こんにちは!Kredo編集部です。
今回は巷で噂されている「TOEICハイスコアを取れば就活で無双できる」という説について解説していきます。
- これから就活を控えており成功させたい方
- 就活でどんなスキルを身につければいいかわからない方
- TOEICを受験しようか迷っている方
におすすめの記事となっています。
記事のもくじ
ズバリ!TOEICスコアでは就活無双できません
TOEICと就活について検索すると、ハイスコアを取得した人が就活で無双できると書いた記事が多く見つかりますが、実際はどうなのかということについて解説していきます。
実は、TOEICハイスコアを取得すると「就活無双」というのは大きな語弊があります。
TOEICハイスコアと就活成功は「卵が先か鶏が先か」
「TOEICハイスコアを取得したから就活に成功した」のではなく「もともと優秀な人が就活で成功し、実はTOEICもハイスコアを取得していた」という言い方が正しいでしょう。
結論、TOEICは就活においてプラスαのスキルにすぎないというのが現状です。
大前提として、就活でライバルに差をつけるには、TOEICスコアが高いに越したことはありません。
ただ、「TOEICハイスコアを取得したこと」が就活の成功に繋がったという話だけを鵜呑みにしてしまうのは危険です。
TOEIC就活無双論は企業のポジショントーク
TOEIC就活無双論を謳っている記事には、TOEIC公式ページに掲載されているアンケート結果を多く見かけます。
ハイスコアを取得した人やTOEIC受験を推進する企業の立場からだけでなく、就活で採用する企業の人事担当者の立場からのデータも見て、客観的に判断しましょう。
【データあり】TOEICスコアは就活において参考程度の指標
新卒採用で学生の英語資格・検定取得実績をどの程度評価に取り入れていますか?というアンケートでは、募集事項等に特に明示していないがプラス評価すると答えた企業が28%、 募集事項等に特に明示していないが参考にすると答えた企業が53%でした。
「英語教育の改革の推進に関する企業の企業への意識調査と実態調査アンケート マイナビ」より抜粋
この結果より、半数以上の企業では「参考程度」となっているのが分かります
求めているポジションで全く同じような条件の人が候補に残った場合、TOEICのスコアは参考になる場面があるかもしれません。
英語が苦手な人材より、英語が得意な人材を採用するに越したことはないからです。
とはいえ、外資系や楽天などTOEICスコアが足切り条件として指定されている上流企業もあるため、そこを目指すなら、基準値のスコアの取得は必要です。
それでは、実際に就活においてどういうことが内定の決め手になるのでしょうか?
アンケート結果からわかる就活で本当に重要視されること
就活では、企業が求める人材と、応募者がアピールしたいポイントが一致している際に成功しやすいと言えます。
2022年卒の新卒採用活動実施企業における採用担当者のアンケートによると、内定出しの決め手となるものの1位は「人柄」89.9%、2位は「自社への熱意」76.0%、3位は「今後の可能性」67.6%でした。
また、リクルート発行の『就職白書2022』では、企業が採用基準で重視する項目/学生が面接等でアピールする項目の比較が発表されています。
参考: 「採用活動中間調査 就職活動状況調査 データ集 2022年卒 リクルート就職みらい研究所」より抜粋
学生がアピールしていることの上位は「アルバイト経験」「人柄」「所属クラブ・サークル」となっており、企業が求める要素とは「人柄」のみが一致している結果となりました。
経験談を面接でアピールする際には、企業が求めている「自社への熱意」や「今後の可能性」を意識して工夫すると、成功に繋がりやすくなります。
企業が求める項目別に、就活で重視されることをまとめました。
コミュニケーション能力 (人柄)
企業が最も重視する要素の「人柄」をうまくアピールするためには、コミュニケーション能力が不可欠です。
実際に入社したときに、難関なことにどのように向き合って乗り越えられるかイメージできるように伝えましょう。
企業に「人柄」が伝わりやすくなります。
価値観と社風が合うかどうか(自社への熱意)
企業の社風を知ると、担当者が求める「自社への熱意」をアピールできるようになります。
「海外に赴任できる、英語を使用する業務に就けるという謳い文句で入社したものの、実際に入社すると全く英語を仕事に活かせなかった。」
時にこんな話を聞くことがあります。
採用する企業側としても、仕事をする側からしても入社後のミスマッチは避けたいものです。
企業の価値観や社風に合っているかどうかを入社前から判断することは難しいかもしれませんが、現場と人事担当のずれはないかなど事前に調査しておきたいものです。
思考力や頑張り(今後の可能性)
新卒での仕事の場合「今後伸びそうなポテンシャルがあるか」というアピールができれば、選考に有利にはたらきます。
TOEICハイスコアの取得、アルバイト、サークル活動など、努力した結果が直接応募後の仕事に繋がらない場合があります。
大学の専攻と応募する企業の仕事内容が違うこともありえるでしょう。
ただ結果だけを伝えるのではなく伝え方を工夫し、頑張りや伸び代をアピールすることが大切です。
【番外編】語学力はたった7.2%
英語力のみをアピールするのでは、新卒採用活動にはあまり有利になりません。
「採用活動中間調査 就職活動状況調査 データ集 2022年卒 リクルート就職みらい研究所」によると、「語学」と回答した担当者は7.2%でした。
参考: https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2021/07/seminerdata_20210708_01.pdf
どうすればTOEICや英語力を就活に活かせるのか?
