こんにちは!ITコンサルタントのぶっちです。 ここでは、私自身がITの仕事をしながら海外移住を経験してきたので、その経験から40代からの海外移住について書かせていただきます!
近年、リモートワークなどを活用した働き方の変化や、大幅な円安(2024年11月時点)、グローバル化が進み、「海外に移住して仕事をしたい」、「海外に移住し外貨を稼ぎたい」と考える人が増えています。
海外移住、ときくとハードルが高いように思えますが、実体験からもリモートなど働き方が柔軟になっていることで40代を超えてからでも海外移住を目指すことが充分に可能です。
何歳からでも海外移住は目指せますが、40代を超えてからの海外移住では、20代〜30代とは違ったいくつか意識すべきポイントがいくつかあるため、今回は海外移住して仕事をしたい人に向けての知識を解説していきます。
記事のもくじ
40代でも海外に移住できる
まず、結論としては40代でも海外に移住して仕事ができます。
「若くないと海外への移住が難しい・不可能ではないか」とのイメージは持たれがちですが、実際にはそうではありません。実際にKredoの卒業生やスタッフも40代から海外移住を実現した人たちが多くいます。
まずは40代でも海外に移住して仕事ができるポイントについて説明していきます。
40代での移住は計画が重要
40代で海外に移住して仕事したいと考えるならば、移住にあたっての計画をより丁寧に考えなければなりません。
それは20-30代のようにワーキングホリデーなど、海外移住のファーストステップとして利用できる制度の活用ができないからです。
優遇される制度を利用して移住するわけではないため、事前に計画を立て、その計画に沿って海外移住を進めなければなりません。
もちろん、計画を立てて準備しても、40代の海外移住が必ず成功するとは言い切れません。
40代であるかどうかにかかわらず、海外で仕事をすることには様々なハードルがあります。
旅行などで現地を気に入り把握をしているつもりでも、いざ無計画に現地に住んでみるとなると、そもそも現地で仕事が見つからなかったり、現地の法律や税務などが事前知識と全く違い、無駄な出費や計画に破綻が生まれてしまうことも多いです。可能な限り事前に現地の情報を仕入れ緻密な計画を立てて動くようにしましょう。
40代の海外移住はビザが課題となりやすい
40代で海外に移住したい場合、まず課題になるのはビザの取得です。
上記でも説明したとおり40代からではワーキングホリデーなどの制度が利用できないため、類似する制度を含めビザの発行が容易ではありません。
若いうちは優遇制度を利用して比較的簡単にビザが発行されるため海外で仕事がしやすいですが、40代になるとそうではないのです。
海外に移住して仕事をするならば、基本的にはビザを取得する必要があり、それ以外には永住権の取得などが必要となります。
永住権の取得は通常のビザ取得よりもはるかにハードルが高い話であるため、あまり現実的ではなく、4海外に移住して仕事をするためにはビザが鍵になると理解しておきましょう。
なお、ビザは日本企業に雇用されて海外で働くか、海外の企業に雇用されて働くかなどで求められるものが異なってきます。
仕事で移住するか留学で移住するか
少し話はそれるようですが、40代が海外に移住する際は、留学を利用する選択肢もあります。 留学もワーキングホリデーなどと同様に「若い人が利用する制度」とのイメージがあるかもしれませんが、40代でもコースを選択すれば留学することができます。
実は留学制度を利用して海外へ出向けば、仕事でビザを取得するよりも「ビザ問題」は解決しやすくなります。
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留学 → 海外移住の主なルートとしては、
- 1. 学生ビザで就学
- 2. 卒業ビザや就労許可を申請して、一時滞在中に職務経験を積む
- 3. 就労ビザを取得してさらに就労経験を積む
という流れになります。
留学先によって異なりますが就労できるビザのサポートをしている学校もあり、英語力やスキル習得をしながらを現地で仕事をすることが可能になるケースもあります。
海外移住=最初から仕事で移住をする、というイメージが強いですが、留学から卒業後に就職する選択肢もあり有効であるのです。
40代で海外移住しても働ける4つの仕事
先ほど述べたように、40代からの海外移住でいきなり仕事をする、ビザをとるのことの選択肢が限られます。 ですので、仕事についても海外移住を実現しやすい仕事とそうでない仕事が明確にあります。
以下では40代でも海外で働くために有効な仕事を4種類ピックアップしてご紹介します。
