「海外就職を目指すなら、日本語で学ばないほうがいい」グローバルキャリアを実現した英語・IT初心者にインタビュー!
公開日:2024.04.29
更新日:2024.04.29
今回は、Kredo受講後に社内での部署異動を経て、カナダの現地企業への転職を果たした吉村さんにインタビューを行いました。
- Kredoのレッスンの様子を知りたい
- 英語でプログラミングを学ぶメリットを知りたい
- 海外転職の方法を知りたい
- Kredoでの学びが活きる場面を知りたい
という方には必見の記事です。
自己紹介
これまでの経歴やキャリアについて教えてください。
2010年4月に前職の製造業に入社し、13年間務めました。 最初は熊本で工場向けの半導体を作っていましたが、半年後、新たにできた医療機器の部署に異動し、5年間製品の夷坦、立ち上げ、派遣さんのトレーニングといった業務を行っていました。 その後転機がきて、2年半中国に行き、設備系のメンテナンス、部材調達のやり取りを行っていました。 中国語は話せましたが、ここまでの段階で、IT系の仕事の経験も英語力もなかったので、仕事の幅を広げるためにまず本格的に英語を勉強したいなと思っていたところでKredoに出会い、「英語×IT」を学んだ後に、部署異動を通して海外メンバーと仕事をする機会を増やすことができました。
Kredoを卒業されてから、部署異動で海外の人とつながるようになったのですね。
そうですね。部署異動願を出して上手く通ったので、海外とのつながりが深いところで、英語を使いながら仕事をしていました。チームの中にプログラミングができる人がいて、その人に付き、消耗品管理ソフトをさわったり、VBAを使いながらメールの自動送信機能を作ったりもしました。Kredoで学んだことで、プログラミングをすることへの抵抗がなくなり、協力、お手伝いということで、少しですが形になるものはできました。
すごいですね。逆に言うとKredoで学んでいなかったら、お手伝いもできていなかったということになりますか?
そうですね。多分意欲的にはなっていなかったですね。
ありがとうございます。海外の部署でキャリアを積み、その後カナダに行かれたのですか?
はい。私自身が英語圏に行きたいと思っていましたが、前職は中国語を活かした仕事を任されることが多く、せっかく決まったアメリカ出張もお客さんの都合で延期になってしまったため、自分で海外に行ったほうが早いと思い、会社を辞めてカナダに行く決断をしました。社内のシステム開発は外部に任せている部分が多く、Kredoで学んだプログラミングを本格的に活かしてベースを作るという機会を見つけられなかったという理由もあります。
転職活動・キャリア
今の会社はご自身で探されたのですか?エージェントさんを使って紹介してもらったのですか?
今の会社はエージェントは使わず、LinkedInというサイトから応募して内定をもらいました。
すごいですね。履歴書や職務経歴書にKredoで学んだことを書きましたか?
正直、書かなかったですね。 Kredoで学んだスキルを活かした業務はできましたが、強みとしてあげるには少し自信がなかったので、本当は書きたかったのですがここでは書きませんでした。
そうだったのですね。吉村さんは専門学校を卒業されてるんですよね?どのようなことを学びましたか?
はい。半導体やプログラミングについて学ぶ専門学校で、組み込みエンジニアとして、ロボット作りとロボットを動かすための組み込みのコーディングを学びました。Web系の言語は全然わからなかったですね。
カナダ転職は簡単ではないと思うのですが、よく内定をもらいましたね。
現地就職は厳しいみたいですね。カフェや日系の飲食店で働いている人はいますが、カナダの企業で働いている人は周りにもあまりいないですね。
吉村さんはどの辺が評価されたのですか?
私は英語力がすごく弱く、コミュニケーションが難しいところはあるのですが、人柄を気に入っていただけたようで、マネージャーさんから「言葉の壁があって教育などは難しいかもしれないけど、それでも一緒に働きたい。」と言っていただきました。あと、今の会社の工場のメイン装置以外の設備関係は、以前工場に務めていたこともあり、使い方はある程度わかり、すぐに使えるようになるなと思ったので、そこは話をしました。また、海外の人とも上手く仕事をやっていましたということも伝えたので、そのあたりで評価してもらえたのかなと思います。
Kredo受講後に海外との関わりが多い部署に異動し、そこで働かれていたことも評価されたのですか?
はい、口頭で伝えたくらいですので、「そうなんだな。」と思ってもらった程度かと思いますが、評価された1つのポイントではあったと思います。過去の経歴である製造、設備の使用経験というのが今の会社とマッチしているというのと、面接の際に楽しげな面接ができたこと、海外の人としっかりビジネスのコミュニケーションが取れること、あとは人間性を評価してもらえたことが大きかったと感じています。
今後はよりプログラミングを使う業務に携わりたいという感じですか?
そうですね。今IT方面のキャリアに進んでいる理由は、Kredoで学んだことを活かしたいという気持ちが強く、今後の流れとしてもITは絶対必要だと理解できているからです。Kredoの受講が動き出すきっかけ、原点となりました。前職での業務改善の中でプログラミングを意識するということができましたし、少しずつプログラミングの恐怖心をなくせたので、間違いなくKredoで学んだことが今のキャリア、これから向かっていくキャリアの原点になっています。
Kredoの受講(Webデベロップコース)
続いてKredo受講前のことについて伺います。受講前の悩みや受講にいたったきっかけを教えてください。
Kredoを受講した時は、結局部署異動をして3年間務め続けましたが、会社を辞める決断をしだしていた頃でした。 英語を学びたいという気持ちはあったのですが、やりたいことというのが全然見つからず、何をしていけばいいのかが見えないことが悩みでした。同時に手に職をつけたいということも考えていました。何ができるかを考えていた時に、過去に組み込みエンジニアとしてコードを書いた経験があって、頭の中にコードの組み方などが残っていたので、またやり直してみるのもありかなと思うようになり、Kredoの受講を決めました。
受講前は英語力は高いわけではなかったのですよね?
