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このような要望に応えるべく、パソコンやスマホなどで利用されることの多いブラウザ別に、JavaScriptを有効化する手順を紹介します。
具体的には、次の順番でお話ししていきます。
- JavaScriptを有効にする理由や意味
- JavaScriptを有効にする方法:パソコン編
- JavaScriptを有効にする方法:スマホ、タブレット編
- JavaScriptが有効か確認する方法
- JavaScriptを有効にしているのに動かない場合の対処法
ブラウザごとに有効化する方法を知りたい、というあなた向けの記事ですので、ぜひご覧ください。
記事のもくじ
JavaScriptを有効にする理由・意味
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2019/11/balloon-1014411_640.jpg)
Webサイトを閲覧しているときに「このサービスでは、JavaScriptを利用しています。利用する場合は、JavaScriptを有効にしてください。」といったメッセージが表示された経験はないでしょうか。
この場合、JavaScriptを有効にしなければ、サービスを正常に動作させることができません。
JavaScriptはブラウザ上で動作するスクリプト言語です。
動的なWebページを作成するためには欠かせないものであり、多くのWebサイトで利用されています。
しかし、セキュリティの観点から、使っているブラウザでJavaScriptが無効化されている場合もあるのです。
Webサイト側でしっかりとセキュリティ対策を行っていないと、クロスサイトスクリプティング(XSS)などによって、サイバー攻撃を受ける可能性があります。
また、個人情報を盗み出したり、マルウェアをダウンロードさせたりする目的で作成された不正Webサイトでも、JavaScriptが利用されています。
そのため、セキュリティの観点からJavaScriptが無効化されている場合も少なくありません。
そのような理由から無効化されていることもあり、最初に示したメッセージが表示されてしまうわけですね。
閲覧したいWebサイトが不正Webサイトでないことを確認できたら、次に示す手順でJavaScriptを有効にしましょう。
JavaScriptを有効にする方法:パソコン編
JavaScriptを有効にする方法は、ブラウザごとに異なります。
ここでは、パソコンで多く利用されるブラウザごとに、JavaScriptを有効にする手順を紹介します。
Google Chrome
Google ChromeでJavaScriptを有効にする場合は、次の手順で有効化してください。
利用したGoogle Chromeのバージョンは「79.0.3945.130」です。
1.右上の「…」ボタンから、「設定」を選択
2.画面左の「詳細設定」から「プライバシーとセキュリティ」を選択
3.「サイトの設定」を選択
4.「Javascript」を選択
5.「許可(推奨)」に変更(クリックする)
以上で、Google ChromeでJavaScriptが有効になります。
Internet Explorer(IE)
Internet Explorer(IE)でJavaScriptを有効にする場合は、次の手順で有効化してください。
利用したIEのバージョンは「11.592.18362.0」です。
1.歯車マークをクリックし、「インターネットオプション」を選択
2.「セキュリティ」タブを選択し、「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリック
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/ie2-min.png)
3.スクリプトの「アクティブスクリプト」で「有効にする」を選択
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/ie3-min.png)
以上で、IEでJavaScriptが有効になります。
なお、IEは2025年にサポート終了予定であり、新規バージョンもリリースされません。
そのため、Edgeなどのブラウザに乗り換えることをおすすめします。
Firefox
FirefoxでJavaScriptを有効にする場合は、次の手順で有効化してください。
利用したFirefoxのバージョンは、「72.0.2」です。
1.アドレスバーに「about:config」と入力し、Enter
2.「危険性を承知の上で使用する」ボタンをクリック
3.検索バーに「javascript.enabled」と入力し、切り替えボタンをクリックして「true」に変更する
以上で、FirefoxでJavaScriptが有効になります。
Safari
SafariでJavaScriptを有効にする場合は、次の手順で有効化してください。
利用したSafariのバージョンは「13.0.4」であり、macOS Mojave「10.14.6」での手順となります。
1.画面上部の「開発」メニューをクリックし、「JavaScriptを無効にする」のチェックを外す
以上で、SafariでJavaScriptが有効になります。
Edge
Edgeは、設定でJavaScriptを有効・無効に変更することができません。
しかし、JavaScriptがうまく動作しない場合は、次の手順を試してみてください。
利用したEdgeのバージョンは「44.18362.449.0」です。
1.アドレスバーに「about:config」と入力し、Enter
2.ページ下部の「試験的なJavaScript機能を有効にする」にチェックを入れる
3.ブラウザを再起動する
EdgeでJavaScriptが動作しない場合は、こちらの手順を試してみてはいかがでしょうか。
JavaScriptを有効にする方法:スマホ、タブレット編
スマホやタブレットでも、パソコンと同様の手順でブラウザごとにJavaScriptを有効化できます。
スマホなどで利用されるブラウザは、非常に多くの種類がありますが、そのなかでも利用者の多いブラウザを中心に手順を紹介します。
Google Chrome
Google ChromeでJavaScriptを有効にする場合は、次の手順で有効化してください。
