こんにちは!Kredo編集部です。
最近は日本でもIT企業が増え、IT人材の需要は年々高まっています。
そのIT系職業の1つでもあるプログラマーの需要も同様に高まっています。
今回の記事では、
と悩まれる方へ向けて書きました。
特にファーストキャリアでプログラマーを目指す大学生は是非一読下さい!
記事のもくじ
新卒でプログラマーになれるの?→はい、可能です!
理由はそもそもIT人材は売り手側だからです。
経済産業省によると、
IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果 (経済産業省)
2020年には約30万人のIT人材が不足すると言われています。
このため近年ではプログラミング未経験者の採用も増えており、企業のプログラミング研修を経てプログラマーとして働く人も少なくありません。
したがって、新卒でもプログラマーとして就職することが可能なのです。
新卒でプログラマーになった場合の年収→約250万円~280万円
IPA(経済産業省所管の独立行政法人)の「IT人材白書2018」によると、プログラマー初任給は約21万円で、ボーナスの有無で差はありますが平均年収は約250万円~280万円です。
全体的な日本の平均年収は、厚生労働省が平成28年に発表した「賃金構造基本統計調査」によると414.6万円です。
キャリアアップを目指すプログラマーが多い→必要?
「あれ、年収そんなに高くない…」と思われたかもしれませんが、実はプログラマーは実力や経験次第で収入に大きく差がでます。
このためプログラマーとして何年か経験を積んだ後、例えば、SE(システムエンジニア)への昇進を目指す人は多いです。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると平成28年のSE平均年収は550.8万円です。
SEにキャリアアップするだけで平均年収が約100万円も変わります。
初任給は一般のサラリーマンと大して変わりませんが、プログラマーは能力、経験や業務内容次第で高収入を狙うことができるのです。
フリーランスになると年収1000万円以上も狙える
スキルや実績が業界に認められるようになれば企業に所属しなくても案件をとることができるため、フリーランスとして独立するのもいいでしょう。
自分で案件を取ったり、企画書を書いたりなど仕事量は格段に増えますが収入すべてが自分のものになるため、フリーランスで1000万円以上稼ぐことは可能です。
また、フリーランスでの仕事は基本的に場所を選ばないのでリモートワークの人が多く、また時間を拘束されることもないので自由に働きたい人にはおすすめです。
新卒でプログラマーになる4つの方法
新卒採用試験を受ける
新卒からプログラマーを目指すのであれば、新卒採用試験を受けるのが一般的な方法でしょう。
企業方針や就職によって変動はありますが、主に試験は筆記と面接です。
おおよそは半年間ほどで選考が進められます。
エンジニア派遣会社を利用する
プログラマーになるためには、ただ就職するだけでなく、エンジニア派遣をしている会社に登録し、プログラマーとして活動することができます。
派遣会社でプログラマーとして働く場合は、1~3年以内の契約で複数の企業を回ることになります。
また、成果次第では派遣先企業から正社員として採用されるケースもあります。
アルバイトやインターンから採用される
最近では、インターンやアルバイトから採用されるケースも増えてきています。
メリットは、企業側は正式採用前に適性を判断することができ、新卒者側は会社の業務内容だけでなく、会社の雰囲気も確認できることです。
ですが、雇用形態がアルバイトとしてなのか、準社員としてなのか、それとも正社員としてなのかは、会社の次第です。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通うことで短期間でプログラミングスキルを習得できるだけでなく、更に就職サポートも受けることができます。
プログラミングスクールによっては学べる言語や学習形態、就職サポートなどが異なるので、スクール入校を検討される方はそういった点に注意してスクール選びをしましょう。
新卒プログラマーにおすすめの求人情報の探し方3つ
就職課(キャリアセンター)
特に大学生におすすめしたいのが所属する大学の就職課(キャリアセンター)を利用する方法です。
就職課のメリットは、所属する大学の就職状況を知っているため、OG・OBでプログラマーの新卒採用に成功した人がいる場合、アドバイスをもらえたり、訪問させてもらえたりします。
また、企業から大学に多くの求人情報が寄せられているため、その中から就職課のスタッフが自分の希望にあった企業を紹介してくれます。
このため、新卒でプログラマーを目指す大学生はとりあえず就職課を利用し、自分にあった企業先を見つけてみましょう。
企業の採用サイト
どの企業でプログラマーとして働きたいのかすでに明確なのであれば、その企業サイトに直接応募してみましょう。
大手のIT企業だと新卒採用サイトに求人情報が掲載されていますが、中小・ベンチャー企業の場合、新卒採用サイトに掲載しないこともあります。
また新卒採用していなかったとしても、初めはインターンとして働き、後々正社員として採用されるケースもあります。
志望する企業先が明確なのであれば直接応募してみましょう。
就活情報サイト
就活を行う学生は、学校の就活課以外にも就活サイトの利用をおすすめします。
理由は、就職課よりも多くの企業を取り扱っているため、選択肢を広げることができます。
エージェントとは、就活生1人に専門のアドバイザーがついて内定までサポートするサービスです。
エージェントには求人情報が多く集まっており、その中から応募者に最適な企業を見つけて提案してくれます。
ネットにある膨大な情報の中から自分に合う企業を探すのはなかなか難しいですが、プロの目線で自分に合う企業を提案してもらえるので、企業選びが進めやすいです。
また、提案してもらう企業の選考回数は、通常の就職試験よりも少なくなる場合が多いです。
そのため、内定の獲得がしやすくなるというのも大きなメリットです。
中には、大手の就活サイトには載っていないような求人情報を紹介してもらえることもあるので、ライバルを減らして内定を勝ち取る確率が高まります。
プログラマーの新卒採用試験で有利になる資格・条件