そうですね。英語は全然話せなかったです。
プログラミングに関してもWeb系の言語は初めてと仰ってましたもんね。
はい。Web系はほぼやったことがなかったです。
なるほど。英語もプログラミングもほぼ初心者だったんですね。
そうですね。ほぼ初心者でした。
Kredoはどうやって知ったのですか?
もともと留学をしたいと思っていて、フィリピン留学について調べている時にKredoを見つけました。当時英語の勉強をオンラインでやるという選択肢はまったくなく、現地で学ぶことを考えていました。いろいろ探していく中で、フィリピンが安くてよさそうということがわかったので、フィリピンでの語学留学を検討していました。そしてそのことを会社に相談したのですが、成長して他企業に転職されることを恐れ、留学に反対されてしまいました。これは退職を決意するきっかけになったのですが、このときはまずはオンラインで受けることにしました。
英語は必要だと思っていて、手に職をつけるためにプログラミングも学びたい、なら一緒に学んだ方がいいと思いKredoを選んでいただいたという感じですかね?
そうです。かつ、最初は留学で考えていたので、オンラインではあるものの現地での留学に近い経験ができると思い決めました。
Kredo受講中について伺います。レッスンで印象に残っていることはありますか?
まず、先生がとても丁寧に親身になって教えてくれたので、勉強自体が楽しかったです。 スラングや話し言葉も教えてくれて、すごく身になりました。英語でプログラミングを学ぶというのは自分にマッチしていて、ついていくのが大変と思うことはありましたが、先生が画面にコードなどを見せながら1つ1つ丁寧に説明してくれたので、プログラミングの授業はそこまで難しさを感じませんでした。英語の授業を受けて、カタコトながら英語で質問できるようになっていたので、わからないことは質問をして、1文1文細かく丁寧に教えてもらっていました。 逆に少しマイナスな点は、雨季で天候が悪い時に、たまに電波が途切れることがあったことと、自分の英語レベルの問題もありましたが、先生によってレッスンの進め方が違うことがあり、難しさを感じたことですかね。
グループレッスンでのエピソードがあれば教えてください。
多分自分が1番質問をしていて目立つ生徒だったと思います(笑)
なるほど。たくさん質問されたんですね!授業中にポートフォリオは作りましたか?
はい、Webサイトを作りました。
満足のいくものは作れましたか?
はい。先生から指定されたポートフォリオは作れました。 ただそれをネット上にアップする手段というのが少し難しくて、自分でやれるようになるのが大変でした。
改めて英語でITを学ぶということについてどう思いましたか?
英語で学んだ方がいいと思いました。結局英語で学んでおけば、どの国でも使えるスキルになるかなと。それほど強いものは正直無いんじゃないかなと思います。ずっと日本でやっていくというのであれば日本語で学ぶのもありかもしれませんが、給料をアップさせたいと思って大手企業に入ったり、外資系の企業や海外の企業に入ったりしようと思うと、海外の人とのやりとりの頻度が多いので、そう考えると日本語で学ぶメリットはあまりないと思っています。ITのレベルは日本より海外の方が高いですし、英語を使えれば国の壁を気にしなくてよくなります。
すごく説得力がありますね。実際そうですよね。
政治の動きを見ても、これから日本が良くなっていく未来がつかめず、現実的に日本の最盛期と比較しても確実に通貨の価値が下がり、物価も上昇しています。海外を視野に入れることで、そのような変化にも柔軟に対応できるようになってくるのではないかと思っています。
吉村さんご自身が、Kredo受講後仕事で変わった部分はありますか?
仕事では、すごくシンプルな作業を人が時間をかけてやっている状況を見たときに、プログラミングを使えば単純化できるんじゃないかなというのを考えたり、検索したりする頻度は増えました。Web系というより効率化になってきますが、そういうところでプログラミングを活かせないかなと、そこは考えるようになりました。
現在の仕事と今後の目標
キャリアの変化についてもお伺いします。今どのような仕事をされているのか、また今後の目標を教えてください。
今の会社はサテライトのパナボラアンテナを作っている会社で、そこで電気回路の図面を読み、問題が起こったときにどう対処すればいいのかを考えたり、問題があったときにどこが悪いのかを解析・分析し、1つ1つチェックしたりという作業をやっています。今は生産系の部署に所属しており、ソフトを使う機会が増えているので、ソフトの動作を見て見つけた不備を手直ししてもらうとともに、自分もプログラミングコードを見ながら少しずつ作りを覚えていこうと思っています。会社のソフトのプログラミングに慣れたら、ソフトの部署に移ったり、自分で作ってみたりという挑戦をしたいなと思っています。あと、もう少し暖かい地域に住みたいという憧れもあるので、英語とプログラミングでベースが整ってきたら、将来的にオーストラリアに移り住みたいなと思っています。
最後にKredoの受講を検討している方へのアドバイスをお願いします。
最初は英語での授業に不安があると思いますが、ITレッスンの前に英語のレッスンをたくさん受講して、耳だけでも慣れて、ある程度聞き取りができるようになってからITレッスンを受講したらいいかなと思います。英語でプログラミングを学ぼうと思ってる人はこのことにメリットを感じている人だと思うので、迷っているのであれば挑戦すべきだと思います。
貴重なお話をありがとうございました。