「子どもの将来のために英語を学ばせたい」「親子で一緒に海外体験をしてみたい」そんな思いからフィリピン・セブ島への親子留学を考える方が多くいます。
セブ島は日本から距離が近く、費用も比較的リーズナブルなため、親子留学の人気スポットになっています。
しかし一方で、「子どもが英語に馴染めなかった」「想像以上に費用がかかった」など、失敗談も多いのが現実です。
せっかくの留学を充実したものにするためには、事前の準備や学校選びが欠かせません。
そこで本記事では、セブ島親子留学のよくある失敗例を解説し、成功させるためのポイント、さらに安心して学べるおすすめの語学学校も紹介します。
これから親子留学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
記事のもくじ
セブ島親子留学の魅力
セブ島での親子留学は、他の国ではなかなか得られないメリットがたくさんあります。
特に注目されている6つの魅力を紹介します。
親子で一緒に高めあえる
子どもだけの留学では不安を感じる保護者も多いですが、セブ島親子留学なら親も一緒に学べるため安心です。
子どもも保護者もそれぞれのレベルにあった授業を受けられます。
お互いの英語学習に取り組む姿を見て刺激しあえるのは親子留学の魅力です。
セブ島親子留学をとおして、英語学習へのモチベーション、親子の絆やお互いへの尊敬の気持ちをさらに高められるでしょう。
マンツーマン授業が充実
セブ島の語学学校はマンツーマン授業が多く、親子それぞれのレベルや目的に合わせて学習を進められます。
これにより、自分の苦手分野(発音、リスニング、文法など)を重点的に指導してもらえるため、短期間での伸びを実感しやすいです。
その場で質問でき、わからないことをじっくり教えてもらえるので、英語初心者や英語に触れるのが久しぶりの人でも安心です。
時差や移動負担が少ない
日本からセブ島までは直行便で約5時間、時差もたった1時間です。
そのため、時差ボケや長距離移動の疲れがほとんどなく、到着後すぐに学習モードに入れます。
子どもと一緒でも渡航のハードルが低いのは大きな魅力です。
コスパの高さ
欧米留学と比べて費用が安く、学費や生活費を含めてもリーズナブルに留学を実現できます。
特に親子で長期滞在を検討する家庭には、経済的な負担を抑えられる点がうれしいポイントです。
マンツーマン授業が充実しているのに加え、日本人スタッフが常駐し、食事・掃除・洗濯などの生活サポートも整っていることが多く、コスパは最高です。
南国リゾートならではの体験
セブ島は、美しいビーチやアイランドホッピング、ショッピングモールなど、親子で楽しめる観光スポットやアクティビティが豊富にあります。
学びだけでなく、リゾート気分も味わえるのがセブ島留学の特徴です。
学校によっては、週末の親子アクティビティのプランを提供してくれます。
異文化体験と子どもの成長
セブ島留学は、フィリピンの文化に触れたり他国の人々と交流したりできるため、子どもにとって貴重な異文化体験となります。
親子留学に来ている他の家族と仲良くなれるチャンスもあり、新たな人との出会いが子どもの成長を促します。
親子で海外生活を送ることで、子どもの自立心や柔軟性が育まれ、興味関心も広げられるでしょう。
セブ親子留学の失敗例
セブ島での親子留学は魅力的な一方で、事前の準備不足や思い違いから「失敗だった」と感じてしまうケースもあります。
実際によくある失敗例を紹介します。
子どもが英語学習に馴染めなかった
親が期待するほど、子どもが英語の授業に興味を示さないことは珍しくありません。
特に小さな子どもは、言葉の壁や環境の変化に戸惑い、授業中に集中できなかったり、ホームシックになったりすることもあります。
結果として「英語力がほとんど伸びなかった」と後悔する親御さんもいます。
学校や寮の設備が想像と違った
インターネットやパンフレットで見た写真と、実際の学校や寮の設備が大きく異なることがあります。
部屋が狭い、清潔感に欠ける、シャワーの水圧が弱い、Wi-Fiが不安定といったトラブルは、親子留学では大きなストレスにつながります。
「もっと事前に確認しておけばよかった」と感じる人も多いです。
想定以上に費用がかかった
セブ島留学は「安い」と言われていますが、親子で滞在すると食費、交通費、観光費用、医療費などの出費が重なり、予算を大きく超えてしまうことがあります。
特に子どもの体調不良で病院にかかると、日本より高額なケースもあり、「費用面の負担が大きかった」と失敗を感じる人が多いです。
親の負担が大きすぎた
