コールセンターで働いているけど、予想以上にストレスが多く仕事が辛い。
こんなにしんどいもの?私の職場だけ?
辞める前に注意すべき点はある?
このようにコールセンターで働きながら悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、コールセンターで働いている人が辞めたくなった際の対処法と、転職で経験を活かせる業界についてお伝えします。
記事のもくじ
もう無理!コールセンターを辞めたいよくある4つの理由
コールセンターと言っても、会社の方針や職場の人数、雇用形態、就業時間などが異なるので、辞めたくなる原因も人により様々となります。
よくある例として、クレーム対応、ノルマや成績、職場環境、スキルアップの4つを挙げました。
クレーム対応が辛い
コールセンターではお客様の厳しいご意見を聞く機会もあり、時には長時間にわたって電話対応をすることもあります。
自分がミスをしたり悪いことをしたりしているわけではないのに、電話に出たので謝らなければならないという場面も多くあります。
自分としては精一杯やったものの、システムや規則の制限でお客様の要望に答えられなかった時は、その説明や場合によっては謝罪をすることになります。
このように、お客様のクレーム対応に対してストレスを抱えてしまうことがあります。
ノルマや成績が厳しい
コールセンターは、成績が数値により評価される職場も多くあり、判断基準が明確です。
コールセンターでは電話を受ける受信(インバウンド)の業務と、自分から電話をかける発信(アウトバウンド)の業務があります。
インバウンドではお客様からかかってきた電話に対して、正確にかつ迅速に対応する必要があります。
この時の対応をお客様が評価できる制度があったり、録音した電話を社内の人が聞いて評価されたりすることがあります。
また、アウトバウンドでは電話をかけて営業する場面でノルマが課されることがあります。
時には電話をかけてすぐに「必要ない」と切られてしまうシーンもあるかもしれません。
会社が期待する数値を連続して満たさないと解雇に追いやられる場合もあり、このプレッシャーからストレスを感じてしまうことがあります。
職場環境が良くない
コールセンターでは大人数の人がオフィスに集まって働いていますが、就業環境に特徴があります。
マニュアルや研修も充実しており、チームで仕事をするというより、一人でも業務が完結しやすい環境です。
オフィスでは隣の人も常に電話対応をしているので、いつでも気軽に話しかけることができません。
タイミングを見て自分から積極的に人間関係を作っていかなければ、同僚とのコミュニケーションが希薄になりやすくなります。
また、時にストレスを受ける仕事であることから、休憩室などのスペースが充実していないと気分転換がしづらくなります。
このような職場環境の特徴から、人によってはストレスを貯めやすくなってしまうことがあります。
スキルアップが難しい
コールセンターでは対応が基本的にマニュアルで定められていることが多く、誰が受けても同様の対応ができるようになっています。
他の業界とは違い、一旦電話を受けると一人の担当が最後まで担当するのではなく、記録して引き継ぎ、次に電話に出た人が次の対応を行います。
このため、「私でなくてもいいのでは」「毎日同じことの繰り返しで飽きてしまう」という悩みが出てくることもあります。
評価される基準は、件数や対応時間、営業の成果などの数値的な部分であることが多いため、結果よりもプロセスを評価されたい場合はストレスに感じてしまうことがあるでしょう。
コールセンターを辞めたい時の対処法
コールセンターを辞めたくなった時、いきなり辞めてしまう前に考えたいことをまとめました。
リフレッシュしたり、人と話したりすることで、自分では気づかなかった解決策に出会えることがあります。
リフレッシュ、ストレス解消する
クレーム対応などに追われていると、身体的にも精神的にもストレスが溜まっていることがあります。
体が疲労した状態では、正確な判断ができず、話もまとまらなくなってしまいます。
疲労が溜まっていると感じたら休暇を取り、仕事のことを忘れて気分転換する時間を作りましょう。
また、業務中にストレッチをし、お気に入りの飲み物を飲むなど、時間をかけずに気分転換できる方法があれば、ストレスを溜め込まずに済むでしょう。
社外の人と交流する
コールセンターではオフィス内で一定の場所で電話対応をすることになります。
毎日同じような対応を限られた人としていると、視野が狭くなってしまうものです。
同僚と仕事のことを話すこともストレス解消になりますが、仕事は一切関係ない人と話すことで気づきをもらえることもあります。
この他にも、毎日通勤する道を変えるなど、日ごろのルーティーンに変化をつけると、新たな発見につながることがあります。
キャリアアップを目指す