プログラミングが全くの未経験からでも企業の研修を受けプログラマーになることは可能ですが、やはり就活の時点である程度プログラミングを習得している人の方が重宝されやすいのは事実です。
そこで保有していると有利な資格や条件を以下で紹介します。
プログラミング言語の習得や作品を作る
プログラマーは技術職なので、スキルや経験などを見られます。
全くプログラミングについて無知な人よりも、すでに自分でWebサービスやアプリなど制作経験のある人の方が有利なのは一目瞭然です。
このため、全くのプログラミング未経験者はまずはプログラミング言語の学習をしましょう。
また、すでにプログラミング言語について知識のある人は自分で作品を作ってみましょう。
学習スピードを早めるだけでなく、採用試験のアピール材料にもなります。
作るものは興味のあるもの、簡単に作れるもの、問題解決をテーマにしたものなど、なんでも構いません。
思いつかない場合は「ポートフォリオ」がおすすめです。
初心者でも比較的作りやすく、なおかつ自己PRとしても使えます。
資格はある方が良い
能力を証明する一つの方法として資格があります。
プログラマーの新卒採用試験で必須になるものではありませんが、高評価につながります。
各プログラミング言語のスキルを証明するものもあれば、IT人材としての基礎知識を証明するものもあります。
以下ではプログラマーを目指すにあたって、基礎知識証明になる資格を紹介します。
基本情報技術者試験
IPA(経済産業省所管の独立行政法人)が主催するITエンジニアとしての基礎知識を証明する試験です。
プログラミングのみならず、ITシステムの設計、開発、運用に関する基礎的な知識が必要になります。
プログラマーとして働く上で知っておくべき知識が詰まっているため、プログラマーを目指す方は資格取得をおすすめします。
応用情報技術者試験
先ほど紹介した「基本情報技術者試験」の更に応用能力を証明する試験です。
技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が必要になります。
英語スキル
英語を使えることによって就活だけでなく、その後のキャリアでかなり有利になります。
理由は、プログラミング言語は英語で記述されているためです。
例えば、英語を理解しておくことで英語表記のエラーにも対応可能です。
さらに、PHPやJAVAなど以前から認知度の高い言語は日本語でも十分に情報が出回っていますが、比較的新しく今後需要が高まるであろう「GO」や「Swift」などは英語による情報がほとんどです。
日本語で出回るほとんどの情報は英語を基盤に翻訳したものなので、英語を使えることで最新の情報を追うことができます。
また、プログラマーはオフィスを必要としないリモートワークによる働き方が可能な一種の職業です。
特に将来ノマドワーカーとして、海外で働きたい方は英語を身に付けておくと良いでしょう。
新卒プログラマー採用面接試験の3つのコツ
企業の事業内容を理解する
面接試験対策では、まず初めに面接する企業先の事業内容を理解しておきましょう。
これはどの業界に就活するとしても当たり前のことであり、基本中の基本です。
例えば企業の事業内容や歴史、必要とされている人物像を研究しておきましょう。
理由は、自分のスキルや目指すものと企業側の要求が一致していないと採用に至りにくいからです。
その上で、面接当日に自分が面接先の企業で働くことでどういう利益を与えるのかを伝えましょう。
志望動機を明確にする
志望動機を論理的に説明できるように準備しておきましょう。
理由は、志望動機は面接で当たり前に問われる質問事項の1つだからです。
自分では分かっていても、言葉に出して説明するのは意外に難しいです。
そのため、内容のポイントだけをノートにまとめるなどをして、相手に伝わるように練習しておきましょう。
説明できるようになると、企業への理解をより深めることができます。
成長する意思があることを伝える
プログラマーは日々新しい言語や技術を学習して成長する必要のある職種です。
なので、面接官は採用する上で今後成長するかどうかを見ます。
まだプログラミング未経験の方は、今後のプログラミング学習予定を説明し、成長する意思があることを伝えましょう。
新卒でプログラマーになるにはまずプログラミングスキルを身につけること
最近では、プログラミング未経験者を採用するIT企業は増えてきていますが、企業は教育しなければいけない人材よりも明日からすぐ戦力になる人材を求めています。
いくらIT人材が売り手側と言えど、特に大手企業や人気のある企業にはライバルが多く存在します。
そのライバルに勝つためにはプログラミングスキルは必須です。
プログラミング言語学習方法は、独学かスクールかの2択です。
独学で身につける
独学でプログラミングスキルを習得することは可能です。
理由は、近年初心者でも分かりやすいプログラミング学習の教材や無料で利用できるプログラミング学習サイトなど学習環境が充実しているからです。
ですが、独学の1番の難点はモチベーション維持が難しいことです。
実際に独学者の多くがその理由でプログラマーを諦めてしまいます。
また、全くのプログラミング未経験者が初めから独学することはかなりハードルが高いです。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通うことで、短期間で効率的に学習することができ、確実にプログラミングスキルを習得することができます。
理由は、プログラミングスクールが提供する学習カリキュラムは生徒の声などを取り入れ、日々最適化されているからです。
このため、たった数ヶ月でプログラミングスキルを習得でき、また実際にサービスを作ったりもするので高度なスキルが会得でき、結果的にコスパが良いです。
また、就職サポートもあり、一般の就活より比較的短い期間で内定を得ることができます。
以下ではおすすめのプログラミングスクールを紹介した記事があるので参考にしてみて下さい!
まとめ:新卒でプログラマーを目指そう
以上の通り新卒でプログラマーを目指すことは可能です。
また、IT人材は売り手側なのでプログラマーを目指すことは自体は難しいことではありません。
しかし、プログラミングスキルが0と1では大きな違いです。
より確実にプログラマーへの就活を成功させたいのであれば、プログラミングスキルを先に身に付けておくことをおすすめします。