こんにちは、Kredo Blog編集部です!
英語スキルは、それだけで仕事にするより、ITや会計、マーケティングなどの専門スキルと掛け合わせることで、就ける仕事と収入の選択肢が広がります。
この記事では、英語スキルを活かせる仕事を、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に掲載されている年収の目安とあわせて一覧にしました。
あわせて、英語と相性のいい資格や、掛け合わせたいスキル、転職で英語スキルを伝える方法も紹介します。
この記事でわかること
- 英語スキルを活かせる仕事17職種と年収の目安
- 英語だけでは仕事になりにくい理由
- 英語と相性のいい資格
- 英語と掛け合わせたい6つのスキル
- 英語スキルを転職で伝える方法と、英語力別の身につけ方
英語スキルを活かせる仕事一覧(年収の目安つき)

英語を使う仕事は、通訳・翻訳のように英語そのものが仕事になるものから、英語を道具として使う専門職までさまざまです。主な職種を、job tagに掲載されている年収の目安とあわせてまとめました。
| 職種 | 英語の主な使い方 | 掛け合わせたいスキル | 年収の目安(全国) |
|---|---|---|---|
| 翻訳者 | 文書・資料の翻訳 | 専門分野の知識(IT・医療・法律など) | 673.2万円 |
| 通訳者 | 会議や商談の通訳 | 業界知識、瞬時に話す力 | 583.3万円 |
| 通訳ガイド | 外国人旅行者の案内 | 日本の歴史・文化・地理の知識 | 402.7万円 |
| ツアーコンダクター | 海外ツアーの案内・手配 | 旅行業の知識、調整力 | 402.7万円 |
| 客室乗務員 | 機内での案内・接客 | 接客、保安の知識 | 572.5万円 |
| パイロット | 管制との交信など | 操縦の資格・技能 | 1,631.8万円 |
| ホテルのフロント | 外国人宿泊客の対応 | 接客、予約管理 | 362.4万円 |
| 通関士 | 輸出入書類の確認 | 貿易・関税の知識 | 583.3万円 |
| 貿易事務 | 海外とのメール・書類作成 | 貿易実務、事務処理 | 525.1万円 |
| 商社営業 | 海外取引先との商談 | 営業力、商品知識 | 660.7万円 |
| 秘書 | 海外とのやり取りやスケジュール調整 | 事務処理、調整力 | 591.6万円 |
| 中学校教員 | 英語の授業 | 教員免許、教える力 | 735.2万円 |
| 高等学校教員 | 英語の授業 | 教員免許、教える力 | 666.1万円 |
| 入国審査官 | 外国人の入国審査 | 公務員としての知識 | 528.7万円 |
| 外交官(外務公務員) | 外国政府との交渉・調整 | 語学、国際関係の知識 | 528.7万円 |
| システムエンジニア(Webサービス開発) | 英語の技術資料、海外チームとのやり取り | プログラミング、設計 | 578.5万円 |
| Webマーケティング | 海外向けの広告・SNS運用 | データ分析、広告運用 | 736.8万円 |
年収の目安は、job tagに掲載されている「令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成」された全国の数値です(2026年10月時点)。job tagの数値は近い職業をまとめた分類ごとの値で、英語を使う人だけの平均ではありません。たとえば外交官や入国審査官は公務員の分類の値が使われているなど、職業ごとの実態とは差がある点に注意してください。
英語を使う仕事は大きく3タイプ
| タイプ | 例 | 英語の役割 |
|---|---|---|
| 英語そのものが仕事 | 翻訳者、通訳者、英語教員 | 英語力が仕事の中心。高い精度が求められる |
| 英語で接客・案内する | ホテルのフロント、客室乗務員、ツアーコンダクター | 外国人のお客さまとのコミュニケーション |
| 英語を道具に専門業務をする | エンジニア、マーケター、貿易事務、商社営業 | 資料を読む・メールを書く・会議で話す |
自分がどのタイプで働きたいかを決めると、身につけるべき英語のレベルや、掛け合わせるスキルが見えてきます。英語を「使う」側の仕事は、英語力が完璧でなくても、専門スキルがあれば始められる場合があります。
「英語を使う高収入の仕事」を見るときの注意
一覧ではパイロットの年収が高く見えますが、操縦の資格と長い訓練が前提の仕事です。英語を使う仕事で収入が高くなりやすいのは、英語とは別の専門性や資格がある仕事だということが、表からも読み取れます。
英語スキルだけでは仕事になりにくい理由

