが認められていない滞在資格で働くと、その国の法律違反になり、国外退去などになることがあります。
- 給与は生活費と税金を引いて考える:給与が高い国は、家賃や医療費も高いことが多く、手元に残る額は日本と変わらないこともあります。
- 「高収入・未経験・すぐ働ける」をうのみにしない:条件がよすぎる求人は、仕事内容・雇用主・ビザの扱いを公式の情報で確かめてから応募しましょう。
海外移住がうまくいかないパターンは、海外移住はやめとけ?甘くない・悲惨と言われる理由と後悔しない対策でも紹介しています。
40代の海外移住で出発前に準備すること
- 家族と話し合う:配偶者の仕事、子どもの学校、親の介護など、家族の予定と合わせて考えます。家族を呼べる滞在資格があるかも確認します。
- お金を見積もる:引っ越し、住まいの初期費用、医療保険、最初の数か月の生活費を合わせて用意します。
- 在留届を出す:海外に3か月以上住む日本人は、外務省に在留届を出すことが旅券法で決められています。
- 年金と住民票を確認する:海外に住む20歳以上65歳未満の日本人は、国民年金に任意で加入できます(日本年金機構)。住民票を海外に移すかどうかで、住民税や保険の扱いも変わるので、市区町村の窓口で確認しましょう。
- スキルを整理する:これまでの職歴を「海外でも通じる言葉」で説明できるように、英語の職務経歴書(CV)をつくります。
定年後・シニアで海外で働くには
「定年後 海外で働く」「シニア 海外で働く」を考える人もいます。働く場合は、40代と同じく就労ビザが必要で、国によっては年齢で条件が厳しくなることがあります。定年後に海外で働きたいなら、40代のうちから英語や、場所を選ばずに使えるスキルを準備しておくと、選べる道が増えます。
40代で今の仕事を辞めるかどうか迷っている人は、仕事辞めたい40代女性へ|疲れたときの判断基準と後悔しない辞め方も参考にしてください。
40代から海外で働く選択肢を増やすなら「英語×IT」

40代で海外移住をめざすなら、これまでの経験に「英語」と「IT」を足すと、海外赴任・現地採用・リモートワークのどの方法でも選べる仕事が広がります。ブリッジSEやWeb関連の仕事のように、日本での経験と英語・ITの両方を活かせる仕事もあります。
Kredo(クレド)のIT留学は、フィリピン・セブ島で英語とITを一緒に学ぶ留学です。1日8時間(英語のマンツーマン4時間+ITのグループ授業4時間)で、ITの授業もすべて英語で行い、受講生の92%は英語もITも未経験から始めています。くわしくはIT留学とは?費用・国別比較・1日の流れと選び方を、40代からの準備や年齢・体力面の不安について相談したいときはIT留学の無料カウンセリングを利用してください。
40代の海外移住のよくある質問
Q. 40代から海外移住するのは遅いですか?
遅くはありません。ただし、ワーキングホリデーは使えず、就労ビザの条件が年齢で上がる国もあるため、20代よりも「仕事とビザを先に決める」準備が大切です。これまでの経験を活かせる仕事を選ぶと、道が開けやすくなります。
Q. 40代でワーキングホリデーに行けますか?
日本のワーキング・ホリデー制度は、査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下(一部の国は25歳以下が基本)の人が対象なので、40代は利用できません(2026年9月時点、外務省)。年齢を超えたときの代わりの方法は、40代・30代でワーキングホリデーは行ける?年齢制限と代わりの方法でまとめています。
Q. 40代で英語が話せなくても海外で働けますか?
日本語を使う仕事の求人もありますが、数は限られます。英語ができると、応募できる国と仕事が大きく広がります。仕事で使う英語(メール、会議、面接)から準備を始めるのがおすすめです。
Q. 40代におすすめの海外移住先はどこですか?
何を優先するかで変わります。日系企業が多い国は日本での経験を活かしやすく、英語が公用語の国は英語で働けます。一方で、シンガポールのように年齢で給与の条件が上がる国もあります。仕事・ビザ・生活費の3つで比べてみてください。
Q. 海外に移住したら日本の年金はどうなりますか?
海外に住む20歳以上65歳未満の日本人は、国民年金に任意で加入できます(日本年金機構)。働く国の年金制度や、日本とその国の社会保障協定の有無によっても扱いが変わるので、出発前に確認しておきましょう。
まとめ:40代の海外移住は「経験+英語+IT」で選択肢を広げよう
- 40代でも海外移住して働けるが、ワーキングホリデーは使えない
- 主な方法は海外赴任・現地採用・リモートワーク・留学から就職
- 国によっては年齢で就労ビザの給与条件が上がるので、求人の給与を確認する
- マネジメント経験や業界知識を活かせる仕事(管理職・海外営業・ブリッジSEなど)を選ぶ
- 在留届・年金・住民票・家族のことを出発前に確認する
英語でIT・AIを学べるKredo
英語×IT・AIのスキルを身につけてグローバルに活躍しませんか?
当メディアを運営しているKredoは、英語×ITをオンラインで学ぶ「Kredoオンラインキャンプ」と、フィリピンのセブ島で英語とIT・AIを学ぶ「KredoIT留学」「KredoAI留学」を提供しています。これまでの卒業生は3,000名以上。卒業生の多くが、国内外のIT企業への転職、フリーランスなどへのキャリアチェンジを実現しています。これからの時代に必要な英語×IT・AIのスキルを身につけてグローバルに活躍しませんか?