親子留学は「親も学びながら子どもをサポートできる」と思われがちですが、実際には親が子どもの生活や学習を支える時間が多くなり、自分の勉強が思うように進まないことがあります。
「子ども優先になってしまい、自分はほとんど英語を学べなかった」「親が疲れて楽しめなかった」と後悔するケースもよくあります。
治安や生活環境に不安を感じた
セブ島はリゾート地として知られていますが、地域によっては治安が不安定な場所もあります。
スリや置き引きに遭ったり、外出に制限を感じたりして、安心して生活できなかったという声もあります。
特に親子の場合、子どもを守る責任があるため、不安が大きくなりがちです。
体調を崩した
水や食事が合わずにお腹を壊したり、慣れない気候や生活リズムで体調を崩すこともあります。
特に子どもは免疫が弱いため、発熱や感染症にかかりやすく、病院通いで留学どころではなくなるケースもあります。
体調管理を誤ると「思っていたような留学生活が送れなかった」と感じやすいでしょう。
セブ島親子留学を失敗せず成功させるポイント
セブ島親子留学を「行ってよかった!」と感じるためには、失敗例から学び、事前にしっかり準備をすることが大切です。
親子で安心して充実した時間を過ごすための具体的なポイントを紹介します。
口コミや体験談をチェックする
セブ島には多くの語学学校がありますが、ホームページの情報だけでは実際の雰囲気やサポート体制を正確に判断するのは難しいものです。
そこで重要になるのが、実際に親子留学を経験した人の口コミや体験談です。
ブログやSNS、YouTubeの体験動画などをチェックすると、子どもがどのように授業を受けているのか、寮や食事は快適かといったリアルな声がわかります。
失敗例も含めて情報を集めることで、自分たちに合った学校を選びやすくなります。
実績のある学校を選ぶ
親子留学を成功させるには、親子留学プログラムの実績が豊富な学校を選ぶことが大切<です。 大人向けや大学生向けのコースを中心にしている学校も多いため、親子留学に特化したカリキュラムやサポートがあるかどうかを確認しましょう。
子ども向けに英語を楽しく学べる教材やアクティビティが用意されている学校、親が安心して学習やリモートワークに集中できる環境を整えている学校が理想的です。
現地の生活リスクや医療体制を確認する
日本と比べると治安や衛生環境に不安を感じることがあります。
特に子どもと一緒の滞在では、生活エリアの安全性や病気への備えが欠かせません。
学校や寮の周辺環境が安全かどうか、病院やクリニックが近くにあるかどうかを事前に確認しておきましょう。
保険に加入しておくのも安心につながります。
小さなトラブルが大きなストレスにならないように、現地の生活リスクを理解して準備することが大切です。
子どもが英会話や外国人に慣れてから行く
英語ゼロの状態でいきなり海外に行くと、子どもが不安を感じてしまい、学習どころではなくなることもあります。
出発前にオンライン英会話を数回体験させたり、英語の歌やアニメを一緒に楽しんだりすることで、英語や外国人とのコミュニケーションに抵抗が少なくなります。
留学が「いきなり知らない世界」ではなく「知っていることの延長」と感じられるようにしておくと、現地での適応がスムーズになります。
無理のない授業プランを選ぶ
長期間の留学は費用も時間もかかり、親子ともに大きな負担になります。
授業のコマ数を増やしすぎると子どもが疲れてしまい、逆効果になることもあります。
子どもの年齢や性格、体力に合わせて、勉強と遊びのバランスが取れたプランを選ぶことが成功のカギです。
短期留学から試す
いきなり長期で挑戦するよりも、まずは週数間の短期留学で試してみるのがおすすめです。
実際に生活してみることで、自分や子どもがどのくらい環境に適応できるのかを確認できます。
短期留学で「もう少し続けたい」と思えれば、次回は長期プランに挑戦すればよいのです。
段階を踏むことでリスクを減らし、安心して留学を継続できます。
体験や思い出作りも大切にする
親子留学は「英語力アップ」だけが目的ではありません。
現地での観光やアクティビティ、買い物や食事など、親子で共有する体験こそが大切な思い出になります。
セブ島にはきれいなビーチやアイランドホッピングなど、親子で楽しめるアクティビティが豊富です。
英語の勉強に加えて、こうした体験を大切にすることで、留学全体の満足度が高まり、子どもにとっても「楽しい経験」として心に残ります。
失敗しない!セブ島親子留学におすすめの語学学校5選
セブ島親子留学におすすめの語学学校をランキング形式で5校紹介します。
失敗しないために、各学校の特徴やコースの内容をよく確認してみてください。