日本語が話せるだけで就ける仕事が少ないのと同じように、「英語が話せる」だけで任される仕事は多くありません。会社が英語力を求めるときは、多くの場合、ほかの業務スキルとセットで考えています。
求人の「英語力」は条件の一つ
英語を使う仕事の求人では、TOEICのスコアなどで英語力の目安を示したうえで、営業・マーケティング・開発などの実務経験もあわせて求める例が多く見られます。英語は入口の条件、評価の中心は専門スキルと考えると、何を身につければよいかが見えやすくなります。
必要な英語力は「使う場面」で決まる
同じ「英語を使う仕事」でも、メールを読み書きできればよい仕事と、会議で議論できる力が必要な仕事では、求められるレベルが違います。読む・書く・聞く・話すのどれを、どのくらい使うのかを求人票や面接で確認しておくと、準備の優先順位をつけやすくなります。
掛け合わせると希少性が上がる
英語ができる人、ITに詳しい人、会計に詳しい人は、それぞれ一定数います。しかし「英語ができて、ITにも詳しい」人となると、ぐっと数が少なくなります。複数のスキルを掛け合わせることで、ほかの人と比べられにくい立場をつくれるのが、スキルの掛け算の考え方です。
AI翻訳がある時代でも英語スキルは必要?
AI翻訳の精度が上がり、メールや資料の下訳はAIに任せられる場面が増えています。それでも、相手との会話や交渉、翻訳結果が正しいかを判断する場面では、英語を理解できる人が必要です。AIを道具として使いこなしながら、最後の確認や対話を担える英語スキルは、これからも価値を持ち続けると考えられます。
英語と相性のいい資格

英語力を客観的に示す資格と、英語と組み合わせて評価されやすい専門資格を分けて考えると、選びやすくなります。
| 資格 | 種類 | 相性のいい仕事 |
|---|---|---|
| TOEIC Listening & Reading | 英語力の証明(ビジネス英語) | 一般企業の英語を使う仕事全般 |
| 実用英語技能検定(英検) | 英語力の証明(4技能) | 教育、一般企業 |
| 全国通訳案内士 | 国家資格 | 通訳ガイド |
| 通関士 | 国家資格 | 通関業務、貿易関連の仕事 |
| 教員免許(中学校・高等学校の外国語) | 免許 | 学校の英語教員 |
| 基本情報技術者試験 | 国家試験(IT) | ITエンジニア、IT企業の仕事 |
| 日商簿記検定 | 会計の知識の証明 | 経理・財務、外資系企業の管理部門 |
英語力を示す資格の選び方
一般企業への転職では、TOEIC Listening & Readingのスコアを英語力の目安として記載する求人がよく見られます。一方、話す・書く力も含めて示したいときは、4技能を測る英検なども選択肢になります。学校の英語教員を目指すなら、資格試験に加えて教員免許が必要です。
専門資格は英語と組み合わせて生きる
通関士や全国通訳案内士は国家資格で、取得までに専門知識の学習が必要です。基本情報技術者試験や日商簿記検定は、ITや会計の基礎知識を示すのに使われます。どれも英語と組み合わせることで、海外とのやり取りがある職場で評価されやすくなります。
資格は「何に使うか」から選ぶ
資格を取ること自体が目的になると、仕事につながりにくくなります。目指す仕事の求人を見て、よく求められている資格から優先して取るのが効率的です。英語力の証明はTOEICや英検、専門性の証明は国家資格や検定、と役割を分けて考えましょう。
英語と掛け合わせたい6つのスキル

