歯科衛生士になるため、たくさん勉強し国家資格に合格したのに、歯科衛生士を辞めたいと思う人は数多くいます。
本記事では歯科衛生士を辞めたいと思うよくある理由と、辞めた後失敗しない転職先の選び方を紹介します。
記事のもくじ
歯科衛生士を辞める人はどのくらい?
歯科衛生士の辞職率は比較的高い傾向にあります。
しかし歯科衛生士の仕事自体を辞めるのではなく、別の歯科医院へと転職し歯科衛生士を続ける人が多いことも事実です。
実際、歯科衛生士を辞める人はどれくらいいるのか見ていきましょう。
離職率
日本歯科衛生士会が発表したアンケート調査によると、2回以上のの転職を経験した歯科衛生士は5割以上いることが明らかになっています。
さらに約8割の人が転職を経験しており、ほとんどの人が一度は歯科衛生士を辞めたいと思ってしまうような、長く続きにくい職業と言えます。
【勤務先の変更経験】
(引用元:公益社団法人日本歯科衛生士会)
また、令和2年度の就業歯科衛生士の人数は14万2,760人に対し歯科衛生士名簿登録者数は28万3,032人であり、歯科衛生士の資格を持ちながら、未就業もしくは歯科衛生士の職業自体から離れている人が約半数いることも特徴です。
1ヶ月で辞める人が多い
歯科衛生士は、就職後1ヶ月から3ヶ月の間に辞職してしまう人が多いです。
厳しい試用期間を耐えられなかったり、思った業務内容を任せられなかったりするため、就業前の期待と現実のギャップが、高い辞職率に繋がっています。
退職は職歴に残るため十分な考慮が必要ですが、職場に不満があり転職することで改善される場合は早めの退職を決断する人が多く、就職して1ヶ月未満で辞めてしまう人も一定数います。
歯科衛生を辞めてよかった理由
では実際に退職した人は、どのような理由で仕事を辞めたいと思い、どのような理由から退職を良い決断だったと思えているのかみていきましょう。
嫌な人間関係から解放された
歯科衛生士を退職する一番の理由は、職場の人間関係です。
80%の歯科医院は個人経営であり、小規模かつ閉鎖的な職場で人間関係のトラブルが起きやすい現状があります。
委員長からのトップダウンな経営方針や、役職としては下級だが職歴を積んでいるベテラン歯科助手と働くことにやりづらさを感じる人が多いです。
このような環境へのストレスは職場を変えると改善されやすいため、転職を繰り返す、または他職業に転職する人が多くいます。
合わない業務方針から解放された
転職をすることで自分が本当にやりたい仕事ができるようになった人もいます。
基本的に歯科衛生士の仕事内容は医院長に決断権があるため、思うような業務を任せられなないと、前向きに仕事に取り組めません。
歯科衛生士としての本分を全うできていないと感じ、専門性が高い治療や研修をしっかりと行っている医院に転職することでスキルアップできたという人は多くいます。
また歯科衛生士の仕事自体に物足りなさを感じ他業界に転職したことで、仕事にやりがいを見つけられた人も多くいます。
待遇がよくなった
退職したことで給料面やワークライフバランス面などの待遇が向上したケースも多くあります。
歯科衛生士は、働く勤務先によって勤務時間や所得、福利厚生などに大きな違いが出てきてしまいます。
勤務時間について行ったアンケート調査によると、病院で働く歯科衛生士の80%近くは8時間未満の労働時間なのに対して、個人経営の診断所で勤務している約50%の歯科衛生士は8時間以上勤務していることがわかっています。
(引用元:公益社団法人日本歯科衛生士会)
さらに将来の安定を考慮し、リモートワークや給料の水準などが高い他業界に早めのうちに転職している人も一定数いるようです。
歯科衛生士を辞める前にするべきこと
上記で示したように転職は不満を解消できる解決策になりますが、転職を繰り返すことは職歴にも残り、労力もかかるためあまりおすすめできません。
一回の転職で成功させるために、事前にしておきたいこと3つを紹介します。
どんな仕事をしたいか考える
仕事を辞める前に現在のどんな仕事内容に不満を感じ、次にどんな仕事をしたいのかをしっかり整理しておきましょう。
何も決まっていないままで辞めてしまうと次の転職先を探す軸がなく、結局同じような仕事についてしまい転職を繰り返すことになってしまいます。
またなぜその仕事をやりたいのかを考えることも大事です。
