プログラマーとして海外でインターンシップをするためには、どの国へ行くのがいいのか、どんなスキルが必要なのかなどがわからなかったり、不安になったりすることが多いはずです。
結論から言うと、海外でインターンシップをすることは簡単なことではありません。
しかし、間違いなく自身のキャリア形成やスキルアップになることでしょう。
インターネットが普及し、「IoT」(Internet of Things)の時代への移り変わりが加速していく現代において、IT人材は非常に貴重な人材になります。
そこで本記事ではプログラマーとして海外でインターンをすることについて解説します。
記事のもくじ
そもそもプログラマーの海外インターンって?
外国の企業でプログラマーとしてインターンシップをすることは、海外企業での実務経験を積むことができたり、同時に語学の勉強ができたりするため、数多くのメリットがあります。
また、将来日本でプログラマーになるにあたって、アメリカや東南アジア等のIT先進国でのインターンの経験はとても重要な鍵となります。
国内企業でもプログラマーとしてインターンをすることは可能ですが、やはり海外での実務経験は貴重であるため学生時代の就職活動だけではなく、社会人の転職活動の際にも大きな力になります。
すでに日本国内での社会経験がある人は、海外企業の働き方を現地で感じたり、プロジェクトに参加したりすることで、他の社会人と大きな差をつけることができるでしょう。
学生のうちに海外インターンを経験した場合、日本国内での就職でも、インターン経験が大きな差別化となり役立つうえ、海外就職という新たな選択肢にも繋がります。
必要な費用
海外インターンに必要な費用は、渡航先によって日本から現地までの移動費や、家賃などの生活費が大きく異なります。
そのため、インターン先を決めるにあたり現地の物価や期間に応じた生活費などを計算することが重要になります。
必要な経験値
海外インターンをするにあたって英語は必須なスキルです。
プログラミングの経験があるとインターン先を決める際に有利になります。
プログラミング言語は世界共通のため、HTMLやCSSはもちろんC言語やPythonなどのAI開発に必要な言語のスキルがあると、インターン中だけでなく修了後の視野も広くなります。
未経験プログラマーでも大丈夫?
プログラミング初心者が参加可能なインターンを募集している企業は、あまり多くないのが現状です。
多くのインターンシップ募集条件には、学習経験時間や業務経験の記載がされています。
- 語 学 力:Advanced
- 仕事内容:プログラミング
- 応募条件:関連職歴2年以上。専門用語、ビジネス英語のスキル。
- 日本語15%、英語85%
これは、インターンシップの募集条件の一例ですが、関連職歴2年以上とあるように、多くの企業がこのような基準を設けているのが現状です。
未経験でも参加可能なインターンでは、就業前にIT学習プロジェクトなどを設けている場合もあります。
社会人でもプログラマーの海外インターンができる?
もちろん、社会人でもプログラマーとして海外インターンに参加することが可能です。
日本国内で積んだ業務経験を糧に海外で応用することが可能になり、日本国内での再就職や現地での就職の際に武器になるなど、大きな可能性を秘めています。
学生にはないコミュニケーション能力やビジネススキルは社会人でなければ発揮することができないため、インターン先でより貴重な人材になれるのではないでしょうか。
プログラマーに人気の海外インターン先って?
実際に海外でインターンシップをするとなったら、どこの国に行くのがおすすめなのでしょうか。
渡航先を選ぶ際に重要なのは、日本からの渡航距離とコストパフォーマンス、英語が共通語であるという点です。
プログラマーの海外インターン先として、東南アジア諸国が人気です。
また、東南アジア諸国と比べるとハードルは上がりますが、IT産業の聖地ともいわれているアメリカ西海岸のシリコンバレーへのインターンを希望する人も少なくありません。
もちろん、東南アジアに比べて生活にかかるコストが高くなりますが、得られる経験も大きな価値のあるものになるでしょう。
東南アジア諸国
半年以上の長期インターンシップとなると、渡航費や時間など行き来にかかるコストが少ない国が多く選ばれます。
また、長い間生活するとなると現地での生活費や家賃などが安い方が、自身の負担の軽減にもなります。
さらに、英語が使えるかどうかということも重要な選択条件です。
語学留学も兼ねているならなおさら英語そのものの学習環境が整っている場所を選ぶべきだと言えます。
これらの条件でインターン先を探した際に、多くの人に選ばれるのはフィリピンやシンガポールなどの東南アジア諸国です。
これらの国はIT人材の育成に力を入れているということもあり、人材育成の学習プログラムが充実しているため、未経験者でも渡航しやすい国だと言えます。
アメリカ
業務内容は働く企業によって違いますが、エンジニアという職業の需要が高まっているため、アメリカではインターンシップが盛んにおこなわれています。
また、日系企業も多く進出しているため英語のスキルが十分でなくても、プログラミングなどのITスキルで評価されればインターンシップとして働くこともできます。
IT人材の需要が高まっている分、専門知識の方が重視されることも少なくありません。
アメリカでは、日本のように終身雇用制度ではないため、転職することが珍しくなく人材の流動性がとても高いです。
そのため、企業側は空いた枠を埋め、即戦力として働くことのできる人材を探しています。
なので、アメリカの学生のほとんどが就職前にインターンシップを経験しています。