英語と組み合わせやすく、仕事の選択肢が広がりやすいスキルを6つ紹介します。
英語×IT・プログラミング
ITの技術情報は英語で発信されることが多く、英語が読めるエンジニアは新しい情報を早く取り入れやすくなります。海外の開発チームと日本の会社の間に立つ「ブリッジSE」のように、英語とITの両方が求められる仕事もあります。
英語×AI活用
生成AIの登場で、AIを使って業務を効率化できる人材への関心が高まっています。AIツールや関連する情報は英語のものも多いため、英語とAIの両方を使える人は、職種を問わず活躍の場を広げやすくなります。社会人がAIスキルを身につける流れは、社会人がAIスキルでキャリアアップする方法|未経験からの5ステップで紹介しています。
英語×マーケティング
海外向けの商品販売やインバウンド集客では、英語で広告文やSNSの投稿をつくれる人が求められます。データを見て改善できるWebマーケティングのスキルがあると、さらに選択肢が広がります。
英語×会計・法務などの専門知識
外資系企業や海外に拠点を持つ会社では、英語で会計や契約の書類を扱う場面があります。簿記や法律の知識と英語を組み合わせると、管理部門での専門職として評価されやすくなります。
英語×営業・接客
海外の取引先や外国人のお客さまと信頼関係をつくれる人は、営業や接客の現場で頼りにされます。完璧な英語より、相手の話を聞き取り、必要なことを確実に伝える力が大切です。今の営業や接客の経験に英語を足すだけで、海外営業やインバウンド対応など、応募できる仕事が増えます。
英語×教育・観光
英語を教える仕事や、外国人旅行者を案内する仕事では、英語力に加えて「わかりやすく伝える力」や「日本の文化・歴史の知識」が欠かせません。好きなことと英語を結びつけやすい分野です。
今の仕事から考える掛け合わせの例
| 今の仕事・経験 | 英語と掛け合わせた先の例 |
|---|---|
| 営業 | 海外営業、商社、外資系企業の営業 |
| 事務・経理 | 貿易事務、外資系企業の経理・総務 |
| 接客・販売 | ホテル、空港、インバウンド対応の店舗 |
| IT・Web | ブリッジSE、海外向けWebサービスの開発・運用 |
| 教育 | 英語講師、子ども向け英語教育 |
ゼロから新しいスキルを身につけるより、今の経験に英語を足すほうが早く仕事につながる場合も多くあります。まずは今の経験を生かせる方向から考えてみましょう。
英語を使う仕事で高収入を目指すときの考え方

「英語を使う仕事で高収入を得たい」と考えるなら、次の3つの視点で仕事を選ぶと現実的です。
- 専門性の高い職種を選ぶ(資格や経験が必要なほど、収入は上がりやすい傾向)
- 英語を使う場面が多い業界・企業を選ぶ(海外取引の多い企業など)
- 経験年数を重ねる(平均は若手からベテランまで含めた数値)
job tagの年収は、さまざまな年齢・経験の人を含めた平均の目安です。同じ職種でも、企業の規模や地域、経験年数によって収入は大きく変わります。英語力をさらに収入につなげる具体的な道筋は、英語で年収1000万は目指せる?外資系・エンジニアの年収と転職の進め方で詳しく解説しています。
収入につなげるために意識したいこと
英語を使う仕事で収入を上げるには、英語を使って「成果」を出した経験を語れるようにしておくことが大切です。海外との取引をまとめた、英語の資料をもとに改善を提案した、といった具体的な経験は、転職でも昇進でも評価につながりやすいものです。英語の点数を上げることと同じくらい、英語を使う仕事の経験を増やすことを意識しましょう。
英語スキルを転職でアピールする方法

英語スキルを転職で生かすには、「どのくらいできるか」と「仕事で何に使ったか」をセットで伝えることが大切です。
職務経歴書で伝えるポイント
- TOEICや英検などのスコア・級と取得年
- 英語を使った業務(例:海外取引先とのメール、英文資料の作成)
- 英語を使って出した成果(例:海外の問い合わせ対応を担当した件数など)
- 英語以外の専門スキルとの組み合わせ
面接では英語での質問に備える
英語を使う仕事の面接では、自己紹介や志望動機を英語で求められることがあります。よく聞かれる質問と答え方は、英語面接の対策と質問例・回答例で例文つきで紹介しています。英語力に加えてどんなスキルを用意すると転職で有利になるかは、転職で英語力を活かすために必要な+αのスキル・資格5選も参考にしてください。
今の職場で英語を使う機会をつくる
転職の前に、今の職場で英語を使う仕事を担当できないか相談してみるのもひとつの方法です。海外からの問い合わせ対応や英語資料の翻訳など、小さな業務でも実績になります。職務経歴書に書ける経験を増やしてから転職活動を始めると、応募できる求人の幅が広がります。
英語力別:スキルの身につけ方

