
これからプログラマーになろうと考えている方の多くは、自分はプログラマーに向いているのか、その資質があるのかわからないと不安になっている方も少なくないでしょう。
プログラマーは誰でもなることができます。
現在活躍しているプログラマーは全員未経験からのスタートです。
今回は、プログラマーに向いている人の5つの資質と挫折してしまいやすい人の特徴をご紹介していきます。
プログラミングの経験が少ない人ほど不安になる気持ちは大きいでしょう。
本記事を頼りに、自分はプログラマーとしてうまくいくのかどうかの自信を持っていただけると幸いです。
記事のもくじ
プログラマーに向いている人の5つの資質
まず最初に一般的にプログラマーに向いている人の資質を5つご紹介します。以下です。
- 好奇心があること
- 創作することがで好き
- 論理的に思考する
- パソコンが好き
- プログラムを作ることに強い意志がある
プログラマーには確かに向き不向きは存在します。
上記の資質がなぜプログラマーに向いているのかもう少し詳しく説明していきましょう。
好奇心がある
まず1つ目の資質は好奇心があるかどうかです。
プログラマーが活躍する業界は主にIT業界となっています。
IT業界では、移り変わりが激しく、新しい情報や知識が目まぐるしく更新されていきます。
半年前までの常識がすでにアップデートされていることもよくある話でしょう。
そのため、自分の全く知らないことに対してどれだけ興味を持てるかがプログラマーにとっては大切です。
好奇心はプログラマーが持っている資質の1つと言えるでしょう。
新しい分野に臆さず、どれだけ関心を持って取り組めるかがプログラミングで生活していく上で大切です。
創作することが好き
2つ目の資質としては創作することが好きなことです。
プログラマーは作ることを仕事としている職種となります。
コードを書き、プログラムを作っていくことが主な業務です。
自分が持つプログラミングのスキルを使ってプログラムを作り、さらに自分でサービスをリリースすることも技術さえあれば難しいことではありません。
そのため、子どもの頃から何か作るのが好きであったり、常に何かをやる側である人はプログラマーに適していることでしょう。
システムを正常に動かすためにはどのようなコードを書けばいいのか、どうすればこのバグを無くせるのかなど自問自答しながら頭を使ってプログラムを構築していきます。
ものを作ることがほとんどですので、創作することが好きな人はプログラマーに向いている可能性が高いでしょう。
論理的に思考する
3つ目は論理的に思考する資質を持っていることです。
プログラムを構築していくに当たって、必ずといっていいほど手直しする作業が付きまといます。
その際に、どこが原因でバグが起きているのか、エラーが発生しているのはなぜなのかといったトラブルを解決できる力を必要となります。
プログラムの作成で出てくる問題のほとんどは論理的に解決できるものばかりですので、プログラマーの資質として論理的な思考力が必要となるでしょう。
パソコンが好き
4つ目はパソコンが好きであることです。
プログラマーはプログラムを作るにあたって、ほとんどパソコンで作業することがほとんどとなります。
未経験でのプログラマー求人の多くは、パソコンの操作がある程度できる人を求めています。
そのため、基礎的なタイピングやショートカットキーの使い方などパソコン自体の基本操作ができるに越したことがないでしょう。
パソコン自体が好きで常にPCの前でいるような人はさらにプログラマーに向いている資質がさらにあるかもしれません。
プログラムを作ることに強い意志がある
5つ目の資質としてはプログラムを作ることに強い意志があることです。
プログラマーになりたいと思う人の多くは、なにか目的が合って初めている人も多いことでしょう。
現在活躍しているエンジニアやプログラマーは強い意志を持てたことで今があります。
自分がどのような目的でプログラムを作りたいのか、プログラミングをスキル身につけて何がしたいのかといった意志の強い人はプログラマーに向いていることでしょう。
下記の記事では、プログラミング進めていく上で大切な目的の重要性について説いていますので、参考までにご覧ください。
プログラマーに向いていない人の特徴
ここからは、プログラマーに向いていない人の特徴についてご紹介しています。
ざっくり以下の5つとなります。
- プログラミングに興味を持てない
- 効率を重視できない
- 物事に対し、疑問や課題を持たない
- 黙々とする地道な作業が嫌い
- 自主的に行動できない
上記5つの特徴を持つ方は一般的にプログラマーに向いていないとされています。
もう少し詳しく解説していきましょう。
プログラミングに興味を持てない
そもそもプログラミングに興味を持てない人はプログラマーに向いていないでしょう。
というのもコードを書いて修正して繰り返すことがプログラマーの仕事です。
興味を持てていない理由が、やる気が無かったり、面倒だと思ったりするようであれば、プログラマーに向いていないと言えます。
できるできないに関係なく、プログラミングに興味があり好きであれば、趣味と同じように続けやすくなるでしょう。
プログラミング言語のいくつかの種類や最低限の知識などを知らなければ、そもそもプログラミングに関心を持てていない可能性があります。
そのため、あまり関心を寄せきれていない人は、もう一度なぜプログラマーになりたいのかを考えてみましょう。