「楽しそう、人の役に立ちそう」など自分で仮説を立て他職業に興味を持つことは良いことですが、その後のリサーチも徹底するようにしましょう。
自分の予想と違った場合、転職した意味がなくなってしまい、転職を後悔してしまいます。
自分でリサーチし本当にやりたい仕事を見つけた後、行動に移すようにしましょう。
どんな条件を重視するか可視化する
環境や待遇への不満があり退職する場合、次の転職ではどんな条件を重視するか明確化しておきましょう。
人間関係、勤務時間、給料、福利厚生、有給の取りやすさ、スキルアップのしやすさなど重視したい項目はたくさんあると思います。
現実問題、全て満足できる職場にめぐり合うことは難しいため、どの項目が最も重要で譲れないものか、逆にどの条件は妥協することができるのか、自分の現状と照らし合わせ優先順位を付けるようにしましょう。
紙や携帯のメモなどに書き出し、いつでも確認できる状態にしておくことで、一時的に惹かれる条件などに左右されないことが重要です。
資格・スキル取得のための学習をする
仕事内容に不満を感じて転職する場合や今までとは違った道に進みたいと考えているならば、資格の取得やスキル習得の学習をはじめましょう。
仕事を辞めたのち資格・スキルの勉強をはじめた場合「思ったより難しかった」と退職したことを後悔してしまったり、だらだら勉強をしてしまったりと仕事に就いていない期間が長くなりがちです。
ブランク期間が長いと自分の職歴・スキルに影響したり、収入面などを理由に精神的にも不安になってしまいます。
「今の職場を辞めたい」という想いをばねに学習し、自信をもって退職するようにしましょう!
資格・スキルを取得するとキャリアアップを退職理由に使えますし、転職活動をスムーズに行えます。
職場選びのポイント
辞職前に上記で紹介した一定の準備を整えたのちに、気をつけたいポイントが職場選びです。
職場選びは働き方だけでなく今後のキャリアを設計する為の重要な要素になるので、事前に徹底的なリサーチを必ずするようにしましょう。
福利厚生を確認する
給与と勤労時間のバランス、有給の取りやすさ、その他の福利厚生はしっかり確認するようにしましょう。
特に、雇用保険や労災保険などの細かな福利厚生を受けられていない歯科衛生士が多々います。
細かな補助や支援が、いざという時にとても重要になるので、別の医院を探し転職活動を行う場合、しっかり目を通すことが大切です。
詳細がネットなどにも掲載されていない場合は、面接の際に直接確認するようにしましょう。
業務内容を確認する
退職前に考えた、やりたい仕事がきちんと行えるかを確認しましょう。
最初は研修などから始まるため思ったような仕事ができない場合も、試用期間はどれくらいで、どのような業務をどのくらいで任せてもらえるのかを事前に確認することで、安心して仕事を行えます。
「○○○のような業務をやりたいと考えているのですが、どのくらいでそのような業務に携わることができますか」
などと、面接時に質問すると積極性ややる気を示すアピールにもつながります。
職場見学を行う
職場の雰囲気や実際の業務のイメージを持つためにも、職場見学をして直接確認することが大切です。
新たな医院に転職したい場合、他院と比較するためにも最低3社見学に行く人が多いようです。
いざ見学に行ってみると、求人に掲載している内容と全く違う内容だったということもあるので業務内容、スタッフ間でのコミュニケーションなどをよく確認しましょう。
1日の大半を過ごすようになる職場なので、しっかり時間をかけて選ぶようにしましょう。
歯科衛生士を辞めたい人はずばりKredoでプログラミング学習がおすすめ!
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特に家族がいる場合、年収・働き方ともに安定しているのでおすすめです。
まとめ:歯科衛生士を辞めたい人は転職をして新しい働き方を見つけましょう
転職は、歯科衛生士を辞めたい人にとって現状の悩みや問題を解決する1つの手かもしれません。
そのためにはしっかりとした準備が必要で、Kredoではそのサポートを受けることができます。
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