今の英語力によって、優先してやることは変わります。
| 今の英語力 | 優先すること | 次の一歩 |
|---|---|---|
| 初級(中学英語に不安がある) | 単語・文法の基礎と、毎日英語にふれる習慣 | TOEICや英検で現在地を知る |
| 中級(読めるが話すのは苦手) | 話す・書く練習を増やす | 仕事で使う場面を想定した練習 |
| 上級(仕事で使える) | 掛け合わせる専門スキルを身につける | 資格取得や実務経験で専門性を証明 |
初級の人:まずは毎日ふれる習慣から
英語に苦手意識がある人は、1日15分でもよいので、毎日英語にふれる時間をつくることから始めましょう。単語アプリ、やさしい英語のニュース、好きな分野の短い動画など、続けやすい教材を選ぶのがコツです。
中級の人:アウトプットを増やす
読めるけれど話せない人は、オンライン英会話や英語での日記など、話す・書く機会を意識して増やしましょう。仕事で使う場面(自己紹介、会議での発言、メール)を想定して練習すると、実務に直結します。
上級の人:専門スキルを英語で学ぶ
英語で仕事ができるレベルの人は、英語そのものより、掛け合わせる専門スキルに時間を使うのがおすすめです。英語の教材や講座で専門分野を学べば、英語力を落とさずに専門性を高められます。
どのレベルでも共通するのは、「英語を勉強する」だけでなく「英語で何かを学ぶ・仕事をする」経験を積むことです。たとえばITやAIの内容を英語で学べば、英語と専門スキルを同時に伸ばせます。
よくある質問
Q. 英語スキルだけで高収入の仕事に就けますか?
A. 英語だけで高収入を得られる仕事は限られます。翻訳や通訳でも専門分野の知識が求められることが多く、英語と専門スキルを掛け合わせることが収入アップの近道になりやすいです。
Q. 英語と相性のいい資格は何ですか?
A. 英語力の証明にはTOEICや英検、専門性の証明には全国通訳案内士や通関士などの国家資格、ITなら基本情報技術者試験、会計なら日商簿記検定などがあります。目指す仕事の求人で求められているものから選びましょう。
Q. 英語を使う仕事の年収はどこで確認できますか?
A. 厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)で、職業ごとの年収の目安を確認できます。数値は近い職業をまとめた分類の平均なので、目安として使いましょう。
Q. 未経験から英語を使う仕事に転職できますか?
A. 職種によっては可能です。ホテルのフロントや貿易事務のように未経験から始めやすい仕事もあれば、通関士や教員のように資格が必要な仕事もあります。今の経験と英語をどう組み合わせられるかを考えてみましょう。
Q. 英語スキルを身につけるのに年齢は関係ありますか?
A. 何歳からでも英語は学べます。社会人の場合は、仕事で使う場面を想定して学ぶと、学んだことをすぐに生かせて続けやすくなります。今の経験と英語を組み合わせる視点を持つと、年齢に関係なく選択肢を広げられます。
まとめ
英語スキルは、ほかの専門スキルと掛け合わせることで、仕事と収入の選択肢を大きく広げられます。
- 英語を活かせる仕事は、通訳・翻訳から専門職まで幅広い
- 年収の目安はjob tagで確認でき、専門性の高い仕事ほど高い傾向
- 英語は入口の条件、評価の中心は専門スキルと考える
- 相性のいい資格は、英語の証明と専門性の証明に分けて選ぶ
- IT・AI・マーケティング・会計などとの掛け算で希少性が上がる
まずは自分の英語力と、今持っているスキルを書き出してみましょう。その組み合わせの中に、英語を活かせる仕事のヒントがあります。
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