貿易・商社関連
まずは、イメージしやすいと思いますが、貿易や商社関連の仕事になります。 年齢を問わず海外で働くことができますし、現地に移住して長期間に渡るプロジェクトを担当するケースもあり、日本よりも海外がメインの仕事領域となることが多々あります。
また、貿易や商社の場合は日本の企業に雇用されながら海外に移住するケースが多いです。 海外の企業に転籍し海外(現地法人)で雇用されるケースもありますが、日本に在籍しながら海外に移住するパターンもあります。ですので、将来的に海外移住を考えられている方は貿易、商社での職種へ転職を視野にいれてみるのはどうでしょうか。一定の英語力が必要となりますが、ビジネス職を長年経験されていた方であれば転職可能な可能性も充分にあります。
日本語通訳・翻訳
こちらも月並みですが通訳や翻訳の仕事、職種です。 意外かもしれませんが、海外で日本語の通訳や翻訳を担当する仕事は年齢を問わず必要とされています。
日系企業での打ち合わせを通訳でサポートしたり、文章を日本語や現地語に翻訳したりする仕事などです。
通訳、翻訳の仕事といっても働き方にはいくつもの種類があります。 例えば、日本で雇用されて海外へ出向くこともあれば、移住して海外支社で仕事をすることもあるのです。
また、移住して現地で雇用されたりフリーランスで仕事を受注したりする選択肢もあります。 こちらもやはり英語力が必要ですが、ネイティブレベルほどの英語力が必要なことは全くなく、TOEICで最低800〜あたりから翻訳の仕事をしている方も多くいます。それらを活用してWeb記事の翻訳ライター、書籍の翻訳などオンライン上でも仕事が可能となっています。
通訳の場合は当然、ネイティブレベルの英語が必要ですね。 やはり、一定以上の英語力が必要なことは海外移住のキーの一つになります。
プログラマー
次にプログラマーです。ご存知の通り、世界中で需要が高く、日本のみならず海外でも働きやすい仕事の一つです。
40代で海外に移住するのに最も有効な手段の一つに分類されます。
プログラマーの職種として、海外に移住する方法はいくつもあり、日本国内の企業で転勤をしたり海外の求人に直接応募する選択肢があります。
そもそもプログラマーの職種自体、世界中で需要がありますので、英語力、というよりもプログラミング技術や経験そのもので評価され、国内外関わらず就職やオンラインで仕事(案件)を獲得することができます。
また、プログラマーの仕事はSNS( Linkdin、Facebook )などでも幅広く募集されていて、直接やりとりをしたりオファーをかけて仕事を見つけて移住することも可能です。特にLinkdinでプログラマー、エンジニアの募集を行い、直接面接、雇用を促すケースが海外、日本では主流になり始めているので、IT職種、その中でも特にプログラマーの経験がある方はまずはLinkdinアカウントを作成して、募集を検索してみる、というのも良い方法です。
また、プログラマーはフリーランスとしてリモートでの仕事が可能で主流になってきているので、案件をもっている状態でまずは海外に移住してしまう、というのもありだと思います。。その際、ビザなどのハードルはありますが、一定の収入がある方は投資ビザなどを含めた選択肢が広がるため、とにかく、IT系の職種は海外移住に強いです。
ブリッジSE
また、こちらもIT職種にはなりますが、海外移住に強い職種といえば「ブリッジSE」です。 ブリッジSEとは日本と海外拠点のやり取りを仲介するエンジニアです。いわば海外のエンジニアと日本のチーム、またはクライアントとの橋渡し役のことですね。
近年はメルカリのように東京に拠点をもちつつも働くエンジニアの90%以上が外国人、といったケースも増えていきました。また、オフショア開発など日本に本社をおきながらも海外に開発拠点をもつ開発スタイルが増えているため、日本メンバーと海外の現地メンバーのやり取りを仲介するエンジニアがニーズが非常に高まっています。
さらに、日本国内のエンジニアやプログラマーは英語に苦手意識を持つ方がほとんどのため、 そのような人に代わりブリッジSEが海外のチームとの橋渡しになってチームをまとめたり、マネジメントをするのです。 エンジニアとしてのスキルだけではなく、コミュニケーション能力やマネジメント能力が必要となるため年齢を重ねていると優遇をされたりします。
ブリッジSEはニーズがあがっていますが、上記のような背景からも担当できる方が少なく 且つビジネス経験のある40代であれば英語力とIT力の実務経験が少なくても充分に就ける職種です。 つまり40代を過ぎてからの海外移住を目指す武器として、大変有効な手段ということです。
ぜひ一度検討してみましょう!
