ITエンジニアは現在超売り手市場で、プログラミングスキルは今後も高収入を狙っていける最強スキルです。
▼2020年時点で技術系(IT・通信)求人倍率は6.64倍
しかしプログラミングの学び方を間違えると、プログラミング習得の挫折やレベルの低下につながりかねません。
本記事では、これからプログラミングを学ぶMacユーザーが最短でエンジニアになれるよう、Macならではの強みや注意点などを紹介します。
Macでのプログラミング設定も解説するので、爆速で稼げるエンジニアになりたいMacユーザーはぜひ最後まで読んでみてくださいね!
記事のもくじ
MacとWinの違いとは?プログラミング入門への影響を解説
そもそも、MacでのプログラミングはWinと比較するとどんな特徴があるのでしょうか?
- エディタが違う
- 親和性の高いプログラミング言語が違う
- MacはiOSとの親和性が高い
詳しく見ていきましょう!
エディタが違う
エディタとはテキストエディタのことで、プログラムのコードを書くのに欠かせないソフトウェアです。
MacとWinでは対応エディタが異なり、Winには『メモ帳』、Macには『mi(エムアイ)』というエディタがあります。
原稿の作成からコーディングまで、何にでも使える『メモ帳』をMacに搭載しようと生まれたのが『mi』です。
最近ではWin・Macの両方に対応している『Visual Studio Code』というエディタソフトも登場しており、OS間の溝を埋める役割を果たしてくれています。
親和性の高いプログラミング言語が違う
プログラミング言語には、OSによって相性が良いものと良くないものがあります。
Macと相性が良いのはAppleが開発したプログラミング言語で、『Swift』が有名です。
一方ゲームエンジンによく使われる『C#』はWinと相性が良く、Macとはあまり相性が良くないと言われています。
AppleでC#を使う際はエラーが頻発する可能性があることを覚えておきましょう。
MacはiOSとの親和性が高い
MacはApple製品との相性が良いので、iOSとの相性も抜群です。
MacはC#を使ったゲーム作成が苦手な一方、iPhoneやiPadのアプリはMacにしか作れません。
Apple製品のサービス作成に特化しているのがMacの大きな特徴と言えます。
Macでプログラミングを始める2つのメリット
Macでプログラミングを始めることには以下2つのメリットがあります。
- Macユーザーが増えているので将来性が高い
- 国内スマホユーザーの7割にサービス提供できる
詳しく見ていきましょう!
Macユーザーが増えているので将来性が高い
OSシェアはWindowsが大半を占めていますが、実はMacのシェア率もじわじわ上がってきています。
マイナビニュースが運営するテックメディア『Tech+』によると、2019年12月は11.1%だったMacシェアが2020年12月には17.10%に上昇しました。
▼2019年12月のOSシェア(オレンジがMac)
(データ引用:TECH+)
▼2020年12月のOSシェア(オレンジがMac)
(データ引用:TECH+)
事務系職種ではWindowsがまだまだ人気ですが、プライベートではMacを使いたいという人も多く、Mac向けのエンターテイメントアプリには大きな将来性が見込めます。
国内スマホユーザーの6割以上にサービス提供できる
iOS向けのアプリが作れるのがMacの強みですが、日本国内ではスマホユーザーの6割以上がAppleを使用しています。
▼2021年1月時点での国内スマホシェア(青がApple)
(データ引用:statcounter)
このシェア率は世界の中でも飛び抜けており、iOS向けアプリの市場が大きいのは日本ならではのメリットです。
iPhoneやiPadなどのアプリが作れるようになれば、稼げるエンジニアになれます。
Macユーザーに最適なプログラミング言語
Macで学ぶプログラミング言語は、以下2点を基準に選べば間違いありません。
- 人気かつOSに依存しないプログラミング言語
- iOSのプログラミングなら『Swift』も要チェック
ただし、稼げるエンジニアになるにはプログラミングだけではなく+αのスキルが必要です。
【注意点】稼げるエンジニアになるには+αのスキルが必要
現在ITエンジニアは売り手市場で、2020年時点で技術系(IT・通信)の求人倍率は6.64倍に上っています。
(引用:doda)※オレンジが技術系(IT・通信)
しかし、その分プログラミングスクールも増加しており、未経験エンジニアの競争が激しくなっているのも事実です。
▼プログラミング教室数推移
(引用:CNET Japan)
そのため企業側が未経験エンジニアを見る目も厳しくなっており、1人でサービス開発できるだけのプログラミングスキルがあることはもちろん、+αのスキルがなければ周りと差別化することが難しくなっているのです。
特に重視されているのが英語力で、メルカリでは新卒採用の9割に外国人エンジニアを採用するなど、国内企業でも英語力があることはマストになりつつあります(参考:ダイヤモンドオンライン)。
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企業から引っ張りだこの稼げるエンジニアになりたい方は、『Kredo オンラインキャンプ』のカリキュラムをチェックしてみましょう!