TOEICでハイスコアを取得しても、それだけでは一般的な企業では埋もれてしまいます。
他にも似たようなスキルを持っているライバルが選考過程で存在することもあるからです。
とはいえTOEICスコアは工夫によっては就活に活かせるスキルになります。
スキルの掛け算で市場価値を高める
英語以外のスキルを取得した経験など、努力した経験をアピールすることができれば、ライバルと差別化することができます。
英語力だけを重視する企業が少ないことから、就活や社会で通用するには英語だけでは不十分となります。
差別化のためには、 スキルの掛け算で市場価値を高めることが必要です。
プログラミングやマーケティングのスキルを掛け合わせることで市場価値があがり採用担当者の目に止まりやすくなります。
外資系企業・グローバル企業を目指す
外資系や海外就職でキャリアを考える場合には、英語は使えることが前提となっており、必須のスキルとして求められます。
日本の大企業では、TOEICスコアを選考の参考にしている場面も多く見られます。
グローバル企業も増えており就活の選択肢を増やすためにもTOEICスコアはあって損はないでしょう。
また、外資系企業ではTOEICスコアを求める代わりに、独自の試験を受ける必要があったり、面接自体が英語で行われたりすることもあります。
TOEICスコアを活かすためのスキル習得ロードマップ
プログラミングスキルを身につけると、就活の選考で有利になるだけでなく、今後伸びていく業界で仕事ができる面でも成功につながります。
日本では高齢化が進み、これから海外に進出していかなくては企業の生き残りは難しい時代となりました。
グローバル化とIT化が加速している最近は、情報の展開も速くなっているため、英語とITは必須のスキルと言えます。
TOEICでハイスコアを目指す
外資系や海外就職を視野に入れている方にとっては、英語は「できて当たり前」のフィールドとなります。
また、これからは海外の取引先やクライアントとやりとりすることも必須となるでしょう。
TOEICでハイスコアを目指すためには、専用の単語帳や公式問題集を使用して勉強しましょう。
時間管理も大切なので、実際の試験に近い環境で模擬試験を受けてから臨むことがおすすめです。
Progateやドットインストールでプログラミングに触れてみる
プログラミング初心者は、まずProgateやドットインストールなど無料で学べるサイトで、基礎学習することがおすすめです。
HTML,CSS,JavaScript/jQueryなどプログラミングの基礎知識は、サイトを利用して独学することができます。
プログラミングを学んで、実際にWeb制作やWebデザインの仕事が面白いと思った場合、スクールでの実践が近道です。
Kredoオンラインキャンプでさらに実践的なスキルを習得
サイトで基礎知識を習得した後は、スクールでの受講がおすすめです。
独学ではスクールなどで学ぶのと比べて、実践的なスキルが身につくのに時間がかかります。
プロから習うことで、忙しい就活の間でもスキルを効率的に取得できます。
また、就職決定率87%のサポート体制もあり、これから就活にむけて実績を作りたい学生にもおすすめです。