40代で海外に移住できる仕事を探す4つの方法
続いては40代で海外移住を見据えた仕事を見つける方法を4つ紹介します。
日本の転職エージェントに登録する
日本の転職エージェントには海外転職に対応しているものが存在します。 そのような転職エージェントに登録して、海外移住を見据えた求人を紹介してもらうと良いでしょう。 基本的に利用は無料なので情報収集としてもぜひ活用しましょう。
海外就職に強い転職エージェントとして、
などがあげられます。
また、エージェントに登録しておくことによって、40代でも応募できる、上記のような海外移住を前提とした仕事も探し出してもらうことが可能です。
企業によっては応募者の年齢制限を設けている場合があり、40代では申し込みができない場合があったり、英語力や実務経験の有無を当然問われます。
しかし、転職エージェントはそのような対象外の求人を最初から省いてくれるため、仕事を探すにあたって時間の無駄を省くことが可能です。
しかし、転職エージェントを活用しても上記のような求人は見つからないこともあるので、そのような場合にはまずはスキル習得、実務経験を積むを検討してください。当校は英語でITを実践時間を通して教えるスクールですので、必ず役に立てると思います。 少しでも興味がある方は無料カウンセリングへお越しください。
現地の人材紹介会社を利用する
では次に、海外へ移住する目処が付いているならば、現地の人材紹介会社を利用すると良いでしょう。 他の国には地元の転職エージェントが存在するため、そのような会社に登録することで仕事を見つけられます。
ただ、このようなサービスを利用するためには、英語での検索、現地の知人などのネットワークを活用して探す必要があります。
事前にビザの問題などは解決しておく必要があるため、海外に移住できることを前提とした仕事の見つけ方です。
SNSで公開されている求人に応募する
先ほども説明しましたが、海外ではSNS( Linkd-in、Facebook )などで幅広く求人募集されていて、直接やりとりをしたりオファーをかけて仕事を見つけて移住することも可能です。特にLinkdinではプログラマー、エンジニアの募集を行い、直接面接、雇用を促すケースが海外、日本では主流になり始めています。
スキルと経験さえあれば仕事を見つけることが充分に可能なため、Linkd-in、Facebookに尊くしておき、常日頃から自分の職歴やプロジェクト、成果の更新、発信を行なっておきましょう。また、自分自身が将来は海外移住をする目標があること(国やエリアなどの具体性をもって)をプロフィールや投稿などで発信しておくことで、企業からオファーをもらうことも充分に可能になっています。 これらはすべて無料ですし、必ずやっておきましょう。
日系企業の海外支店へ異動する
海外に移住して仕事をしたいならば、無難なのは日系企業の海外支社に異動することです。 上述したように、最近では国内でも外国人比率の高いIT業や円安で外貨を稼ごうとする日系のグローバル企業が増えています。
特に日系のグローバル企業に転職をし、海外支店への異動をするケースならばビザの発行が容易におりますし、職種も大きく変えずむしろキャリアップに繋がる形で移住できます。
日系でグローバル展開している会社、もしくは日本国内にある外資系の会社に勤めておく、は海外移住において非常に有効な手札の一つです。その中でも特にIT企業であれば、リモートでの働き方を推奨していたり、日々のやりとりでもオンライン上で海外のメンバーとやりとりするケースもあり、スムーズな海外異動、移住が実現できるケースがたくさんあります。
40代で海外移住したいなら、英語でプログラミングを学べるKredoIT留学へ
いかがでしたでしょうか。 40代で海外移住をしたいと思ったら、たしかにハードルはあるかもしれませんが、適切な戦略、計画をたてることでそれが実現可能です。 いずれにせよ記載してきたようなスキル、経験、環境が海外移住には重要ですが、まずは海外でも働けるスキルを身につけるのがおすすめです。
今の時代、グローバルな社会や海外移住を視野にいれたキャリアを考えて身につけておきたいスキルは、何度も出てきたように英語とITです。
「英語×IT」のスキルを得れば、市場価値の高いエンジニアやプログラマー、Webデザイナーとして世界中で場所を選ばず活躍することができます。雇用形態も柔軟に自分自身で選択することができます。
宣伝っぽくなりますが、 KredoIT留学では、セブ島に滞在しながら、フィリピン人講師による英語のレッスンと実践的なITレッスンを受けられます。
そして、多くの卒業生が「英語×IT」のスキル、実践時間をへて、国内外のIT企業、フリーランスへとキャリアチェンジされています。
まとめ:40代で海外移住したいならIT系の仕事を選ぼう
では、40代でもしっかりと戦略と計画を練れば海外に移住して仕事ができることをご説明してきました。 若い世代のようにワーキングホリデーなどは利用できませんが、ビザのハードルさえ乗り越えれば海外に移住を実現してグローバルなキャリアを歩むことができます。ぜひ、情報を参考にして、自分自身で選ぶ、場所や時間にしばられないキャリア、人生を一緒に歩んでいきましょう。 ご拝読ありがとうございました。