こんにちは!Kredo編集部です。
最近ITの重要性が知られてきた中で、プログラマーに転職したいと考えている人も増えてきているように思います。
しかし未経験の場合、転職できるのか不安ですよね。
結論から言うと未経験でもプログラマーにはなれるのですが、条件があります。
そこで今回は、
- 未経験でプログラマーになる場合知っておくべきこと
- 未経験でプログラマーになる方法
- 未経験でプログラマーに転職する際に失敗しないコツ
という3つをご紹介します。
記事のもくじ
未経験でプログラマーに転職する前に知っておくべきこと
未経験者の場合28歳前後が分かれ目
これはどの業界にも言えることですが、年齢が若い方が転職しやすいです。
特に未経験での転職となると企業は育てる必要があるので、年齢が上がるにつれて雇ってもらいにくくなるでしょう。
28歳前後が分かれ目と言われており、この年齢より上の方はスクールに通うなどしてスキルを身につけてからで無いと厳しいかもしれません。
年齢が若い方であればプログラマーとして、伸び代があると思ってもらえれば転職可能です。
伸び代があると思われるためには、以下のポイントが重要です。
- プログラミングを楽しんでできる
- 自発的に学習できる
- ポートフォリオがある
結局楽しくないと、いくら需要があるスキルであっても続きません。
ITの分野は変化が激しいので、常に勉強する必要があります。
勉強を「楽しい」と思えるかどうかが重要です。
楽しいと感じられた場合、休日でも自主的に学習できますし、ポートフォリオの制作も苦に感じずできるのではないでしょうか。
ポートフォリオとは自分の作品集のことで、これを見て企業はあなたのスキルを判断します。
未経験OKの企業でもこの提出を必須条件にしているところもありますので、準備しておいて損はありません。
ある程度学習を進めたらポートフォリオを作っていきましょう。
SIer企業とWeb系企業は別物
IT企業の中には、Sler企業とweb系企業があります。
SIerは、「L」ではなく大文字の「i」ですので間違えないようにしましょう。
読み方は「エスアイアー」です。
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- B to B
- 受託開発
- 年功序列
- 年齢層高め
- 客先常駐
- スーツ・黒髪
- 大規模な開発に携われる
- SESの派遣先はSIerの場合が多い
- Java、C、COBOLなどの古い言語が多い
SES(委託契約)とは、自分の会社ではなくお客さんの会社に行って派遣のように働く契約のことです。
SIerは、他の企業からの要望にしたがって、システムの設計開発、運用などをする会社のことです。
顧客から要望を受けて作るので、納期が決まっておりきっちりとしたスケジュールで動く必要があります。
SIerは一つの仕事を色々な会社や、チームとやるのでスキルが身につきにくいかもしれません。
日本の昔のしきたりが残っている会社が多く、スーツ勤務や残業が多いといった特徴があります。
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- B to C
- 自社開発
- 新しい会社が多い
- 新しい働き方を実践している会社も多い
- 年齢層が若い
- オープンな雰囲気
- 全てを自社で決める
Web系企業はベンチャーなどの新しい会社が多く、働き方も新しい場合が多いです。
また、受託開発ではなく自社開発なので、全ての決定を自社でします。
「何を、どう作るか」から実装まで全てを自社で行います。
その分大変なこともありますが、お客様(他の企業)の要望通りに作る訳ではないので、比較的柔軟なスケジュールで動くことができます。
また、Web系企業はお客さんからサービスの利用料をもらって収益を上げているので、開発者が社内にいるのが特徴です。
「未経験」というのは「実務経験が無い」ということ
「未経験」というのを、「実務経験がない」という意味で使っている企業が多くあります。
求人を見ると分かると思いますが、未経験OKと書いていても応募資格に「言語を習得していること」や、「言語を使った開発経験があること」を挙げている企業も多いです。
つまり「未経験OK」の企業でも、多くの場合自分で学習する必要があるということです。
また、未経験OKとは言え、何も勉強しない状態で面接に行くと、やる気がないと見なされてしまうかもしれません。
今であれば無料で学習できるサイトやアプリもたくさんありますので、少しでも学習を進めると良いでしょう。
未経験でプログラマーに転職するための3ステップ
目標・キャリア設定を行う
まずは、目標・キャリア設定を行いましょう。
プログラマーになるまでの道はそう平坦ではないかもしれません。
諦めそうになった時に、自分の理想がしっかりとイメージできているとモチベーションに繋がります。
・企業で数年働いてからフリーランスになって旅をしながら稼ぎたい
・プログラミングの知識を使って自分の欲しいアプリを作りたい
・とにかく今よりいい給料を稼ぎたい
など。
誰かに見せる訳ではないので、綺麗な目標でなくて大丈夫です。
自分の気持ちが高まる目標を決めましょう。
プログラミングを学習する
目標が決まったら、プログラミングの学習を開始しましょう。
先ほどご紹介したように、多くの場合求人にある「未経験OK」というのは「実務経験がなくてもOK」ということですので、自分で勉強できる範囲の基礎の部分は学習する必要があります。