人気かつOSに依存しないプログラミング言語
Macでプログラミングをするなら、OSに依存せず、かつ人気の高いプログラミング言語を選べば間違いありません。
▼世界の人気プログラミング言語
(引用:GitHub)
上記のランキングで見ると、JavaScript、Python、Javaなどは世界的人気が高い上、Macでも問題なく使えるプログラミング言語です。
動きのあるWebサイトやアプリの作成に利用される。フロントエンドエンジニアになれる。
データ分析やAI開発などに利用される。データサイエンティストやAIエンジニアになれる。
Web開発やシステム開発など汎用性が高い。Androidアプリ開発もできる。
これらのプログラミング言語を選べばMacでも問題なく使える上、エンジニアとしての将来性も期待できます。
iOSのプログラミングなら『Swift』も要チェック
Macでプログラミングをするなら、MacOS専用のプログラミング言語『Swift』は外せません。
SwiftはApple独自のプログラミング言語で、MacOS、iOS、Xcodeと高い親和性を持っています。
初心者でも記述しやすいのが特徴で、動作をチェックしながらコーディングを進めることが可能です。
Appleのサポートも充実しているので、プログラミング初心者のMacユーザーにはうってつけと言えます。
Macのプログラミング入門に必要な設定手順
ではいよいよMacでプログラミングを始めていきましょう!
まずはMacのプログラミング環境を整えるために『Xcode』をインストールする必要があります。
アプリの分析や配信が行える『Apple Developer Program』にも登録しておきましょう。
1. Xcodeをインストールする
Macでのプログラミングにまず必要なのが、『Xcode(エックスコード)』という統合開発環境(IDE)のインストールです。
Xcodeは以下の機能が1つになったソフトウェアで、App Storeからインストールできます。
- テキストエディタ
- テキストをコンピュータに読み込ませるコンパイラ
- テキストの機能をチェックするデバッガ
Apple純正のIDEであり、プログラミング入門者からプロフェッショナルまで愛用しています。
Xcode専用のガイドブックや、ネット上の多くの情報が利用できるので、トラブルシューティングもスムーズです。
2. Apple Developer Programを確認しておく
開発したアプリはApp Storeで公開しなければダウンロードしてもらえませんが、そのためには『Apple Developer Program』への登録が必要になります。
Apple Developer Programではアプリ公開のほか、アプリの分析機能やテストツールといったサポートが充実しています。
iPhone、iPad、Apple Watch、Mac用のアプリ開発ができるようになるので、ぜひ確認しておきましょう。
まとめ:Macでのプログラミングは最先端のスキルを身につけられる
Macにプログラミングは向いていないと言われることもありますが、実際は上手く使えば時代の最先端を行くスキルを身につけられる優れたOSです。
XcodeにSwift、そしてApple独自のエンジニア支援サービスやサポートなど、Winにはない手厚いサービスを受けることもできます。
せっかくのMacを最大限に活用し、自由に創造力を発揮していきましょう。