1.右上の「…」ボタンをタップ
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-chrome5-min.png)
2.「設定」をタップ
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-chrome1-min.png)
3.「サイトの設定」をタップ
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-chrome2-min.png)
4.「Javascript」をタップ
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-chrome3-min.png)
5.「サイトにJavascriptの実行を許可する(推奨)」に設定
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-chrome4-min.png)
以上で、Google ChromeでJavaScriptが有効になります。
Safari
SafariでJavaScriptを有効にする場合は、次の手順で有効化してください。
iPhone/iPadでの操作を前提としています。
1.ホーム画面から「設定」をタップ
2.設定の中にある「Safari」をタップ
3.最下部の「詳細」をタップ
4.JavaScriptをオン(緑色)にする
以上で、SafariでJavaScriptが有効になります。
Samsung Internet Browser(Galaxyブラウザ)
GalaxyブラウザでJavaScriptを有効にする場合は、次の手順で有効化してください。
1.画面下部の「三」をタップ
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-galaxy1-min.png)
2.「設定」をタップ
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-galaxy2-min.png)
3.詳細設定の「サイトおよびダウンロード」をタップ
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-galaxy3-min.png)
4.「JavaScriptを許可」をオン(水色)にする
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-galaxy4-min.png)
以上で、GalaxyブラウザでJavaScriptが有効になります。
Firefox
FirefoxでJavaScriptを有効にする場合は、次の手順で有効化してください。
1.アドレスバーに「about:config」を入力して実行
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-firefox1-min.png)
2.検索バーに「javascript.enabled」を入力、切り替えボタンでtrueに変更
![](https://kredo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/s-firefox2-min.png)
以上で、FirefoxでJavaScriptが有効になります。
JavaScriptが有効か確認する方法
JavaScriptが有効になっているかどうかは、こちらのページで確認できます。
オフライン環境やローカル環境で確認したい場合は、以下のJavaScriptのコードを含むHTMLファイルを作成することで、簡単に確認可能です。
以下のコードをコピー&ペーストして、ファイルの名前を「javascript-check.html」として保存しましょう。
<html> <body> <script> document.write('JavaScript有効'); </script> <noscript> JavaScript無効 </noscript> </body> </html>
作成したHTMLファイルをブラウザで開き、JavaScriptが有効であれば、「JavaScript有効」と表示されます。
たったこれだけのコードで簡単に確認できるため、試してみてはいかがでしょうか。
JavaScriptを有効にしているのに動かない場合の対処法
JavaScriptを有効にしているにもかかわらず、正常に動作しない場合は、次の4つの対処法を試してみてください。
- ブラウザを開き直す
- Cookieや履歴を削除する
- 別のブラウザで試す
- ブラウザを再インストールする
ブラウザを開き直す
設定変更がうまく反映されていないことも考えられるため、一度ブラウザを開き直して再起動してみましょう。
Cookieや履歴を削除する
再起動しても動かなければ、Cookieや履歴などのブラウザが保有する情報を一度クリアしてみます。
特に、Google Chromeでは、Cookieや履歴などを削除したことで解決した事例もあるため、試してみてください。
別のブラウザで試す
前述の2つの対処法を試しても動作しない場合は、使っているブラウザ自体に問題があることが考えられます。
案外、別のブラウザで試すと問題が解決することも。
ブラウザ依存の問題かを確認するためにも、別のブラウザで同じWebページを確認するとよいでしょう。
ブラウザを再インストールする
どうしてもブラウザを変更したくない場合は、一度アンインストールして、再インストールしてみましょう。
再インストールすることで事象が解決した事例もあるので、試してみてはいかがでしょうか。
まとめ:ブラウザごとにJavaScriptを有効化しよう
JavaScriptは、ブラウザ上で動作するスクリプト言語であるため、ブラウザごとに有効・無効の設定ができます。
ブラウザによっては、セキュリティの観点から無効化されていることもあるので、この記事の手順を参考に有効化してみてください。
ブラウザのなかには、JavaScriptの有効・無効設定自体がないものもありますが、その場合は原則として有効である場合が多いものです。
有効か確認するための方法も解説しましたので、この記事を参考に、JavaScriptの有効化を確認・設定してみてくださいね。