1位:QQ English
セブ島留学でも特に知名度の高い語学学校の1つで、ITパーク校とシーフロント校の2つのキャンパスがあります(親子留学はシーフロント校のみ)。
講師全員がオフィス勤務の正社員で、国際英語教授資格「TESOL」を保有しており、550時間の厳しい研修をクリアしています。
子どもを教えるトレーニングも行い、評価制度が導入されているので、講師の質はNo 1。
校舎は治安の良いマクタンニュータウン内に位置し、校舎すぐ横のSavoyホテルに滞在します。
校舎にはプール、ジム、カフェ、キッチンスペースなど、子どもも楽しめる施設が充実しています。
2位:CROSS×ROAD
「ヴィレッジ」と呼ばれる閑静な高級住宅街の中にある、親子留学に特化した語学学校です。
親は完全オーダーメイドのマンツーマンレッスンを受講、子どもは朝8時から夕方3時まで、グループレッスンかマンツーマンレッスンを受講できます。
子どものグループレッスンでは、歌やダンス、工作、アートといった校内でのアクティビティの他に、実際に街に出て買い物をするといった校外でのアクティビティも用意されています。
掃除、食事、洗濯付きで、生後6か月から3歳未満の子どもがいる場合には、常駐しているベビーシッターに預けることができるので、家事育児から解放されながら、親も英語学習に集中できるのが魅力。
現地の幼稚園や小学校に通うためのサポートを加えたコースもあります。
3位:SMEAG Global Education
セブ島で最大級の規模を誇る日系語学学校で、TOEIC、TOEFL、IELTS、ケンブリッジの公式試験会場にも認定されています。
ファミリーコースは、2歳~5歳を対象にしたBusy Bee(託児所)と6歳~12歳を対象としたプログラムの2種類あり、2歳~5歳の子どもは、託児所でお絵かき、ダンス、読み聞かせなど、英語学習の入り口となる活動を、6歳~12歳の子どもはレベル別に、実用的なコミュニケーションが図れるようリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を強化します。
授業内でダンスや水泳のアクティビティも行います。
親子共に45分×6コマのマンツーマン・グループレッスン、80分の早朝授業、90分の夜間授業を受けられ、英語学習にみっちり取り組めるのが特徴。
ほとんどが日本人留学生という学校も多い中、SMEAGは、留学生のおよそ30%が日本人、70%は外国人という国籍比率なので、授業以外の時間も日常的に英語力を伸ばしたり多文化に触れたりできます。
4位:GLC
寮が併設されたキャンパスには、プールやフィットネスジム、卓球、ゲームルームなどが備わっており、国際色豊かな留学生が在籍しています。
毎週学内でヨガ、映画、料理などのアクティビティ、月2回土曜日に市内観光やジンベイザメと泳ぐオスロブツアー、ボランティアなどの外部でのアクティビティを実施しているので、親子で多くの学生との交流、様々な体験の機会をもてます。
5歳〜11歳までの子どもはKIDS ENGLISHコース、12歳〜14歳までの子どもはJunior Power Speakingコースというマンツーマン特化のコースを受けられます。
また、マンツーマンレッスンの数を親子間でシェアできるファミリーパッケージもあります。
5位:SGC
追い詰められたギリギリの場面を作り出し、その状況を努力して乗り越える「崖っぷち」を意味する「クリフエッジプログラム」が特徴で、金曜日には講師からの丁寧な評価を受けられるプレゼンテーション、Reviewテスト、Writingテスト、Speakingテストが実施されるため、週末に自分自身の成長を知ることができます。
小学生が対象のKids’ English Courseでは、クラスのみんなの前で自分の好きなものを見せながらそれについて話す「Show & Tell」が実施され、金曜日には保護者の前で発表します。
英語をコミュニケーションツールとして使いながら工作も行います。
まとめ:セブ島親子留学で失敗しないよう、準備を整えよう!
セブ島親子留学は、子どもにとって英語力だけでなく異文化体験や自立心を育む貴重な機会となります。
しかし、準備不足や情報収集の甘さから失敗につながってしまうこともあります。
口コミや体験談を参考に学校を選び、生活環境やリスクについても理解した上で計画を立てれば、失敗を防ぎ、親子にとってかけがえのない思い出を作ることができます。
「英語学習」と「親子の特別な時間」を両立できるのがセブ島親子留学の大きな魅力です。
ぜひ正しい準備を整えて、充実した留学生活を実現してください。