中には「完全に何も知らない状態からでも育ててくれる」という良心的な企業もあるかもしれませんが、そのような企業を見つけるのは難しいでしょう。
企業を見つける努力よりも、プログラミングを少しでも身につける努力をしましょう。
事前に勉強しないと、「会社に入ってからも自分で勉強しない人」というような印象を与えてしまうので、自主的に学習する人という印象を与えるためにも、プログラミングの学習は必須です。
なんの言語から始めたらいいか分からないという方は、HTML・CSSから始めるといいでしょう。
厳密にはプログラミング言語ではないのですが、どの言語を学ぶにしても知っておいて損はないです。
HTML・CSSを一通り勉強したら、ポートフォリオを作ってみましょう。
動きをつけたければJavaScript(jQuery)も勉強してみましょう。
転職エージェントを使う
3ヶ月ほど学習して自分のポートフォリオができたら、転職エージェントを使って未経験OKの企業を探しましょう。
すぐに絞り込めないと思うので、企業を選ぶ作業はプログラミングを学習しながら同時進行でも構いません。
絞り込む際は、「実際に開発経験を積める環境か」というのはチェックしましょう。
中にはバグを見つけるだけや、テスト要員として入れられる場合もあります。 こんなはずじゃなかったとならないように、しっかりと見極めるようにしましょう
とはいえ、未経験だとそこまで選んでもいられないのも事実です。
良さそうな企業が見つかったら積極的に応募しましょう。
未経験でプログラマーに転職する際に失敗しないコツ
Web系の会社を選ぶ
プログラマーとして新しい技術を学びたい方、リモートの働き方をしたい方などはWEB系の会社を選びましょう。
SIerの会社は未経験でも入りやすいのですが、残業が多かったりスーツを強制されたりと昔ながらのしきたりが残っている会社が多いです。
また、言語も昔ながらの言語しか学ぶことができないので、新しい言語を学びたいという方には向きません。
SIerの会社でリモートの働き方をできる会社はあまりないので、自由度を求める方にも向かないでしょう。
プログラマーについてしっかり理解しておく
先ほど紹介したSIerとWeb業界の違いをしっかりと理解した上で、プログラマーについてもしっかり理解しておきましょう。
プログラマーと一言で言っても、「何系のプログラマーになりたいか」によっても必要になる言語が変わってきます。
プログラマーの種類は数多くあり紹介しきれないのですが、代表的なものを紹介します。
<WEB系> ショッピングサイトなどのインターネットブラウザ上で情報をやり取りするプログラム開発。
<組込み制御系> 家電や工業用ロボットなどの機械を動かすためのプログラム開発。
<ゲーム> オンラインやスマートフォン上で動くゲームソフトのプログラム開発。
<オープン系> ネットワークでWeb関連のシステムを開発し、サーバーのシステムを構築する
<パッケージソフト> ウィルスセキュリティソフトなどの、パソコンにインストールして実行するプログラム開発。
<汎用系> クレジットカード、金融関係や企業の基幹システム(メインフレーム)に用いられるシステムのプログラム開発
<通信系> ルーターやモデムといったネットワーク機器をはじめとした通信に特化したシステムのプログラム開発
どのプログラマーになるかによって業務内容も、使う言語も変わってきます。
自分が何をしたいのかしっかりと決めた上で、プログラマーに転職しましょう。
面接で自分のポートフォリオを見せる
面接の際はポートフォリオを持っていきましょう。
ポートフォリオというのは自分の作品集のことです。
「やる気はあります!」といくらアピールしたところで、実際のスキルは見えません。
ポートフォリオの提出を必須にしている企業もあります。
基礎をProgateなどで学習したら、実際になにか作ってみることをお勧めします。
Progateでいくらレベル上げを頑張っても、実践的な力は身につきません。
プログラミングはコードを書いた分だけ力がつきます。
自分の作りたいものをイメージして作ってみましょう。
何を作ればいいのか分からないという方は、理想のサイトの模写から始めてみると良いでしょう。
模写というのはサイトをみて、自分なりにコードを考えて同じようなサイトを作るというものです。
模写には「無料ホームページテンプレート.com」 というサイトはオススメです。
写真も使うことができますし、商業利用可能なので作ったサイトはそのままポートフォリオに載せることができます。
WebアプリやWebサイトなど、わからないところは検索しながら一つでも作り上げてみましょう。
まとめ:未経験でプログラマーになることは可能
未経験でもプログラマーになることは可能です。
しかし、完全に何も知らない状態で面接に行くと採用される可能性は低くなります。
自分で学習をできるサイトや本はたくさんあるので、自分で基礎の部分は学習するようにしましょう。
特に、Progateは初心者にはおすすめです。
無料でもプログラミングの雰囲気を知ることはできますので、向き不向きを確かめるためにも学習を始めましょう。
Progateで基礎を学んだ後は、ポートフォリオを作り出すと良いでしょう。
基礎の部分を作ったら動きを足したい部分が出てくると思います。
動きはJavascript(jQuery)を使って足していきましょう。
また、スキルを高めるためには模写も効果的です。
とにかくコードを書くことで慣れてくことができるので、少しずつでも学習をしていきましょう。