コールセンターでは、必ずしも電話を取ることだけが仕事ではありません。
社内で他の職種を目指し、キャリアアップを目指すこともできます。
チームをマネジメントする管理職や、コールの品質を判断するQAなど、違う職種に転向しキャリアアップしていく人も多く存在します。
この他にも、新人のトレーニングを担当するトレーナーになる道もあります。
社内で募集をしていることもあるので、キャリアアップを考える場合、チャンスがあれば応募してみてはいかがでしょうか。
コールセンターを通して身につくスキル
コールセンターでは、対面ではないので、声や文字だけで顧客対応をすることになります。
顔が見えないので、電話やメールなどオンラインでのコミュニケーションスキルが必然的に磨かれることになります。
また、大量に対応をすることから、システムを使用していることがほとんどです。
このため、ITツールにすぐに慣れ、使いこなせることも重要なスキルの一つです。
お客様の中にはツールを使いこなせない人もいるので、自分で使い方を把握し、分かり易く教えることも時には必要となります。
コールセンターの仕事を通して、オンラインでのコミュニケーション力と、ITリテラシーが身につくと言えます。
よく、コールセンターの仕事は単純でスキルにならないという意見がありますが、コールセンターの仕事は捉え方によってはこれからの時代に必須なスキルが磨ける環境となります。
コールセンターの経験を活かせる業界
コールセンターの業務は人と対面せずにコミュニケーションを磨ける仕事です。
コールセンターで身につけた接客スキルや、オンラインでのコミュニケーションスキルを活かせる業界を紹介します。
サービス業
コールセンターでの接客スキル、お客様のニーズに寄り添うスキルは、ホテルや販売スタッフなどサービス業界で有利になります。
違う点は、電話でなく対面となることです。
座りっぱなしのデスクワークではなく、体を動かして仕事をしたい方に向いていると言えるでしょう。
営業
コールセンターはお客様のニーズを汲み取る場面が多い仕事です。
また、アウトバウンドで営業をかけるインサイドセールスのような仕事の場合は、お客様へのアプローチの経験を活かすことができます。
営業の仕事では、自分が話すよりもお客様の話を聞くスキルが求められるため、コールセンターのスキルを活かして活躍できます。
お客様の問題を解決することや、目標達成に意欲的な方に向いている仕事と言えます。
IT業界
IT業界では、オンラインでの問題解決能力やコミュニケーションスキルが必要とされます。
コールセンターではトラブルやクレームが起きた際も、非対面での解決が求められるため、このスキルはIT業界でも重宝されます。
また、チームで仕事をする場面がほとんどになるので、チーム内でのチャットやメールなど非対面でのコミュニケーションスキルやリテラシーも必要です。
難しい課題の解決にやりがいを感じる方、チームでの仕事が苦にならない方に向いている仕事と言えるでしょう。
Kredoオンラインキャンプでコールセンターの経験を活かしてIT業界へ
コールセンターでのコミュニケーションスキルと経験を活かし、IT業界への転職を考えてみませんか?
グローバル化とIT化が進み、時間と場所を問わずに仕事ができることが多くなってきました。
コールセンターをはじめとして、人と対面せずに問題解決をする機会やニーズがますます広がっています。
IT業界ではエンジニアやデザイナーなど、オンラインでのコミュニケーションスキルが重要な仕事が多数あります。
IT業界では技術系のバックグラウンドが必要だと思われがちですが、実はサービス業界など異なる業界から転職する方も多いです。
Kredoオンラインキャンプでは、少人数制の授業でプログラミングを短期間で効率的に学ぶことができます。
これから活躍の場を広げ、IT業界への転職を少しでも考えたいと思ったら、お気軽に無料カウンセリングへお申し込みください。
まとめ:コールセンターで得られるコミュニケーション力を活かしてキャリアアップ
コールセンターの仕事を辞めたい理由として、クレーム対応が辛いこと、ノルマや成績が厳しいこと、職場環境が良くないこと、スキルアップが難しいことなどが挙げられます。
コールセンターの仕事を辞めたくなった時は、リフレッシュやストレス解消の方法を考え、社外の人と積極的に交流し、キャリアアップするための方法を考えるようにしましょう。
コールセンターで身につけられる接客スキル、コミュニケーションスキル、問題解決スキルを活かして転職しやすい業界として、サービス業、営業、IT業界などが挙げられます。
心身に支障をきたすくらい辛い場合、まずは休暇を取り、難しい場合は早めの退職を考えましょう。
転職を考える場合は、身につけたスキルを整理し、今後どのように仕事をしていきたいか考える時間を作ることがおすすめです。
今後のキャリアを考えて後悔しない決断ができることをお祈りしています。