企業側もインターンシップに対して積極的なので、日本の学生であっても世界共通のプログラミングスキルを磨くことで評価されることが期待できます。
ヨーロッパ
ヨーロッパもアメリカと同様に人気なインターン先の1つです。
中でも、ドイツはIT先進国であるうえに、英語が日常的に使われているため、語学留学にもなります。
ヨーロッパでのインターンシップは、海外経験や実務経験になることはもちろんのこと、その他のメリットも多くあります。
就労ビザを取ってしまえば、国境間の行き来が自由なため休暇中の旅行や、ドイツ以外の国での実務経験を積みたい場合でも自由に行動できることが、大きな魅力です。
また、日本に比べて休暇を非常に取りやすいです。
インターン以外でも魅力がたくさんあるのが、ヨーロッパが人気な理由の一つです。
プログラマーとして海外インターンをするメリット
プログラマーとして海外へインターンをする場合、多くの時間とお金がかかるうえに、わからないことも多く不安を多く抱えると思いますが、とても貴重な経験となることも事実です。
具体的にどのようなメリットがあるかを把握することで、海外でのインターンに対する不安もなくなり自分の成長への期待が高まることでしょう。
最先端のトレンドに触れられる
IT先進国でのインターンシップを通して、最先端のITのトレンドや、技術などに触れられることは、将来プログラマーとして働く場合間違いなく良い刺激になるでしょう。
プログラマーとして、幅広い分野でグローバルに活躍するためにはトレンドの把握は欠かせません。
海外でのインターンの経験は間違いなく独り立ちする際に役に立つでしょう。
他国の文化に触れ、学びを深められる
インターンシップを通して得られるものは、実務経験だけではありません。
一緒に仕事をする仲間との交流や休暇中の旅行などを通して、日本では感じることのできない様々な文化を体験することができます。
前述したとおり、ヨーロッパへのインターンシップでは国境間の移動が自由かつ休暇の取りやすい風土であるため、充実した期間を過ごすことができるでしょう。
海外就職の大きな近道となる
現地の企業での実務経験は、自身のスキルをその企業にアピールできる大きなチャンスでもあります。
現地で作った人脈を通して将来の就職先が決まる可能性もあるため、海外で就職したい人はもちろんのこと、そうでない人にとっても人生を変えるきっかけになりえるでしょう。
また、最初は帰国後日本で働くためにインターンをした場合でも、現地に赴くことで感じられる風土や環境によって自分の想いが変わるかもしれません。
自身のキャリア形成に数えきれない選択肢をもたらしてくれるのが、海外インターンシップです。
プログラマーとして海外インターンをするデメリット
いくら海外インターンシップにメリットが多いと言っても、気になるのはそのデメリットですよね。
もちろん現地での生活の不便さは、インターン先によって異なるのですが、初めは日本と違う生活環境と就労環境は心身ともに大きなストレスとなるでしょう。
自分の夢をかなえるために海外インターンシップをするにあたって気をつけなければならない点も理解しておきましょう。
大きな出費となる
まずはじめに、大きなコストがかかるということがあげられます。
現地での生活費、家賃などの金銭面は、不安とともに大きなリスクとなります。
長期インターンともなると給与を得られることもありますが、出費を投資として経験を積む場合がほとんどです。
しかしながら、それらの経験は日本で経験することができないことがほとんどであるため、投資をする価値は十分にあると言えるでしょう。
日本での就活に影響が出る
大学生のうちに海外へインターンシップをする場合、特別な場合を除き休学を余儀なくされる場合がほとんどです。
また、社会人の場合にも、休職や転職を前提として退職を選択することが多いです。
そのため、長期で渡航する場合は、帰国後のスケジュールやキャリア形成について、プランをよく練る必要があると言えるでしょう。
就労ビザの取得が大変
海外で働くにあたって、大きな関門となるのが就労ビザの取得です。
東南アジアの場合、取得が容易な国もありますが、共通言語が異なることがネックとなり苦労することもあります。
また、アメリカの場合は英語の会話において不自由ないスキルが必須条件となっています。
現地で働くとなった際に、問題なく働くことができるレベルを求められるため、とても高いハードルとはなりますが、挑戦してみる価値はあるでしょう。
一方で、ヨーロッパの就労ビザの取得は比較的容易だとされています。
また、一度取得してしまえば一国に限らず様々な国で働くことができるため、自身のキャリアに多くの選択肢を与えるきっかけになるでしょう。
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なぜKredoがおすすめなのか?
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プログラミング初心者にとって一番の大敵は挫折です。
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まとめ:海外インターンを通して、グローバルなプログラマーを目指そう
海外へのインターンシップは、プログラマーとして活躍するうえで大きな経験値になることは間違いないでしょう。
費用や時間のコストがかかるうえに、海外での生活が必要ともなると初心者にとってはとてもハードルの高いことだと感じるかもしれません。
グローバルに活躍するプログラマーになるためにも、メリットやデメリットをよく理解することで、海外インターンシップへのハードルが下がることでしょう。