効率を重視できない
プログラマーに向いていない人の特徴の1つに効率を重視できないということもあります。
ルールを遵守することはとても大切ですが、その中のルール内でどれだけ自分が効率的に仕事ができるのかがプログラマーの肝です。
プログラマーは怠け者が向いているという言葉もあるように、できる限り効率化できる作業は楽にしていき、どんどん生産性を高めていける人はプログラマーに向いています。
結果として怠けて楽ができるような形に持っていけない人は、プログラマーに向いていない人の特徴です。
業務の効率化は基本的に普段の生活から思考を転換させることなどをおこなうことにより、徐々に身につけていうことができるので、効率的な考え方ができない方は、生産性を高める意識を常に持っておくことが望ましいでしょう。
物事に対し、疑問や課題を持たない
物事に対し、疑問や課題感を抱かないことはプログラマーに向いていない人の特徴です。
プログラムを開発していく上で、この業務はこうした方が良いのではないか、これを使った方が使いやすくなるのではないかといった疑問を持てることはプログラマーにとって重要となります。
言われた通りのことをやるだけなら結局誰でも良くなってしまうため、既存のシステムに課題感を抱けるような人がプログラマーにおすすめです。
黙々とする地道な作業が嫌い
プログラマーの仕事はほぼデスクワークとなるため、黙々とする作業がほとんどとなります。
そのため、地道な作業を好まない人はプログラマーに向いていない可能性があります。
プログラミングスキルを身に付けるためにはそもそも、膨大な時間を費やす必要があるため、簡単に身に付けることができません。
プログラミングを学んでいく過程で少し面倒かもしれないと思ってしまう方は、これからコツコツコードを書き続けていくのは難しいでしょう。
さらに、プログラマーになってからでも、わからないことがあれば都度調べて、学んでいく作業も必要となります。
地道な作業を多くなっていくことが多いので、地道が苦手な方は向いていないといえます。
しかし、地道な作業が苦手な方は、忍耐力が足りていない可能性も十分にありますので、徐々に気持ちを鍛錬していけるように毎日少しだけでも作業を進めていくようにしましょう。
自主的に行動できない
自主的に行動できないこともプログラマーに向いていない人の特徴となります。
具体的に自主的に行動できないとは、指示を待ってしまったり、何事もやらされるだけになったりしてしまうことです。
「プログラミングに興味があります」と言うだけで、勉強もしたことがなく、言語についてもあまり詳しくないとなると何も行動しておらず、指示待ち人間と認識されるかもしれません。
自主的な行動をするには自分の頭で考えてある程度の決断力を必要とするので、プログラマーになる上では大切な資質です。
自分は自主的に行動できていない人間だと感じた方は、小さなことでもいいので、何か動き出してみる癖をつけておきましょう。
プログラマーに向いている人かを評価できるサイト
最後にプログラマーに資質を評価できるサイトをご紹介します。
上記3つのサイトではそれぞれのサービスが提供する無料の独自テストを受けることで自分がプログラマーの資質があるかどうかを診断できます。
マナラボ
マナラボは株式会社スマートメディアが運営しているお仕事サイトです。
マナラボ内にあるCABテストを受けることで自分の適切を診断することができます。
CABテストとは、多くのIT企業の新卒採用で利用されるテストのことで、テスト受講者の総合的な能力を測ることを目的としています。
マナラボ内のCABテストは、15個ほどの問題があり手軽に自分を診断することができるので、自分がITエンジニアやプログラマーに向いているか知りたいという方におすすめです。
Geek Job
Geek Jobはグルーヴ・ギア株式会社運営のプログラミングスクールで、サイト内にある適性検査を受けることで自分がプログラマーに向いているかどうかを診断できます。
診断後には、今の自分に必要な能力や自分に何が足りないのかといったことを解説してくれますので、客観的に自分を評価したい方におすすめの診断サイトです。
社会人としてプログラマーで活躍したいという方は気軽にテストを受けてみてはどうでしょうか。
エンジニアリング協会
エンジニアリング協会は、多くの企業が集結して立ち上げた公益法人で、HP内にてエンジニアリングに向いているかどうかの適正検査を受けることができます。
自分の性格がエンジニアとしてどれくらいの資質を持っているかを評価してもらえ、エンジニアが直面したときのシチュエーションなどが問題として出されるため、自分のエンジニアとしての対応力を診断することが可能です。
プログラマーとして食っていきたいという方は、エンジニアとしての力量も重要となってきますので、一度診断してみることをおすすめします。
まとめ:プログラマーに向いている人と向いていない人がいる
プログラマーに向き不向きはあります。
すべからく現在プログラマーとして活動している人の多くは、論理的思考力であったり、仕事を効率化する思考を持っていたりします。
しかし、今回の記事を見て、プログラマーを諦めよう思うのではなく、課題があるということは解決する考え方にするのがおすすめです。
これからプログラマーになりたいと考えている人は、資質を持っていなかったとしても自分の現状を打破できるように取り組むことが望ましいでしょう。